コーヒーが原因で口が臭う!?コーヒーによる口臭の原因と対策
Date:2018.05.15
朝のスッキリとした目覚めのためや仕事中の集中力を高めたい時、眠気を予防したい、ホッと一息つきたい時などコーヒーは欠かせない飲み物です。
ですが、そのコーヒーを常飲することが口臭の発生に繋がるという、コーヒー好きの方にはショックな話があります。
コーヒーに含まれる成分には様々な健康効果があります。例えば、カフェインが副交感神経に働きかけ、精神安定効果が期待できることから、うつ病リスクを軽減できると言われています。
また、ポリフェノールにはアンチエイジング効果や脳卒中のリスクを下げるという効果があります。
しかし一方で1日に何杯も飲んでいると口臭の原因を作ってしまうというデメリットもあります。以下では、コーヒーが口臭の原因となる理由とその対策方法などをご紹介していきます。
この記事の目次
コーヒーが口臭の原因になってしまう理由
オフィスや学校でコーヒーが欠かせないという方にとって気をつけたいのが口臭です。コーヒーが口臭の原因となるというのは意外ですが、それには以下のような理由があります。
舌にカフェインが付着し、残ってしまう
コーヒーは豆を焙煎し、粉末にして淹れるので、その粒子が舌に付着してそのまま残ってしまうことが口臭の原因になると言われています。
また、砂糖やミルクなどをいれて飲むことでそれらも一緒に舌に残ると、さらにそれらが臭いの原因となります。また、カフェインも舌に残ると口臭の原因になると言われています。
口の中が酸化して細菌が繁殖しやすくなる
コーヒーを飲み終わった後に口の中がベタついたり、違和感を感じることがあります。それはコーヒーを飲むことで口の中が弱酸性になり、口内細菌が繁殖しやすい環境になっているからです。
唾液分泌量の低下による細菌の発生
唾液には口内の洗浄・殺菌効果があります。ですが、コーヒーには利尿作用があることから、体内の水分量が低下してしまい、それに伴って唾液分泌量も低下します。
また、コーヒーの粒子が唾液分泌を低下させてしまうことからも、細菌が繁殖しやすい状態になり、口臭に繋がってしまいます。
胃液分泌を促進させることで胃が荒れる
コーヒーに含まれるクロロゲン酸という成分には胃の粘膜を刺激して、胃液分泌を促す働きがあります。その結果、胃酸によって胃が荒れて消化不良を起こし、口臭に繋がります。
コーヒーが原因の口臭対策
コーヒーが原因による口臭ならば、それに合わせた口臭対策をすることが大切です。口臭対策のためにコーヒーを飲まないというのはコーヒー好きの方には辛いことなので、飲んだ後のケアやコーヒーの飲み方などによって口臭対策をするようにしましょう。
舌磨きを取り入れる
舌にカフェインやコーヒーの粒子が付着して留まることによって起こる口臭には、それを取り除くことが重要です。舌磨きと言っても、歯磨きの際に歯ブラシで舌も一緒に磨くことはNGです。
歯ブラシで舌を一緒に磨いてしまうと舌が傷ついてしまうだけではなく、舌の表面の凹凸に汚れを押し付けるような形になって、余計に口臭をキツくしてしまう恐れがあります。ですので、舌を磨く際は舌磨き専用のブラシを使用するようにしましょう。
ガムを噛むことで唾液の分泌量を増やす
コーヒーによる利尿作用や唾液の分泌抑制作用によって口内が酸性になりやすいと先述しましたが、その唾液分泌を促進するため、ガムを噛んで顎や舌に刺激を与えましょう。ガムは唾液分泌だけでなく、口臭予防にもなるので一石二鳥です。
コーヒーを飲むタイミングは空腹時を避け、食後にしましょう
コーヒーが胃液の分泌を促し、その胃酸によって胃が荒れてしまうと先述しましたが、それを避けるためにもコーヒーは食後に飲むようにしましょう。
また、空腹時はそうでない時に比べて唾液分泌量が低下するので、より口臭の原因となりやすいので注意しましょう。
口臭を和らげるコーヒーの飲み方と選び方
コーヒーを常飲している方にとってはコーヒーを避けるというのは辛いことです。そこで、口臭に繋がりにくい、もしくは口臭を和らげるコーヒーの飲み方と選び方をご紹介します。
何も気にせず選ぶのと、ポイントを押さえてコーヒーを選ぶのとでは差があるので、参考にしてみてください。
コーヒーを飲むならなるべくブラックを選びましょう
1日に何杯もコーヒーを飲むという方はブラックで飲むようにしましょう。コーヒーにミルクや砂糖を入れて飲むという方も多いですが、そのミルクや砂糖は舌に残りやすく、さらに口臭の原因になります。
水を一緒に飲んでコーヒーを洗い流す
コーヒーを飲む際には水も一緒に飲むようにすると、コーヒーだけを飲み続けるよりは、水がコーヒー粒子を洗い流してくれるのでコーヒー粒子が舌に付着し留まることを抑えてくれます。
深入り焙煎のコーヒーは避けましょう
浅煎りに比べて深入りの方が香りが良く、コクがあるとしてコーヒー好きの方に人気がありますが、深入り焙煎のコーヒーは苦味や渋みが強く、舌に残った時に臭いを発しやすくなります。
また、その苦味や渋みのもとであるタンニンが唾液を取り去ってしまうので、口内が酸化し口臭に繋がります。これらのことからも、コーヒーは浅煎りを選んだ方が口臭予防になります。
カフェラテよりもカフェオレやカプチーノがおすすめ
ミルクにエスプレッソを注いで作るカフェラテは、コーヒーの苦味が抑えられ滑らかな口当たりで美味しいですが、ミルクと深入り焙煎のコーヒーという舌に残りやすい組み合わせなので、口臭の発生を避けるという面においては不向きです。
それよりもドリップコーヒーとミルクの組み合わせでできているカフェオレや、コーヒーにフォームドミルクを乗せたカプチーノの方が、どちらかといえば舌に残りにくいのでおすすめです。
口臭の原因だけではない!コーヒーである食材の口臭対策
コーヒーが口臭の原因になるという点についてお話ししてきましたが、一方でコーヒーにはニンニクやニラの臭いを和らげる効果があります。
それはコーヒーに含まれるポリフェノールの抗酸化作用や、フラン類という成分がニンニクやニラの臭いの元となっているアリシンを無臭化する作用があるからです。
焼肉や餃子などニンニクを多く使った料理を食べた後にコーヒーを飲むことで臭いを抑えられるので、試してみてください。
飲み方に気をつけてより美味しくコーヒーを飲みましょう
大好きなコーヒーが口臭に繋がるというと、コーヒーを飲むことに抵抗感が生まれてしまいますが、ここまでご紹介した飲み方など注意すべき点を抑えておけば、コーヒーを避ける必要はありません。
コーヒーには抗酸化作用によるアンチエイジング効果があったり、利尿作用によるむくみ防止といった効果も期待できます。
口臭を気にせず、これまでどおり美味しくコーヒーを飲めるようにご紹介してきた内容をぜひ参考にしてみてくださいね。
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