ヒアルロン酸の効果は美肌だけじゃない!健康もサポートする成分
Date:2016.09.12
ヒアルロン酸は美容に良いことで知られています。多くの化粧品やサプリメントにも使われていて、女性の体と肌、美容には欠かせない存在です。
ヒアルロン酸は、もともと体の中に存在している成分ですが、赤ちゃんの時がピークで加齢と共に減っていき、40代以降になるとピーク時の半分にもなります。保湿性を保つためにも体の外からの補給が必要不可欠です。
そのため美容の面ではたるみやシワなどが気になる部分にクリニックで注射による注入をします。健康の面では目の潤い補給や膝痛などの関節症の症状を和らげるためにも使用されています。
そんなヒアルロン酸のこと、どこまでご存知でしょうか?正しくヒアルロン酸について解説すると共にどんなメカニズムなのかも見て行きましょう。
ヒアルロン酸が体に必要な理由は?ヒアルロン酸の効果
美容効果がある成分の代表的な存在として注目されているヒアルロン酸は、女性の体の中に元々存在している成分の1つです。
ヒアルロン酸は女性の感覚では美容に効果を発揮するものとして認識されていますが、実は肌以外にも多くの働きを担っています。
ヒアルロン酸についてさまざまな働きと効果を見て行きます。
肌に潤いを与える働き
女性の肌のアンチエイジング、美肌、と言ったスキンケアの分野で活躍しているのがヒアルロン酸です。
皮膚には細胞がたくさんあって、その細胞と細胞の間に存在しています。
皮膚の細胞間のヒアルロン酸は、
- 肌のハリと弾力
- 保湿をしてみずみずしい肌を作る
この働きをメインとして美しくて女性らしい肌に貢献しています。
皮膚は大きく分けると、
- 表皮
- 真皮
- 皮下組織
この3つの層でできています。ヒアルロン酸は真皮の部分に存在していて、線維芽細胞が生成しています。
そしてコラーゲンと弾力繊維として存在するエラスチンが網目状に絡んでいるところの隙間を埋めるように、ゼリー状になって美しい肌作り、ダメージを受けた肌の修復に貢献しています。
このように細胞間にヒアルロン酸がたっぷりとある状態だと若々しい肌となり、まるで赤ちゃんの肌のようにしっとりして弾力のある状態になるんです。
これはどの女性も同じメカニズムで、線維芽細胞も衰え始めてしまい、保湿力が落ちて各種美容成分の生成も衰えてしまうので、30代、40代になるとアンチエイジングや年齢肌用の化粧品を使う必要が出てくるのです。
女性の生理や更年期障害の緩和
ヒアルロン酸は女性の美肌の味方なのと同時に、女性らしい体つくりにも貢献しています。
主に生理や更年期障害などの女性ホルモンにも関与しています。
- 排卵を促す、助ける
- 月経周期を整えようとする
- 女性ホルモンのバランスを正常化
- 更年期障害の諸症状を緩和
- 生理痛を緩和
ヒアルロン酸は細胞間で言わば潤滑油のような役割をしているので、女性の子宮や生理に関連するホルモンバランス、自律神経などにも深くかかわっています。
女性が更年期障害になったとき、さまざまな症状が出ます。それも加齢とともにヒアルロン酸が少なくなっていることで酷くなることがあります。
体中の関節の働きを滑らかにする
ヒアルロン酸は女性の生理にも関与していると述べた通り、体中のいろいろなところに存在しています。
ヒアルロン酸の存在があるから滑らかな動きと潤いのある肌があると言っても良いくらいです。しかしどうしても年齢と共に減少していくので、体中の関節にも影響が出てきます。
中高年になるとひざやひじが痛くなることが多くなります。このほとんどは特定した原因がなければヒアルロン酸の減少によるものだと言われています。
このようにヒアルロン酸は体中のいたる所に存在していてさまざまな役割を担い、日々女性の体に貢献しています。
本当に肌に良い?ヒアルロン酸配合化粧品の選び方と使い方
ヒアルロン酸が肌や体の中のいたる所に存在していることが分かり、さまざまな働きを担っていることも分かりました。
女性にとってはそれならヒアルロン酸を摂取し続ければ良いのではないか、そう思う方もいるでしょう。
まず代表的なところでヒアルロン酸配合の化粧品はどんな選び方をしてどんな使い方が良いのかを考えてみます。
化粧品に配合されているヒアルロン酸の効果と種類
ヒアルロン酸は先にも触れたように肌の真皮に存在しています。
化粧品に配合されているヒアルロン酸はその真皮まで到達することができるかどうかは、目に見えないのでわからないものです。
ではどんなヒアルロン酸なら真皮に到達することがわかるのでしょうか。ヒアルロン酸の種類を見て行きます。
- ヒアルロン酸
- グルクロン酸とN-アセチル-Dグルコサミンが結合したムコ多糖。高分子で粘性が高いことが特徴で、肌表面に水分の膜を作り、バリア機能をアップさせます。
- 加水分解ヒアルロン酸(低分子ヒアルロン酸)
- ヒアルロン酸を加水分解し、低分子の状態にしたもの。粘性が低めで角質層に浸透し保水します。
- アセチルヒアルロン酸(スーパーヒアルロン酸)
- ヒアルロン酸の一部を肌に吸着する物質に置き換えたもの。低分子ながらも粘性は低く、多量の保湿が可能、肌表面の角質層への保湿と肌からの水分蒸発を防止します。
一般的な高分子のヒアルロン酸に比べたら、スーパーヒアルロン酸の方が肌には良いですが、真皮まで潤いで満たすには化粧品だけでは補いきれないともいえます。
ヒアルロン酸配合の化粧品を選ぶならスーパーヒアルロン酸配合の化粧品が良いと言う結論に達します。
ヒアルロン酸配合の化粧品の正しい使い方
ヒアルロン酸配合の化粧品は、ローションから美容液までいろいろな種類があります。
実際に顔に使う時には、大抵の場合は洗顔後やお風呂上りだと思いますが、このときに気をつけておきたいコツがあります。
- 化粧品を手に取る前に手を温めておく
- 手のひら全体を使って顔を覆うように塗布、優しく包み込むイメージで馴染ませる
- 手に肌が吸い付いてくるような感覚になるまで優しくハンドプレスをする
簡単な方法ですが、毎日これを朝晩やるとなると意外と大変です。
肌の乾燥の状態に合わせたヒアルロン酸配合の化粧品を選んで、正しい使い方をしましょう。
サプリメントでヒアルロン酸を経口摂取したときの効果
ヒアルロン酸はサプリメントでもたくさんの種類があります。ヒアルロン酸を多く含む食品を食べると肌に良いとも言いますから、サプリメントがあっても不思議ではありません。
しかしビタミンCのサプリメントのように飲んで実際の効果を感じていると言う方はどれくらいいるのでしょうか。
ヒアルロン酸配合サプリメントを経口摂取するときの種類と効果について見て行きます。
ヒアルロン酸を配合しているサプリメントの種類
サプリメントに配合されているヒアルロン酸は、以前は分子が大きくてなかなか吸収されないと言われていました。
近年では開発が進み、低分子ヒアルロン酸も登場していて、サプリメントで摂取するなら、低分子ヒアルロン酸配合のサプリメントがおすすめです。
またサプリメントで低分子ヒアルロン酸を単体で摂取するよりも
- ビタミン類やセラミドが一緒に配合されているもの
- 粉末のもの
- ジェル状のもの
の方が吸収されやすいとも言われています。
ヒアルロン酸のサプリメントでは、わかさ生活のヒアルロン酸がおすすめです。
通常のヒアルロン酸の300分の1のサイズまでナノ化されたヒアルロン酸と、低分子化したヒアルロン酸の2種類を配合しているので、肌はもちろん、体のすみずみまでヒアルロン酸がサポートしてくれます。
わかさ生活のヒアルロン酸には、その他の相性の良い美容成分も配合されていて、相乗効果も期待できます。それに1日1粒の目安量だからとても手軽です。
料金もおよそ2000円弱とリーズナブルなので、毎日の健康と美容のサポートにはおすすめです。
http://www.wakasa.jp/shopping/hiaruronsan/
サプリメントの効果を上げるためのコツ
もともと高分子のヒアルロン酸は経口摂取によってはあまり吸収されないことが指摘されていましたが近年のように、超低分子となると、その効果がとても気になります。
ヒアルロン酸配合サプリメントは数回飲んだだけでは効果のほどを検証するには至りません。できれば、30日、60日とそのサプリメントの推奨している日数を実際に飲むことがおすすめです。
肌に対しての効果をあまり感じないとしても、例えば生理痛が緩和されたり、関節痛が緩和されるのであれば効果があると言えます。
また、ヒアルロン酸を単体で摂取するよりも、
- コラーゲン
- ビタミンC
などと一緒に摂取することがおすすめです。
ヒアルロン酸とコラーゲンは類似している成分ですが、これらの働きにはビタミンCを始めとする各種ビタミンやミネラルの働きも欠かせないからです。
加齢とともに減少するヒアルロン酸を補填しよう!
ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンというのは、肌を構成する上でもとても大切なものです。
もともと体に存在している成分と言っても加齢と共に減少してしまうものでもあります。
ヒアルロン酸は単体で肌に塗ったり、経口摂取するよりも他のビタミンや美容成分と一緒に使う方がより効果を発揮しますので、多くの栄養素と一緒に使うことが望ましいです。
化粧品にしても経口摂取にしても体に吸収されやすい低分子ヒアルロン酸を使うようにして、正しい使い方でいつまでも若々しくキレイな女性としての魅力を保てるようにしましょう。
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