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野菜を生のまま冷凍!手間なし保存で楽して節約・時短

Date:2019.05.24

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野菜を生のまま冷凍!手間なし保存で楽して節約・時短|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/frozenvegetables6174/


使うつもりで買ったものの、使い切れずに野菜室の中でどんどん萎びていく野菜たち。冷凍するにも茹でるのが面倒で、結局腐らせて捨ててしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。

でも、実は、事前に茹でたり、下ごしらえしたりしなくても、生のまま冷凍保存できる野菜は意外とたくさんあるのです!それも、日持ちさせることができるだけでなく、冷凍した方がおいしくなるもの、解凍後の調理が時短になるものも!

野菜を冷凍保存することのメリットはたくさんあります。知れば、あなたも積極的に野菜を冷凍したくなるはず。上手に野菜を冷凍して、不足しがちな野菜をもっと食卓に!

野菜を冷凍保存することのメリットや、生のままの野菜をダイレクトに冷凍するためのルールやコツを紹介します。

野菜は生のまま冷凍するのがおすすめ!冷凍保存するメリットとは

最近の冷蔵庫は性能も良く、野菜の鮮度を保つ機能を搭載した野菜室も多く見かけるようになりましたが、それでも生野菜の命は短いもの。食べきれない野菜は、鮮度が落ちる前に冷凍保存がおすすめです。

冷凍しても栄養価はそんなに落ちない!鮮度を保ってぐんと長持ち

冷凍すると栄養が壊れてしまうのではと心配する人もいると思います。実際に、ビタミンCやカロテンは冷凍すると、2割から2割5分ほど減ると言います。

でも、使いきれずに放っておかれた野菜はどんどん鮮度が落ちていきます。それなら、買ってすぐに使わない分を冷凍した方が、鮮度そのまま、栄養もキープできます。

また、野菜の成分は一定ではなく、旬の季節には栄養価も高くなります。トマトのカロテンは7月が12月の約2倍、ジャガイモのビタミンCだと7月が4月の約5倍にもなります。

冷凍保存できれば、旬の野菜をまとめ買いすることもでき、栄養価の高い野菜をストックしておくことができるのです。

ただ、冷凍したから何カ月も持つかというとそうでもなく、短いもので2週間、長いもので1か月くらいを目途に食べきるようにします。家庭用の冷蔵庫はドアの開閉も多く、温度が一定でないこともあり、冷凍保存しても味は落ちてしまいます。

解凍せずにそのまま調理!さらに時短に!

生野菜をそのまま冷凍といっても、洗ったり、適当な大きさに切る作業は発生します。その分、調理の際に洗ったり切ったりする手間が省けます。

よく使う野菜は休日などに、料理に使いやすい大きさに切ってまとめて冷凍しておけば、忙しい平日の料理時間の短縮になります。

冷凍した野菜は、解凍せずにそのまま加熱調理。解凍処理も必要ありません。

凍ったままでは、なかなか中まで火が通らないのでは?と思われがちですが、冷凍した野菜の方が火の通りが早く、味も染み込みやすいため、炒め物や煮物も早く出来上がるのです。

冷凍することで旨味がアップする野菜も

野菜は冷凍すると味が落ちるイメージがありますが、シイタケは冷凍した方が旨味が増し、トマトは冷凍した方が甘くなります。

冷凍時に酵素が働いて旨味成分がアップしたり、組織が壊れることで甘みを感じやすくなったり。味が良くなる野菜もあるのです。

また、ピーマンは冷凍すると苦くなくなります。冷凍することで、クセがなくなり、食べやすくなる野菜もあるのです。

安い時期にまとめ買いして冷凍すれば節約に!

異常気象や大雨被害など、天候が荒れることが多い近年、野菜の値段が高騰することも珍しくありません。安い時期の値段と高騰した際の値段とでは、びっくりするくらいの差があります。

野菜はまとめ買いしても使い切れないから、と安くても必要以上に買えずにいましたが、もう大丈夫!安い時期にまとめ買いした野菜は、生のまま冷凍保存すれば良いのです。

安い時期にたくさん買って、高い時期には冷凍のストックでしのぐ。野菜の値段が急に跳ね上がっても落ち着いて対処でき、上手に節約することができますよ。

野菜を生のまま冷凍保存するためのルールやおいしい冷凍のコツ

野菜を生のまま冷凍するには、いくつかのルールがあります。正しいやり方で冷凍、調理しないと、味や食感が悪くなってしまいます。

しっかり水気を拭き取って冷凍用保存袋で密封を

水洗いをした後、野菜同士がくっつかないように、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ることが大切です。

水気を拭き取った野菜は冷凍用の保存袋にできるだけ平たく並べ、空気を抜いて密封します。素早く冷凍するために、なるべく食材が重ならないように、詰め込み過ぎないようにします。

乾燥や酸化、冷凍庫の嫌な臭いが付着するのを防ぐためにも、冷凍用保存袋へ。野菜を小分けにしたい場合は、ラップで使う分ずつまとめたものを保存袋の中に入れて冷凍してくださいね。

金属製トレーにのせて急速冷凍を

生野菜の冷凍で最も大切なのは、急速冷凍することです。味や食感の変化を最小限に抑えられるかどうかは、どれだけ素早く冷凍できるかにかかっています。

そこで利用したいのが金属製のトレーです。熱伝導率の高い金属のトレーに野菜をのせて冷凍することで、冷気が速く伝わり、冷凍にかかる時間が短縮できます。

金属トレーはアルミ製のものとステンレス製のものが多く出回っていますが、アルミの方が熱伝導率が高いそうです。

最近の冷蔵庫には、急速冷凍用の金属トレーが付属していることも多いです。熱々のものをのせても瞬時に冷凍できる、かなり分厚い金属トレーがついている冷蔵庫も。のせた瞬間に凍り始める優れものです。付属している方はぜひ活用を。

急速冷凍用の付属トレーは冷凍庫に入れっぱなしですが、野菜冷凍用に自身で用意した金属トレーも、冷凍庫に入れっぱなしがおすすめです。ガンガンに冷えたトレーで可能な限り急速冷凍を。

金属製のトレーがない場合は、アルミホイルで包むという手もあるようです。金属製のトレーが家にない場合はアルミホイルを試してみてください。

加熱調理するときは凍ったまま調理を

冷凍後の野菜は基本的に加熱して使用しますが、加熱の際は凍った状態のまま、一気に加熱調理します。

調理前に解凍してしまうと、水分が抜けてグニャグニャの食感になったり、変色してしまったり。一度そうなってしまうと、その後、加熱調理しても、味や食感は損なわれたまま。元に戻ることはありません。

冷凍には向き不向きがある!ぜひ冷凍したいおすすめ野菜は?

野菜が冷凍に向かないと言われるのは、解凍して戻した際、中身がスカスカになって食感が悪くなったり、水っぽくなったりするからです。これは、野菜の水分が凍るときに、氷結晶が野菜の組織や細胞を壊すことによるもの。

「水分をよく拭き取り、急速冷凍すれば、氷結晶が大きくなる前に凍結させることができ、味や食感の劣化を最小限にとどめることができる」というのが、生野菜を冷凍しても大丈夫と言われる理由のようです。

でも、家庭用の冷蔵庫で金属トレーを使っての急速冷凍には限界があるもの。水分が多くアクの強いナス、繊維が多くアクの強いゴボウ、生で食べたいレタスやトマトなどは、冷凍に向いていません。

逆に、冷凍に向いている野菜もあります。冷凍すると便利に使えるもの、冷凍した方が甘みや旨味が増すものなど、冷凍に向いた野菜をいくつか紹介します。

キノコ類は旨味がアップ!

キノコ類は冷凍してから加熱した方が、旨味も栄養価もアップします。冷凍時と加熱調理時の2度、細胞壁が壊れることで分解酵素が働くからだそう。日持ちする上に旨味成分がアップするなら、ぜひとも冷凍して使いたいですね!

ただ、キノコ類は水に弱いので洗わないでくださいね。汚れが気になる場合は、ふきんなどで拭き取って。しめじなどは根元を切り落としてほぐして保存袋に。エリンギやシイタケは食べやすいサイズに切って冷凍します。

スライスして冷凍したシイタケや、ほぐして凍らせたしめじなどは、そのまま味噌汁などに入れると手早く調理ができて便利です!

大きめのしめじやシイタケなど、ゴロゴロとして平たくしづらい場合は、ストローを使って保存袋の空気を吸い出すなど工夫して。できる限り、空気を抜いた状態で冷凍するようにしましょう。

トマトは甘みアップ!皮むきも簡単!

トマトは水分が多く、生で食べることが多いので、冷凍には不向きな野菜に挙げられます。ただ、つぶしてトマトピューレ、トマトソースにする場合や、炒めたり、スープに入れたりする場合は冷凍におすすめな食材となります。

ミニトマトはヘタを取って丸ごと冷凍。大きいトマトはヘタをくり抜いて丸ごと冷凍。凍った状態のトマトは、水に濡らすと皮がツルリとむけます!つぶして煮込んだり、離乳食に使ったりするのに便利です。

何より、トマトは凍らせると、旨味も甘みもアップ!生食にこだわらなければ、おいしくいただくことができます。

ミニトマトは丸まま中華スープなどに入れるのもおすすめだそうです。凍らせたミニトマトに流水を当てて皮をむいたら、沸騰させた中華スープに投入するだけ!ころんと丸いトマトがアクセントになって、いつもの中華スープも見栄えしますね。

トマトも平らにはできないので、ストローで空気を抜いて。冷凍しても2週間以内に使い切るようにしましょう。

ほうれん草や小松菜などは凍らせてお浸しに!

ほうれん草や小松菜は洗って水気を拭き取り、適当な長さ(3~4cm)にカットして保存袋へ。水気をしっかり取ることでバラ冷凍できるので、使いたいだけ使えます。

熱湯をかけて絞るだけでおひたしにできるため、お弁当に緑を添えたいときなどに、とても便利!

ほうれん草はアクが強くて冷凍には不向きという声もありますが、熱湯をかけることで気にならない程度に。アクに弱い人や赤ちゃんの離乳食などに使う場合は、解凍時に茹でるようにしましょう。

傷みやすいもやしも冷凍保存で長持ち!

もやしは買った日に使わないと、すぐに傷んできてしまいます。でも、冷凍すれば、慌てて使う必要なし!使いたいときに使いたいだけ使えます。

ただ、もやし特有のシャキシャキ感は失われます。もやしのシャキシャキが好きだと言う人は、冷凍しないようにしてくださいね。

冷凍すると食感はしんなりしますが、味の染み込みがよくなるため、スープに入れたり、炒め物に使う場合は、もやしに味が染み込んでおいしくなります。

もやしは洗わずに使えるものもあり、購入時の袋のまま冷凍することもできますが、もやし特有の臭みも軽減するためにも、洗って水気をきれいに拭き取ってから冷凍することをおすすめします。

冷凍後にもみほぐせばバラバラにほぐれるので、使いたい分だけ取り出して使えます。冷凍しても、2週間以内に食べきるようにしましょう。

冷凍大根は下茹でなしで味が染みる!

繊維が多く冷凍には不向きと思われがちな大根ですが、冷凍により繊維が壊れるため、味が染み込みやすくなるので煮物には、ぜひ冷凍大根を!

おでんを作る際も、輪切りにした大根を冷凍しておけば、面倒な下茹でをしなくても短時間で味を染み込ませることができます。

お味噌汁に使うなら、薄い短冊切りやいちょう切りに。にんじんも同様に生で冷凍できるので、しめじなどとセットで冷凍しておけば、お鍋にポンと入れるだけ!火の通りも早く、簡単・時短にお味噌汁を作ることができますよ。

飴色たまねぎも簡単!時短!

カレーやシチューを作る際、たまねぎを飴色になるまでじっくり炒めますが、かなり時間がかかって大変な作業ですよね。でも、冷凍たまねぎを使えばとっても簡単!

たまねぎは、みじん切りや薄切りにして冷凍します。冷凍すると細胞が壊れ、火の通りは早くなり、水分も素早く抜けるため、飴色たまねぎも短時間で作ることができます。

長芋も冷凍すれば痒くならない!

長芋も生のまま冷凍できます。皮をむいて塊のまま冷凍した長芋を、凍ったまますりおろすと痒くなりません。痒みの元であるシュウ酸カルシウムが水分と一緒に凍るからだそう。

長芋は日が経つと変色してしまいますが、買ってすぐに冷凍しておけば変色することもなく、きめ細かなおろしになるそうです。

大根やトマトなども、凍らせた状態ですりおろす使い方ができます。夏場などはすりたて冷え冷えがおいしそうですね!

自分の家の「おうち冷凍」の加減を知って上手にベジ冷凍生活を

生野菜の冷凍方法として、本記事とは違うやり方を推奨する方もいます。生のまま冷凍するのにおすすめの野菜も人によって異なります。

もしかすると、自分の家の冷蔵庫の性能や、使う金属トレー、水きりの仕方、野菜の切り方、いろいろなことが影響して、冷凍野菜の作られ方も微妙に異なるのかもしれません。

実を言うと我が家の冷蔵庫には、「野菜そのまま冷凍」機能がついています。金属トレーを用意せずとも、付属の「野菜冷凍マット」にのせて、野菜冷凍モードで冷凍すれば、野菜を生のまま冷凍することができます。

その上、乾いた冷気で野菜の水分を飛ばして冷凍する「野菜冷凍ドライ」機能(天ぷらなどに)もあります。野菜冷凍の鮮度を保つことに関して、とても優れた冷蔵庫のようです。

説明書を読まなければ気づかない、複雑な機能を持った冷蔵庫もあります。みなさんも、一度ご自宅の冷蔵庫について調べてみましょう。我が家のように、野菜冷凍機能がついた冷蔵庫をお使いの方は、ぜひその機能をフル活用してください。

野菜冷凍の機能はないけれど、「急速冷凍」「一気冷凍」機能がある場合は、金属トレーに野菜をのせて、急速冷凍モードで冷凍を。

もちろん、特別な機能がついていなくても、本記事で紹介した方法で金属トレーにのせて冷凍するだけでも大丈夫です。その場合は、冷凍室の温度をできるだけ下げてくださいね。

冷蔵庫の冷やす能力によって、また、専用の機能の有無によって、解凍後の野菜の風味や食感などにいくらか差が出るかもしれません。

おいしく調理できると推奨されていた野菜でも、自分の家の冷蔵庫ではイマイチな仕上がりになると思えば、茹でてから冷凍するなり、冷凍できる野菜リストから外すなりしてください。

あれこれ試して、食べてみて。「我が家の野菜冷凍ルール」を作っていってくださいね。

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ライター:iroha

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