ホルモンバランスが乱れる10の原因。美容・健康にも影響大!
Date:2017.09.28
女性の健康や美容は、ホルモンバランスに大きく影響されます。ホルモンバランスが整っていれば精神的にも安定し、美容面でのトラブルも少なくなります。
しかし、ちょっとしたことで崩れてしまうのがホルモンバランス。
病気ではないけれど何だか調子が悪いなと思ったら、それはホルモンバランスが乱れているのかもしれません。
なぜホルモンバランスが乱れてしまうのか、その原因についてまとめました。
こんな症状は出ていませんか?
その体調不良がホルモンバランスの乱れによるものかどうか判断する目安として、次のような症状は出ていませんか?
- 生理不順
- PMS(月経前症候群)
- 不正出血
- ニキビなどの肌荒れ
生理前はイライラしてどうしようもないとか、気分が落ち込むとか、精神的な症状もホルモンバランスの乱れによるものと考えられます。
ホルモンバランスが乱れる、10の原因
私たち女性は繊細な生き物です。ちょっとしたことでもホルモンバランスが乱れてしまい、それが体調や精神面にも影響します。
とにかく生活習慣の乱れが一番の原因!ホルモンバランスの乱れは生活の仕方が乱れていますよ、という身体からのサインだと思ってください。
1.睡眠不足ではホルモンが分泌されない
睡眠不足になると身体が疲れるだけでなく、脳も疲れます。そもそも睡眠は脳の疲労を回復させるためのもの。
何時間眠ればいいのか、ということは個人差がありますが、日中眠くなることが多いなら、睡眠が不足していると考えられます。
2.ストレスや疲労でもバランスが乱れる
自律神経は睡眠不足だけでなく、疲労やストレスでもバランスが乱れてしまいます。
自律神経と女性ホルモンには密接な関係があり、自律神経が乱れれば女性ホルモンのバランスも乱れ、女性ホルモンが乱れると自律神経にも影響が出ます。
つまり、お互いがうまく支え合うような関係なので、どちらのバランスが乱れてもダメなのです。
心と体はつながっているので、過度にストレスがたまると身体が疲れるだけでなく、脳も疲れ、それに伴って自律神経や女性ホルモンのバランスが乱れていくのです。
3.セロトニン不足でストレスがたまっている
イライラしたり、食欲をコントロールできないといいう症状があったら、それはセロトニン不足かもしれません。
セロトニンとは別名幸せホルモンとも呼ばれる神経伝達物質です。精神の安定には欠かせないホルモンで、不足するとき分が落ち込んだり、涙もろくなったりします。
日光に当たる時間が短かったり、体内時計が乱れていたりするとセロトニンが不足します。
また、このセロトニンは女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、一緒に減少してしまうということがわかっています。
ですから元々セロトニンが不足ぎみの方は生理前になると余計イライラしてしまうのです。
4.ジャンクフードや外食が好き
外食がすべて悪ではありませんが、やはり塩分が多かったり、何が入っているか分からないという点から、毎日食べ続けるのは健康に良くないでしょう。
- ファーストフード
- 揚げ物
- コンビニ弁当
などを食べ続けていると、それを消化・代謝するために、大量のビタミンやミネラルが消費されます。
例えばビタミンB6や亜鉛などは女性ホルモンとも関わりの深い栄養素。これらが足りなくなることで、ホルモンバランスが乱れてくるのです。
食べている時は「美味しい〜!」と思って食べているので幸せかもしれませんが、女性ホルモンが乱れてくることで結局はイライラしがちになることが多くなると思います。
また、アルコールも同様にビタミンやミネラルを消費してしまうので、飲み過ぎは良くありません。
5.食事を抜くなどの食生活の乱れ
1日3食、きちんと食べていますか?朝は忙しいから朝食は食べない、という方も要注意です。
食事を抜くことでたんぱく質など身体に必要な栄養素が不足し、それが女性ホルモンの分泌に影響を与えます。
特にタンパク質は女性ホルモンを作るために大事な役割を果たす栄養素なので、不足すると女性ホルモンが乱れる原因になります。
極端なダイエットも同じことです。食事を抜いて減量するようなダイエットはやめた方がいいでしょう。
6.運動不足もストレスになる
運動は苦手だし好きじゃない、という方もいると思うのですが、動かなすぎもストレスになるということをご存知でしょうか。
また、運動していないと疲れない=夜眠くならない、ということがあります。運動のしなさすぎが睡眠の妨げになることもあるのです。
それらの運動不足によるストレスが女性ホルモンのバランスを乱します。
7.冷え性による血行不良
血行が悪くなると身体が冷えて内臓の働きも悪くなります。
肩こりなどの不快な症状だけならまだしも、骨盤周りの血行が悪くなることで、子宮や卵巣の機能低下にもつながるのです。それが女性ホルモンの乱れにつながります。
8.加齢によるホルモンバランスの乱れ
これはある意味仕方のないことなのですが、30代後半から卵巣機能の低下が始まります。
卵巣の機能が低下するということは、エストロゲンの分泌量が減少してくるということなんですね。
脳から「エストロゲンを出して!」という指令は出るが、卵巣は衰えてきているので、女性ホルモンを思ったように出せなくなります。
そのアンバランスで体調不良になってしまうのが更年期障害です。
卵巣機能の低下が女性ホルモンのバランスを乱してしまうので、年齢を重ねても卵巣の機能を維持していく工夫が必要です。
9.妊娠初期である可能性
妊娠初期だとまだ気づかない人も多いもの。受精卵が着床して妊娠が成立すると、プロゲステロンの分泌量が増えて子宮を守ろうとします。
するとエストロゲンとのバランスが悪くなるために、イライラしたり不安になったりすることがあります。
妊娠初期は精神的にも不安定になりがちですが、それはホルモンバランスの乱れが原因なのです。
予定日を過ぎても生理が来ない、という時は妊娠している可能性があります。
10.婦人科系の病気
生活のリズムは整っているし、食事にも気を使っているのにどこか体調が悪い、という時には、もしかしたら女性特有の病気が隠れているのかもしれません。
- 子宮筋腫
- 子宮内膜症
などの婦人科系の病気は女性ホルモンのバランスを乱す原因になるからです。
身体の声をしっかり聞いて!
ホルモンの分泌量は多すぎても少なすぎてもダメ。適度に分泌できるようになるためには、今回ご紹介したような原因を取り除いていくことです。
いきなり180度生活習慣を変えることは難しいでしょう。
ホルモンバランスを整えるのはちょっとしたことの積み重ねが大事です。今日からすぐにでも生活習慣を見直して、気分良く過ごしていきたいものですね。
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