万能なホホバオイルの使い方。肌・髪しっとり、筋肉疲労もほぐす
Date:2019.10.08
ココナッツオイルや椿オイルなど様々な種類がある美容オイルですが、ホホバオイルはどんな部位・状況にも使える万能オイルとしてずっと人気を集めています。
髪の毛や素肌の手入れをはじめ、マッサージオイルとして利用したり、コスメに混ぜてメイクの仕上がりを良くしたりするのに使えるオイルです。
この記事では、何種類もあるホホバオイルの使い方を一つずつご紹介していきます。1本あれば、余すことなく使い切ることができますよ。
美容コスメ・基礎化粧品と並べて置きたいホホバオイルの使い道
髪や素肌を綺麗に整えたい、メイクのクオリティを上げたい…こんな願いを持つ女性にこそ、ホホバオイルはおすすめできます。
1本あるだけで女性の持つ悩みをほとんど解消に導く、ホホバオイルの使い方を見ていきましょう。
オイルクレンジングとして使う
メイクの落とし残しは毛穴を詰まらせたり肌に雑菌を繁殖させたりと、肌トラブルを招く大きな要因です。
クレンジング剤は様々ありますが、ホホバオイルは効率的に化粧品を肌から分離させ、肌を守る効果が期待できるとして、クレンジング剤として優秀な存在。
- 手のひらに500円玉大くらいのホホバオイルを取る
- 指の腹で優しく肌に馴染ませながら、ゆっくりメイクを落とす
(Tゾーン→顔全体→あご→唇→目の順で) - ティッシュかコットンでふき取るorぬるま湯ですすぐ
- よく泡立てた洗顔料で顔を洗う
メイクの落とし残しを防ぐだけでなく、オイルで肌に膜を張って肌を守る効果もあるため、肌が弱い人におすすめのクレンジング剤です。
毛穴の角質ケアとして使う
鼻や頬など…毛穴の黒ずみに悩んでいる人は、ホホバオイルを使って角質ケアをしてみましょう。ホホバオイルは人の肌と近い性質を持っているため、毛穴に浸透して角質を浮かせてくれますよ。
毛穴にゆっくり馴染ませて、角質を優しく取り除いてみましょう。
- 蒸しタオルやスチームでしっかり毛穴を開く
- 500円玉くらいのホホバオイルを手に取り、開いた毛穴に馴染ませ、擦らないようにしてゆっくり2~3分マッサージ。その後5分ほど放置する。
- 清潔な濡れタオルやティッシュなどで、そっとホホバオイルを拭き取り、優しく洗顔と保湿をする
あまりやりすぎると毛穴に負担がかかりますから、週に1~2回くらいの頻度で試してみてくださいね。
オイルパックでターンオーバーを促す
ターンオーバーとは、肌の新陳代謝を表す言葉です。ターンオーバーが整うことで古い角質が正常に排出され、肌トラブルを予防したり乾燥から守って潤したりする効果に繋がります。
ホホバオイルは人の肌質と近い性質を持っているため、パックにすればターンオーバーを促すのに最適。
- 入浴中、毛穴が開いたタイミングでホホバオイルを手に取る
- マッサージするようにホホバオイルを顔に馴染ませる
- 入浴しながら10~15分ほどオイルを放置する
- ぬるま湯でオイルを落とし、よく洗顔してから保湿する
入浴中は毛穴が開く上、身体やオイルが温まりやすいのでオイルパックに向いているのです。半身浴のついでにでも試してみてくださいね。
保湿ケア用品として使う
オイルは皮膚表面に膜を張ってコーティングする働きがあるため、スキンケア用品として使うことで肌をダメージから守ることもできます。ホホバオイル自体が肌となじみやすいので、敏感肌の人でも安心して使えますね。
化粧水を塗った後に3~4滴のホホバオイルを手に取り、ゆっくり肌に伸ばしていってください。手に取った化粧水や乳液に、直接ホホバオイルを混ぜて使うこともできますよ。
お風呂上がり、化粧水を塗る前の繋ぎとして少量のホホバオイルを肌に塗っておくと、肌のかゆみやニキビ防止にも役立ちます。
日焼け止め・日焼けのアフターケア
オイルの多くは、肌に塗布することで日焼けを促進させてしまいます。ところがホホバオイルは酸化しにくく、抗酸化・抗炎症作用により紫外線にも強い存在。
単体で日焼け止めの効果を発揮するわけではありませんが、下地として肌に塗布することで日焼けのダメージから肌を守る効果は期待できます。
また、日焼けする前だけではなくて日焼けした後のアフターケアとしてもホホバオイルは活躍します。
紫外線は年中無休で降り注いでいますから、スキンケアにホホバオイルを取り入れることで強固な紫外線対策になりまね。
化粧品に混ぜてメイクする
普段使っているファンデーションやチークなどの化粧道具にホホバオイルを混ぜると、メイクの仕上がりが一味変わります。
- チーク
- アイシャドウ
- ファンデーション
- 口紅
ノリを良くしたい化粧品にホホバオイルを1滴混ぜてからメイクすると、化粧品が肌に馴染みやすくなります。血色が変わったり、メイクが落ちにくくなるというメリットがありますよ。
オイルと化粧品が肌に馴染むように、ブラシよりも指を使ってポンポンと肌に叩き込むのがおすすめです。
化粧水のブースターとして使う
ブースターとは「導入液」という意味で使われている言葉です。ブースターは化粧水の浸透を高めて、より肌が保湿されやすくするサポートをする存在。ホホバオイルには、そんなブースターとして活躍できる一面もあるのです。
洗顔後などの肌を保湿する場面で、化粧水の前に1~2滴ほどのホホバオイルを肌によく伸ばして馴染ませてください。それから化粧水を使うようにすると、化粧水が肌によく馴染みやすくなります。
メイク前の保湿時に行うと、肌がしっとりしてメイクのノリが良くなります。
トリートメントに混ぜて使う
髪の毛にもっとツヤやコシを出したいという人は、ホホバオイルをトリートメントとして使うのもおすすめです。ホホバオイルは髪を保湿し、傷んだ部分を修復してダメージや紫外線から守ってくれます。
シャンプー前にホホバオイルを髪に馴染ませたり、シャンプー後のトリートメントにオイルを2~3滴混ぜたりして使ってください。
シャンプー前に使うとシャンプー時の髪の傷みを防ぎ、シャンプー後にトリートメントと一緒に使うと髪を守る効力が高まります。
ヘアオイルやヘアパックに使う
髪の毛のスタイリングをちょっと手助けしたり、髪がパサパサしている日の応急処置としてもホホバオイルは役立ちます。
乾いた状態の髪の毛に、手のひらに馴染ませたホホバオイルを全体的に馴染ませると、髪が潤ってまとまりやすくなります。
髪の毛全体にホホバオイルを馴染ませてヘアパックにすると、髪の毛の状態が修復されてしっとりと潤いやツヤが戻ってきますよ。
- シャンプー前に、髪の毛をよくブラッシングする
- オイルを大さじ1ほど手に取って、両手で髪の毛全体によく馴染ませる
- 蒸しタオルやシャワーキャップを使って髪の毛を包み、10~15分放置する
- シャンプーを1~2度行い、普段通りトリートメントする
頭皮クレンジングのオイルとして使う
頭皮は皮脂や汚れが詰まりやすい為、かゆみやニキビ、フケなどのトラブルが絶えません。頭皮のトラブルは、頭皮を清潔にクレンジングすることで解消されます。
ホホバオイルは人の皮膚となじみやすいので、顔のクレンジングと同様に頭皮の汚れも浮かして綺麗に取り除くことができます。
- シャンプー前に、髪の毛をよくブラッシングする
- 500円玉くらいの大きさ、オイルを手に取る
- 指の腹で頭皮全体をマッサージするように、オイルをよくもみ込む
- 蒸しタオルで15分ほど頭髪を包んで放置する
- シャンプーでよく洗い流し、トリートメントなどを行う
毛穴を綺麗にする他、ホホバオイルで頭皮への栄養補給をして生えてくる髪の毛を健康にする効果も期待できますね。
ネイルオイルとして使う
爪は女性に洗練された美しさを与えてくれる部位。手入れを欠かさない人も多いのではないでしょうか。爪を保護・保湿するのにネイルオイルを使う人も多いと思いますが、実はホホバオイルでもネイルオイルの代わりにすることができます。
マニキュア用の筆でホホバオイルを爪に塗る他、ラップを使ってネイルパックするのもおすすめ。
- 爪周辺にホホバオイルを塗り込む
- ラップで包み、10~15分放置
(ビニール手袋があればそれを使うと他の作業ができて便利)
パックした上から蒸しタオルをあてて温めると、オイルが浸透しやすいです。
爪の美しさを保つ目的もありますが、二枚づめや爪のささくれに悩んでいる人もぜひお試しくださいね。
疲労回復。身体の健康を保つホホバオイルの使い方
美容目的で購入されがちなホホバオイルですが、健康効果も絶大です。
バスオイルとして使う
入浴剤の代わりに、ホホバオイルをお風呂に入れて使うこともできます。お湯がしっとりとしてお肌がキレイになるのはもちろんのこと、ホホバオイルに含まれるミネラルやビタミン群の働きで、筋肉をほぐす働きも期待できます。
湯船によく浸かりながら身体をマッサージすると、さらに身体の緊張がほぐれて良いですよ。
マッサージオイルとして使う
疲れた体をマッサージするのに、マッサージオイルは欠かせません。ホホバオイルはただ肌の滑りを良くするだけでなく、筋肉をほぐしたり肌に栄養を与えたりする効果が期待できますよ。
肩や足、腰などのマッサージしたい部位に数滴のホホバオイルを馴染ませてから、よくマッサージしてみてくださいね。
アトピーケアにも有効的
人よりも刺激に敏感な肌を持つアトピー体質の人には、ホホバオイルでのスキンケアが推奨されています。
- アレルギーの原因となるバクテリアや異物から肌を守る働きがある
- アトピーに不足しがちなワックスエステルが含まれている
これらがホホバオイルがアトピーに有効的な理由。
アトピーに悩まされている部位に、ホホバオイルをたっぷりと塗って15分ほど放置してみましょう。放置後は清潔で柔らかい布、もしくはコットンを遣って優しくオイルを拭き取ればOK。
他にも、肌が乾燥する前にホホバオイルで保湿したり、乾燥を感じたときにホホバオイルを塗ったりしてアトピー体質のスキンケアに利用できます。
ホホバオイルでいつものケアが一段階アップする
ホホバオイルは1本だけであらゆる場面で活躍してくれる、優秀なケア用品です。買ったは良いけれど使い方が分からない…なんてことにはなりませんから、使い残しの心配もありませんね。
ちょっと肌の乾燥や髪のハネが気になるときなど…外出先でも便利に使えますよ。他の容器に移し替えて、ポーチに入れて持ち歩くのにも向いています。
いつものスキンケア・ヘアケアに不満がある人は、ぜひホホバオイルを使って解消に導いてみてください。
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