借金500万円はやばい?返済期間や利息は?返せないならすぐ債務整理の検討を!
Date:2022.03.16
借金500万円は簡単に返済できる額ではありません。「ヤバい、どうしよう」と気が動転してしまうほど大きな借金です。自力で返済は何年かかるのしょうか?
借金が多過ぎて、「夜逃げをしよう」「踏み倒せるかも!?」なんて考えはもはや論外です!また借金が500万あっては、家族間のトラブルも避けられません。借金から逃げずに根本的に解決するには「債務整理」が適しています。
今回は借金500万円の解決策についてお伝えします。債務整理について詳しく説明しますので参考にしてみてください。
借金500万円は大変!原因追及と借り入れ先の把握が重要
借金500万円は、かなり大きな負債額です。借り入れ年数や借金の原因はさまざまだと思いますが、事態を重く受け返済に向けて対策を取らないといけません。会社や企業で年収が借金500万円の何倍も多いのであれば返済は可能だと言えます。
基本的に、借入額は年収の1/3 までと決まっています。年収が1,500万円だと完済はできそうです。平均以下の年収、生活費や固定費の捻出、子供が小さくて共働きはできない…毎月の返済費用を絞り出すのも大変な状況になるはずです。
【借金の原因は?多額なのでしっかり追及】
- クレジットカードローン
- 高額な商品をリボ払いなど浪費
- 住宅や車の購入
- 旅行、趣味など
- ギャンブル依存
- 教育資金
- 起業や自営業の立ち上げ
- 生活費(借金を繰り返している)
借金の原因は何なのか探り、原因がわかったら断ち切れるものは断ち切りましょう。クレジットカードでの浪費、無駄遣い、ギャンブル依存はすぐ生活を見直す必要があります。もちろん、それだけでは借金500万円は完済には及びませんが、できることはやりましょう。
多額の借金だと、どこから借りたのか?何社から借りたのか?忘れていることもあるはずです。借り入れ先を覚えていないのであれば、信用情報機関に情報開示を求めることができます。
【信用情報機関とは…】
- 株式会社日本信用情報機構(JICC):消費者金融が加盟している
- 株式会社シーアイシー(CIC):クレジット会社が加盟している
- 日本銀行協会(KSC):銀行や信用金庫が加盟している
【情報開示を請求すると…】
- 契約内容
- 申し込んでいる金融業者
- 申し込み年月日
- 返済の状況
- 入金額、入金状況
- 残高はいくらか
上記のように「金融業者はどこか?いつ契約したのか?」情報を得ることができます。支払い状況や残高も確認できます。それぞれの機関でネット、郵送、窓口で情報開示できます。(KSCは郵送のみ対応)
借金500万円は何年で返済できる?利息の計算も忘れずに!
借金500万円を自力で返済をするのであれば、返済額はいくらになるでしょうか。利息と併せて紹介します。
借金500万円、5 年で返済の場合は?
条件として…
- 借金500万円
- ボーナス返済なし
- 返済期間5年
- 借り入れ金利15%
返済5年の計画は…
- 毎月の返済額…118,949円
- 年間返済額…14,273,988円
- 5年間の総返済額…7,136,940円
- うち利息分…2,136,940円
借金500万円に対して200万円以上が利息になります。そもそも、毎月の返済額も約12万円だと厳しい金額です。ボーナス返済があり、金利がもっと低くても、生活のやりくりをしながらだと難しくなります。
借金500万円、10 年で返済の場合は?
条件として…
- 借金500万円
- ボーナス返済なし
- 返済期間10年
- 借り入れ金利15%
返済10年の計画は…
- 毎月の返済額…80,667円
- 年間返済額…968,004円
- 10年間の総返済額…96,080,040円
- うち利息分…4,680,040円
借金500万円を10年で返済計画を立てると、毎月の返済額は約8万円です。5年で完済を目指す場合より、月々の返済額は低いですが、利息が約470万円という超高額になってしまいます。借金のおよそ半分が利息になります。
また、10年間返済を続けていたら家族の状況も変わります。子供の進学にお金がかかったり、家族の誰かが病気で働けなくなる可能性もあります。子供がいる、ライフイベントを控えているのであれば10年も返済をし続けるのは先が見えず不透明です。
自力返済はかなり苦しい、今すぐできることは?借金にまつわるトラブルにも注意
借金500万円は、毎月の生活費、固定費を支払いながらの返済はかなり厳しいことがわかりました。5年、10年で返そうと思っても月々の返済額は高額、利息分も200~470万円と膨れ上がります。
【自力で返済が困難でもできることは…】
- 妻も働いて共働きになる
- 保険など解約
- 住宅、不動産を売却
- 信頼できる人から借りる
借金額が高額だと節約してコツコツお金を増やすという方法では解決できません。なるべく大きなお金が手に入る方法を見つけないといけません。
親や兄弟からお金を借りる場合は、「肩代わり」という名目では贈与税が発生します。「貸付け」という形をとり、後々のトラブル回避のために借用書を作成しておくと良いでしょう。
夜逃げや踏み倒しは論外!闇金融もダメ
借金500万円は、あまりに多額過ぎて精神的に参ってしまうでしょう。「何をするにも借金が頭から離れない」「苦しい、逃げたい」と追い詰められることも…。借金500万円を残したまま、踏み倒しや夜逃げは絶対に良くありません!
- 職場にも連絡がいき給料の差し押さえ
- 住宅が競売に掛けられる
- 遅延損害金など高額な利息が発生する
- 訴訟を起こされ一括請求が命じられる
- 家財、マイカーの没収
上記のように、滞納や督促状の無視は現状が悪化します。踏み倒しや夜逃げは、論外です!逃げても何も解決できません。
家庭内トラブル、離婚や進学の断念など家族を苦しめる
家族がいて借金500万円が発覚した場合、家庭内トラブルが起きる可能性があります。借金など金銭問題が原因で離婚に至るケースも多くあります。夫婦一緒に返済していくのか、別々の人生を歩むの話し合いが必要になります。
また、子供の習い事、進学など教育費が準備できない恐れもあります。子供に我慢をさせたり、夢を諦めさせることになります。借金は家庭内環境悪化の原因にもなります。
返済する力がないと判断したら早急に債務整理を依頼して!
「借金500万円を返済できるほど年収がない」「これ以上の返済が無理」だとわかったらすぐに弁護士や司法書士に相談しましょう。債務整理という法的に認められた借金解決方法を提案してくれます。
借金の状態や債務者の意見を尊重し、「任意整理」「個人再生」「自己破産」から選んで手続きを進めてくれます。「住宅だけは失いたくない」「借金をなくして人生をやり直したい」など希望はあると思います。遠慮せずに意向を伝えましょう。
以下から債務整理の3つの方法を詳しく説明します。それぞれ特徴やメリット、デメリットがありますので自身にあった方法を見つけましょう。
債務整理①任意整理…利息カットがメリット
任意整理は、金融業者など債権者と直接交渉をします。利息のカットの合意が認められると、将来利息分が減額になります。個人でも交渉できますが、交渉事に強い専門家に依頼した方が、スピーディーに確実に成功できます。
利息分が圧迫して元金が減らなかった人は、毎月の返済が楽になります。返済期間も延びて最長5年ですので、精神的にもゆとりが持てます。
任意整理のメリット
- 利息のカット支払いが楽になる(3~5年で完済)
- 家族などまわりにバレない
- 裁判所に出向かない
- 取り立てが終わる
デメリット
- 信用情報機関(ブラックリスト)5年掲載される
- クレジットカードの使用、新規作成ができない
- 自動車、教育ローンが組めない
弁護士、司法書士費用は約2~4万円程度です。手続きは3ヶ月程度ですが、債務整理に力を入れている法律事務所なら最短1ヶ月で完了します。
債務整理➁個人再生…借金の大幅減額がメリット
個人再生は、借金が5,000万円以下が対象です。返済が困難だと裁判所に認められると借金は1/5程度まで大きく減額できます。借り入れ内容や収入の聞き取り、書類製作など専門家の力がないと難しい手続きです。
借金が大幅減るので、金銭的精神的にかなり楽になります。個人再生の条件は、完済のため収入の安定が約束できること。仕事を続け完済を目指しましょう。
個人再生のメリット
- 借金が総額から1/5まで減る(3~5年で完済)
- 取り立てが終わる
- 住宅を残せる
- 職業の制限はなし
デメリット
- 信用情報機関に載る5~10年間
- 官報に個人情報が掲載される
- クレジットカードの使用、新規作成ができない
- 自動車、教育ローンが組めない
- 自動車ローンが未完済だと車は没収される
弁護士費用は約50~60万円、手続き期間は6ヶ月~1年かかります。
債務整理③自己破産…借金の免除がメリット
自己破産は多重債務などで返済不能だと裁判所に認められると借金が全て免除になります。借金の原因がギャンブルや浪費だと免責不許可事由にあたり自己破産はできません。また、借金がなくなるので精神的に楽になれますが、それなりにデメリットを背負うことになります。
自己破産のメリット
- 借金が全額免除される
- 精神的にも借金から解放される
- 取り立てが終わる
- 99万円まで現金は持てる
デメリット
- 信用情報機関に載る5~10年間
- 官報に個人情報が掲載される
- クレジットカードの使用、新規作成ができない
- ローンが組めない
- 住宅や家具家電、貯蓄など財産は没収される
- 特定の職業に就けない
賃貸やマイカーを持ってない人は生活に影響は少ないでしょう。家族に内緒で自己破産はできませんが、デメリットが家族に影響を及ぼす心配もいりません。弁護士費用は約20~50万円、手続き期間は6ヶ月~1年程度です。
借金500万円は抱え込まず債務整理を選択して!専門家が味方になり解決できる
借り入れは借金の1/3までと言われています。借金500万円だと、1,500万以上収入がないと返済が難しくなります。 家族で収入アップを目指す、節約をするなどでは到底返済が追いつきません。
また、借金が原因で家庭内トラブルに発展することもあります。「死んでしまいたい…」と最悪の結果になることも…。そうなってしまっては大変です。返済が無理だとわかったらすぐに弁護士、司法書士に相談しましょう。
「債務整理はちょっと…」とためらいがあるかもしれませんが、法的に認められた借金解決法なので安心して依頼してください。債務整理をして借金から解放、新たなスタートを目指しましょう。
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