短所をカバーするハイライトの入れ方。透明肌の小顔になれる
Date:2019.07.24
メイク道具の一つとして知られる「ハイライト」。メイクに必須のアイテムではないから、とこの過程をスキップしている人も少なくありませんが、実はハイライトを入れるだけでいつものメイクが格段に変化します。
ハイライト一つで顔つきが華やかになり、小顔になり、いつも使っているメイク道具の発色までが良い意味で変化します。
この記事でご紹介するのは、ハイライトのポテンシャルを最大限に引き出すハイライトの入れ方。ハイライトがよく分からなくて使っていない、という人は、まず基本の入れ方から押さえていきましょう。
まず使う前にハイライトを入れる目的を確認
ハイライトが何なのかを分かっていないと、上手く使いこなすことはできません。まずはハイライトを使って何をしたいのかを確認することから始めていきましょう。
ハイライトとは、顔の出っ張ったところなどに明るい色を乗せて、顔立ちに立体感を演出するアイテムです。
- 鼻が高く見える
- 輪郭がシャープに見える
- 肌が透き通って見える
- 肌にハリやツヤが出る
…などなど、ハイライトにはいつものメイクをランクアップさせる効果がいくつも秘められています。
またハイライトは入れる場所や角度、ハイライトの色そのものを変えるだけでメイクを一変させる物ですので、雰囲気をちょっと変えるためのアイテムとしても有能です。
ハイライトを入れるときのポイント。順番や色に注目
メイク時にハイライトを入れる場合は、ハイライトの置き方や他のメイク道具との色合いにも注目してみましょう。ハイライトの持つ効果を倍増させられますよ。
ハイライトは最後に使う
メイクの順番と言えば、ベースメイクをしてからアイメイクやリップメイク…という流れですよね。ハイライトはベースメイクやポイントメイクを全て済ませた後に入れます。つまりメイクの最後の仕上げというわけです。
基本のメイクを終わらせた後、メイクの仕上がりや顔の具合をよく見ながら、全体のバランスを整えるためにハイライトを入れます。
例えば肌の調子が悪い日なら、最後に気になる部分にハイライトをプラスしてツヤやハリを演出…といった感じですね。
ハイライトは点を置くように入れる
お肌を明るく見せる効果がありますが、やり過ぎるとテカテカになったり不自然にギラギラしたりするのがハイライト。付け過ぎはご法度で、節度を守って使いこなすのがポイントです。
線を引くのではなく、光を入れたい箇所にポンポンと点を一つずつ置いていくようにハイライトを置きましょう。
顔に置いたハイライトの点を優しく伸ばしていく感じで、丁寧に肌に伸ばしていきます。足りない分は後から足せばOK。
ハイライトの種類別の入れ方
「ハイライト」として販売されている化粧品はたくさんありますが、中には「パウダータイプ」「リキッドタイプ」など、いくつかの種類が分けられています。
タイプ別で入れ方や発揮する効果が違うので、自分とハイライトの相性もよく見ておきましょう。
自分にぴったりのハイライトを使いこなしてくださいね。
- パウダータイプ
- 文字通り粉タイプのハイライトです。ブラシや指を使って入れるタイプで、初心者さんでも扱いやすいのが特徴。おでこや頬といった広範囲に向いています。アイシャドウとしても兼用OK。
- クリームタイプ
- 発色が良くて潤いがあり、乾燥肌にも密着しやすいのが特徴。筆や指でトントンと叩くように肌に馴染ませて使います。ただしつけすぎたり、ヨレやムラができやすかったりするので、初心者さんは量に注意してください。
- スティックタイプ
- クリームタイプのハイライトがスティック状になっていて、肌に直塗りして使います。塗るだけなので手軽に使えますが、量が調整しづらかったり、手元が見えづらかったりといった可能性も。
- リキッドタイプ
- 液状のハイライトです。筆で肌に乗せ、指で優しく伸ばして馴染ませることで、ナチュラルな瑞々しい肌質に仕上がります。ファンデーションやベースメイクと混ぜあわせて使うことで、ワントーン明るいベースメイクにすることも可。
ハイライトのカラー別の役割
光の役割とは言っても、ハイライトにはいろんなカラーバリエーションがあります。1色だけでも十分ですが、パレットタイプなどで何色か持っている人は、使い分けるのも良いでしょう。
ハイライトはカラー別に次のような役割があります。その日のなりたい雰囲気や顔色の調子などを見て、適切に使いこなしてみましょう。
- ホワイト系
- 最もオーソドックスで、明るさをプラスしたいときに最適なハイライトです。立体感やツヤ感を出したいときに使えますが、色が明るいので顔が白浮きする可能性もあります。
- ピンク系
- 肌の色と馴染みやすく、白浮きせずに血色が良く見えるのが特徴。顔色が良くなり、女性らしく華やかな印象になります。
- イエロー系
- 肌の色と馴染みやすい色で、ニキビや吹き出物と言った赤みを隠したいときに活躍します。イエローベースの肌の人におすすめ。
- ラベンダー系
- お肌がくすんだりクマが出来ているとき、ナチュラルにそれを隠せる色合いです。透き通るようなクリア肌になるのが特徴。
- パール系
- 細かなパールの粒子が使われたハイライトで、光をキラキラと反射して顔を輝かせて見せます。ただしラメやパールが大きかったり、量を入れ過ぎると悪目立ちする可能性も。他のハイライトと組み合わせる使い方もあります。
下地やチークとの組み合わせ方
ハイライトを入れる箇所にすでに塗られている下地やチークとの相性でも、ハイライトの見え方は異なります。
- ピンク系のメイク下地
…ハイライトが白浮きせず、顔全体にぬくもりを持った明るさが出る - 少し暗めのチーク
…チークの上からハイライトを入れると、顔に立体感が出る
また、ハイライトをファンデーションやメイク下地に混ぜて使用することで、肌に極めてナチュラルな明るさを演出することもできます。
ハイライトをファンデーションや下地に混ぜる際は、リキッドファンデor下地にリキッドハイライトを少量加えましょう。
下地やファンデに混ぜたハイライトは、素肌のままで輝きを持っているような印象に演出してくれますよ。
輪郭や顔立ち別のハイライトを入れるべき箇所
実際にハイライトを入れるべきなのは、顔のどの部分でしょうか?面長や丸顔など…顔立ちや輪郭別にハイライトを入れると映える箇所を見ておきましょう。
基本のハイライトの位置
ハイライトを入れる位置は「顔の出っ張ったところ」が一般的。顔立ちやなりたい雰囲気によってハイライトを入れる部位はそれぞれ異なりますが、主にハイライトを入れるべきとされているのは次の位置です。
- おでこ
- おでこの出る髪型のときには、おでこにハイライトを入れることで丸みのある可愛らしい顔立ちに演出できます。「V」の字になるようにハイライトを入れましょう。
- 眉尻の下
- ちょうどアイホールの端にあたる、眉尻の出っ張った部分にハイライトを入れます。目元がパッと明るくなり、アイシャドウも活かせます。
- 目尻側の下まぶた
- 目尻の方から下まぶたにハイライトを入れると、涙袋が強調されてクリア感のある目元に仕上がります。頬骨の一番高い部分と重なるように入れると、顔の立体感を演出。くすみやクマを隠すのにも向いています。
- 鼻筋
- 鼻筋に線を描くようにハイライトを入れると、鼻が縦に細長く立体的に見えます。鼻筋がのっぺりしがちなのが気になる人におすすめ。
- 頬骨
- チークの上から重ねるようにハイライトを入れます。ふっくらとハリのある頬に見え、女性らしく可愛らしい印象に。
- 唇
- 上唇の中央や、口の両端にさっとハイライトを入れます。唇のくすみが消えて見え、ふっくらと女性らしいリップメイクになります。
- あご
- あごの先部分をハイライトでふわっと明るく見せることで、あごのラインがぼやけて小さく見えます。フェイスラインがパッと華やぎ、小顔効果にも繋がります。
これら全ての位置にハイライトを入れる必要はありません。いろんな位置にハイライトを入れてみて、雰囲気の違いや自分の顔立ちとの相性を試してみてください。
丸顔さんは顔の中央やくぼみ
頬が必要以上にたるんで見えるなど…丸顔さんの悩みを打ち消すには、顔の中央部分にハイライトを入れるのがおすすめです。
- 眉間
- 目頭
- 鼻筋の付け根
あまりハイライトを置きすぎると丸顔が強調されてしまうため、鼻筋や頬骨といった広範囲は避けておいた方が無難。
フェイスラインにはシェーディングなどで陰影をつけると、より丸顔さんに似合うハイライトが活かされます。
エラ張りさんは目元や眉間
エラの張っているタイプのフェイスラインをお持ちの人は、ぜひハイライトを利用して小顔効果を狙ってみましょう。
- 目尻
- 目頭
- 下まぶた
- 鼻筋の付け根
顔の上半分を中心にハイライトを置くと、顔の下半分とのメリハリができて頬からあごにかけてのラインがシャープに見えます。
エラの張っている部分や顔の下半分には、シェーディングで陰影をつけるのがおすすめ。
面長さんは額や眉間
顔が細長く見えがちな面長さんは、顔の長さをごまかすようにハイライトを利用しましょう。
- おでこ
- 眉間
- 目尻
顔の上半分をハイライトで明るく見せて、丸顔に雰囲気を寄せていきます。鼻筋にハイライトを入れるのはNG。鼻が長く見えることで面長も強調されてしまいます。
あったら嬉しいハイライト。コンプレックスをカバーしよう
「別になけりゃなくても良い」と思われがちなハイライトでしたが、使ってみるとコンプレックスをカバーし、理想の顔に近づけてくれることが分かります。
- 小顔になりたい
- 華やかな顔立ちにしたい
- お肌のくすみをカバーしたい
などなど、ハイライト1つでフォローできる悩みはたくさんあります。
ハイライトはなくても良いけどあったら嬉しい存在。ぜひポーチに1つ忍ばせておいて、毎日のメイクを楽しく自信のつくものにしましょう。
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