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お腹が張るのは病気の可能性も!お腹の張りの原因と早く解消する方法

Date:2016.10.24

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お腹が張るのは病気の可能性も!お腹の張りの原因と早く解消する方法|女性の美学
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食べ過ぎてもいないのに、お腹が張って苦しい、ということがありますよね。便秘や生理前、炭酸飲料の飲み過ぎなど、さまざまな原因が考えられますが、早く解消したいもの。自分で解消できればいいのですが、お腹の張りの原因が病気の場合もあります。

病気だった場合は、放置しておくと危険なことになるかもしれません。早めにお腹の張りの原因を見つけ、それを取り除くようにしましょう。

食べ過ぎだけじゃない!お腹が張る原因とは

食べ過ぎてお腹がいっぱい、という時もお腹が張りますが、便秘などでガスが溜まっている時もお腹が張ることがあります。

お腹が張る原因にはどういったことが考えられるでしょうか?

ガスがお腹にたまってしまうメカニズムとは?

通常でもお肌にはコップ1杯程度のガスがあると言われています。口から空気が入り込んだり、腸内細菌のせいで溜まっているそうです。

食事をしていても、食べ物と一緒に空気を吸い込みますので、ガスは腸内に入ることになります。

入ったとしても、呼吸やオナラで排出されるのですが、ガスを大量に吸い込んだり、排せつが滞ったりするなどのトラブルによって、腸内ガスが溜まるのです。

便秘でお腹が張る!ガスを溜めない便秘対策が必要

お腹の張りの原因としても多いのが便秘です。便秘をすると腸内ガスが作られやすくなり、お腹の張りにつながります。

腸内ガスが溜まるとオナラをしたくなりますが、職場などでは我慢しなければなりませんね。それがますますお腹の張りを増長させてしまいます。

さらには腸の機能を低下させ、さらに便秘の症状を悪化させてしまうことに。

便秘が慢性化すると腸内環境も悪くなりますし、太りやすくなるもの。早めに便秘の解消が必要です。

暴飲暴食は消化不良を引き起こしガスを発生!

食べ過ぎ、飲み過ぎなどの暴飲暴食をしていると、胃腸に負担がかかり、消化不良を起こします。それがお腹の張りにつながります。

ビールなどにも炭酸ガスが含まれているので、飲み過ぎるとお腹の張りを引き起こしますよ。

また、食事をする際に空気を一緒に吸い込むクセがある人は、お腹が張りやすくなります。

これを呑気症とも言いますが、早食いの人に多く見られます。呑気症については次の項目でも説明します。

ストレスが原因で呑気症になっている?

呑気症はストレスを抱えている人がなりやすい症状です。呑気症とは、胃に大量に空気が入り込んでしまうことで、

  • お腹が張る
  • ゲップが出やすくなる
  • おならが異常に出る
  • 腹痛が起こる

などといった症状が出る疾患です。

ストレスのほかに空気を大量に飲みこんでしまう原因としては、

  • 唾液を飲みこむ際に空気を飲んでしまう習慣がある
  • 食事のときに空気を飲んでしまう習慣がある
  • 早食いや遅食いをしがち
  • 歯をかみしめる癖がある
  • 鼻で呼吸ができない
  • しゃべり方

などと考えられています。

呑気症の第1の原因はストレスとされていて、ストレス社会の現代では、だれにでも起こる可能性がある症状だといえます。

また、仕事などのストレスを溜めていると便秘にもなりやすく、暴飲暴食もしがちです。腸にも負担がかかり、ガスを発生しやすくなり、お腹が張ってしまうことになります。

さらに呑気症は、おならの回数を異常に増やしてしまいます。仕事中におならが出てしまうのは避けたいもの。

腸内環境をよくしてストレスを解消することが呑気症の改善につながるとともに、お腹の張りも緩和されますよ。

生理前はお腹が張りやすい。その原因は?

生理前にお腹が張って苦しくなるということもあるでしょう。生理前は、子宮が妊娠準備のために栄養や水分をしっかり溜め込んでいる時期です。

そのため、腸が圧迫されて蠕動運動が低下し、老廃物が残りやすくなります。老廃物が溜まった腸内では悪玉菌が増え、ガスを発生させるのです。

妊娠初期のおなかの張りは危険?
妊娠初期は子宮が大きくなっていないため、おなかが張ることはないと言われています。そう感じるのは、

  • 子宮が収縮していることで張っている気がする
  • 子宮は膨れるにつれておなかの皮膚もふくらむので張りを感じる
  • 子宮を支えている靭帯が引っ張られている
  • お通じがよくない
  • 疲れや緊張をしていせいでおなかが張っている気がする

などといったことのようです。

おなかが張っていると感じたら、体を冷やさないようにして、ゆっくりと休息を取りましょう。張りがおさまらないという場合は流産などの危険性もあるので、すぐに産婦人科に行って診てもらうことをおすすめします。

ガスを発生しやすい食べ物や飲み物を摂っている

ビールや炭酸飲料などはガスを発生させますね。また、ガスを発生しやすい食べ物を多く摂っていると、お腹が張りやすくなります。

ガスを発生しやすいのは、次のような食品です。

豆類
豆には人間の体では消化しにくい成分が含まれています。そのため、未消化の豆類が腸に行くと、バクテリアが消化を試みるのですが、その際にガスが発生します。
アブラナ科の野菜
ブロッコリーやキャベツなどのアブラナ科の野菜は、繊維が荒く、消化しにくいのです。さらに、イオウ成分も含まれているので、臭いも強くなります。
果物
繊維質で糖分が多いので、消化されにくくガスが発生しやすいとされています。特に食後にフルーツを食べると、消化しにくくなるので、ガスを発生させ、お腹が張る原因となります。
乳製品
乳製品を分解するラクトースという物質が少ない人は、ガスを発生しやすいです。
甘味料
菓子パンや炭酸飲料、ガムなどに入っている甘味料もガスの原因に。
全粒粉などの穀物
繊維が豊富なのでガスを発生しやすいと言われています。
肉類
肉がガスを発生させるのではなく、消化に時間がかかるため、腸内のバクテリアが繁殖しやすくガスを発生させます。
炭水化物抜きダイエットは控えめに
炭水化物抜きダイエットをしている人もいると思いますが、炭水化物は便となって排出される際に腸内ガスも一緒に出してくれる作用があると言われています。炭水化物ダイエットはやりすぎない方がいいかもしれませんね。

苦しいお腹の張りを解消するマッサージやコツ、生活習慣

お腹の張りは苦しいものです。早く解消するには、どういった方法があるでしょうか?

腸内環境をよくする腸もみガス抜きマッサージ

お腹の張りの原因となるガスを抜いて、腸内に溜め込まないようにするには、毎朝ガスを抜いてしまえばいいのです。その方法として、腸もみガス抜きマッサージがあります。その方法は次の通りです。

  1. 仰向けに寝て膝を曲げます。
  2. 右側の骨盤の上、右側の肋骨の下、左側の肋骨の下、左側の骨盤の上、膀胱の上、を時計回りに刺激していきます。

ガスが出やすい、起床後、朝食の前に行うと効果的と言われています。

腸もみガス抜きマッサージをすることで、腸が刺激され便秘の解消にもなります。腸もみダイエットが効果的と言われているのはそういった効果が期待できるからですね。

トントンと腰を叩いて刺激してガスを出す

腰を刺激することで、腸の機能が正常になり、ガスの発生を防ぐことにつながります。腰をトントンと刺激してみましょう。

  1. 最初にお尻を両手でトントンと刺激します。
  2. 徐々に上にずらして、叩きます。
  3. ウエストのラインのすぐ下、次に上を刺激します。
  4. 腰の上の方もトントンと叩きます。

気持ちよいと感じる程度に行いましょう。

たった5分でできるガス抜き体操でスッキリ

ガス抜き体操は5分という短時間でできる体操です。

方法は、うつ伏せになって膝を曲げ、両足のかかとでお尻を叩くように刺激するだけ

お尻に足が届かなくても、足をバタバタと動かすだけでOKです。

生理前のお腹の張りを解消するには?

生理前でお腹が張っている場合は、下腹のあたりを温めてあげるといいでしょう。さらに下腹をひねってあげると、張りが緩和されます。

また、

  • 締め付けのキツイ下着
  • ストッキング

などは血行を悪くして、下腹の張りにつながります。

できるだけリラックスできる下着を身に着けることが必要です。

半身浴など入浴をして体を温めることも大事です。血行がよくなり、お腹の張りを緩和できるでしょう。

ガスをお腹に溜めないための便秘対策

便秘をするとおなかにガスが溜まりやすくなる、ということは前述しましたね。

そこで便秘対策をすることで、おなかのハリを改善することができます。

腹筋などの運動をする
デスクワークなどが多いと運動不足になり腹筋が衰え、腸の蠕動運動も減少して便秘をしやすくなります。腹筋で筋肉を鍛えることと、毎日少しでもいいので、運動をする習慣をつけましょう。
トイレを我慢しない
トイレに行きたくなったら、できるだけ行くようにしましょう。我慢することでタイミングを失い、便秘になるのです。
水溶性食物繊維を摂る
便秘のときには野菜を食べた方がいいとされていますが、野菜は食物繊維であり、ガスを発生させやすくなります。特に
  • キャベツ
  • セロリ
  • ゴボウ
  • 玄米
  • にんじん

などは不溶性の食物繊維なので腸内に溜まってしまいます。対処法として、便秘をしている場合は、

  • アボカド
  • オクラ
  • きのこ
  • 海藻
  • こんにゃく
  • 山芋

などの水溶性食物繊維を食べるようにしましょう。特にネバネバ系の食材は効果的と言われていますのでおすすめです。

仕事や家事などで毎日忙しく、食生活を変えていくことはなかなか難しいですよね…。

そんなときには気軽に摂取できる、お茶やオリゴ糖などがオススメです。すぐに便秘薬に頼るのではなく、まずは普段の飲み物から便秘対策を行いましょう。

オリゴ糖入りのはちみつ牛乳もおすすめ!

オリゴ糖は善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれる働きがあります。はちみつにも牛乳にもオリゴ糖が含まれていて、腸の蠕動運動を活発にしてガスが溜まるのを防いでくれるのです。

ガス抜きに効果的なハーブでお腹の張りを解消!

消化を促進し、便秘やガス抜きに効果的なハーブがあります。

  • アニスシード…消化促進作用、胃もたれに効果的
  • アンジェリカルート…冷え症の改善に効果的と言われるハーブで胃腸のトラブルにもおすすめ
  • イエロードックルート…便秘の改善におすすめ
  • カモミール…胃腸の調子を整えてくれる
  • コリアンダー…消化促進作用、腸内ガスの排出に効果的

生活習慣を見直してガスたが溜まるのを防ぐ

精神的なストレスや身体的なストレスは、腸内ガスを発生させる原因となります。
不規則な生活をしていませんか?

もし、体や心にストレスが溜まるような生活をしているなら、生活習慣の改善が必要です。

  • 早寝早起きをする
  • 十分な睡眠を取る
  • 偏食をしない

といったことを心がけるようにしましょう。

整腸剤などの薬でお腹の張りは解消する?

お腹の張りが苦しい、という場合は薬を服用するのも手段の一つです。

腸の働きを整える薬である整腸剤は、

  • 便秘の改善
  • 胃腸の消化をよくしてくれる

といった働きがあります。

中でも消泡剤を含んでいるものは、ガスの気泡を破裂させ、ガスによる張りを解消してくれると言われています。

お腹の張り…実は病気のサインかも?

お腹の張りの原因が病気であることも。その場合は早めに治療をすることです。どのような病気の可能性があるでしょうか?

注意したい病気を挙げてみます。

検査では分かりにくい過敏性腸症候群

便秘と下痢を繰り返し、それが慢性化してしまうとちょっとした刺激で症状が悪化してしまうという過敏性腸症候群。

電車の中や大事な会議の途中などで、下痢の症状を起こしやすくなります。

ストレスが深く関係していると言われていて、検査などでは異常が見当たりません。

  • 腹痛を伴う下痢や便秘が1ヵ月以上症状が続く
  • ガスが溜まりやすい

などの症状があるのなら、過敏性腸症候群の疑いがあります。

ガスが溜まりやすい大腸憩室ってどんな病気?

大腸憩室とは大腸に「憩室」がたくさんできてしまう状態です。腸壁の一部が外側に出てしまっているもので、袋状になっているためそこに便や老廃物が溜まってしまうことがあります。

そのせいで、腹痛や下血などを起こすことがあるのです。

通常は、下痢や過敏性腸症候群のような症状ですが、お腹の張りもあります。

ガスが溜まりやすいのも「憩室」がたくさんできているからかもしれません。炎症を起こさなければ大丈夫なのですが、周期的に下腹部が痛むようであれば病院に行った方がいでしょう。

腸閉塞になるとガスは出ない?

お腹が張ったり、腹痛がしたりすると腸閉塞では?と不安になりますね。しかし、腸閉塞になってしまうとガスも出なくなってしまいます。ガスが出ているなら腸閉塞の心配はないようです。

要注意!婦人科系の疾患が隠れていることも

お腹が張るのは女性に多いと言われていますが、女性特有の疾患が原因でお腹が張っている場合があります。

卵巣嚢腫、子宮筋腫、卵巣がん、または月経困難症などの可能性もあります。お腹の張りのほか、次のような症状があればすぐに婦人科に行って診察を受けましょう。

卵巣嚢腫
腹痛、便秘、下腹部の激しい痛み、嘔吐、残尿感など。
子宮筋腫
月経時の出血量が多い、貧血、動悸、めまい、疲れやすい、月経痛、頭痛、腰痛、便秘、頻尿、おりものの増加、不正出血など。
卵巣がん
下腹部のしこり、下腹部の圧迫感、頻尿、息切れなど。
月経困難症
強い下腹部痛や吐き気、めまい、頭痛、嘔吐、立ちくらみなど。
下腹部の痛みや貧血、疲れやすい、便秘、不正出血、腰痛、生理痛がひどい、などの症状があればすぐに婦人科に行って診察を受けましょう。

胃や腸、内臓の疾患もお腹の張りを引き起こす

常にお腹が張っている状態なら、

  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 慢性胃炎
  • 肝炎
  • 膵炎

などの可能性もあります。

吐き気や食欲不振のほか黄疸や浮腫みなどがある場合は、胆のうや肝臓などに疾患があるのかもしれません。

さらに大腸がんや腸閉塞などの疾患の可能性もあります。これらの病気の場合、非常に危険ですので、すぐに病院に行くことをオススメします。

太ったわけではないお腹の張りは早めに解消を

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たかがお腹の張り、と思っていると、思わず病気が隠れていたりすることがあります。張り以外の症状がみられる場合は、すぐに病院に行きましょう。

病気ではなくてもお腹の張りはつらいものです。そのままにしておくとストレスにもなりますので、ガスが溜まっているな、と感じたら、マッサージなどをしてガス抜きをしてみましょう。

さらに食生活に注意したり、適度な運動をしたりして便秘を解消することも必要ですね。

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ライター:咲 聖美

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