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こんな時、どうしたらいいの? 児童虐待!

Date:2013.10.02

「児童虐待」という言葉はすっかりと浸透し、いろいろな場所で聞かれるようになりました。けれど「児童虐待」の中にはいくつかの種類があり、実際に被害者を見かけたらどうしたらよいのかについては「実はよく知らない」というのも現状ではないでしょうか?

そこで今回は、児童虐待とは一体どのようなものなのか、自分が児童虐待の加害者になったり目撃者になったりした場合にはどうしたらいいのか、といった事柄を紹介してみたいと思います。

「殴る・蹴る」だけではない! 児童虐待には4つの種類がある

「児童虐待」には、4つの種類があります。1つ目が「身体的暴力」です。直接殴る・蹴るといった行為だけでなく、道具が使われる場合もあります。寒い冬の日にベランダに追い出すといったことや、柱などに縛り付けるといったこともこの中に含まれます。

2つ目が「性的虐待」です。子どもに対して性的な行為を行う、というものの他、子どもに性的な行為を「させる」といったものや、性的な行為をしているところ・部位・写真・映像作品などを「見せる」といったものも含まれます。

子どもが受ける性被害と言えば、街中や暗い道などで「変質者」や「痴漢」などの加害者に遭遇してしまったために起こるものである、とイメージされることが多いかと思いますが、実際は、子どもが被害になる場合の90%が「顔見知り」によるものなのです。

家族の一員からのものは、そのうちのおおよそ半分弱程度、と言われています。

3つ目は「ネグレクト」です。「育児放棄」という言葉で言われることも多いですね。これは子どもを長期間に渡って放っておいたりして、必要な世話を行わないでいる、といったものが当てはまります。

何日も家においたまま放置したり、病院に連れて行かなかったり、教育などを受けさせなかったり、食事を与えなかったり、といったものがあります。

そして4つ目は「精神的虐待」です。これには、子どもに暴力的な言葉をかけたり、無視したり、脅したり、「死ねばいい」などの言葉をかけたり、子どもが自分に自信を持てなくなるような言葉をかけたり……といったことが当てはまります。

その他、保護者の一方が一方に暴力をふるっている様子(=DV)を子どもに見せる、といったものも児童虐待であると言えるでしょう。

死ななかったから大丈夫、というものではない……

児童虐待について私たちは、「生きているってことは、そんなにヒドイ虐待じゃなかったってことなんじゃないの?」と考えてしまいがちです。

これは「親は子どもが可愛いし、愛しているに決まっている」という思い込みがあったり、聞いた人が虐待と聞いた時にどうしていいかわからなくなってしまうために起こる「それは愛のムチ、あなたを思っての躾だったのだろう」という可能性にかけたくなる心理が起こってしまうことだったりによるものかもしれません。言ってしまう人たちには、何の悪気もないのです。

けれどこうした言葉たちは、被害者にとっては身を抉られるような言葉でもあります。たとえ、何十年も前に一度だけ起きたことであったとしても、身体に傷が残っていなかったとしても、今は幸せな人生を送っていたとしても、関係ありません。

虐待などの被害を生き延びた人たちは「サバイバー」と呼ばれることがありますが、サバイバーにとってそれらは過去のことでなく、現在のことである場合が多々あり、決して「もう済んだこと」ではないのです。

「児童虐待」の誤解アレコレ

児童虐待には多くの誤解があります。例えば「児童虐待は愛情のない親がするものだ」だとか、「ぶたれても蹴られてもいないのだから、あれは虐待ではない」といったものです。

けれど虐待は「愛」のある保護者からでも起こりますし、虐待は殴る・蹴るなどの暴力によるものだけではありません。ですから、加害者である保護者には少しの悪気もなく、自分が虐待していることに気づいていない、ということも多々あるのです。

また保護者自身がひどく追いつめられている、という可能性もあり「自分が虐待しているかも」と想像できてもそれをどうやって解消したらいいのかが考えられない、というような場合もあります。児童虐待は、誰であっても行ってしまう可能性のあるものなのです。

児童虐待をしている・されているかもしれない人がいると気づいたら

あなたが「自分は児童虐待をしているかもしれない」と感じたら、迷わずに、近隣の児童相談所や福祉事務所に「相談」をしましょう。

もし虐待を行ってしまっているのであれば、あなた自身も相当に追いつめられている可能性があります。子どものためにも自分のためにも、ほんの一時的にでも、少しでも距離を置いてみるということが必要かもしれませんし、話すだけでも楽になることがあります。

「児童虐待を受けているのでは」と思われる子どもを見かけることがあったら、同じく児童相談所や福祉事務所に「通告」をしてください。

通告というと大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、それが本当に虐待であるかどうかを判断するのは専門家ですから、間違っていても、いいのです。

これらの相談を匿名で行うことができる厚生労働省の全国共通ダイヤルの番号は「0570−064−000」です。

しかしもし、子どもが殴られている・蹴られている・首を絞められている等の場面を直接見たり、ヒドイ怪我の跡を見たり、性行為を行っている疑いのある行為を見たり、清潔な衣服を着ていなかったり栄養の足りていない状態に見えたりといったことがあれば、これは緊急を要する事態ですので、迷わずに「児童虐待の可能性がとても高い」ことを伝え、児童相談所もしくは警察に連絡してください。

また上記の他、法テラスや東京弁護士会などに連絡をする、という方法もあります。「シェルター」という場所につないでもらえる場合があります。

いかがでしたでしょうか。まっすぐに見据えることが困難なものかもしれませんが、児童虐待は誰にでも起こりえる、どこにでもある身近な問題です。逃げずに向かい合いたいものですね。

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