赤ちゃんが髪を引っ張るのは成長過程。心配しすぎないように!
Date:2019.06.11
産まれたての新生児室をのぞくと、ふさふさの髪の毛の赤ちゃんもいれば、地肌が見えるくらい薄い髪の毛の赤ちゃんもいて千差万別ですよね。赤ちゃんの髪の毛は、産毛と言われるやわらかい髪の毛で、3歳までに丈夫な髪の毛に生え変わるとされています。
新生児期のじっと寝ている時期から、手足を動かすようになると自分の足や手をなめたりして自分の体で遊び始めます。その中で、ふと自分の髪の毛を触って遊ぶことも。
力加減がまだわからない赤ちゃんは思い切り引っ張って抜けたりすることもありますよね。頻繁に引っ張り始めたりすると、親はなぜそんなことをするのか心配になります。
ここでは、なぜ赤ちゃんが髪の毛を引っ張るのか、具体的な原因をご紹介しましょう。
赤ちゃんが髪の毛を引っ張ったりむしったりする原因
赤ちゃんが髪の毛をむしる、引っ張る行動はよく見られる行為です。手の届く範囲が限られているので、同じ個所ばかり引っ張ってしまい剥げてしまうことも。
興味
手足を動かせるようになると、手に触るものが何なのかもわからずに遊び始めます。手指に絡んでしまっている状態で、手を動かすと結果引っ張ってしまったりすると、頭に刺激を感じるのが面白くなり興味本位で引っ張り続けることも。
他に興味の対象が表れたら、髪の毛を引っ張ることはやめるでしょう。
クセ
一時的なクセの場合も多く、指先が細かく使えない赤ちゃんがたまたま髪の毛をギュッとにぎってつかめてしまうのですね。髪の毛を引っ張っている状態で機嫌が悪くなければ、クセの可能性が高いです。
かゆい
頭の中に湿疹やあせもができている場合は、かゆくて頭に手が伸びて反射的に髪の毛を引っ張ることになることもあります。眠い時に体温が上がると血行が良くなり、余計にかゆみが増し、眠いのとかゆいのとで機嫌が悪くなり髪の毛をむしる行為につながることがあります。
眠い
眠たくて目をこすっていたら、髪の毛がまとわりついてきて引っ張るなんてことも。何回かそのようなことが起きると、「眠い=髪の毛を引っ張る」といった行為が定着してしまうこともあります。
苛立ち
手指をうまくしゃぶれなかったり、ぐずぐずしている時や思うように寝付けない時などの機嫌の悪い時に、ガッとつかんで引っ張ることがあるようですね。自傷や自虐というほど大それたものではなく、「ん~イライラする~」くらいの感じだと思っておきましょう。
たまたまイライラの表し方が髪の毛を引っ張ることなだけで、赤ちゃんの言葉にできない表現方法なのです。
髪の毛を引っ張るのをやめさせる対処法があるなら知りたい!
どうしても同じ個所を引っ張ってしまうと剥げてしまったり、力加減がわからずむしり取ってしまったりすると、親としては心配になりますよね。
そんなに心配する行為ではありませんが、どうしても気になってやめさせたい場合は以下の対処法を実践してみてください。
- 他のおもちゃなどに気をそらせる
- 抱っこしたり、お散歩をして気を引く
- 湿疹やあせもが気になる場合は病院に行く
- 手にタオルなど違うものを握らせる
心配しなくて大丈夫!赤ちゃんが髪の毛を引っ張るのは成長過程の一つ
頻繁に髪の毛をむしっていたり布団に束で髪の毛が落ちていたりすると心配になりますが、大抵は一時的なものなので、気にせず見守ってあげましょう。言葉を発しない赤ちゃんが髪の毛をむしっていたら、「ストレスかも」と考えるのは大人の考えで、ただの遊びでのことが多いのです。
産まれてこの世に出てきた小さな体は、産まれ出た世界に順応しようと、手足を使っていろんなものを感じようとしているのです。たまたまつかめる位置にある髪の毛は、引っ張ると刺激があり、身近にあるつかめるものとして引っ張る対象になってしまうのですね。
しかし、成長するにしたがって知らない内に自分で髪の毛を引っ張ったりむしったりすることはなくなり、しっかりとした髪の毛に生え変わるはずです。赤ちゃんの成長過程での認識行動として、あまり心配せずに温かく見守りましょう。
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