• 美容
  • ライフスタイル
  • 健康
  • ファッション
  • スピリチュアル
  • DIY女子部
  • 恋愛
  • 大人の美学

十五夜の楽しみを知って女子力を上げる。それ、今年が最適なんです

Date:2013.11.04

お花見に比べたら、お月見の風習は地味なものになってしまっていますね。でもだからこそ、月見の風情を知っている女は、ちょっとポイントが高い。今年は特別な十五夜ですし、優雅にたおやかに、お月さまに寄り添った日本の女に帰ってみませんか?

最後の満月に恋の願いをかけましょうか

十五夜って必ず満月になるものだと思っていたら、違うんですね、むしろ満月になる年の方が少ないんです。月の軌道は楕円なので、新月(0才) から満月(15才) になるまでの日数には、13,9日~15,6日の幅があるのですね。

「十五夜」 というのは、単純に旧暦の一日から数えて15日目の夜のことを言います。ところがこの幅のおかげで、月齢は15日目にはまだ育っていなくて、14才ぐらいのこともよくあるわけです。

ここ3年は満月の十五夜でしたが、来年2014年から2020年までの7年間は、14才の月の十五夜が続きます。つまり今年は、まん丸の十五夜お月さまに会える、当面最後の年なのですね。そう聞くと、なんだか俄然、ご利益がありそうな気がしてきますネ。

そういえば昔、十五夜の月を映したロゼワインを飲み干すことを、毎年の恒例にしている女優がいました。

平安時代の貴族の観月は水面や盃に映った月影を眺めるものだったので、風流なこと知ってるわねぇ、と笑ったら、恋に効くおまじないなのよ、なんてすましてましたが。

でも確かに彼女、ちょっと尋常じゃないモテぶりだったんですよね・・・嘘かまことか、試してみます?

中秋? 仲秋? 秋には3つの顔があると知ってる女は美しい

満月は毎月あるのに八月十五日だけを名月とした理由は、季節の事情のせいです。夏と冬の月は、位置が高すぎたり低すぎたりで、見事と思える大きさに見えないのですね。

さらに、仲秋の夜空は、澄んだ冷気が入ってきて春よりクリアということが、夜が暗かった昔はよく実感できたのでしょうね。

そう、十五夜の名月に、「中秋」 と当てるか 「仲秋」 と記すかは、迷うところですよね。ここにも暦にまつわる日本語の決まりがあって、かつてはちゃんと使い分けられていました。

昔の概念では、秋は旧暦の七、八、九月のことで、それぞれを、初秋、仲秋、晩秋と呼んでいたのですね。

つまり 「仲秋」 とは、「秋の真ん中の一ヶ月」、八月そのもののことを指すのです。一方 「中秋」 は、「秋のど真ん中の一日」 という意味なので、ピンポイントに八月十五日のことになるわけですね。ということは、正解は、「中秋の名月」 です。

逆に、旧暦の八月中は仲秋という言葉が使えるので、大事なかたへのお見舞状などの季語として、「やっと仲秋になりましたのに、まだまだ残暑が厳しいですね」 などといった感じで記してみるのも、エレガントでいいものです。

ちなみに今年の旧暦の八月は、9月5日から10月4日までです。

愛をしっとり高め合う、後(のち) のお月見、十三夜

中国や韓国では、十五夜の日は国民の祝日となっています。ことに中国では、満月は団欒を表すものとされ、家族が集まってご飯を食べる日なんですね。

日本でもポピュラーになった、あの美味しい月餅はこの日に食べるお菓子で、本来はケーキぐらいの大きさなのです。

十五夜のお祝いはこの大陸文化が伝わってきたものですが、日本では、「後の名月」 と呼ばれる、中秋のあとの十三夜にもお月見をするオリジナルな風習が生まれました。

なぜ二度も、しかも二度目は満月でもないのにお祝いすることになったのか、もはや由来は分からなくなってしまいました。

平安時代中期に、宇多法王がこの日のお月見を催したのが初めと言われていますが、江戸時代には庶民のイベントになり、十五夜には15個のお団子と里芋を、十三夜には13個のお団子と枝豆をお供えして、それぞれの月を、芋名月、豆名月として楽しんだようです。

十五夜の月しか観ないのは、「片見月」 と言って縁起が悪いものとされたようですが、今は十三夜のことはほとんど知られなくなってしまいましたね。なにせ今年は満月の十五夜ですから、続く十三夜もお祝いしてみますか?

ご主人やカレに、熱燗と茹でたての枝豆のお振る舞い、なんてちょっと女子力アップしそうですよネ。今年は、10月17日が十三夜です。

月にうさぎがいるのには、せつないワケがあったのです・・・

日本では、月のあの模様はうさぎの餅つきと言われていますよね。世界では、女性の横顔だったり、蟹だったりライオンだったりおばあさんだったりと、まるで違うものに見えているようで面白いですが、でもじゃあ、なぜ日本ではうさぎに見えるんでしょうね?

これは、今昔物語にも乗っている仏教説話がもとになっているようです。とても可哀想なお話なんですけどね。

昔むかし、仲良しのキツネとサルとウサギが一緒に暮らしていたところへ、お腹を空かせたヨロヨロのみずぼらしいおじいさんがやってきました。

三匹は気の毒がって、頭のいいキツネは果物を、すばしこいサルは木の実を、いっぱい掻き集めてきました。

けれどおとなしいウサギは何もできなかったので、自分を食べてもらおうと考え、焚き火の中に身を投じてしまったのです。

実は、ヨロヨロのおじいさんは神様でした。三匹のやさしい心をたたえ、特にウサギのことは、「可哀想なことをした」 と悲しく思われ、月の中にその姿を残してあげることにしたのです。

ウサギは月ではお餅をつく力ももらえて、ぴょんぴょん喜んでお仕事をしているのです。

あのうさぎさんは、そんないい子だったんですね・・・なんだかこれからは、満月を見るたびにちょっとしんみり、深い気持ちになりそうですネ。もしお子さんに、月にはどうしてうさぎがいるの? と訊かれたら、ぜひ教えてあげて欲しいお話です。

折悪しく曇って名月の顔が拝めないことを、中秋無月、雨に降られてしまったときは雨月と言います。今年の十五夜は、お天気に恵まれるといいですね。

~舞台女優が教える美のレッスン

この記事をシェアする

関連記事