ハーブティーの効果効能。カフェインゼロで安心して飲める10種
Date:2016.12.22
世の中には、100種類以上のハーブティーがあることをご存知ですか?私たちが日常でよく口にする“お茶”も、ハーブティーの一種です。
ハーブティーはカフェインを含まないものが多く、妊婦さんにも積極的に飲んでいただきたい飲み物です。
この記事では、おすすめハーブティーの効果的な飲み方や注意点など、美容健康に役立つ情報を紹介していきます。
今まで知らなかった、ハーブティーの魅力を再発見できるかも!
この記事の目次
目的によって選ぼう!“天然のくすり”おすすめハーブティー
ハーブティーは、世界中で昔から愛飲されてきた飲み物の一つです。
そして、ハーブティーの効果は、まさに“天然のくすり”と表現されることに納得するようなものばかりです。
さまざまな飲み物がある現代にもかかわらず、“お茶”の存在は、なくてはならないものに感じます。
私たち人間は、自然とハーブティーの威力を理解しているのかもしれませんね。
たくさんあるハーブティーの中から、どれを選べばいいのか…正直、迷ってしまいませんか?
一種、一種の効果を見だしたら、どれも魅力的で、あれもこれもと切りがなくなってしまいそうです。
なので、ここでは人気で、なおかつ女性に嬉しい効果が期待できる身近なハーブティーを紹介します。
まずは、自分がどんな効果がほしいのかを明確にすることがポイントです!的が絞れて選びやすくなりますよ。
ハーブティー初心者の人も、ぜひ参考にしてみてください。
美肌、ダイエット、貧血予防に安眠効果!女性に嬉しいお茶10種
それでは、さっそく女性に嬉しい効果ばかりの選抜10種のハーブを紹介していきます。どのお茶も飲みたくなること間違いなしです。
貧血予防に「ネトル」
ネトルには、ビタミンCやベータカロチンをはじめ、カルシウムやマグネシウムといったミネラル類が含まれています。
さらに、鉄分も含んでいるため、まさに“マルチサプリメント”といった印象です。
体に必要な栄養をバランスよく摂取できるので、貧血予防にうってつけです。
他にも、
- 生理中の出血量を調節してくれる働き
- 血液を浄化する作用
もあるとされています。
また、抗アレルギー作用もあるため、花粉症対策にもオススメです。
貧血に悩んでいる方や花粉症に悩んでいる方、試してみてはいかがですか?
女性のためのお茶、「ローズヒップ」
「ローズヒップ」という名前、美容通の人なら1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
- ビタミンC、E
- カルシウム
- 鉄分
- βカロチン
- リコピン
と、女性が求めている栄養素ばかりを含んでいます。
ニキビの改善や、美白効果を狙いたい方をはじめ、ホルモンバランスが乱れがちな妊婦さんにもオススメです。
しかし、実は「ビタミンE」「βカロチン」「リコピン」の含量はすべてローズヒップの実に含まれています。
ビタミンCなどはお茶からも十分摂取することが可能ですが、実も食べることでさらに効果的に栄養を摂取できます。
ティーパックの形になっているものだと、なかなか実を食べることはできないかと思いますが、専門店などでは“クラッシュタイプ”も売っています。
せっかくなら、後から実も食べられるクラッシュタイプを選んでみてはいかかですか?
美肌効果に優れた、「ハトムギ」
ハトムギは、イボに効果があるとして有名ですよね。肌には必要不可欠なビタミンB群やアミノ酸などの栄養素が豊富なため、肌荒れに効果的だといわれています。
古くから東洋で愛されてきた薬草の一つです。私たち日本人の体に合うので、オススメですよ。
定期的に飲むことで、きめ細かで健康的な肌に整えてくれる期待ができます。
また、体内の老廃物を排出する効果に優れているため、アトピー性皮膚炎などのアレルギーに対しても有効だといわれています。
なかなか肌荒れが治らないという方は、試してみてはいかがですか?
天然の胃薬、「ペパーミント」
「あの、歯磨き粉の味がするお茶でしょ?」という声が聞こえてきそうですが…。そうです!その歯磨き粉の味がする「ペパーミントティー」です。
好き嫌いがハッキリ分かれるであろうペパーミントティーですが、健康面で高い効果を期待できます。
- 消化促進
- 鎮痛作用
があるため、胃の調子が悪い、頭痛がするといった症状に働きかけてくれます。
常に胃痛や頭痛、乗り物酔いなどに悩まされている方は1度ペパーミントティーを試してみてはいかがですか?胃薬などを飲むよりも、絶対的に身体がよろこびます。
胃痛の改善を図りたいときは食後に飲むのがオススメです。消化を助けてくれますよ。
母親のような優しさ。「カモミール」
ヨーロッパでは古くから愛飲されていて、今でも民間薬として利用されています。カモミールティーには主に「ジャーマンカモミール」と「ローマンカモミール」があります。
スーパーマーケットなどで売られているティーバックタイプのものは、ジャーマンカモミールティーが多い印象を受けます。どちらも期待できる効果は、ほぼ同じです。
カモミールティーに期待できる効果は、
- 不眠症の改善
- 冷え性の改善
- 疲労回復
- 生理痛の緩和
などです。
カモミールティーの効果は、ペパーミントティーとよく似ており、お腹の調子が悪いときに使われることで知られています。
もしペパーミントティーが苦手という方は、カモミールティーを試してみるのも手ですよ。効き目は、カモミールティーの方が穏やかです。
また、便秘改善にも効果があり、体のデトックスも期待できるのでダイエットにも繋がります。
老化防止に最適な、「ルイボス」
ルイボスティーは、アンチエイジング効果に優れたお茶です。ルイボスティーに含まれるフラボノイドは、体を老化へと導く「活性化酸素」を取り除く作用があります。
体の老化を防ぐ作用があるため、卵子の老化防止にも効果が期待できるといわれています。
そして、亜鉛の黄体形成ホルモンを活性化させる働きにより、女性ホルモンといわれるエストロゲンの分泌促進が望めるとのこと!
このことから、妊活をしている方にもオススメできます。
他にも、
- 冷え性の改善
- 便秘の改善
- アレルギーを軽減する作用
もあります。
花粉症改善にも一役買ってくれそうですね!
不安で眠れない夜に、「オレンジピール」
オレンジピールティーはビターオレンジの皮を乾燥させて、入れたお茶です。
スイートオレンジを混ぜることもあるようで、オレンジのさわやかな香りが心を元気にしてくれます。
- 抗うつ作用
- 鎮静作用
もあり、不安や心配事で眠れないときに有効です。
風邪の初期症状には「レモングラス」
レモングラスには殺菌作用があり、感染病などに効く薬草として古くから愛用されてきました。
レモングラスティーももちろん殺菌作用に優れ、
- 発熱
- 頭痛
に効果的です。
「風邪ひいたかな?」なんてときは、レモングラスティーを飲んでみてはいかがですか?
精神安定には、「レモンバーム」
日本ではなかなか馴染みのないレモンバームティーですが、ヨーロッパでは長寿のハーブとして、昔から愛されています。
それは、きっとレモンバームティーには心を穏やかにしてくれる働きがあるからだといえます。
「病は気から」という言葉があるように、気持ちが安定しているときは病気も寄りつき難いからですね。
抗うつ作用があり、精神的に弱っているときの症状に効果的です。
たんぽぽコーヒーで有名な、「ダンデリオン」
ダンデリオンは、ノンカフェインの「たんぽぽコーヒー」としても有名なハーブです。お茶には利尿作用があり、むくみやデトックス作用があります。
そのため、ダイエットに向いているといわれています。消化を助けてくれる働きもあるので、胃の調子が悪く、肌荒れを起こしている方にオススメです。
どの種類でもOK!基本のおいしいハーブティーの入れ方
ハーブティーだからといって、難しく考えなくて大丈夫です。入れ方は身近な紅茶などと変わりません。
飲みにくいときは、はちみつやメイプルシロップなどを入れて飲むのがオススメです。種類にもよりますが、ミルクティーにしてもおいしいですよ。
ここでは、「ドライリーフタイプ」と「ティーバックタイプ」のベーシックな入れ方をお伝えしていきます。
ドライリーフタイプ
ドライリーフタイプとは、つまり「茶葉タイプ」ということです。ティーバックに入っておらず、自分の好きな量で飲めます。
濃い目が好きな人でしたら、ハーブを少し多めにしたりと調節できるのが特長です。
ローズヒップなど、実からお茶を出すハーブは、「クラッシュタイプ」で売られていることが多いですよ。
- 必要なもの
- ドライハーブ 小さじ1~2杯
- お湯 約200ml
- ティーポットまたは急須
- 茶漉し
- カップ
- 入れ方
- ポットまたは急須にお湯を注いで、しばらく置きポットを温める。
- 3~5分ほど経ったら、お湯を捨てる。(触ってみて少し熱いくらいなら捨ててOK)
- ドライハーブを茶漉しに入れ、ティーポットまたは急須にセットする。
- 95度ほどの、高い温度のお湯を注ぐ。
- お湯を注いだら、香りを逃がさないためにフタをして3分ほど蒸らす。(ローズヒップのような硬いハーブは、5分ほど蒸らすといいでしょう)
- 3分ほど経ったら、お茶の濃度を均等にするためティーポットを揺らす。
- カップに出来上がったハーブティーを注ぐ。
ハーブティーを入れるためのお湯は“高めの温度”にしましょう。ハーブの有効成分を多く引き出すことができます。
ですが、鍋などに入れて煮だすのはオススメできません。せっかくの香りや成分が飛んでしまいます。
また、蒸らす時間も長く蒸らせば良いということではありません。長くても、5~6分を目安にしましょう。苦味やえぐみが出てしまい飲みづらくなってしまいます。
ティーバックタイプ
最近では、スーパーマーケットなどでも手軽にティーバックタイプのハーブを買うことができます。
ティーバックタイプの強みは、なんといっても「簡単・手軽」という点です。
ハーブティーを初めて飲む人は、まずはティーバックタイプから試してみてはいかがでしょうか?
それでは、ティーバックタイプのハーブティーの入れ方をお伝えします。
- 必要なもの
- お好みのティーバック 1袋
- カップ
- お湯 150cc×2
- 入れ方
- ティーバックを入れる前に、お湯をカップに注ぎカップを温める。
- カップが温まったら、お湯を捨てる。
- ティーバックを入れ、お湯を注ぎソーサーやお皿、ラップなどでフタをして3分ほど蒸らす。気をつけていただきたいのが、蒸らしているときはティーバックを揺らさないこと!揺らしてしまうと、渋みがでてしまいます。
- 3分ほど経ったら、ティーバックを取り出す。
ティーバックを入れたままにすると、濃く成分が出過ぎてしまい飲みづらくなります。蒸らしたら、カップから取り出すことをオススメします。
ハーブには、リラックス効果が期待できるアロマ成分も含まれています。飲むだけではなく、それぞれのハーブの香りも、ぜひ楽しみましょう。
ベストタイミングはさまざま。だけど、好きなときに飲むのが正解!
ハーブティーは、種類が100種類以上あり、効果的な飲むタイミングもそれぞれ違います。
しかし、ほとんどのハーブティーが基本いつ飲んでも問題なく、飲む量にも制限は特にありません。ただし、水のように1リットル飲む!ということは、やめましょう。
そして、自分の好きなときに、飲みたいときに飲みましょう。
値段のひみつ。高いハーブティーが良質なわけではない!?
ハーブティーのパッケージ裏を見てみると、さまざまな国から輸入されていることがわかります。
そして、値段も1,000円以内で買えるものから、3,000円近くするものまであります。しかも、同じ種類のハーブなのに…。
いっけん、値段が高い方が良質なのではと思いがちです。ですが、一概にもそうとは言えないみたいです。
大きく分けて、
- 輸入の方法
- 関税
- ブランド
などによって価格が変わります。
なので、ハーブティーを売っているお店が、どのように輸入し、どの国から輸入したのかによって変わるということが考えられます。
また、有名なメーカーが出しているハーブティーなのかどうかでも価格に違いがあります。オーガニックなど、手間がかかっている商品も値段が高めですね。
値段にとらわれず、自分に合うハーブティーを選ぶのが大事ですね。
心と体に優しいハーブティーを日常に取り入れてみよう
ハーブティーは、サプリメントや薬と違い大きな副作用の心配がありません。にもかかわらず、効き目は緩やかですが同様の効果を得られます。
ここが、とても魅力ですよね。こちらで紹介したハーブティーはすべてカフェインゼロのものです。
なかには、妊娠中や授乳中、子供さんは避けた方がいいといわれているハーブティーもあります。
ですが、どのハーブティーも、過剰摂取をすれば副作用がでる可能性がある。というものです。
心配な方は、飲み始める前に医師や専門の方に相談してみるといいですよ。
世の中には、興味深いハーブティーがたくさんあるので、目移りしてしまうかと思います。ですが、効果を感じないからとすぐに替えないで、1ヶ月は続けてみてください。
けっして無理に飲み続ける必要はないですが、少し長い目でみてあげてください。きっと、嬉しい結果が待っていますよ。
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