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憧れの古都・鎌倉が舞台の大注目マンガ『海街diary』って?

Date:2013.09.25

関東に住んでいる女性には特に多いのではないかと思いますが、「鎌倉」という地名に、どこかトキメキを覚えることはありませんか?

鎌倉と言えば、歴史があり、美味しい食べ物があり、海があって、山もあります。可愛らしい江ノ電が走っている、デートのスポットとしても、1人でぶらりとする場所としても訪れたいと思える、非常に魅力的な場所です。

さて、そんな魅力的な場所・鎌倉が舞台とされていて、現在、大きく注目されているマンガ作品があるのをご存知でしょうか?吉田秋生さんによる『海街diary』というシリーズです。

第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門では優秀賞を、2013年にはマンガ大賞を受賞したのみならず、主に大人の女性に大人気であるこの『海街diary』について、今回はご紹介してみたいと思います。

『海街diary』ってどんな作品なの?あらすじが知りたい!

『海街diary』は、鎌倉に暮らす姉妹の物語です。姉妹3人で暮らす家に、かつて浮気をして離婚し、家を出て行った父親が亡くなったとの知らせが届きます。知らせを受けた3人は、それぞれの想いを抱きつつ、父親の葬儀に顔を出しに向かいます。

そこで3人は、かつての父親と愛人との元に生まれた異母妹にあたる少女と出会うことになりました。3姉妹にとっては父の愛人であった彼女の母親はすでに亡くなっていて、彼女は血のつながらない異母と異母弟たちと暮らしていました。

様々な想いが交錯する中、父親のことを一番許せずにいた長女は、出会った異母妹の将来を考えた末、「一緒に暮らさないか」と提案します。こうして姉妹4人は、鎌倉で共に生活を始めることになるのです。

『海街diary』は、そんな姉妹4人の日常生活の様子を描いた作品となっています。

『海街diary』に主に出てくる魅力的な登場人物たち

『海街diary』には魅力的なキャラクターがたくさん出てきます。主人公となる4姉妹は、もちろんその筆頭です。

看護師をしている長女はしっかり者で、厳しいながらも、しなやかな度量の広さを持っています。その実、酒乱であったり、うまくいかないことがあると果物の大量買いをしてしまうなどの可愛らしい(と言えなくもない)欠点も持っています。

次女は大の酒好き・お金好きです。しっかり者の長女に叱られるシーンが目立ちますが、仕事への姿勢は、いろいろなことにブツクサと文句を言いつつも誠実なものです。喧嘩ばかりの姉とも、意外なところで結託したりと、本心では信頼しあっている様子がステキです。

三女は「自由人」といった風体で、空気に敏感であったり鈍感であったりといった波があります。つかみ所はありませんが、一番年が近い分、新しく妹になった少女のことをよく気にかけている優しい女性です。

そして新しく「家族」に加わった四女は、中学生の少女です。名門のサッカーチームでレギュラーをつとめていた過去があります。

父親が亡くなる前、末期の父の世話を最後までやり通し、それによって受けることとなったショックも大きなものがありましたが、そこから少しずつ立ち直っていける精神力の強さも持っています。

自分の出自のことで他の3姉妹への複雑な想いを抱いてもいますが、根の明るい少女です。

これら4姉妹を中心として、それぞれの恋愛相手や顧客、友人達の様々な姿が日常に根ざした形で描かれていくのですが、主人公ではない、話ごとの登場人物たちもまた、それぞれのバックボーンに根ざした生き方をしており、とても魅力的なのです。

『海街diary』と繋がった作品があるって本当?どんな作品?

吉田秋生さんが鎌倉を舞台にした作品を描くのは、実はこれが初めてでは有りません。『ラヴァーズ・キス』という作品があるのですが、こちらの作品、実は『海街diary』と繋がっているのです。

『ラヴァーズ・キス』の主人公の恋愛相手である少年は、『海街diary』では4姉妹の次女と関係があります。その少年の姉は長女の先輩であったり、恩人である酒屋の店主は『海街diary』でもレギュラーメンバーであったりしています。

『ラヴァーズ・キス』で重要な役割を果たすことになる少年の弟も、四女の友人の1人として頻繁に登場します。

『海街diary』『ラヴァーズ・キス』とも、それぞれ単独で読んでも非常に素晴しい作品ですし、ストーリー上、片方しか読んでいなくても全く差し支えはないのですが、両者をどちらも読んでみると、より深く、作品世界を楽しめるようになるかもしれませんね。

『海街diary』の魅力・1;効果音やカメラワークが映画みたい!

さて『海街diary』には、キャラクターやストーリーが魅力的なことはもちろんですが、その他にも特筆しておきたいポイントがあります。

そのポイントの1つが「効果音」「カメラワーク」です。「まるで映画のよう」とでも言えばよいでしょうか。

その話の間中、絶えず描かれていた効果音がふと途切れることでやってくる沈黙や、遠くに小さく描かれる音や鳴き声が、「効果音」という表現にふさわしく、絶妙なものとして使われています。

また、例えば同じシーンであっても、どの角度から・どのサイズでコマにおさめるか、どれだけのカットを使うのかなど、まるで映画などの映像作品を見ているかのような視点で楽しむことができるのです。

上述した『ラヴァーズ・キス』をはじめ、吉田秋生さんの作品にはいくつか、実写化された作品がありますが、「本当に実写にしたい!」となるのも、わかるような気がします。もちろん、それだけのものを「漫画」という形態で読めることこそが、贅沢なのですが。

『海街diary』の魅力・2;日常的なのに切り込んでくるセリフ

『海街diary』で特筆しておきたい魅力的なポイントに、「セリフがすごい」というものがあります。『海街diary』で描かれているのは、本当にどこにでもあるような、もしくは、誰の身にも訪れるだろうと思われるような日常のシーンです。

しかし、それらのシーンで使われているセリフ、言葉遣いのひとつひとつが、非常に鋭いものなのです。表現が独特であるとかユニークであるとかといったことではなく、視点の深さ、と言うのでしょうか。

そして鋭く切り込みながらも、その視点は包み込むような、どこまでも優しいものなのです。

いかがでしたでしょうか。『海街diary』を片手に、週末などにぶらりと、鎌倉散策に訪れてみるのも楽しそうですね!

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