カプサイシンの効果とは?血行を良くしてダイエットや美容に役立てよう
Date:2018.07.02
カプサイシンといえば唐辛子に含まれている辛味成分ですね。
辛いものを食べると汗が出てきますが、それはカプサイシンの働きによるものです。
汗が出るということは身体が熱くなっている証拠。カプサイシンで体温が上がると、ダイエットや美容など女性に嬉しい効果がたくさんあります。
カプサイシンを食べるとどのような効果が期待できるのかたっぷりご紹介するとともに、簡単な取り入れ方もあわせてご紹介しますね。
女性は冷えている人が多いです。夏でも汗をかかない人が増えているのではないでしょうか。
身体の巡りを良くするためにも、カプサイシンを普段の食事に取り入れてみましょう!
▼動画で見たい方はコチラから
唐辛子の辛味成分、カプサイシンの美容&健康効果
カプサイシンは唐辛子の辛味成分です。カロテノイドの一種なので赤い色をしています。
見るからに辛そうな色をしていますが、その色にすごいパワーが秘められているんですね。
健康やダイエットだけでなく、美容にも良い効果が期待できるんですよ。
体温を上げて血行を促進する
辛いものを食べると身体がぽかぽかしてきますが、それはカプサイシンに体温を上げる働きがあるからです。
体温が上がると血行が良くなりますし、体温を下げようとして汗もたくさん出ます。身体の巡りが良くなって、ダイエット効果も期待出来そうですね。
冷え性の改善
血行促進効果によって血流が良くなるので、冷え性の改善にも役立ちます。
特に女性は冷え性で悩む人が多いですね。適度に運動をすればいいのですが、忙しくてなかなか出来ないでしょう。
そんな時はカプサイシンを摂ることで血行改善をすれば、身体の隅々まで血液が行き渡り、つらい冷え性から解放されるでしょう。
育毛効果も期待できる
血行がよくなるということは、健康だけでなく美容の面でもいいことが一杯。なんと、育毛効果も期待できそうです。
それは、血行が悪くて頭皮が冷えていることによって毛髪に栄養分がしっかり行き渡らないからです。
でもカプサイシンで血行が促進されて、毛母細胞まで酸素と栄養が行き渡るようになれば、髪の成長にだって役立ちます。
育毛剤を使っても頭皮の血行がそもそも悪ければ効果が半減してしまいますから、カプサイシンの効果も取り入れれば、さらなる育毛効果が期待できるというわけです。
肩こり、腰痛などの改善
肩こりや腰痛などは、姿勢が悪いこと以外に、血行が悪いことも原因のひとつです。
血行が悪いと筋肉が疲れやすく凝り固まってしまうので、マッサージをしてほぐし、血行が良くなると痛みも和らぎますよね。
カプサイシンのパワーで血行が良くなれば、筋肉が凝りにくくなり、身体の痛みを和らげるのにも役立つでしょう。
神経痛を和らげる
カプサイシンはとても刺激の強い成分ですが、その刺激によって神経を麻痺させ、痛みを感じにくくするという働きがあります。
それを利用したクリームなども開発され始めていていて、神経痛など身体の痛みを和らげるのにも使われているそうです。
消化促進
辛いものを食べると唾液がたくさん出ます。胃の中では胃液も出ます。
これによって消化が促進されます。
カプサイシンは刺激の強い成分なので食べ過ぎは禁物ですが、適量ならば整腸作用によって胃腸が元気になります。
便秘の解消
カプサイシンは腸の蠕動(ぜんどう)運動も促進してくれる優れもの。
女性は腹筋が弱くて腸の動きそのものが悪くなってしまっている人もいます。
ですから、便秘の解消のためには食物繊維を摂るだけでなく、腸の動きを活性化させることも必要。
そのためにカプサイシンが役に立つんです。
カプサイシンで腸の動きを良くすれば便の排出を促し、便秘の解消にも役立つでしょう。
食欲増進
カレーもそうだし、麻婆豆腐もそう。夏に食べる担々麺も美味しいです。
辛いものって、食欲がない時でも食べられますよね。
カプサイシンは食欲増進効果もあるので、ちょっと疲れて食欲がないなと感じた時に、辛味をプラスしてみるといいでしょう。
脂肪の分解、燃焼をサポート
女性に嬉しいのはやっぱりダイエット効果でしょう。
血行を良くするだけでも冷えやむくみを予防して巡りの良い身体作りに役立ちますが、カプサイシンには中枢神経を刺激する働きがあり、これがダイエットをサポートします。
運動と併用してカプサイシンを取り入れれば、脂肪を分解しながら燃焼も促進され、よりダイエット効果が高まりますね。
肥満の予防は生活習慣病の予防にも役立ちますから、血圧が高めの方や中性脂肪が気になる方にもおすすめです。
お肌がキレイになる
韓国の女性はお肌がきれいな人が多いですが、これは毎日キムチを食べることもその理由のひとつだといわれていますね。
キムチは発酵食品であると同時に、唐辛子がたくさん使われています。
カプサイシンの力で便秘が解消されること、血行が良くなることで、肌の新陳代謝も活発になるのです。
年齢を重ねるほどにスキンケアだけでは肌の状態を改善するのは難しくなってくるので、身体の中からキレイにしていきたいですね。
カプサイシンを効果的に食事に取り入れるためには
辛いものが大好き!という女性はあまり多くないかもしれませんが、適度な辛さでカプサイシンの効果を取り入れることも出来ますので、ぜひ普段の食事で使ってみてください。
カプサイシンは脂溶性
カプサイシンは油に良く溶ける性質があるので油を使った料理がおすすめです。
水分だけよりも油を使った方がカプサイシンの吸収率は50%以上アップするといわれています。
唐辛子などカプサイシンを含んだものを一度油で炒めてから調理すると効果が高まるでしょう。
辛いのが苦手な人は
唐辛子そのものでなくても、唐辛子を使った料理なら食べられるのではないでしょうか。
- キムチ(オイキムチやトマトキムチなど辛味の少ないものがおすすめ)
- そばやうどんに七味唐辛子を入れる
七味唐辛子は唐辛子だけではないので辛味がマイルドです。味噌汁に入れるのも美味しいですよ。
また、唐辛子は調理の最後に加えるようにすれば、少し辛味が抑えられます。
実は適量がわからない
元々の脂肪の量もありますし、どのくらい食べたらどのくらい痩せるのか、というのは個人差がかなりあります。
例えばダイエットのために食べるなら1日どのくらい食べればいいのか、はっきりとした適量がよくわかっていないのが現状です。
唐辛子1gに約3mgのカプサイシンが含まれていますが、乾燥唐辛子10本で5gくらいになるので、結構な量になりますね。
血行を促進するために食べるなら、1日1〜2本で十分でしょう。
ただし、摂り過ぎに注意
適量はわかっていないものの、致死量はわかっています。体重1kgあたり60〜75mgを一度に摂ると命に関わるといわれています。
体重が50kgなら3000〜3750mgになりますね。
唐辛子の本数でいうと3000本。滅多に食べる量ではないと思いますが、注意したいのはサプリメントです。
辛いのが苦手だからといってサプリメントを大量に飲むようなことは、健康のためにやめておきましょう。用法、容量をちゃんと守ってください。
また、食べ物から摂る場合でも、食べ過ぎは胃を傷めてしまうこともあります。くれぐれも食べ過ぎには気をつけてください。
ほんのちょっとの辛味でも効果大!カプサイシンでキレイになろう
汗がダラダラ出るほど、一口ずつ水を飲まなくてはいけないほど辛さを強くする必要はないんです。
唐辛子1本分程度なら、ちょっとぴりっとくる程度でそんなに激辛ではありません。
マヨネーズと混ぜてサラダにかけたり、自分好みの味を追求するのも楽しいものです。
毎日少しずつ食べることで、巡りの良い身体作りが出来ますから、色々と工夫してカプサイシンを取り入れてみてください。
Sponsored Link