目元が乾燥する原因と乾燥を防ぐ方法。カサカサの目元に潤いを!
Date:2017.12.12
顔は潤うのに目元だけ乾燥しているということはありませんか?
化粧水をつけても時間が経ったら乾燥するため、何度も繰り返して化粧水を塗らないといけないという人もいるかもしれません。
目元の乾燥は様々な症状を引き起こします。その中でも女性が1番気になるのが、乾燥による小じわです。
目元に小じわができると、綺麗にメイクをしても一気に老けこんだ印象になってしまいます。
ケアをしているのにどうして目元は乾燥してしまうのでしょうか。目元の乾燥の原因と対処法をご紹介します。
こんなことでも!?目元が乾燥する原因には様々なものがある
スキンケアをしているにも関わらず、何故か目元だけ乾燥してしまう。
目元が乾燥すると、小じわが目立ってしまい老け顔になるため、女性には大敵です。
ケアをしていても目元が乾燥するのには、様々な原因があります。
その中には、「これで乾燥するの?」と思う原因もあるので、まずはどういったことが原因で目元が乾燥するのかをチェックしてみましょう。
その1.目元の皮膚が薄いため水分を溜め込むことができない
目元の皮膚はとても薄く、顔の他の部分と比べると、3分の1~4分の1と言われています。
皮膚が薄いということは、肌の水分を溜めておく角質層も薄くなります。
角質層が薄いと、頬などに比べて蓄えることができる水分量も少なくなるので、乾燥しやすくなります。
そのため、スキンケアをした時は潤っていても、時間が経つと乾燥してしまうため、一生懸命ケアをしても日中には乾燥して小じわが目立つなんてことになってしまいます。
その2.目元は皮脂腺が少ないので皮脂の分泌量も少ない
肌は水分だけではなく、適度な皮脂量も必要です。他の部分は適度な皮脂が出ているため、肌が乾燥しにくくなっています。
皮脂が膜を作ることで肌の水分が蒸発するのを抑えていますが、目元は他の部分に比べて皮脂腺が少なくなっています。そのため、分泌される皮脂量も少ないのです。
分泌される皮脂量が少ないと、肌に膜が作れないため、肌の水分が蒸発しやすくなります。
元々、目元は水分を溜め込む力が弱いため、肌の水分が蒸発するとカラカラ状態になり乾燥してしまいます。
その3.無意識に目をこすることでバリア機能が低下している
目元は皮膚が薄いため、ちょっとした刺激でバリア機能が低下して乾燥しやすくなります。
その中で特に多いのが、無意識のうちに目をこすることによる刺激です。
- 目がかゆい時
- 眠い時
- 目が乾燥して違和感がある時
こういった時、無意識のうちに目元をこすっています。特に、目をこするのがクセになっている人は知らない間にかなりの頻度で目を触っていることになります。
こするぐらいと思ってしまいますが、皮膚が薄いとちょっとしたことでも刺激になります。
その4.メイクをする時にこすることでバリア機能が低下している
無意識のうちに目をこするのもよくありませんが、女性に多いのがメイクをする時の目元への刺激です。
- ファンデーションを塗る時にパフで強くこする
- アイシャドウを塗る時、チップでこする
- コンシーラーを馴染ませる時に指でこする
上記のようなことも、目元にかなりの刺激を与えてしまいます。
目をこするのと同じで、こういった刺激が原因で目元のバリア機能が低下し、もともと水分と油分が少ない部分がさらに水分と油分が失われてしまい乾燥に繋がります。
その5.間違ったスキンケアが目元に負担を与えている
スキンケアも間違った方法でしてしまうと、目元の乾燥に繋がります。
- 化粧水やクリームが目元までしっかりとついていない
- クリームを塗る時、擦り込むように力を入れている
しっかりとスキンケアをしていても、化粧水やクリームが目元まで塗られていないと乾燥しやすくなります。
また、乾燥しないようにとクリームや化粧水を擦り込むように塗ると、その摩擦が原因で肌が傷つきバリア機能が低下して乾燥しやすくなります。
スキンケアの間違いはこれだけではありません。メイクを落とす時にも、目元が乾燥する原因があります。それがアイメイクを落とす時です。
- アイメイクを落とすためにゴシゴシと洗う
- 洗浄力の強い洗顔料を使う
上記のようなことをすると、目元は乾燥してしまいます。
特にアイメイクの場合、ウォータープルーフのマスカラが落ちにくかったりすると、ゴシゴシ洗ったり洗浄力の強い洗顔料を使ってしまいます。
これは、目元の肌に悪影響を与えてしまいます。
目元は皮膚が薄いので、必要な油分まで落としてしまう洗浄力の強いものなどは使わないようにしなくてはいけません。
その6.皮膚炎などでバリア機能が低下している
しっかりと保湿をしたり、特に刺激を与えるようなことをしていないのに目元の乾燥の症状が改善しない場合、皮膚炎などを起こしている可能性があります。
- 化粧品が合わない
- アレルギー
- アトピー性皮膚炎
上記のようなことが原因で、目元が乾燥することがあります。
皮膚炎が原因で目元が乾燥している場合、保湿などをしても症状が改善しないため病院での治療が必要となります。
その7.目を酷使すると乾燥することもある
あまり知られていませんが、目を酷使するのも目元の乾燥に関係しています。
目を使いすぎると、目の周辺の筋肉が凝り固まってしまいます。そのため、血行が悪くなりさらに目を動かしてしまいます。
血行が悪くなると巡りが悪くなることで肌も乾燥しやすくなります。最近は、仕事でパソコンを使ったりスマホを使う人も増えているので、注意が必要です。
これで目元の乾燥もなし!目元の乾燥を予防・改善する方法
目元が乾燥すると、小じわやかゆみの原因となります。そうならないためにも、目元が乾燥しないように予防することが大事です。
また、現在乾燥の症状が出ていても、しっかりと対処すれば症状は改善することができます
その1.メイク落としや洗顔には気をつける
目元は皮膚が薄いため、ゴシゴシと洗ったり洗浄力の強い洗顔料を使うと乾燥してしまいます。
そうならないよう、メイク落としや洗顔には気を使う必要があります。まずは、アイメイクです。
ファンデーションと一緒にクレンジングで落とす場合、ウォータープルーフのマスカラが残ってしまうため、ついゴシゴシと洗ってしまいます。
アイメイクは、なるべく専用リムーバーを使って落とすようにしましょう。
- アイメイク専用リムーバーをコットンにたっぷり含ませる
- コットンをまぶたにおいて軽く押さえ、5~10秒そのままにする
- 力を入れないようにしてコットンでアイメイクを拭き取る(数回繰り返す)
- まぶたのきわは落ちにくいため、綿棒にリムーバーを染み込ませ力をいれずに拭き取っていく
アイメイクを落とした後、ファンデーションを落とす時にクレンジングをしますが、その時に目元も一緒に洗って大丈夫です。
その時は力を入れず、なでるようにして洗いましょう。
クレンジング剤を選ぶ時も、いくつか注意が必要です。最近増えているのが、こすらずに落ちるというものです。
クレンジング剤を肌に馴染ませるだけでメイクが落とせるというものですが、こういったものを選ぶと摩擦も起こりにくくなります。
また、成分も強いものではなく肌に近い弱酸性のものや美容成分が入っているものを選ぶようにしましょう。
クレンジングは肌に優しくしても、洗顔でゴシゴシとしては台無しです。洗顔にも注意が必要です。
- 手を綺麗に洗い、34~36度ぐらいのぬるま湯で顔をまず洗う
- 洗顔料を泡立てる(泡立てネットや泡立てグッズを使うと簡単にできる)
- できた泡をおでこ→鼻(鼻筋)→頬→あごの順番にのせて泡をクッションにして洗う
- 残った泡で目元と口周りを洗う
- ぬるま湯で泡が完全に落ちるまで洗う(丁寧に洗い流すと20回以上かかります)
- 清潔なタオルで顔の水分を押さえていく
洗顔で多いのが、できた泡で顔全体をガーッと洗ってしまうことです。
洗顔は、皮脂が分泌しやすい部分から泡をのせていき、泡で洗っていくのがポイントです。
また、洗い流す時もササっとするのではなく洗顔料が残らないように20回以上はすすぐようにしましょう。
洗顔料は、洗浄力が強いものではなく肌に近い弱酸性のものを選ぶと肌への負担も最小限に抑えることができます。
その2.保湿力の高い化粧水や美容液を使ってしっかり保湿
目元の乾燥に1番大事なのが保湿です。
よく「保湿はたっぷりと使える化粧水をジャバジャバ使う方がいい」と言いますが、目元はバシャバシャと化粧水をつけても水分を溜め込む量が少ないので、すぐに乾燥してしまいます。
目元の乾燥を予防するためには、保湿力の高い成分が配合された化粧水や美容液を使うと潤いを与えることができます。
保湿成分には、主に次のようなものがあります。
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- アミノ酸
- 大豆イソフラボン
- セラミド
この中でもオススメなのがセラミドです。セラミドは細胞間脂質の主成分で、セラミドが失われると肌のバリア機能も低下していきます。
セラミド配合の化粧水や美容液を使うことで、バリア機能も低下し保湿も行ってくれます。
特に肌のセラミドと似たような形をしている「ヒト型セラミド」は馴染みもいいのでおススメです。
その3.水分だけではなく油分もしっかりと与える
「乾燥=水分を与える」というイメージがありますが、目元の場合は水分だけではなく皮脂腺が少ないため皮脂もほとんど分泌されません。
潤いのある肌は、水分だけではなく適度な油分も必要です。目元には水分だけではなく油分もしっかりと与えて上げる必要があります。
よく使われるのが、アイクリームです。目元専用のクリームで、油分の他に美容成分が含まれているものもあります。
しかし、アイクリームは他のクリームなどに比べて少し値段が高くなっています。
そういう時は、次のようなクリームも油分が多いのでおススメです。
- ニベア
- ワセリン
特に、寒くて乾燥しやすい時には油分が多いワセリンなどは大活躍です。
アイクリームは、高価なものを少量ずつ一時的に使うよりも、毎日続けられるものを選びましょう。
また、肌への負担が気になる人はオーガニックのオイルなどもオススメです。最近では、ドラッグストアや通販でも手軽にオイルが手に入るようになりました。
- スクワラン
- 椿オイル
- アルガンオイル
上記のようなオイルは、肌にも優しいのでオイルを始めたいという人でも使えます。
特に、スクワランは乳液替わりに使っているという人も多いので、肌にはとても優しいです。
その4.目元のパックでスペシャルケアをする
顔のスペシャルケアとして、シートパックをしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、シートパックを付けた時、目元は大きくくり抜かれています。
そのため、シートパックをしたからといって、目元もしっかりと保湿パックができているというわけではありません。
目元もパックをしてあげることで、潤いのある肌になります。
目元のパックというと、目の下に貼り付けるものはありますが、目の下から目尻までしかパックができないので、まぶたはカサカサのままになってしまいます。
目元をパックする時は、まぶたも一緒に行いましょう。
- 自分の使っている化粧水と美容液を同量、清潔な容器に入れ混ぜ合わせる
- 容器の中にコットンを入れ、たっぷりと1を含ませる
- 2のコットンを目の上に貼る(目をつぶった状態でする)
- 5~10分放置する
- コットンを取り、馴染ませる
顔のシートパック同様、5~10分間浸透させるのが重要です。
目を閉じたままなので、忙しい時ではなく時間がありリラックス出来る時に行うといいかもしれません。
乾燥が酷い時は毎日、その他の時も2~3日に1回行うと乾燥知らずの目元になります。
その5.日中の乾燥予防対策もしっかりと行う
目元の乾燥を改善するためにスキンケアを一生懸命しても、日中そのままにしていると肌の水分はどんどん奪われていきます。
日中も、目元の乾燥には注意してあげることが大事です。特に、紫外線には注意が必要です。
顔に使う日焼け止めは、目元には塗らないようにと注意書きされています。そのため、目元には紫外線が直接当たっていることになります。
外出する際はサングラスや日傘を使って紫外線が当たらないようにしてあげましょう。
また、最近では低刺激で目元にも塗れる日焼け止めや、紫外線カット効果のある化粧下地なども数多くあります。
こういったものを使って、なるべく目元までカバーするようにしましょう。
「私は屋内での仕事だから大丈夫」と思っている人も、エアコンなどで目元が乾燥することがあります。
そういう場合は、メイクの上から付けることができる美容液や化粧水を使って、目元を乾燥させないようにすると症状も改善されます。
その6.目の血行を良くしてしっかりと休ませる
目は酷使すると、血行が悪くなり目元の乾燥にも繋がります。また、ドライアイの原因にもなるので、無意識に目を擦ってしまいバリア機能低下にも繋がります。
長時間、パソコンやスマホを使った後は目のケアも大事です。オススメは、蒸しタオルで目元を温めることです。
蒸しタオルを目の上に置いて、目を温めると血行も良くなり乾燥も改善します。
蒸しタオルを作るのが面倒な場合は、市販されているホットアイマスクを使えば簡単に目元を温めることができます。
目元を温めた後、目元パックをすればさらに効果アップです。
その7.規則正しい生活習慣を身に付ける
綺麗な肌を手に入れるには、規則正しい生活が必須と言います。
- 睡眠をしっかり取る(22~2時の美のゴールデンタイムには眠る)
- バランスの良い食事を心がける
- 適度な運動をする
特に、上記のようなことは心がけるようにと、雑誌などでも紹介されています。目元も肌です。少なくても、皮脂分泌や水分を抱え込む働きはあります。
生活習慣が乱れると、この働きも鈍ってしまいます。日頃から、美のために規則正しい生活習慣を送っている人は肌も乾燥しにくいです。
年齢は関係ない!しっかりケアで潤いのある目元を手に入れる
目元の乾燥は、加齢や乾燥した空気だけが原因ではありません。若くても、いろんな原因が重なってカサカサな目元になってしまいます。
今、乾燥している人もしっかりとケアをすることで目元の乾燥は改善できます。
目元が乾燥すると、小じわの原因にもなるので一気に老け顔になってしまいます。
乾燥する前、または乾燥が気になり始めたらすぐにケアをしましょう。そうすることで、潤いのある目元を手に入れることができます。
「もう遅い」と諦めるのではなく、すぐに取り掛かることが大事です。
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