足のリンパマッサージの効果とやり方。むくみを解消しスッキリ足に!
Date:2018.02.09
朝起きた時や長時間デスクワークをした後、足がパンパンになっていることはありませんか?
これは、足のむくみが原因と言われています。足のむくみは、リンパの流れが悪くなることで起こる症状。
リンパは血管と同じように体全体に流れています。リンパ管に老廃物が流れ込み、流れが悪くなるとリンパ液が滞るためむくみなどの症状を起こしてしまうんです。
そんな人にオススメなのが、リンパマッサージ!足のリンパマッサージをすることでむくみが解消され、スッキリ足を手に入れることができます。
足のリンパマッサージで得られる効果と正しいやり方をご紹介します。
この記事の目次
足のリンパマッサージで得られる5つの効果
よく雑誌やテレビなどでも紹介されているリンパマッサージ。
体によさそうというのは分かりますが、足のリンパマッサージに関してはある1つの効果しか浮かばないという人も多いと思います。
足のリンパマッサージをすることで得られる効果には、どういうものがあるのでしょうか。
その1.リンパの滞りで起こる「足のむくみの解消」
デスクワークや立ち仕事が長時間続くと、足がパンパンになってむくんでしまうことがあります。
これは、重力の関係でリンパ液がうまく循環していないことが原因です。リンパの流れが悪くなると、血液の流れも悪いということになります。
リンパの滞りはマッサージをすることで解消されるため、足のリンパマッサージでむくみも解消することができます。
その2.リンパマッサージで老廃物が排出されやすくなる「ダイエット効果」
ダイエットをしても、何故か足だけが痩せにくいということはありませんか?
足だけ痩せないのは、リンパの流れが悪いことで老廃物が排出されにくくなっている可能性があります。
リンパの流れを良くすることで老廃物が溜まりにくくなり、脂肪も付きにくくなります。
足痩せはリンパマッサージだけで痩せるわけではありませんが、ダイエットに足のリンパマッサージを付け加えることで足も痩せやすい状態にすることができます。
その3.脂肪が固まってしまうことでできる「セルライトの除去」
上記のダイエット効果にも繋がる部分がありますが、足についた脂肪や老廃物が結合すると、足にボコボコとしたものができます。
これはセルライトといい、セルライトをそのままにしていると、いくらダイエットをしても痩せないと言われています。
セルライトはマッサージをしてあげないと除去することができません。
リンパマッサージをすることで老廃物を流す働きがあるため、セルライトなどの除去にも効果があるとされています。
その4.リンパの滞りで起こる「疲労回復・体調改善」
足のリンパというと、太ももやふくらはぎに流れているというイメージですが、足の甲や足裏もリンパが流れています。
よく健康でいるために足裏のツボを刺激するという方法がありますが、リンパの流れも良くしないと効果は半減されてしまいます。
足裏のリンパの流れを良くしてあげると、足の疲れも取れやすくなるだけでなく、内臓などの働きも良くするため体調改善にも繋がります。
その5.女性の大敵「足元の冷え性の改善」
女性に多い冷え性ですが、よく温めればいいという印象がありますが、それだけではしっかりと温まりません。
冷え性を改善するには、血流を良くしてあげる必要があります。
足のリンパマッサージをすることで、リンパの流れだけではなく血流も良くすることができます。
また、リンパに滞った老廃物も流れるため常に血流が良くなることで冷え性改善に繋がります。
足のリンパマッサージをする時に使いたいアイテム
足のリンパをマッサージする時、そのままでマッサージをすることもできます。
しかし、もっと効果をアップさせるためには、次のようなものを使うとさらに効果的です。
- マッサージクリームやオイル
- かっさ
マッサージクリームやオイルを使うと、滑りが良くなりしっかりとマッサージをすることができます。
何もつけないでマッサージをすると肌にひっかかりができるため、まんべんなくマッサージをするのが難しいので、必ずクリームかオイルを使うようにしましょう。
また、指では力が入らないという人は、かっさを使うのがオススメです。
かっさを使うと、さらにスムーズにマッサージができるので、効果は高くなります。
顔のマッサージでかっさを使っている人も増えていますが、足用のかっさも発売されているので1つ持っておくと便利です。
これでスッキリ!足のリンパマッサージのやり方
足のリンパマッサージといっても、ふくらはぎだけしている人が多いと思います。
しかし、ふくらはぎのマッサージだけではリンパの流れを良くすることはできません。
リンパを流すにはしっかりと順番を守り、マッサージをする準備をしておくことが大事です。
その1.リンパマッサージをする前に事前準備をしっかりとしておく
足のリンパマッサージをする時、いきなりマッサージをしてもいいですが事前準備をしておくとさらに効果はアップします。
足のリンパマッサージをする前に、次の2つをしておきましょう。
- コップ1杯の水(常温)を飲んでおく
- 足を温めておく
リンパマッサージをする前に水を飲んでおくと、老廃物を流しやすくなります。また、足を温めておくとマッサージするとリンパや血流も良くなります。
足だけではなく体全体を温めておけばさらに効果は高くなるので、お風呂上がりに行うといいかもしれません。
その2.リンパマッサージは下から上へ!足裏を指で押して刺激していく
足のリンパマッサージは、基本的に下から上に向かって行います。足の場合、まずは足裏からマッサージをしていくのがポイントです。
- 足裏にマッサージクリームかオイルを塗る
- 足首から下を両手で持ち、両方の親指で指先からかかとに向かって押しながらマッサージする
- 最後に土踏まず部分をマッサージする
上記のマッサージを両足に行います。時間では、10~20秒程度で十分です。
足裏を親指でマッサージする時は、あまり痛くしないようにしましょう。
ツボ押しの場合は痛みがなくなるまでほぐしますが、リンパマッサージの場合は足裏をゴリゴリとマッサージする必要はありません。
その3.足の甲と足指も丁寧にマッサージする
足裏だけではなく、足の甲や足指もしっかりとマッサージしてあげなくてはいけません。
足指は、リンパの流れというよりは血流を良くしてあげるためにマッサージを行います。
- 足の甲と足指にクリームかオイルを塗る
- 足指の付け根から足首に向かって、親指で軽く押しながらマッサージする
- 足指は1本ずつ指を揉むように付け根から指先に向かってマッサージする
上記のマッサージを両足に行います。時間で20秒程度で十分ですが、足指は1本ずつしっかりとマッサージしてあげるようにしましょう。
その4.足首やアキレス腱周りもマッサージする
足首やアキレス腱部分もしっかりとマッサージをしてあげます。特に、アキレス腱周りはあまりマッサージをしない人が多いので、忘れずに行いましょう。
- 足首を軽くまわす
- くるぶし周りを親指の腹を使ってくるくると円を描くように揉んでいく(内側・外側両方)
- アキレス腱部分を親指と人差し指で挟み、下から上へマッサージする
アキレス腱部分は、あまり強い力でマッサージをすると痛みが出るので、痛みがない程度の力で行います。回数は10回程度で十分です。
その5.ふくらはぎはむくも出やすいのでしっかりリンパマッサージをする
むくみが出やすいふくらはぎは、最もリンパの流れが滞りやすい部分です。そのため、しっかりとマッサージをしてあげなくてはいけません。
- ふくらはぎにクリームやオイルを塗る
- 手のひら全体で足を包み、すねの骨に沿って下から上へ持ち上げるようにマッサージする
- 手で膝を覆い、円を描くようにマッサージする
- 膝の裏の凹みに人差し指から小指の4本の指を入れ、押しながらマッサージする
ふくらはぎをねじるようなマッサージ法もありますが、セルライトを除去する時にはこの方法がオススメです。
普通にリンパの流れを良くする場合は、持ち上げるようなマッサージで十分に効果を得られます。
また、膝の裏はリンパが詰まりやすいのでしっかりとマッサージしましょう。
その6.太ももから鼠蹊部に向かってリンパを流す
太ももがむくむことはほとんどありませんが、太もももマッサージをしてあげないとリンパの流れは良くなりません。
ふくらはぎに滞ったリンパは、太ももから鼠けい部に向かってマッサージをして流してあげましょう。
- 太ももにもクリームやオイルを塗る
- ふくらはぎ同様、太ももの内側と外側に手を当て挟んで圧迫する
- 圧迫したまま足の付け根まで手を滑らせる
- 太もも前と裏も同じように圧迫してたまま手を滑らせる
- 鼠けい部に手のひらを当て、円を描くようにして揉みほぐす
- 鼠けい部を揉みほぐした後、軽く押して圧迫する
しっかりと鼠けい部にリンパを流してあげることで、老廃物を排出することができます。
太ももでマッサージをやめるのではなく、鼠けい部までしっかりとマッサージをしましょう。
足のリンパマッサージをする時に注意しておきたいこと
足のリンパマッサージは、誰でも行っていいものではありません。また、次のようなことに注意をしてマッサージをするようにしましょう。
その1.「痛いと効果がある」は間違い!適度な強さでマッサージする
マッサージというと、痛いのが効果があっていいというイメージがあります。しかし、リンパマッサージの場合は痛いから効果が高いというものではありません。
足のリンパマッサージをする時は、気持ちい程度の強さで行うのがポイントです。
あまり強くマッサージをすると毛細血管が切れて内出血を起こしたり、筋肉を傷めてしまう可能性があります。
その2.持病がある人や妊娠中(生理中)の人はマッサージを控える
妊娠中や生理中は足がむくみやすいため、ついリンパマッサージをしたくなります。
しかし、妊娠中は急激に血流が良くなったり、リンパの流れが変わると体調を崩したり胎児に影響を与える可能性もあります。
そのため、妊娠中のマッサージは医師に相談をしたり産婦人科などで行っている妊婦さんのマッサージなどを習って行うようにしましょう。
生理中も、妊娠中と同じように急な血流やリンパの流れの変化で出血量が増える可能性があるので注意が必要です。
また、次のような持病を持っている人はマッサージをすることで血圧に影響が出る可能性があるので、マッサージはなるべく控えましょう。
- 高血圧の人
- 心臓に持病を抱えている人
- 糖尿病の人
- 肌に炎症や内出血がある時
- リンパが腫れている時
リンパが腫れている時に無理にマッサージをするとさらに腫れる可能性があります。
また、内出血も同じで症状が悪化する可能性があるので注意しましょう。
その3.食後や飲酒後のマッサージは体調不良になる可能性あり
飲酒後は、血流が良くなっています。その時にマッサージをするとアルコールの回りが良くなり、体調が悪くなる可能性があります。
また、食事後も同じでマッサージをすると体調不良になる可能性があるので、食後や飲酒後はマッサージを控えるようにしましょう。
足のリンパマッサージは正しく行うことで効果も発揮される
足のリンパマッサージは、自己流で行っては効果を得られない場合があります。そうならないためにも、しっかりと正しいマッサージを行う必要があります。
足のリンパマッサージはふくらはぎだけではありません。足先から鼠けい部までしっかりとマッサージをし、リンパが滞らないようにしましょう。
そうすることで足のむくみだけではなく、足痩せにも繋がります。
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