シミを予防する方法。増え続けるシミをストップ!
Date:2017.09.12
いつまでも、綺麗で若くいるために、毎日のスキンケアは欠かせません。しかし、一生懸命ケアしているのに、年齢とともに顔に出てくるものがあります。
それは、黒いシミです。「シミは年齢と共に出るものだから仕方ない」と諦めている人もいますが、シミは日頃のケアや対策によって予防することが可能です。
シミはできてからケアをするよりも、シミができる前から予防をしておくほうが確実に効果があります。
「シミのケアをしているのに、シミができた」という人は、もしかするとシミ予防がまだ足りないのかもしれません。
シミが出ないようにするには、外側からのケアばかりに気を使うのではなく、内側からのケアもしっかりと行うことが大事です。
この記事の目次
その1.シミの1番の原因!紫外線対策をしっかりとする
シミの1番の原因は、やはり紫外線です。シミを予防するには、しっかりと紫外線対策をすることが大事になってきます。
紫外線対策をすることで、シミ予防だけでなく日焼け対策にもなります。
日焼け止めは1年間用途によって使い分ける
多くの人が、日焼け止めは暑くなる初夏あたりから使い始め、涼しくなる秋になると使うのをやめてしまいます。
紫外線は季節に関わらず1年中出ているので、日焼け止めも1年間使い続けることが大事です。
- 雨だから紫外線は出ていない
- 寒いから紫外線は弱い
- 室内だから紫外線は予防できている
上記のような紫外線への知識は、間違っています。屋外に出れば、季節や天気関係なく紫外線は出ています。
なので、寒いからとか天気が悪いから大丈夫ということはありません。また室内も同じで、紫外線は入り込んでいます。
室内だから紫外線は全く浴びていないというのは間違いなので、日常生活でも紫外線をカットすることが大事です。
日焼け止めを選ぶ時、SPFやPAといった表記があります。
肌に炎症を起こすUVBから肌を守る目安になります。数値が高いほど、UVB防止効果が高くなります。
UVBの数値を見る時、肌が赤くなり始める20分に表記されている数字を掛け算して、紫外線から肌を守ることができる時間を計算します。
(例)SPF10の場合、20分×10=200分(3時間20分)
しかし、実際は汗をかいたり汗を拭いたりする時に日焼け止めが落ちることがあるので、あくまでも目安として使うようにしましょう。
肌を黒くしたり、肌老化の原因となるUVAから肌を守る目安になります。+の数が高いほど、UVAカット力が強くなります。
紫外線をカットしたいからといって、常にSPFやPAの数値が高いものを使っていると、肌に負担を与えてしまいます。
そのため、日焼け止めは使う場所や用途によって使い分けることが大事です。
SPF | PA | |
---|---|---|
日常生活 | 5~10 | +~++ |
買い物やドライブ | 10~20 | ++~+++ |
海や山、屋外でのスポーツ | 20~30以上 | +++~++++ |
最近は、SPF50やPA+++++といった強力カットの日焼け止めも増えています。
数値が高いからといって、外出前に塗ってそれで大丈夫と思っている人も多いと思います。
外出前にしっかりと日焼け止めを塗っても、汗や衣類の擦れなどで日焼け止めが落ちている可能性があります。
そのため、しっかりと紫外線をカットしたい場合はこまめに日焼け止めを塗ることも大事です。目安としては、1~2時間おきに塗ると効果も持続します。
外出時は帽子・日傘・手袋などを使って紫外線をシャットアウト
日焼け止めを使っての紫外線予防も重要ですが、そこにプラスするとさらに紫外線シャット効果がアップするのが、次のようなアイテムです。
- 帽子
- 日傘
- 手袋
帽子や日傘を紫外線対策として使っているという人は多いと思います。しかし、手袋まで使っている人はあまりいません。
シミというと、顔だけにできるものというイメージがありますが、体にもできます。特に、手の甲など紫外線を浴びやすい部分はシミもできやすいです。
手は年齢が出やすい部分と言います。手にシミができると、いくら綺麗でも老けてみえてしまいます。
目から入る紫外線がシミの原因になることもある
紫外線対策というと、肌が露出している部分のケアをメインに行います。
肌の外線対策はもちろん大事ですが、もう1つ気にしなければいけない部分があります。それが目です。
目に紫外線が入ると、肌に紫外線を浴びた時と同じようにメラニン色素が産出されます。
目からの紫外線を予防するには、サングラスが効果的です。サングラスを選ぶ時、次のようなことに注意しましょう。
- 紫外線カット効果があるか
- サングラスのレンズ全体に均等に色がついているか
オシャレサングラスなどの場合、レンズの上部に色がついていて、下に向かってグラデーションのようになっているものがあります。
こういったサングラスの場合、上からの紫外線はカットできますがアスファルトからの照り返しの紫外線は予防できない可能性があります。
しっかりと紫外線をシャットアウトするためには、レンズ全体に色が均等についているものを選びましょう。
また、「99%紫外線カット」と書かれているサングラスでも、紫外線カット力が劣るものもあります。
しっかりと紫外線を予防したい場合は、メガネ店のサングラスを選びましょう。
メガネ店で購入する場合、どのくらいの紫外線をどのくらいカットしてくれるか説明もしてくれます。
その2.毎日のスキンケアでシミ予防をする
紫外線対策と同じくらい、シミ予防で気をつけたいのが毎日のスキンケアです。
肌が乾燥していると、バリア機能が低下し、紫外線や摩擦による刺激を受けやすくなりシミの原因にもなります。
また、肌のターンオーバーを正常に保つこともシミ予防には欠かせません。
シミを作らないスキンケアのポイントは、次のようなものがあります。
十分に肌を保湿して「乾燥知らず」の肌にする
肌が乾燥するとバリア機能が低下して、紫外線の刺激が強くなりシミに繋がります。そうならないためにも、十分に潤った肌作りをしなくてはいけません。
十分に保湿された肌にするには、正しいスキンケア方法を知ることが大事です。
- メイク落としは、擦らずに落ちるような肌に負担のかからないものを選び、ぬるま湯で洗い流す。
- たっぷりの泡を作り、手が直接顔に触れないように泡で洗顔をする。
- ゴシゴシと顔を擦らず、泡が肌に残らないようにぬるま湯で綺麗に洗い流す。
- 洗顔後は、タオルで顔の水分を抑えるようにして拭き取る。
- 化粧水の浸透を良くするために導入美容液やブースターを顔全体につける。
- 化粧水を手のひら全体に広げ、顔全体をプッシュしながら化粧水を浸透させる。
- 1度目の化粧水が浸透したら、再度顔全体に化粧水をつける(2回付け)。
- 化粧水が浸透したら、乳液かクリームで蓋をする。乾燥肌の人は、乳液よりも油分の多いクリームがオススメです。
スキンケアに含まれる保湿効果のある美容成分ですが、今では様々なものがあります。
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- セラミド
- スクワラン
上記のようなものがありますが、肌質によって浸透が良いものと悪いものがあります。
自分の肌に合うものを見つけ、しっかりと肌の奥まで潤うようにしましょう。
シミがないうちから美白化粧品を使う
シミができた途端に、慌てて美白化粧品を使うという人も多いのではないでしょうか。
今では、できたシミを薄くしてくれるような美白化粧品も出ていますが、シミができないようにシミがない時から美白化粧品を使うと予防に繋がります。
美白化粧品に含まれる、美白成分には次のようなものがあります。
- ビタミンC誘導体
- アルブチン
- トラネキサム酸
- エラグ酸
- プラセンタエキス
1番手軽に始めることができるのは、ビタミンC誘導体の入った美白化粧品です。
美白化粧品というと高価なものが多いですが、ビタミンC誘導体の入ったものは、手頃な値段で購入可能です。
美白化粧品も、保湿美容成分と同様で、肌に合う合わないがあるので、自分の肌に合ったものを選ぶようにしましょう。
また、化粧水や美容液といったものだけ美白効果のあるものにするのもいいですが、スキンケア全部をライン使いすることによって効果もアップします。
絶対にシミを作りたくない!という人は、スキンケア全部を美白化粧品に変えると効果もアップします。
その3.毎日の食事でシミを予防する
シミ予防はスキンケアなどの外側からのケアも大事ですが、体の内側からのケアも大事になってきます。
内側からのケアの場合、食べたからといってすぐにシミ予防になるわけではありませんが、毎日続けることによって内側からもしっかりとケアをすることができます。
食品でシミ予防に欠かせない栄養素を摂取することも大事ですが、食事で摂れない時は、サプリメントなどで補うようにしましょう。
シミ予防には欠かすことができない「ビタミンC」
ビタミンCは、高い抗酸化作用があり、メラニン抑制効果があります。また、綺麗な肌には欠かせないコラーゲンの生成にも必要な栄養素です。
しかし、ビタミンCは水溶性のため、体内に長時間留まることができません。そのため、毎日欠かさず摂取することが大事です。
また、ビタミンCは熱に弱いので、加熱すると栄養素が減ってしまいます。
野菜で摂取する以外、生でも食べることができるフルーツなどで積極的にビタミンCを摂取することで、シミ予防にも繋がります。
- 赤ピーマン
- ゆず
- アセロラ
- イチゴ など
新陳代謝のアップ、抗酸化作用のある「ビタミンE」
ビタミンEには、新陳代謝のアップや抗酸化作用、シミやシワの予防効果もあります。
そのため、エイジングケアには欠かせない栄養素とも言われています。
- アーモンド
- ゴマ
- キウイフルーツ
- 抹茶 など
活性酸素を除去してメラニン抑制効果がある「βカロテン」
βカロテンには、高い抗酸化力があるので、体内の活性酸素を除去してくれる働きがあります。
また、メラニン抑制効果だけでなくシミ予備軍を除去してくれる働きもあります。
- ニンジン
- パセリ
- ほうれん草
- 緑黄色野菜全般
美各化粧品に欠かせない「L-システイン」
美白というと「L-システイン」というくらい、美白効果が高い成分です。
L-システインには、新陳代謝をアップさせてメラニンを排出する働きがあります。
しかし、このL-システインは食品に含まれているわけではありません。「メチオニン」という栄養素を含む食品を摂取すると、体内で合成されて作られます。
また、ビタミンCとの相乗効果があるので、一緒に摂取するとさらに効果がアップします。
- はちみつ
- 大豆
- アーモンド
- 肉類 など
メラニンの生成を阻害する「エラグ酸」
あまり聞いたことがないという人も多いと思いますが、エラグ酸はポリフェノールの一種で、メラニンの生成を阻害する働きがあります。
また抗酸化作用も高いため、肌老化の抑制にもなります。
- アセロラ
- ラズベリー
- ザクロ など
肌の代謝を高めてくれる「ビタミンB2」
肌のターンオーバーが乱れると、古い角質が溜まるためシミの原因となるメラニンの排出も滞ってしまいます。
ビタミンB2には肌の代謝を高めてくれる働きがあるため、メラニンを排出する手伝いをしてくれます。
- 豚レバー
- 牛レバー など
抗酸化作用の高い「アスタキサンチン」「コエンザイムQ10」「リコピン」
体内に活性酸素があると、肌老化の原因となりシミができやすくなります。
そのため、体内の活性酸素を除去してくれる抗酸化作用の高い栄養素を摂取するようにしましょう。
- (アスタキサンチン)鮭、いくら など
- (コエンザイムQ10)青魚、ナッツ類 など
- (リコピン)トマト、ピーマン など
その4.うっかり日焼け後のスキンケアが重要
紫外線をカットし、日頃からシミ予防のスキンケアをすることが1番大事です。
しかし、日焼け止めやシミ予防のスキンケアをしていても、日焼けをしてしまうことがあります。
この時、日焼け後のスキンケアをしっかりとすればシミを予防することができます。
いきなり化粧水ではなく冷水で日焼け部分を冷やす
日焼けは火傷と同じです。日焼けした部分は、まずは冷たくしたタオルや冷水で冷やして熱を取り除くことが大事です。
最近は、ドラッグストアなどでも日焼けした肌につけるクールタイプの化粧水がありますが、肌に合わないとかぶれたり肌はクールダウンしても日焼けやシミのケアにはならないこともあります。
まずは、化粧水をつけるのではなく日焼けした部分をしっかりと冷やしてあげることが大事です。
敏感肌や肌への負担が少ない化粧水や乳液で保護する
日焼け部分を冷やしたら、スキンケアをします。日焼け部分を冷やしたからといって、炎症が完全に治ったというわけではありません。
炎症している肌に美容成分の高いものをつけると、肌荒れを引き起こす可能性があります。
日焼けをした日は、なるべく肌に負担が少ないものや、敏感肌用の化粧水と乳液を使いましょう。
日焼けをすると、肌の水分が奪われるので保湿力の高い化粧水やクリームを使う人もいますが、日焼けした当日はまだまだ肌が炎症状態なので、油分の多い保湿クリームなどは塗らないようにしましょう。
翌日からは美白化粧品を使ってシミ予防ケア
翌日になると、肌の炎症も収まってきます。炎症が治まった後は、シミが出てこないようなケアをするようにします。
1番効果的なのは、美白効果のあるスキンケアをライン使いすることです。
日焼け後は肌が乾燥するので、美白効果とともに肌の乾燥を抑えてくれる成分が含まれているスキンケアを選びましょう。
その5.心と体をリラックスさせ質の良い睡眠を取る
シミの原因というと、紫外線というイメージがあります。シミには、紫外線以外にも様々な原因があり、その中の1つにストレスがあります。
ストレスが溜まると、体内の活性酸素を増やしてシミの元となるメラニンをどんどん作り出してしまいます。
また、ストレスが溜まるとホルモンバランスも乱れるため、肌の状態は悪くなりシミができやすい状態になります。
シミの1種である肝斑は、ホルモンバランスの乱れが原因で出来るシミなので、ストレスでホルモンバランスが乱れると肝斑にも繋がる可能性があります。
そうならないためには、心と体をリラックス状態にしてストレスを抱えないことが大事です。
自分なりのストレス発散法を見つけ、ストレスを抱えないようにしましょう。
また、毎日の睡眠も大事です。「美のゴールデンタイム」と呼ばれている22時~2時は、成長ホルモンが分泌されるため、肌の新陳代謝が活発に行われます。
この時間帯に肌ダメージの修復も行われるので、肌状態が良くなりシミが出来にくい肌になります。
仕事をしていると、22時に就寝するのは難しいと思います。
この時間帯はずっと寝てないといけないということではなく、22時~2時の間に2時間程度でも睡眠を取るだけで、肌状態は全く変わってきます。
成長ホルモンが分泌される時間帯は、1時間でも多く睡眠が取れるように心がけましょう。
シミ予防は早めに始めることが大事!毎日のケアでシミを作らないようにする
シミ予防は、年齢の早いうちから始めることが大事です。
「若いから大丈夫」「シミができてからケアをすればいい」と怠けていると、知らない間にシミ予備軍ができてしまいます。
また、ケアは夏の暑い時期だけではなく、1年中心がけなくてはいけません。そして室内でも紫外線を浴びていることを覚えておきましょう。
毎日続ければ、シミのない綺麗な肌をいつまでも維持することができます。
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