
私達は毎日忙しい環境に身をおき、息をつく暇もないような状態です。あまりに忙しいと、気分の切り替えもままならず、折角の休日なのに仕事のことを考えてしまったりして、何もリフレッシュできなかったりもします。
あまりに忙しくばたばたしていると、精神的な休息をすることができないのが現状ですよね。ヨガがいいとか、瞑想がいいとかは聞くけど、そんな時間を見つけるのだって難しい、そう思われるかも知れません。
そんな貴女に朗報です。一日12分の瞑想時間を設けるだけで私達の気分を断然にあげることができるのです。30分も1時間も瞑想しろというのではありません。1日12分でいいのです。
忙しくて、忙しくて瞑想の時間なんて…でも、そのための時間をわざわざ設けるのではなく、ちょっとした日常生活の合間に瞑想を取りいれてみるという方法はいかがでしょうか?
朝の瞑想
朝起きてすぐ、ちょっと頭がぼんやりしているときに行う瞑想は潜在意識にもアクセスしやすく、お勧めです。もしいつもよりほんのちょっとだけ早起きができる人は是非試してみてください。
自分が心地が良いと思える椅子を窓際に置き、腰を掛けて、両足をつけ、両手をひざの上においてリラックスしてみましょう。
顔はまっすぐに向けたまま、深呼吸をゆっくりと5回した後、通常の呼吸リズムに戻していき、窓から入る朝の日差しが自分の身体の芯を温めてくれるようなイメージを描いてみてください。
そしてその暖かさ、明るさが貴女のストレスを溶かしてくれて、心の中を浄化してくれる…そういうイメージでゆっくり、自然に呼吸を続けてみましょう。
数分そんな気持ちを味わったら、ゆっくりと腕や脚をストレッチしてから椅子を離れてください。気持ちよく一日をスタートできるはずです。
通勤時間の瞑想
通勤ラッシュにぶつかってしまう人は少しきついかも知れませんが、バスや電車の座席に座れる方は是非試してみてください。座席を押すような気持ちでおしりに力を入れて、背筋を伸ばして座席に座りましょう。そして周りの音に耳を傾けてみましょう。
電車やバスの音、誰かがおしゃべりをしている声、誰かのイヤホンから漏れる音楽…色々なものが耳に入ってくるでしょう。そしてそのほかの感覚-触覚や嗅覚などは自分の中にとどめる感じで一分程度そのままにしてみてください。
その後、他の感覚を一斉に解き放って、音やにおい、触覚などを使って自分の周りのものを感じてみましょう。周りでは色々なものが動いていることが感じられるはずです。
そして自分もその一部なのだと実感し、自分もひとつの場所にとどまっているのではなく、変化していくものなのだということを感じてそれを楽しんでみましょう。
これはちょっと難しいですが、少しくらい力が抜けてもまっすぐと自分で立っていられるようであれば、立ったまま試してみても構いません。
ランチ時間の瞑想
仕事と仕事の合間、お昼休憩の時間も有効に使ってみましょう。ご飯を口に運ぶ前に、2分ほど何もしない状態を作ってみてください。何もしないで、ただリラックスするだけでOKです。
そして、食べ物を口に入れて、まるで料理の評論家みたいに自分の口の中に入っているものをしっかりと感じて、味わってみてください。食べ物の香りを感じ、その食材一つ一つがどこから来たのだろうと想像してみてください。
この鶏は大きな牧場ですくすくと育てられたのかな、この野菜は農家の人に小さな種から育てられてこんなに立派になったのかな、そんなことをイメージしてみてください。
そしてゆっくりと食べ物をかみ締めて、食感や味、口の中で感じられるその食べ物の温度を感じてみてください。自然と気持ちが食べ物に引き込まれ、気持ちがリラックスしてていくのが分かることと思います。
ベッドに横たわる
ちょっとこれは瞑想というよりも身体を起きているモードから眠るモードに切り替えるものとなります。ベッドに横になり、ゆっくりと目を閉じてみましょう。頭からつま先まで全てに自分の精神が行き届いているような感覚を抱きながら、深呼吸を落ち着くまでしてみてください。
次に、左の足の小指にコンピューターのスイッチがあるような感覚で、電源を落とすような感覚で力を抜いてみましょう。そして脚やウエスト辺りにまた感覚を戻してください。
そして同じように右の小指、脚、ウエスト、と上に感覚を持っていって、次々と各パーツの電源を落としていってみましょう。そして最後に頭の電源を落として、就寝してください。心地よい眠りにつけるはずです。
いかがですか?ちょっとした合間にできることが多いですよね。これらはアイディアとしてこのくらいの時間にこのようにやったらどうかというようにご紹介していますが、是非自分ができるときにアレンジして行ってみてください。
例えば、朝の瞑想は会社についてから仕事を始める前に時間を作ってて行ってみてもいいでしょうし、通勤の時の瞑想は会社の行きではなく、帰りに行ったり、ランチ時間の瞑想も朝ごはんやおやつ、夕食の時に行ってみてもいいでしょう。
ふと自分で時間が作れたときに自分なりの瞑想を行ってみましょう。日常の今やっていることから離れて、自分の精神や感覚と向き合ってみる、それを目的に気軽に行ってみてくださいね。