借金地獄で苦しくても督促状を無視はダメ!抜け出すための方法とは?
Date:2022.03.02
気がつたら借金まみれで返済が追い付かなくなった!借金を返すために借金…いわゆる借金地獄の状態。「困った!返すお金がないからこのまま逃げよう」と思っても、滞納が続くと金融業者から督促状が届きます。
多額の借金を抱えていも、返済のコツや専門家に相談など借金を根本的に解決できる方法も紹介します。昨今の新型コロナ影響で、解雇された、事業が上手くいかず借金に手を出してしまったと不安な日々を過ごしている方も多いでしょう。
借金をしたという罪悪感を少しでも解消できるように、借金問題の相談先やコロナ関連の助成金についても解説します。
借金まみれで返せない…どんなことが起こる?
軽い気持ちで消費者金融から借金をした。初めは返せていたけどコロナの影響で仕事が減って生活するだけで精いっぱいの日々…。返済期日が過ぎてある日督促状が届いた…。
借金を返さなきゃいとわかっていても、返済できない、督促状がきたけれどこのまま無視を続けようとしていませんか?悪いことと知っていても、借金滞納をしたらどうなるのか検証しましょう。
【借金滞納を続けると…】
- はがき、電話で借金滞納の知らせがいく。
- 支払いが遅れた分の遅延損害金の発生。
- 再三の督促、取り立てに応じられないと借金の一括返済を求められる。
- 借金返済を要求しても応じられなければ裁判へ。
- 判決の結果、財産や家財を没収される。
- ブラックリストへ登録される。
借金を滞納して何が起こるのか簡単に流れをまとめると上記のようになります。借金の返済期日が過ぎると、契約時の住所や電話番号へ返済が遅れていることを知らせる通知が行きます。郵便物が自宅に届いたり、滞納を知らせる職場への電話など、借金がバレる恐れがあります。
しかし、返済は無理、どうしていいかわからないと無視を続けるのは債務者にとって何も良いことはありません。支払いが遅れた分の利息「遅延損害金」が請求されます。
借金を返せない上に、更に遅延金を支払うことになります。この時点で応じていれば事態は最小限に抑えられますが…。以下、遅延損害金を支払いに応じないとどうなるのか詳しく説明します。
督促や取り立ての無視を続けると裁判へ!家や財産も失うことに!
「借金返済が遅れているので遅延損害金とともに返済してくださいね」やんわりと返済を促してきた金融業者ですが、再三の催促に応じられないと更に強い請求になります!
借金の滞納は早い時点で督促状に応じるなど行動を起こすと良いのですが、無視を続けると金融業者から訴えられ裁判へ発展してしまいます。
「貸金返還請求訴訟」という名目で裁判所への出廷を求めらます。借金の返済の促しに応じて来なかった、返済していないという事実があるので、出廷してもしなくても「借金一括返済」の判決がくだることが多いようです。
一括請求だけでは済まされません。借金滞納の代償は大きく以下のことが起こります。
【借金滞納の代償】
- 給料の差し押さえ
- 住宅を競売に掛けられる
- 預貯金や生命保険、株券の差し押さえ
- マイカーや貴金属など家財の没収
- 不動産の差し押さえ
- ブラック状態
お金になるものは金融業者へ渡さないといけなくなります。督促状からは想像していなかった事態…家も財産も失ってしまうことになります。ブラック状態になり、今後借金やクレジットカードも作れなくなるデメリットもあります。
契約時と異なる住所になった、結婚や離婚で名前が変わったのでこのまま逃げ切れそうと思うかもしれませんが、「返済の義務」はなくなりません。債務者の情報に変更があっても追跡して督促状は送られてきます。
借金を減らすにはコツがある!借金苦から脱却できる
借金を滞納し続けるとどうなるのかお伝えしてきました。借金返済が難しくなってきた段階で「借金を減らす」という行動を起こしていれば、上記のような悲惨な事態を回避できます!
【借金を減らす方法とは】
- おまとめローン、借り換えなどで利息を減らす
- 弁護士や司法書士に債務整理をする
借金を「一本化」できるおまとめローンや、高金利から低金利の銀行へ借り換えをして利息を減らす方法があります。デメリットとして、「審査が厳しい」「返済期限が延びて借金の総額が増える」など逆に負担が増えることも…。
【債務整理の種類】
- 任意整理…利息分をカットし、3~5年で完済する。
- 個人再生…借金を1/5程に大幅な減額ができる。
- 自己破産…裁判所に認められると借金返済はゼロになる。
債務整理は自分の借金額や収入の状況によって適切な方法を選ぶことが重要です。メリットだけでなくデメリットもあることを理解しないといけません。
【債務整理のデメリット】
- ブラックリストに掲載
- 新規のクレジットカード作成や新規借り入れができない
- 保証人になれない
- 家や財産を没収される
債務整理をすると今まで出来ていたことが出来ないなど生活に支障が出ることもあります。ライフプランや家族の状況を見て判断しましょう。
もちろん、最初から依頼ではなく相談やアドバイスなども受けられます。借金問題のプロですから話づらい借金のことも安心して話せますよ。
法テラスを使えばお金がなくても弁護士に相談できる
借金問題を解決したくても、結局お金が必要なんだと落ち込んでいませんか?お金に関する法的問題は「法テラス」で解決できます。「法テラス」とは国が設立した法的トラブルの相談窓口です。
借金問題の相談役となる弁護士の紹介や、借金を返済できない時の解決へのアドバイスを無料で教えてくれます。ただし弁護士と直接相談したい、債務整理をしたい場合は有料になります。
お金がないからと借金問題を諦めることはありません。詳しくは法テラスの公式HPで確認できます。
昨今の経済情況で生活が苦しい…生活保護も視野に入れて
長引く不況の中、さらに打撃を与えたのが新型コロナの大流行…。仕事を失った、事業が続けれられなくなったなど苦しい思いをしている方がたくさんいます。今まで借金とは無縁の方も、新型コロナの影響で借金に手を出してしまった方もいるでしょう。
仕事の解雇や休業など収入面で苦労をしている方も多いはずです。国ではコロナの影響を受けた個人や事業者のために「助成金」を給付しています。
【コロナ関連の助成金】
- 休業手当…休業中給料の6割の支払いがある。
- 緊急小口資金…休業により緊急もしくは一時的にお金が必要な時に無利子、保証人不要で貸付を利用できる。
- 総合支援資金…失業により生活の立て直しが必要な時に無利子、保証人不要で貸付を利用できる。
- 生活困窮者自立支援金…就労、家計、住居など状況に合った支援を受けられる。
- 雇用調整助成金…事業者に対し雇用の維持のため休業手当の助成を受けられる。
- 生活保護…最低限の生活を送れるよう生活費や住居費などの支援を受けられる。
借金に手を出す前に国の制度を活用できないかなど検討してみてください。
借金まみれは早めの対処が重要!放置はやめて専門家へ相談するべき
借金まみれの状態で督促状の無視は絶対に良くないことがわかりました。最初の督促状に応じていれば最悪な事態になりませんが、裁判や財産の差し押さえでは今後の人生が大変になります。
金融業者との交渉や難しい書類もお任せできる心強い味方となり、借金問題解決へ導いてくれます。まずは相談から始めてみませんか。
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