インナードライ肌の状態と潤いのある肌に改善する方法
Date:2017.12.12
肌の表面はベタベタしているのに、何だか肌の弾力がなく、キメも整っていない。そんな肌のお悩みは、もしかしたら「インナードライ肌」だからかもしれません。
インナードライ肌とはどのような状態の肌なのか、改善するにはどのようなスキンケアが適しているのか、ということについてお話ししたいと思います。
インナードライ肌を改善しないと、ニキビやテカリ、毛穴の開きなど様々な肌トラブルの原因になってしまうので、しっかりケアしていきましょう!
インナードライ肌はこんな状態の肌のこと
インナードライ肌とは、肌の内側は乾燥してカサカサになっているのに、表面には皮脂が浮いてベタベタしたり、テカってしまっている肌のことです。
表面には皮脂が多くてべたついているので、オイリー肌だと勘違いしてしまい、インナードライ肌だと気づいていない人も多いのです。
インナードライ肌は元は乾燥肌。オイリー肌用のケアをしていても改善は出来ないのです。
インナードライ肌かどうかチェック!
あなたがオイリー肌(脂性肌)なのか、それともインナードライ肌なのかチェックする方法があります。
洗顔後、何も塗らずに顔を放置します。
20分ほど経ったら肌の状態をチェックします。
- カサカサでつっぱる→乾燥肌
- 全体的にテカる、べたつく→脂性肌
- Tゾーンはべたつくが頬などはカサカサしている→混合肌
- 表面はべたついているのにつっぱっている→インナードライ肌
インナードライ肌は脂性肌や混合肌と間違えやすいため、1度チェックしてみてください。
インナードライ肌に起こりやすいトラブル
インナードライ肌になるとどうしても皮脂が増えてしまうため、肌のトラブルも増えてきます。
- ニキビ
- 吹き出物
- 毛穴の開き
といった、皮脂が多いことによるトラブル以外にも、
- 肌のかゆみ
- カサつき
- ツッパリ感
などの、乾燥肌の悩みもプラスされることが多いです。
インナードライ肌になってしまう原因
ひと言でいうと、スキンケアが間違っているのです。
オイリー肌だと勘違いしてしまっている人が多いので、オイリー肌用のケアをしてしまうんですね。
例えば、
- 洗浄力の強い洗顔料で顔をゴシゴシ洗う
- 1日に何度もあぶらとり紙で皮脂を取る
などです。
元は乾燥肌なのに、乾燥を助長するようなケアばかりしてしまっていることが、インナードライ肌を作り出しているのです。
インナードライ肌を改善するための11の方法
では具体的に、これからどうすればインナードライ肌を改善できるのか、その方法を詳しくご紹介します。
1.クレンジングや洗顔で皮脂を落としすぎない
皮脂の落とし過ぎ、これはインナードライ肌にとって一番良くないことです。皮脂は汗と混ざって皮脂膜を作るための大事な材料になります。
皮脂を取りすぎないためにクレンジングや洗顔のポイントとしては、
- オイルタイプではなくて、ミルクタイプやクリームタイプのクレンジングを使う
- 顔はぬるま湯(32度くらい)で洗う
- 洗い流す時にシャワーを顔にかけない
- ゴシゴシこすらない
などです。
肌は優しく扱うのがポイント。顔を拭くときもタオルをでこすらずに、水分を吸わせるように優しく拭いてください。
2.肌に優しい洗顔料に変える
皮脂を取りたくて洗浄力の強い洗顔料を使ったり、スクラブなど肌への刺激が強いモノを使っていることが肌にとって負担となっているのかもしれません。
乾燥肌や敏感肌の人が使えるような、優しい洗顔料に変えてみましょう。
合成界面活性剤は肌に刺激となりますから、弱酸性など肌に刺激の少ない洗浄料を選ぶことがポイントです。
3.とにかく保湿!コットンパックで肌を潤す
洗顔後はとにかく急いで保湿!時間をおいてはいけません。肌がまだ湿っているうちに化粧水をたっぷり馴染ませてください。
化粧水は角質層を潤してくれるセラミド入りのものがおすすめです。
そして、できれば化粧水を塗るだけでなく、コットンパックをすると肌の水分量がアップします。
- コットンを軽く水で濡らします。
- 少し水を絞り、化粧水をたっぷり含ませます。
- それを5枚に割いて、おでこ、両頬、鼻、顎の5カ所に乗せます。
- 2~3分したらコットンを外します。
ポイントはコットンが乾かないうちに外して次の工程に行くことです。
乾くまで乗せていると、肌の水分も一緒に蒸発してしまうので逆効果になります。
4.美容成分をたっぷり補う
さて、角質層がたっぷり潤ったところで、ここで美容成分をプラスしていきます。肌が乾燥した状態でヒアルロン酸などの美容成分を入れようとしてもなかなか浸透しづらいのです。
ですから、化粧水でしっかり肌を柔らかくしてから、次の工程で美容成分をプラスしていきます。
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- プラセンタエキス
など、潤い効果のある美容成分が入った美容液で肌を柔らかくしていきましょう。
5.乳液かクリームで蓋をする
スキンケアは最後の仕上げがとても大切です。ここまで保湿をたっぷりしてきましたから、それをキープするために、乳液かクリームを使って蓋をします。
ですから最後はしっかり蓋をしましょう。べたつきが気になるなら、ごく薄く塗っていけばいいのです。
6.スキンケアは短時間で行う
肌を乾燥させないコツとして、スキンケアは短時間で行うようにしましょう。お風呂から上がったり、顔を洗い終わった後からどんどん乾燥は始まっていきます。
化粧水は遅くとも1~2分以内に塗り始めてください。お風呂から出て、髪を拭いて着替えて、なんてやっている時間はありません。
もし先に着替えたいなら、化粧水だけはお風呂の中で塗ってしまいましょう。そしてお風呂から出て数分以内に乳液まで終わらせるようにしてください。
7.メイクは落としやすいものに変える
洗顔の負担を出来るだけ少なくする、というのも肌のためにはとても有効な方法です。
メイクが濃いと、それだけ洗浄力の強いクレンジングが必要になり、それが肌への刺激となるからです。
ウォータプルーフなどのメイクは避けて、お湯だけでも落とせるような下地やミネラルファンデーションなどを使うといいでしょう。
8.あぶらとり紙で皮脂を取りすぎない
日中皮脂が気になるからといって、とりすぎるのは良くありません。特にあぶらとり紙を何度も使って皮脂を取るのは、肌を余計に乾燥させる原因になります。
もし皮脂が気になる場合は、上から軽くティッシュを当てるだけで十分です。
9.メイク直しには乳液を使って保湿
日中も肌はどんどん乾燥して皮脂が出てきてしまうので、保湿を兼ねてメイク直しに乳液を使ってみましょう。
メイクがよれているところに乳液を少し馴染ませてティッシュで抑えます。その上からもう一度乳液を薄く塗ります。
もし乾燥が気になるときは、その前にミスト化粧水などをプラスしてもいいですね。
乳液が馴染んでから、ルースパウダーをブラシでつけるとキレイに仕上がりますし、同時に保湿も出来てしまいます。
メイクをしていないときも、日中何度か化粧水と乳液を馴染ませるといいですよ。
10.しっかり眠って丈夫な肌を育てる
肌のターンオーバーを促し、健康な肌を作るには睡眠が何より大事です。肌が乾燥しているということはバリア機能も低下していて、肌荒れが起きやすくなっているのです。
なるべくその日のうちに眠るようにし、6~8時間くらいの睡眠は取りたいものです。
そして、質の良い深い睡眠が成長ホルモンの分泌を促し、丈夫な肌を育てていきます。
11.ホルモンバランスを整える
女性はストレスなどでホルモンバランスを乱しやすく、それが皮脂の量を左右してしまうことがあります。
ホルモンバランスが乱れると、男性ホルモンの影響を受けやすくなり皮脂が増えてしまうのです。
- 疲れたら休む
- ストレスを溜めない
など、ホルモンバランスが乱れないような生活をすることが肌のためにもなります。
しかし、疲れたからといって仕事は休めませんよね。そんな日は、家に帰ったら何をしようか、今日は何を食べようか、と出来るだけ楽しいことを考えるようにしてみてはいかがでしょうか。
今週乗り切ったら週末はたっぷり買い物に行く!など、先のことを考えるのもいいですね。
毎日のスキンケアで肌質を変えていこう!
インナードライ肌も急になったわけではありません。そうなってしまうには様々な原因があり、肌にあっていないスキンケアや食生活などが積み重なって作られた肌の状態です。
ですから、改善するにもある程度に時間がかかります。数日では肌は生まれ変われないからです。
潤ったキメの細かい肌を目指して、毎日丁寧にスキンケアをし、肌を傷めない丁寧な暮らしをしていきましょう。
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