敏感肌向けのクレンジングはしっかり落として低刺激がカギ!
Date:2017.08.11
手持ちのスキンケアアイテムとの相性って、敏感肌の人にとってはとっても大事ですよね。いくら口コミがいい、効果が高いと言われていても、自分が使ってかゆみや赤みが出たり、ピリピリして荒れたらショック…。
なかでもメイクを落とすクレンジングは、メイクをしっかり落として、そのうえで肌への負担が少ないアイテムを選びたいもの。
化粧水や乳液などの「与える」スキンケアも大事ですが、洗顔やクレンジングなどの「洗う・落とす」毎日のスキンケアが、実は見落とされがちだったりします。
今回は、敏感肌さん向けのクレンジングの選び方・方法をしっかり紹介していきます。
自分は敏感肌じゃないから関係ない?そんな人こそ刺激に注意
敏感肌の人のお肌は、水分や潤い成分の不足で乾燥し、外部からの刺激にとても敏感になってしまっています。お肌が本来持っているバリア機能が弱って、
- 皮脂の調節が出来なくなっていたり
- カサカサして粉を吹いたようになってしまったり
そこまで酷くはないけれど、洗顔料やクレンジングアイテムを使ったとき、洗い上がりに刺激を感じたら注意が必要です。それは、今の自分の肌には刺激が強すぎるのかもしれません。
だから、「私は敏感肌じゃないから」という人も、自分の肌が弱っているな、と思ったときに使い分けられるスキンケアアイテムがあると重宝しますよ。
敏感肌・お肌が弱っている時のクレンジングの選び方
では、ここからはクレンジングの選び方を見直してみましょう。「すぐ落ちるから~、」と知らず知らず、毎日使っているものがお肌に刺激を与えているかもしれないので、ポイントを絞ってチェックしていきましょう。
敏感肌の人は、クレンジングの洗浄力に注意
世間一般に言われている、「クレンジング力が強い順」に並べると、以下のようになります。
- 拭き取りタイプ
- オイルタイプ
- リキッドタイプ
- ジェルタイプ
- クリームタイプ
- ミルクタイプ
基本的に上位のクレンジングアイテムほどメイク落ちは良いですが、お肌への負担も比較的高いのがデメリット。
敏感肌さんにおすすめなのは、こっくりした質感のジェルやクリーム、ミルクタイプのクレンジングアイテムです。拭き取りやオイルタイプと比べるとクレンジング力は弱めですが、
- メイクを落とすときの肌への摩擦が少ない
- 配合されている界面活性剤が比較的少ない
というのが魅力。短時間でしっかりメイクと馴染ませ、落としきる為に配合される界面活性剤が少ないのは、刺激に弱いお肌にとって嬉しいことですね。
とはいえ、
- ウォータープルーフのマスカラやアイライン
- ティントリップ
などの落ちにくいメイクアイテムを使用している場合、クレンジング力が足りずお肌に残ってしまうことも。そんなときは、部分的にオイルやリキッドなど、落とす力の強いクレンジングアイテム、もしくは専用のリムーバーを使って先に落としてしまうことも必要です。
クレンジングはダブル洗顔が要らないものを選ぼう
クレンジングの後には洗顔が必要、とよく目にしますが、何回も洗い流すことはお肌への負担が大きいので敏感肌の人にはあまり向きません。
クレンジング剤が肌に残らないようにぬるま湯でしっかりとすすぐか、ダブル洗顔が必要のないクレンジングアイテムを選びましょう。
拭き取りタイプのクレンジング、普段使いは避けよう
洗いすぎや落とし過ぎがお肌に良くないのは勿論ですが、1日の汚れやメイクが落としきれず、お肌に残りっぱなしなのはもっとNG。肌トラブルの原因となってしまいます。
手軽に使えて、スッキリとメイクを落とせる拭き取りタイプのクレンジングは、旅行中や疲れた日のメイクオフに便利な、忙しい女性のお助けアイテム。
でも、クレンジングのなかでもお肌への刺激がとりわけ大きく、敏感肌ではない人でも普段使いはオススメできません。
- 拭き取る際の肌との摩擦
- 強いクレンジング成分による肌への刺激
- 拭き取ったあとも肌にクレンジング成分が残ってしまう
などの理由で、アイテムにもよりますが普段使いするにはちょっと刺激が強め。敏感肌の人は特に、使用は避けたほうが良いでしょう。
刺激は少なく、それでもしっかりメイクを落とすために
低刺激でお肌に優しいクレンジングを選んでも、使い方が間違っていれば効果は半減。
騙されたと思って、基本に忠実にクレンジングを見直してみましょう。意外とやってるつもりで出来てない、間違った習慣があるかもしれませんよ。
クレンジング前には必ず手を洗うこと
帰宅してすぐ、またはお風呂に入りながら…メイクオフのタイミングは人それぞれ。それでも、クレンジングの基本はきれいな手で!です。私たちが思っているよりも、手というのは汚れているものです。
帰宅直後や、パソコンやスマホをいじった後ですら、手洗いの際に泡立ちが悪かった経験は誰にでもあることでしょう。それをそのまま顔に持っていくのは、敏感肌でなくても考え物ですね。しっかり石鹸で手洗いをしてからクレンジングしましょうね。
ケチるのはNG!適量を使うこと
クレンジングの際の悪い習慣、それは量をケチって使う事です。
充分なメイク落ちができないばかりか、肌をこすることで摩擦が大きくなり、刺激を与えてしまう事になります。馴染ませるときにこすれる感じがしたら、クレンジングの量を足しましょう。
肌によく馴染ませよう
敏感肌向けにオススメのクリーム、ミルクタイプのクレンジングは、肌になじませてメイク汚れを浮かせることで、しっかりとメイクを落とすことが出来ます。だから、馴染ませ方が足りないと、充分なメイク落ちができず効果半減に。
例えばファンデーションの場合、クレンジングを良くなじませると、白くコッテリしたクレンジング剤がどんどん柔らかく、茶色くなるのが分かります。そうなったら、メイクが浮いてきた証拠。
必ずぬるま湯でよくすすぐこと
熱いお湯や、シャワーを直接顔に当ててすすぎをしている人はいませんか?水圧の強いシャワーや、熱いお湯はお肌に負担を与える原因になってしまいます。
また、ぬるま湯というのは「温かくて気持ちいいなあ」という温度ではありません。少し温かいかな?顔につけるとひんやりするかな、くらいの大体30℃~34℃くらいの温度のことを言います。
敏感肌のクレンジングは、自分の肌と相談しながら
いかがでしたか?敏感肌でなかなか相性の良いクレンジングが見当たらない、クレンジング後はつっぱる、乾燥する…そんな人は、クレンジングアイテムの種類と、クレンジング方法をもう一度見直してみると良いかもしれません。
便利で手軽なアイテムや、クレンジング力の強いものが主流でもてはやされがちですが、結局ジャッジするのは自分の肌。刺激が少なく、肌に負担をかけずにメイクオフできるものを選んで、基本に忠実に、正しく使いましょう。
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