ダイエット中の欲望を叶える！太らないケーキの選び方と食べ方

ダイエット中でも甘いものが食べたくなりますよね。食べてはいけないと思えば思うほど余計に食べたくなるものです。

ダイエットで食事制限をしていると、一番に間食を制限するでしょう。中でもケーキなんてもっての外。我慢している体は、甘いもの欲しさで枯渇しています。やっと食べられた時に全部吸収する準備も整っているかもしれません。それがリバウンドです。

我慢すればするほど、食べられないストレスが積み重なった末爆発して、リバウンド・・・なんてことになるなら、思い切って食べたいケーキを食べてみませんか？

リバウンドしないためにも「食べることができた」という満足感を得れば、この先もっとダイエットをがんばれるはずです。

ダイエット中にケーキを食べるなら、脂質少なめのケーキを選ぼう

ダイエット中にケーキを食べることができるなんて夢のようですよね。しかし、どんなケーキでも食べて良いわけではありません。そう、いかなる時もダイエット中であることは忘れてはいけませんよ。

では、どんなケーキを食べることができるのか検証していきましょう。

一般的なケーキの目安カロリー

一般的に親しまれている種類別ケーキのカロリーです。販売店やケーキの大きさにもよりますが、目安として参考にしてください。

【一般的なケーキのカロリー目安】

生クリームやバターを多く使っているケーキの方がカロリーが高いことが判りますね。一般的なケーキのカロリーは、大体約300kcal～450kcalと思っておいたら良いでしょう。

白ご飯一杯235kcalは軽く超え、ハンバーガー300kcalからロースかつ一枚439kcalくらいのカロリーだと認識しましょう。

ダイエット中に選ぶべきおススメのケーキ

一日の一般的な成人女性の必要カロリー数は、1800～2000kcalです。ダイエット中に選ぶべきケーキは、なるべくその10パーセントのカロリーの180～200kcalのケーキを選ぶようにしましょう。

しかし、なかなかそんなに低いカロリーのケーキはないですよね。では、本当食べられるケーキはあるのか、どう選ぶべきなのか見ていきましょう。

バター・生クリームなどの脂質少なめのケーキ

ケーキといえば、バターや生クリームがふんだんに使われているイメージですよね。これら脂質は、1g当たりのカロリーが9kcalと大変多く、同じ大きさでもカロリーに大幅な違いが表れます。

バターを重ねるミルフィーユやアップルパイなどのパイ類、バターが練りこまれるガナッシュクリームを使用したチョコレートケーキ類、ティラミスなどの生クリームがふんだんに使われているケーキ類や生クリームでできているババロアやムース類、がっつりとクッキー生地にバターが使われているタルト類を避けましょう。

一方、卵や牛乳を中心に使っているケーキ類は、タンパク質が多く脂質が低いのでカロリーも控えめです。タンパク質の1g当たりのカロリーは4kcalと低く、具体的には、カスタードシュークリームや軽いタイプのチーズケーキ、シフォンケーキ、クレープなどです。

食物繊維が多いケーキ

フルーツがゴロゴロ乗っているケーキは、噛む回数が多くなり食物繊維が含まれているためおススメです。

野菜のケーキも、野菜とはいえ他のケーキと遜色ない仕上がりになっており、季節ごとの野菜のケーキが出回ることが多いので、選んでみる価値がありそうです。

まず咀嚼回数が多くなると満腹中枢が刺激され、満足感を得やすくなります。また、食物繊維は、腸内の善玉菌や痩せ菌のエサになるため腸内環境を整える働きや血糖値の急上昇を抑える働きがあり、体脂肪を溜め込まない効果があるのです。

ただし、フルーツはフルーツでもドライフルーツが練りこまれているケーキは、普通のフルーツよりもカロリーが大分高くなってしまうためNGです。

マクロビオティックケーキ

マクロビオティックケーキとは、卵やバター・生クリームなどの乳製品、白砂糖を一切使っていないケーキのことです。

全粒粉やメイプルシロップなど精製されすぎていない材料や有機豆乳や寒天、菜種油などを使い、ヘルシーに作られています。

【マクロビオティックケーキのカロリーの目安】

ケーキ	カロリー
モンブラン	180kcal
イチゴのショートケーキ	210kcal
ベリーのタルト	235kcal

大分カロリーが抑えられているのが判りますね。近所のマクロビオティックのお店を探してみて、ケーキが売られていたら要チェックです。

動物性食品を一切採らないビーガンのケーキもマクロビオティックのケーキもさまざまな種類がネット通販で売られているので、お好みのケーキが見つかるかもしれません。

体を温める材料を使用しているケーキ

体を温める素材を使っているケーキはあまり一般的ではありませんが、ケーキの素材としてカボチャやサツマイモ、シナモン、あんず、くるみなど体を温める効能があります。

その他、米やもち米、生姜など古くから体を温める食材として使われてきました。頭の片隅に入れておいてくださいね。

どんな飲み物を選ぶ？ケーキのお供のドリンク選びも慎重に！

せっかくのケーキタイムは優雅にゆっくりと味わって食べたいものですよね。きちんとケーキに合った飲み物を添えて。その飲み物の選び方も重要なのです。

甘いジュースやカフェオレなど、糖分や脂質をケーキ以外で摂らないようにしましょう。ケーキの甘味を引き立てる無糖でノンカロリーのものを選びましょう。

冷たい飲み物は、体を冷やし代謝を下げるので、温かい飲み物と一緒にケーキを味わいながら食べてくださいね。

ダイエット中のケーキは、おやつの時間に食べましょう

よしケーキを食べよう！と決心しても、食べたい時ならいつでも良いわけではなく、ダイエット中だからこそこの時間に食べた方が良いとされる時間帯があるのです。

エネルギーを一番消費する時間帯がケーキの食べ時！

ケーキを食べて太りにくい時間帯は、14時～18時とされています。この時間帯は、人が一日のうちで一番活動しエネルギーをたくさん消費する時間帯であり、体温も一番高くなり脂肪の燃焼効果が活発になる時間帯だからです。

さらに効果を高めたいならば、14時～15時に食べましょう。脂肪合成を促進するタンパク質「BMAL1(ビーマルワン)」が減る時間帯が14時～15時とされているからです。ちょうどおやつの時間帯ですね。

食べたケーキをなかったことにできるダイエット中のケーキの食べ方

なんと、ただ食べるだけではなく、ダイエット中なのですから食べ方にも注意が必要です。少しでも摂取カロリーを減らして、脂肪にならないような食べ方をご紹介しましょう。

ケーキを食べる前の注意点

ケーキを食べる時間帯が14時から15時ということは、昼食を食べた後になりますね。ケーキを食べるからといって、決して昼食を抜くようなことはしないようにしましょう。

また、これからケーキを食べるんだと決まっている時は、昼食は海藻類やキノコ類、野菜などの食物繊維多めのごはんを心掛けましょう。

ケーキをいざ食べるぞという前に、ケーキを食べる30分以内に食物繊維多めの野菜ジュースを飲むと、これから食べるケーキの糖質や脂質の吸収を防ぎ、脂肪になるのを防いでくれます。

ケーキを食べても太らない方法

ダイエット中でなくても知っておきたい太らない方法。正しい知識とちょっとの努力でできる太らない食べ方をご紹介しましょう。

代謝しきれる約200kcalのケーキを選ぶ

普段から代謝の良い体を作っておきましょう。代謝の良い体だったらダイエットしていない？そりゃそうですよね、では、代謝しきれる量の糖分の範囲内であれば、太ることはありません。ということは、代謝しきれない量の糖分を摂取すれば太ることになります。

ダイエット中という意識を持って、200kcal前後のケーキを選ぶか、量を少なくして食べましょう。

空腹時に食べない

お腹を空きすぎていると血糖値の急上昇が起こり、インシュリンの分泌が増加し、脂肪細胞に糖が運ばれ脂肪が蓄積されてしまうので、ケーキを食べるからといって昼食を抜いたり減らしたりしないようにしましょう。

よく噛んでゆっくり食べる

消化を助けるつもりで一口の咀嚼回数を増やしましょう。早食いはいけません。満腹中枢は食べ始めてから20分後に働き始めるので、ゆっくりと食べ進めていきましょう。せっかくのダイエット中のケーキです、味わっていただきましょう。

やっぱりコレ！有酸素運動をする

ケーキを食べたら、その分有酸素運動をしましょう。ケーキを食べ終わった帰路にウォーキングなどゆっくりめの有酸素運動がおススメ。

脂肪を燃焼するために酸素を取り込んで行う有酸素運動は、ケーキを食べ終えた後の血中の脂肪分をエネルギーとして使おうとします。よって脂肪細胞として蓄えられる前に使ってしまうのです。

ダイエット中でも食べたい！ルールを守れば、ケーキは食べられる！

ダイエット中のケーキは、がんばっている自分へのご褒美です。ダイエット中の「ケーキが食べたい」には、ケーキの選び方と食べ方が重要ですが、これらのルールを守って食べることができれば、「食べてしまった」という罪悪感を持たなくて良いのです。

逆に我慢せずに「食べることができた」という満足感が、より一層ダイエットをがんばらせてくれるはず。

200kalのケーキを選ぶのはなかなか難しいですが、1個を半分にしたり小さいケーキで満足度の高いものを選んだりと、決してまあいいやと全部食べて極端なカロリーオーバーしないようにしましょう。

そして、こんな窮屈な思いをしないためにも、健康的にダイエットを成功させて、代謝の良い痩せやすい体質を手に入れれば良いのです！