鼻毛の正しい処理方法と頻度。1本出てたらどんな美人も一瞬で台無し!
Date:2019.08.20
髪型もメイクもばっちり決まっている…そんな状態で鼻毛が出ていると、もう全てが台無しになってしまいますよね。
しかも「鼻毛出てるよ」なんてなかなか人には言いづらいですから、周囲の人にも気を遣わせてしまいます。
確かに鼻毛が見えていたら恥ずかしい思いをしますが、それでも身体の一部である鼻毛にはちゃんと身体の状態を守る役割があります。
そのため、鼻毛が一本残らず消え去ってしまうのもまた考え物なのです。
この記事では、鼻毛の役割や理想的な処理方法についてご紹介します。
この記事の目次
鼻毛は空気と一緒に鼻から汚れが入ってくるのを防ぐフィルター
鼻毛処理のやり方について訊ねると、「余すことなく全処理」と答える女性も少なくはありません。
しかし、鼻毛には鼻から吸った空気を綺麗にしてから体内に送り込むという役割があります。
人は呼吸をして生命活動を維持していて、呼吸は必ず鼻か口のどちらかで行いますよね?「口呼吸よりも鼻呼吸の方が良い」とよく言われているのは、この毛によるフィルター機能が鼻にはあって口にはないためです。
もしも鼻毛の全処理をしてしまうと、ウイルスに感染して風邪を引いたり病気にかかりやすくなってしまいます。
人の身体には、全ての部位にきちんと役割があって無駄のないようなつくりになっています。
もちろん多すぎれば減らすのは当然ですが、全てなくしてしまうとその部位が持つ役割を果たしてくれる存在がいなくなってしまうので注意しましょう。
全部は取らずに見えるところだけ!トラブルを起こさない鼻毛処理の方法
鼻毛の処理方法ですが、切ったり抜いたりと人によって様々です。
ホルモンバランスの関係から男女でも鼻毛の処理方法は違ってきますから、女性の身体に合った理想的な鼻毛の処理法を知っておきましょう。
女性が知っておくべき鼻毛の処理方法は次の通りです。
鼻毛の処理は抜くよりも切るべし
鼻毛が見えてしまう悲劇を恐れて「いっそ根元から」と毛根ごと引っこ抜いてしまう人も少なくはありませんよね。
鼻毛の処理をするときに抜く派か切る派かで意見が分かれますが、鼻毛は抜くと危険ですから、処理をするときは必ず切るようにしてください。
しかも鼻の中には毛細血管が密集していて、ちょっと傷が付くだけですぐに炎症を起こしたり出血してしまいます。傷口から細菌が感染すればおできが出来て膿が出てくることも考えられます。
鼻腔内の毛穴に細菌が感染して出来るおできを「毛嚢炎」と言いますが、この毛嚢炎は悪化すれば鼻の中だけでなく外まで赤く腫れてしまい、ちょっと鼻の表面をかすっただけでも痛みを感じることもあります。
毛抜きやピンセットなどを使って鼻毛を抜くことは鼻のトラブルに直結しますから、なるべく鼻毛の処理は抜かずに切る方法で行いましょう。
鼻毛用ハサミを使って処理をする
鼻毛の処理に使う道具の中でも、鼻毛カット用の小さなハサミは100円均一などでも手軽に手に入れることができるのでおすすめです。
形や大きさが眉用のハサミと似ているため間違えやすいのですが、鼻毛用のハサミは刃の先が丸くなっています。
これは鼻の中の皮膚や粘膜を傷つけないための工夫ですから、鼻毛用にハサミを買うときは刃先に注目して間違えないようにしましょう。
- ティッシュや綿棒で鼻の中にある汚れを取って綺麗にする
- 鼻の穴にハサミを入れたら、刃先を穴と並行にして切る
※刃先を穴の中の壁面や皮膚に突きつけないように注意 - 鼻の穴の手前から中間くらいまで切ったら、奥に生えているものには触れずにハサミを出す
- 鼻の中をティッシュや綿棒で綺麗にして、切った鼻毛が穴の中に残らないようにする
- 鏡で色々な角度から見て、鼻毛が見えていないか確認する
鼻毛を切るときは、あまり奥の方まで処理しすぎないように注意してください。
手前や中間までのみを処理することで、「外からは鼻毛が見えなくても鼻の中でフィルターの役割を果たす鼻毛は残っている状態」を維持するのが理想です。
また、「毛の根元から処理してしまいたいから」と言ってハサミの刃先を皮膚の表面に押し付けるのもやめましょう。
鼻の中はデリケートですから、常に丁寧な処理を意識してください。
鼻毛カッターを使って処理をする
鼻毛カッターには男性用のものが多く販売されていますが、最近では女性用の鼻毛カッターも販売されています。
よく、
- エチケットカッター
- ノーズシェーバー
という名称でお店に並んでいます。
男性の鼻毛は女性と違って太く根強いため、男性用の鼻毛カッターを女性が使うと鼻の中を傷つけてしまいます。女性が鼻毛カッターを選ぶときは、必ず「女性用」であることが明記されていて、出来れば皮膚に優しいものを選びましょう。
また、鼻毛カッターには次のような種類があります。
- 電動の鼻毛カッター
- 円筒状に付いている刃が電動で回転することによって、取りこぼしがなく綺麗に鼻毛を切りそろえることができます。ただし、鼻の穴の小さな人だと刃が皮膚に食い込んだり、実際に刃を回転させるときに痛みを感じてしまいます。
また、機種によっては切った後に毛を吸い取る機能や鼻腔内の洗浄機能、耳毛カッターとして併用できるものなどがあります。
- 手動の鼻毛カッター
- 手動式の鼻毛カッターは電池が要らないため、外出先でも気兼ねなく使うことができます。電動式のカッターと同じく回転刃で鼻毛を切るのですが、手動式のものはレバーを握ることで刃が回転します。
刃の回転が手動であるため、刃に毛を巻き込んだ状態のままでカッターを鼻から抜こうとすると巻き込まれたままの鼻毛が抜けてしまうことがあるので注意です。
ブラジリアンワックスを使って処理をする
ブラジリアンワックスはアメリカで一般的に使われている脱毛方法で、専用のワックスを脱毛したい毛の部分に塗って、固まったワックスと一緒に毛を引き抜くというものです。ビキニラインの脱毛などによく用いられています。
ブラジリアンワックスは鼻毛処理にも応用されていて、鼻毛専用のワックスも販売されているのでセルフで鼻毛の処理ができます。
多少の痛みは生じますが、一気にごっそりと毛が抜ける感覚にハマる人もいます。
ただし、ワックスを使った鼻毛の処理は毛を毛根から引き抜くことや鼻の中にある毛のほとんどを抜き去ってしまうことから、鼻呼吸で雑菌などが体内に入りやすくなってしまいます。
ブラジリアンワックスは脱毛を目的としているため皮膚や毛穴に負担を掛けないよう作られていますが、それでも毛根から引き抜くことで粘膜のトラブルは起こり得ます。
とは言え一瞬で広範囲の毛を取り去ることができるワックスは魅力的ですよね。もし鼻毛の処理でワックスを使いたい場合は、なるべく鼻の手前の方だけをワックスで固めて処理しましょう。
奥の方までワックスを入れてしまうと鼻毛が全て抜けてしまいます。
鼻毛の処理をするときに知っておきたい3つのポイント
鼻毛の処理は、ただ見えるところを取り除いたらそれで良いというわけではありません。鼻毛処理の頻度や処理後の処置にも気を付けてほしいことはあります。
鼻毛処理の前に次のことを知っておいてください。
処理の頻度は喫煙や環境によって臨機応変に
鼻毛は主に男性ホルモンの影響を受けて伸びるので、鼻毛の生えてくるスピードは個人差によります。
鼻毛処理の頻度としては、大体2~3週に1度くらいを目安に鼻毛が伸びているかを確認して、気になるようなら処理をしましょう。
あまり頻繁に処理しすぎると鼻の持つバリア機能が薄れて鼻呼吸から雑菌が入りやすくなってしまいます。
ただし、タバコを吸う人や埃などの汚れを多く吸っている人は、週に1度など出来るだけこまめに鼻毛のチェックを行いましょう。
特にタバコには多くの有害粒子、汚染物質が含まれていますから、普段から喫煙の習慣がある人は鼻毛が伸びやすくなっているのです。
また、花粉や火山灰の飛んでいる時期にも鼻毛の伸びが早まる可能性があるので気を付けて鼻毛のチェックをしてみてください。
処理した後は穴の中に切った鼻毛を残さない
ハサミやカッターで鼻毛処理をした後にやってしまいがちなのが、切った鼻毛を鼻の穴の中に残してしまうというものです。ですが、これをやってしまうと
- 切った毛の先が鼻腔内を刺激しておできが出来たり鼻がムズムズする
- 鼻で息をしたときに残っていた鼻毛が勢いで飛び出してくる
といったトラブルが起きる可能性があります。
誰かと話していて笑った拍子に鼻の穴から鼻毛がビュンッ!…恥ずかしくて泣いてしまいたいですね。
また、鼻毛は吸った空気のフィルター役ですから、当然汚れや菌がたくさんくっ付いています。そんな鼻毛を切った状態で鼻腔内に残しておくのは危険です。
処理後にティッシュでこよりを作って鼻の中をくすぐり、くしゃみを誘発するのも効果的ですよ!
鼻毛のレーザー脱毛は少ない
脱毛の方法で有名なのがレーザー脱毛です。現在進行形で脱毛に通っている女性もいるでしょうし、「身体のムダ毛と一緒に鼻毛もやってもらおう」と考える人もいるでしょう。
しかし、鼻毛のレーザー脱毛を取り扱っているサロンはとても少ないのが現状です。
また、鼻の穴の中をピンポイントで脱毛するのもなかなかに至難の業です。
もし脱毛サロンなどで鼻毛の処理を考えていた人は、あらかじめ鼻毛の処理を扱っているサロンを下調べしてから考えましょう。
正しい鼻毛の処理方法は「どこから見ても綺麗」な女性をつくる
誰もが夢見る”綺麗で可愛い女性”には、当然ですが鼻毛の影なんてまったく見られませんよね?
でも、美容の裏には必ず努力が潜んでいるもの。普段は鼻毛の存在なんて微塵も感じさせない人でも、裏ではしっかり鼻毛と格闘しているのかもしれません。
鼻に負担をかけず、尚且つどこから見ても綺麗な女性をキープするための鼻毛処理は結構気を使うものです。
でも、女性としての魅力を上げたいなら惜しむべき努力ではありません!しっかり正しい鼻毛の処理方法を身に着けておきましょう。
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