フラダンスが人気の理由と効果。運動が苦手でも始めやすい!
Date:2017.04.20
女性の習い事で、ヨガなどと同じように人気があるのがフラダンスです。
フラダンスは見た目、激しい運動ではないので運動が苦手という人でも始めやすいと女性に人気が出ているようです。
このフラダンス、実は女性に嬉しい効果が隠されていると言われています。フラダンスをすることで、どういった効果が得られるのでしょうか。
フラダンスはハワイの伝統的な踊り
フラダンスとはどういった意味があるのでしょうか?「フラ」とは、ハワイ語で踊りのことを言います。
フラダンスと言いますが、これだと「踊りダンス」ということになるので、ハワイや本格的にフラダンスを教えている教室では、フラダンスのことをフラと呼んでいます。
フラダンスは、世界一美しい踊りと言われており、ハワイでは伝統的で神聖な踊りとされています。
昔、ハワイ・ポリネシアには文字がなく、神様への信仰や出来事を後世に伝える手段の1つとして、フラという踊りを作り出しました。
フラダンスには、次の2種類があります。
- アウアナ
- カヒコ
アウアナは、現代風にアレンジされたフラダンスで、よく手を波のように動かして踊るタイプのフラダンスです。よく目にするのは、こちらのフラダンスになります。
カヒコは、神様へ捧げる踊りで、昔からある古典的なフラダンスです。カヒコはアウアナに比べて難しく体力を必要とすると言われています。
昔は、フラダンス教室というとアウアナを教えているところが多かったのですが、最近はカヒコを教えている教室も増えています。
カヒコを覚えれば、アウアナも踊れるので昔からのフラダンスをしっかりと覚える方がいいという女性も増えています。
フラダンスが女性に人気な理由は華やかさ
フラダンスを習う女性が増えていますが、どうしてフラダンスは女性に人気なのでしょうか?その理由は2つあります。
まず1つめは、華やかな衣装です。ジム通いやヨガの場合、動きやすい服装というのが求められるため、華やかな服装はできません。
しかしフラダンスの場合、トップスはTシャツなどのシンプルなものですが、下のスカートは南国柄の「パウスカート」というものを履きます。
鮮やかな南国柄のスカートのウエスト部分はゴムが入って、ギャザーになっているのでデザインもふんわりとして可愛いものになっています。この衣装を着たくてフラダンスを始めるという女性もいるそうです。
2つめは、子供から年配の方まで幅広い層の人ができる運動というところです。
フラダンスは、歳をとってもできるダンスなので、何かを長く続けたいという女性には特に人気です。
また、ゆっくりとした動きなため運動が苦手という人でも、基本を覚えれば楽しみながらできるというのも女性に人気な理由のようです。
フラダンスに隠された6つの効果
フラダンスは、ゆっくりと動いて踊っているだけではありません。フラダンス独特の動きには、様々な隠された効果があると言われています。
フラダンスを始めることによって得られる、女性に嬉しい6つの効果を紹介します。
その1.ダイエット効果・体の引き締め
フラダンスと言えば、あのゆっくりとした動きが特徴です。しかし、あの動きをするのに正しい姿勢というのがあり、それを保つためにはかなりの筋肉を使います。
そのため、体が引き締まり、ダイエット効果があると言われています。
フラダンスは、上半身を固定し腰を動かす動きをします。この動きを綺麗に見せるためには、体幹を鍛えなくてはいけません。正しい姿勢を保って踊るだけで、まず体幹が鍛えられます。
また、フラダンスは腰を動かすため、腰回りやお腹の引き締めに効果があります。下っ腹がぽっこりしてしまうという人などには、かなりの効果が期待できます。
意外に鍛えられるのが、二の腕です。フラダンスは、手でも表現をするので、腕をよく使います。
踊りによっては、腕の動きをキープしなくてはいけないため、二の腕の筋力がないとキツイ場合もあります。踊りをやっていくうちに、二の腕に適度な筋肉がつき引き締まったようになります。
ちなみに、フラダンスの消費カロリーは、1時間で150~300キロカロリーと言われています。踊る曲のスピードなどによって消費カロリーは変わってきます。
1時間は150~300キロカロリーというと少ないように感じますが、これは、ご飯お茶碗で軽く2杯分相当に当たります。
また、多くの人が行うダイエットのための運動と比較すると、次のようになります。
運動 | 1時間あたりの消費カロリー |
---|---|
フラダンス | 約150~300キロカロリー |
ウォーキング | 約100キロカロリー |
ジョギング | 約500キロカロリー |
自転車 | 約170キロカロリー |
ジョギングは消費カロリーが高いですが、これは1時間続けて走った場合になります。
よくダイエットのためにウォーキングをするという人も増えていますがそれよりもフラダンスは消費カロリーが高いことになります。
その2.代謝のアップ・デトックス効果
フラダンスをすると、適度に筋力もアップします。筋力がアップすることで、基礎代謝が上がり、太りにくい体にしてくれます。
特に、フラダンスは中腰姿勢で踊るため、下半身のインナーマッスルを鍛えることができると言われています。
普通、ナーマッスルを鍛えるにはジムに通って器具を使って行うことが多いのですが、フラダンスは姿勢を保って踊るだけでインナーマッスルが鍛えられるため、女性に人気です。
筋力もそうですが、インナーマッスルを鍛えると基礎代謝が上がるため、太りにくい体になります。
その他、筋力がアップすると血行もよくなるため体が冷えにくくなったり、体力もアップします。
また、フラダンスは見た目以上にハードな運動なので汗をかきます。汗をかくことで、デトックス効果も期待できます。
その3.内臓脂肪が減るため生活習慣病を予防できる
フラダンスは、見た目以上に運動量が高く、ダイエットに効果的だと言われています。
ダイエットの場合、見た目で気になる皮下脂肪を減らすことに注目しますが、実は痩せていても脂肪がついているという人がいます。それが内臓脂肪です。
内臓脂肪を減らすためには、有酸素運動が大事とされています。しかし、激しい運動が苦手な人はそれが難しくなってきます。
フラダンスは有酸素運動なため、踊るだけで運動と同じような効果を得ることができます。
内臓脂肪が少ない人は、長寿ホルモンと呼ばれている「アディポネクチン」というホルモンが分泌されています。
このホルモンは、長寿だけではなく生活習慣病である糖尿病や動脈硬化、高血圧といった病気を予防する働きもあります。
フラダンスをすると、皮下脂肪だけではなく内臓脂肪も減るので、生活習慣病も予防できるし長寿にも繋がります。
その4.ハワイアンミュージックで癒しとリラックス効果
フラダンスをする時に流れる、ハワイアンミュージックには、心を穏やかにする効果があります。
特に、波の音は呼吸のリズムと同じなため、安らぎ効果が高いと言われています。
その音楽に合わせて、体を動かすと、ストレス発散になり心がリラックス状態になります。
また、フラダンスをする時に欠かせないのが笑顔です。ダンスをする時に笑顔を作ることで気持ちが明るくなるため、うつ病の予防にも効果があると期待されています。
フラダンスの衣装も癒しやリラックスに欠かせないもので、普段着としては着ないようなカラフルな衣装を身に付けることによって、心が解放的になり気分が良くなると言われています。
その5.フラの動きを理解しながら踊ると脳の活性化になる
フラダンスの動きには、1つ1つ意味があります。その意味を理解しながら体を動かすと、脳の活性化に繋がると言われています。
その他、ハワイアンミュージックを聞きながら踊りを合わせていくので、これも脳の活性化には良いとされています。
最近では、脳の老化防止のためにとフラダンスを始める年配女性も増えているそうです。
その6.フラダンス独特の動きで姿勢が良くなる
フラダンスは、上半身を動かさずに腰や足を動かすのが基本の姿勢となっています。
その動きをスムーズにするには、正しい姿勢を取らなくてはいけません。そのため、フラダンスをすると姿勢が良くなると言われています。
また、上下・左右に動くことで体のバランス感覚が良くなります。
フラダンスは指先の表現も重要
フラダンスはステップも大事ですが、指先の表現もとても大事です。指先の動きまでしっかりと気をつけるのがフラダンスの特徴です。
テレビなどでよく見るのは、手をゆらゆらと動かして波を表す動きです。しかし、それ以外にもよく使われるのが、次の3つです。
よく聞く「アロハ」ですが、これには挨拶や愛しているといった感情を表す意味があります。フラダンスの中では、胸の前で大きく手をクロスさせる動きで表現します。
花を表す「プア」は、手をすぼめて上に向けます。これで花のつぼみを表現します。
ハワイに多い虹を表すのが「アヌエヌエ」です。頭の上で手を合わせて橋の形を作って表現します。
フラダンスを見ていると、こういった指の動きも歌を表現しているので、注目してみましょう。
フラダンスでダイエットをする時には注意が必要
痩せるためにフラダンスをするという女性も増えています。ダイエットのためにフラダンスをする時には、いくつか気を付けなければいけないことがあります。
フラダンスで効果的に痩せるためには、次のようなことに注意をしましょう。
その1.水分をしっかりと補給する
フラダンスは、見た目はゆっくりとしていますが、筋肉を使うので汗を多くかきます。
汗をかいたら痩せると思い、水分補給をしない人がいますがこれは危険です。水分を補給しないと、脱水症状を起こす可能性が高くなります。
また水分をこまめに取らないと、長時間フラダンスをすることもできないので、しっかりと水分補給をするようにしましょう。
その2.倒れないように空腹状態では行わない
運動をする時、食べた後にすると胃が重たいと空腹状態で運動をする人がいます。フラダンスも同じで、動きが悪くなると空腹状態でする人もいるようです。
しかし、フラダンスはかなりのエネルギーを使います。空腹状態で行うと、血行不良でめまいを起こし倒れてしまう可能性があります。
また、空腹状態で多くのエネルギーを消費すると、その後に消費したカロリーを補おうとドカ食いをすることもあるので、注意しましょう。
その3.食後にフラダンスをして太りにくい体にする
その2と似ていますが、フラダンスをする時は食事をした30分後以降が効果があると言われています。
その理由は、食後に体を動かすことでエネルギーを蓄えているため長時間動くことができるのと、糖質がエネルギーとなるため脂肪として蓄積されず太りにくい体にしてくれるからです。
大量に食事をしては意味がありませんが、軽く食事をした後にフラダンスをするのが最も効果的です。
フラダンスで綺麗な姿勢とシェイプした体を目指そう
フラダンスは、歳をとってもできる習い事です。また、女性に嬉しい美しい姿勢とシェイプした体を目指すこともできます。
その他、心を癒してリラックス状態にすることもできます。フラダンスには、ダイエットだけではなく様々な女性に嬉しい効果があります。
もし何か習い事をしたいなと思った時、フラダンスにチャレンジするのもいいかもしれません。
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