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もしかして隠れ糖尿病!?早期発見のためのチェック方法と予防策

Date:2017.08.28

若い世代でも痩せている人でも安心できないのが「隠れ糖尿病」です。毎年健康診断をちゃんと受けているから大丈夫!と思っている人こそ、注意が必要かもしれません。

「隠れ」というだけあって、通常の健康診断では見つかりにくいのが厄介な病気です。

日本人の5人に1人がかかっているといわれる糖尿病。もはや国民病ともいえますが、隠れ糖尿病は糖尿病に移行するリスクも高くなります。

気づかずにいると病気が進行してしまうこともありますから早期発見したいものですが、どうすればわかるのでしょうか。

そのチェック方法や対策法、予防法までまるっとご紹介します。


とても怖い隠れ糖尿病とは

隠れ糖尿病とは、空腹時の血糖値はあまり上昇しない、もしくはやや高めという程度で、健康診断でも「糖尿病」と診断されることはありません。

健康診断で見つからない理由

健康診断の前日は夜9時までに食事を終えて、朝も食べてはいけないことになっていますよね。空腹の状態=血糖値が上がっていない状態で血液検査や尿検査をします。

何も食べていないのに正常値を超える血糖値であれば、糖尿病と診断されるわけですが、隠れ糖尿病の場合は空腹時の血糖値は問題ないことが多いのです。

隠れ糖尿病は「食後高血糖」とも呼ばれ、食後の血糖値が急上昇し正常値を大きく超える血糖値となるのです。

ですが、空腹時の血糖値は正常の範囲内に戻ってしまうので、糖尿病予備軍であることが見逃されてしまうのです。

食後だけ血糖値が上昇する

食事をすると誰でも血糖値は上がるのですが、隠れ糖尿病は正常値を超えて高くなり、食後2時間を経過しても高い状態が続いています。

ただ、その食後2~3時間だけなので、空腹時に正常値に戻ることが多いのが特徴。

正常に戻るならいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、血糖値の急上昇を繰り返すと太い血管への影響が大きいとされています。放置すれば、糖尿病以外の病気の心配も出てくるのです。

普通血糖値は、食後100mg/dL未満に戻ります。隠れ糖尿病の診断基準は

  • 食後200mg/dL以上
  • 2時間後140mg/dL

という値が目安になります。

どうしてなるの?隠れ糖尿病の原因

糖尿病は、インスリンの分泌量が少ない、または分泌する速度が遅く、血糖値を十分下げることができないために、血中の糖が増えてしまう病気。

この状態を「インスリン抵抗性」と言いますが、なぜインスリンがきちんと働かなくなってしまうのか、遺伝的な糖尿病でなければその原因の多くは生活習慣にあります。

栄養バランスの悪い食事

女性はダイエットで食事を制限することが多いですね。でも、量が少なければ平気だと思って意外とカロリーの高いものを食べていませんか。

確かに適度な脂質や糖質は必要です。でも、総カロリーばかりを気にしていると、野菜やたんぱく質の占める割合よりも脂質や糖質が多くなってしまうことがあります。

食べるものは全体のバランスが大事です。総カロリーを抑えたとしても

  • パスタ(ミートソースやカルボナーラ)のみ
  • サンドイッチ
  • おにぎり+から揚げ

など、炭水化物に肉のおかず、みたいな食事をしていたら血糖値も上がります。

糖尿病と食事は密接な関わりがありますから、カロリーだけでなく食事の内容も見直してみましょう。

運動不足で血糖値が上がる

特に女性は元々筋肉が少ない上に運動不足の人が多いので、注意が必要です。

なぜなら、筋肉は糖を消費するという大事な役割があります。運動をした時に最初にエネルギーとして使われるのは糖分です。

運動をしないと糖が筋肉で使われないので、血中に溢れたままになり、インスリンががんばっても血糖値を下げることが出来なくなるのです。

お酒を飲まなくても気をつけたい脂肪肝

脂肪肝も隠れ糖尿病の原因になります。肝臓は糖の保管場所で、インスリンの指令によって糖を取込んだり出したりしています。

肝臓が糖でいっぱいになってしまうと、インスリンは糖を取込むスペースを確保するために糖を脂肪に変えていきます。

脂肪が増えれば当然脂肪肝になりますから、そうすると糖を取込むことが出来ず、血中に糖が溢れることになるのです。

脂肪肝は食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、過剰なダイエットでもなることがあります。お酒だけが原因ではありません。

脂肪筋も原因になる

脂肪筋てあまり聞いたことのない言葉ではないでしょうか。実は筋肉も糖の貯蔵場所。

ところが運動不足や脂っこいものばかり食べていると糖は脂肪として骨格筋の中に溜まります。

これも肝臓と同じで、脂肪が一杯で筋肉の中に糖を取込むスペースがなくなると血中に糖が溢れるので高血糖の状態になります。

隠れ糖尿病の恐ろしさ

糖尿病は血糖値が高い、というだけの病気ではありません。血糖値が高いことが健康にとってなぜいけないのか、そこをしっかりと理解しておきましょう。

早期発見が何より大事な理由

隠れ糖尿病は糖尿病の予備軍であることは言うまでもなく、その他の慢性合併症のリスクが非常に高いのです。

  • 網膜症
  • 糖尿病性腎症
  • 心筋梗塞
  • 脳卒中

などの危険があるとされています。

特に初期の糖尿病は自覚症状がほとんどなく、自分で発見することは非常に困難です。

恐ろしいのは隠れ糖尿病になっていることに気づかずに、ある日突然これらの病気で倒れる、という可能性もあることです。

なぜ合併症になるのか、それは食後の高血糖は活性酸素を増やします。活性酸素は血管にストレスを与えるので動脈硬化が進行し、様々な病気を引き起こすのです。

糖尿病の本当の恐ろしさはこれらの合併症ですから、とにかく早期発見が大事なんです。

寿命が10年以上も縮まる

糖尿病とそうでない人の平気寿命の差は男性で10年、女性で13年もあるというデータもあります。もちろん、病状によっては当然それ以上の差が出てきます。

これは高血糖の状態を続けることで血管年齢が上がり、様々な病気の原因となるからでしょう。健康で長生きしたければ、血糖値のコントロールは必須です。

気がつかないうちに症状が進行する

糖尿病=太っている人がなる病気、と思っていたら大間違いです。また、男女差もそれほどありませんので痩せている女性ならなりにくい、というのは大きな誤解です。

糖尿病は中年以降の病気だから、若ければ関係ないと思っている人も多いのですが、前の章でも説明した通り、大きな原因は生活習慣です。誰でもかかる可能性のある病気です。

食後の高血糖を放置すれば糖尿病に移行する可能性が高まりますし、それが自覚症状のないまま静かに進行し、気づいた時には症状が重くなっているというケースもあることが何より怖いのです。

隠れ糖尿病の症状をセルフチェック

私は大丈夫かしら?とちょっと心配になってきた人へ、隠れ糖尿病のセルフチェックをしてみましょう。

  • トイレが近い
  • 喉が渇く
  • だるい
  • 疲れやすい
  • 目がかすむ
  • 汗をよくかく(またはかきにくい)
  • 足がむくむ
  • 足がつる
  • 手足の先がしびれる

など。

さて、いくつ当てはまりましたか?

数が多いほど心配ですから、健康診断の結果に安心せず、「隠れ糖尿病」の検査をした方がいいかもしれません。

隠れ糖尿病の検査方法

お腹がすいている時の血糖値を測っても分からないわけですから、食後の血糖値及び数時間経った時の血糖値を測れば隠れ糖尿病かどうかが分かります。

尿糖試験紙を使って検査する方法

尿糖試験紙を使って尿糖チェックをするというのが一つの方法です。薬局やドラッグストアで購入できます。

食後1~2時間の尿糖を計ってみてください。使い方は、検査紙に尿をかけるか、紙コップに尿を採ってそこに検査紙を浸します。

使い方は添付の文書をよく読んで、正確に判定できるように正しく使いましょう。もし毎回高血糖の状態であれば、早めに病院を受診しましょう。

電子尿糖計を使う方法

電子尿糖計は、血圧計などと同じようにドラッグストアでも購入できます。

これも使い方は基本的に検査紙と同じです。機械の先端に尿をかけるか、紙コップなどに尿を採ってそこに先端を浸すだけで自動的に判定してくれます。

ちょっと高価ですが、血糖値が気になる方は定期的に計るために1本もっておくといいかもしれません。

タニタ電子尿糖計
測定時間がわずか6秒。すぐに血糖値が分かります。最新の8回分を記録してくれるので、少し前の血糖値と比較も出来ます。

病院でブドウ糖負荷試験を受ける

より確実に知りたいなら、病院で検査を受けることをおすすめします。

ただし、通常の定期健康診断のように、空腹時に血糖値を計るのではなく、ブドウ糖を飲んでから2時間後の血糖値を測るというもので、ブドウ糖負荷試験と呼ばれています。

サイダーのような甘い液体を飲んで、血糖値がどう変化するのかを図るものです。

この検査で、

  • 正常値の範囲内
  • 境界型糖尿病(糖尿病ではないけれど正常でもない)
  • 糖尿病

のどれに当たるかが分かります

これで正常だと診断されれば安心なのですが、境界型糖尿病と診断された場合はちょっと注意が必要です。

聞きなれない境界型糖尿病とは、「糖尿病の分類と診断基準に関する委員会報告」によると、米国糖尿病学会(ADA)やWHOのimpaired fasting glucose(IFG)とimpaired glucose tolerance(IGT)とを合わせたものに一致し、

  • 糖尿病型に移行する率が高くい
  • 糖尿病特有の合併症は少いが動脈硬化症のリスクは正常型よりも大きい

とされています。

糖尿病と診断されなかったからといって安心は出来ません。境界型なら今日から生活習慣の見直しをしていきましょう。

隠れ糖尿病を予防する方法

生活習慣を改善すること、これにつきます。恐ろしいことに、脂肪肝や脂肪筋は暴飲暴食を繰り返せば3日でなるともいわれています。

思っているよりも短期間で糖尿病のリスクは高くなるので、毎日の食生活や運動が本当に大事になってきます。

緑茶を毎日飲んで酸化を防止

緑茶にはカテキンやタンニンなどのポリフェノールが豊富で、活性酸素を除去する作用に優れています。

特に肝臓で発生する活性酸素を除去する働きのあることが最近の研究で分かってきました。

これなら毎日続けられそうだと思いませんか?活性酸素を除去できれば、シミやしわなど肌の老化防止にも役立ちますから、ぜひ毎日緑茶を飲んでください。

カテキンは身体を作る栄養素ではないので、明確な摂取目安量はないのですが、健康に役立てるためには1日1000mg必要だと言われています。

お茶にすると1日10杯以上になりますが、お茶どころの静岡では普通のことのようですね。1杯150mlとすると1.5Lなので、普段飲んでいる水分をすべてお茶にすればクリアできる量です。

食事は野菜や食物繊維を中心に

食事の量が少なくても何を食べているか、ということがとても大事です。野菜を中心にした食生活にしていきましょう。

食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにする働きがありますから、これも積極的に摂りたいですね。キノコや海藻類などをたっぷり摂りましょう。

食べる順序にも気をつける

そして食べる順番も大事です。せっかく野菜を食べているのに、ご飯を先に食べたら血糖値が上がってしまいます。

野菜→たんぱく質→炭水化物の順で食べるようにしましょう。食べる順序を変えるだけで、血糖値が上がりにくくなるのです。

糖質を取りすぎないこと

糖質の摂り過ぎはもちろん糖尿病のリスクを高めますから、炭水化物や甘いデザートも控えめに。

丼物やパスタなど、単品料理はどうしても炭水化物が増えますから、出来れば和食の定食メニューのように、おかずや汁物などバランスよくとれるものを選ぶようにしてください。

ただし、極端な糖質制限は身体によくないのでやめてくださいね。糖質制限が健康にどのような効果があるかということについての医学的なエビデンスが不十分です。糖質制限をする時は専門家の指導の元に健康的に行うようにしましょう。

あくまでもバランスを考慮して、極端に「何かを食べない」「特定のものだけ食べる」といった食生活にならないようにしてください。

よく噛んでゆっくり食べること

早食いはインスリンの働きが追いつかずに血糖値を急上昇させてしまいます。一口ごとに箸を置き、30回以上噛んで、ゆっくり20分以上かけて食事をするようにします。

ゆっくり食べることは食べ過ぎを防ぐことが出来てダイエットにもいいことです。

適度な運動をして血糖値を下げる

身体を動かさない人がとにかく増えています。忙しくて運動する時間もないと思いますが、適度な運動は気部をリフレッシュさせることにもつながります。

もちろんダイエットにもいいことですから、時間を作って毎日続けて欲しいです。

血糖値は食後30分~1時間後に上昇しやすいので、そのタイミングで運動をするのが効果的です。食後の運動を習慣にできるといいですね。

散歩やウォーキングもいいですが、ラジオ体操もおすすめです。1回3分ほどの運動なので、1日の中で隙間時間を見つけてこまめに運動することが出来ます。

隠れ糖尿病を改善する重要性を知って欲しい

糖尿病はいったん発症すると完治することはありません。食事療法や運動療法によって、死ぬまで血糖値をコントロールし続けなくてはいけなくなります。

隠れ糖尿病はその予備軍ですから、「隠れ」と言われているうちに何とか改善しないといけません。

そして何より怖いのは、糖尿病そのものよりも合併症です。中には命に関わるものもあるので注意が必要です。

病気になると生活が一変してしまいます。その時になって健康のありがたみを噛み締めても遅いので、「私には関係ない」と思わずに、食事や運動など生活習慣を1度見直してみて欲しいと思います。

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