乾燥肌の洗顔方法。カサつきを解消するには洗顔から!
Date:2018.01.17
外出先では風やホコリ、室内では冷暖房。乾燥肌さんには年中悩みが尽きませんよね。特に毎日お化粧をしていると顔もこわばり、果てには皮がむけ、切れてしまう…なんてことも。
せっかくのリラックスタイムも乾燥で顔がつっぱっていてはくつろげません。
乾燥肌さんならではの洗顔方法で、うるおいを守りましょう!
この記事の目次
そもそも洗顔は肌の水分を奪う行為!?
脂性肌か乾燥肌か判断するのに、洗顔後の肌で決める方法をご存知でしょうか。
洗顔後しばらく待って、脂っぽくなれば「脂性肌」。乾燥すれば「乾燥肌」。必ずというわけではありませんが、目安として自分の肌質を知る方法です。
ここからわかるのは、洗顔後の肌は「脂」がない、ということ。肌の皮脂は水分のフタの役割をしていますので、これがない状態は毛穴から水分が蒸発し、「水分が出ていき放題」なんです。
これを防ぐために(脂性肌の場合は脂の量を調節するために)化粧水・保湿液などでスキンケアをします。
より乾燥しやすい状態にある乾燥肌さんが必要以上に皮脂を落とさないためには、洗顔方法自体を工夫する必要があります。
普通の人は平気でも…。乾燥肌さんがやってはいけない洗顔
普段あなたはどんな風に洗顔をしていますか?
無意識のうちに乾燥が進む洗顔をしているかもしれません。いくつか例を挙げますので、当てはまる方は洗顔方法を見直しましょう。
ウォータープルーフメイクを落とすために…ダブル洗顔
しっかりメイクをした日、ウォータープルーフでメイクをした日には、落とし切れずにダブル洗顔をしてしまう人もいるのではないでしょうか。
ですが、ただでさえ皮脂が足りない乾燥肌。確実に洗いすぎてしまいます。
頑固なメイクは必ずクレンジングで落としきるようにしましょう。ウォータープルーフメイクをした場合は、ポイントクレンジングで丁寧に。肌に低刺激かつこすらないように使えるものを選びましょう。
湯船につかるときと同じ、熱めのお湯で洗う
特に冬の時期、熱めのお湯を張ったお風呂に入るのはとても気持ちがいいですよね。お風呂で洗顔をしている方は、お風呂と同じ温度で洗顔しまっていませんか?
熱めのお湯は、刺激に敏感な乾燥肌には大敵です。
肌が荒れてしまう可能性があるほか、温まりすぎた肌は、体温を戻そうとより水分を蒸発させようとしてしまい、ここまで温度が上がってしまうと汗をかくので化粧水も保湿液も入りずらくなり…乾燥肌さんには踏んだりけったりです。
温度が上がる、といえばサウナや岩盤浴も同じですが、単純に肌の温度が上がった場合はぬるま湯などで少し温度を下げればスキンケア効果も戻ってきます。
シャワーでもOK。でも直接顔に当てるのはNG
忙しい日にはお風呂を張らずシャワーですませてしまうことも、ありますよね。
ですが、頭や体を洗うついでに、シャワーを顔に当ててはいませんか?
これまでご説明をしたとおり、乾燥肌さんに刺激は大敵。シャワーの水圧も同じ理由で避けたいところです。
特にシャワーは湯船よりも温度を感じにくく、ついつい長くあててしまいがち。知らず知らずのうちに肌がダメージを受けているかもしれません。
手でお湯を受けて洗顔するか、風呂桶にためて洗顔するのがベストです。
泡を作らない、または泡不足のまま顔につける
一般的なクリームタイプの洗顔料を手でこすり合わせてそのまま顔につけてはいませんか?
洗顔料を泡立てず顔につけてしまうと、手・洗顔料・顔の肌それぞれの摩擦で刺激になってしまいます。こすり洗いに近い状態ですね。
泡を作ると手と顔の肌との間でクッションの役割を果たしてくれますので、刺激が最も少ない状態で洗顔することができます。また、洗顔料本来の洗浄力を発揮するのは泡の状態。ぜひしっかり泡立ててから洗顔しましょう。
これなら水分を奪わない!乾燥肌さんの洗顔方法
それでは本題、乾燥肌の人のための洗顔方法をご紹介します。
基本的に乾燥肌に大敵なのは「刺激」。洗顔のときにいかに刺激を与えないようにするかがポイントになってきます。
洗顔は毎日のことですので、ポイントを押さえてこれ以上乾燥するのを防ぎましょう。
1.ぬるま湯を準備。まずは予洗いをして肌の調子を見る
最初に洗剤を使わず、35~37度程度のぬるま湯のみで顔を洗いましょう。外出先のチリやホコリ、寝汗などは予洗いで大方洗い流せます。クレンジングを行った後であればここでクレンジング剤を落とします。
予洗いをするときには、手で強くこすらないように注意してください。手で小さなバケツを作ってお湯をため、顔をつけるようにして洗います。
角質層まで水分を届けるイメージで、たっぷりとお湯を使いましょう。
- 乾燥肌さんは朝の洗顔を避けるべき?
- 「乾燥肌の人は朝の洗顔を控えた方がいい」という情報を聞いたことはありませんか?
実はこれ、YesでありNo。一概に「乾燥肌だから」と決めつけて洗顔を控えるというのは間違っています。
夜、寝ている間に人間は汗をかく上、皮脂を分泌した肌にホコリがつくため、目に見えなくても汚れてしまっているもの。できるなら朝の洗顔はしたほうがいいんです。
ですが、乾燥肌の人のなかでも極端に肌が弱っている場合、一日に何度も洗顔料を使うのは肌荒れや乾燥が悪化する原因。そんな時は朝の洗顔をせず、水(お湯)洗いだけで済ませるべきです。
その判断基準として、予洗いの時に肌の調子をうかがうことをおすすめします。
お湯、しかも刺激の少ないぬるま湯で洗っているにも関わらず肌にピリピリと亀裂の入ったような痛みが走るとき。これは肌がかなり乾燥してしまっている証拠です。
このまま洗顔に入ってしまうと痛みを伴いますし、最悪肌が粉ふき状態になりかねませんので、たっぷりのぬるま湯を使って水洗顔のみにとどめましょう。
ちなみに、衛生面からも夜の洗顔は必ず行ってください。汚れが原因で肌の乾燥・荒れが進む場合もあります。
2.洗顔料を泡立てる。モコモコな上質な泡を目指そう
充分に予洗いをしたら、早速洗顔料の出番です。
一般的に洗顔料は泡立てて使用することを想定されています。泡立てることで洗浄力が高まるからです。CMでもモコモコの泡をつくって顔を洗っていますよね。
だからといってどんな泡でもいい、というわけではなく、理想はツノが立つほど固く密度の高い泡。手からすぐ流れて行ってしまうような”泡不足”の状態では効果が発揮できません。
手だけでももちろん泡を作る事はできますが、面倒に感じる方やなかなかうまくできない方には100円均一ショップでも売られている「泡ネット」を使うと楽々ですよ。
最近ではポンプ式の泡で出てくる洗顔料も増えてきましたので、泡不足が心配な方・もっと手軽にしたいという方はドラッグストアで探してみてくださいね。
3.いよいよ洗顔!「泡で」顔を洗おう。泡の置き方にも気を付けて
モコモコ泡を準備したら、その泡を使って洗顔をしていきましょう。
乾燥肌さんの洗顔のポイントは「手のひらでこすらず、泡で洗うことを意識する」この一点に限ります。
刺激に敏感な肌ですので、優しく洗うようにするのはもちろんのこと、泡自体が汚れを吸着してくれますので、ゴシゴシ洗いをしなくても十分洗浄されます。何より弾力のある泡に包まれるのはとっても気持ちがいいですよ!
乾燥肌さんへオススメの洗顔手順は以下の通りです。
- 泡の置き方は皮脂の多いところから。おでこ・鼻すじのいわゆるTゾーンから顔全体に広げるようにしましょう。
- 顔全体を泡で覆えたら、小鼻・髪の生え際・フェイスラインなど泡が行き届きにくいところを指でクルクルと泡を転がします。
- 最後にもう一度顔全体を両手の泡で覆うようにし、泡に汚れを吸いつけるように動かします。
4.最後の仕上げ。洗い残しのないようにたっぷりのお湯ですすぐ
泡洗顔が終わったら、予洗いと同じくたっぷりのぬるま湯で泡をすすぎます。
先程「泡が行き届きにくい」とご説明した、
- 小鼻
- 髪の生え際
- フェイスライン
などは洗い残しやすい所でもあります。しっかり意識して行いましょう。
乾燥肌さんに限ったことではありませんが、必ず洗い残しがないように気を付けてください。
洗い残してしまうと肌荒れの原因はもちろん、乾燥肌であってもニキビ・吹き出物の原因になってしまいますので、洗顔料が残らないように気をつけ、全てすすぎ流しましょう。
これですべての行程が完了となります。洗顔の後は水分を逃さないようにするため、なるべく早くスキンケアに移りましょう。
乾燥肌さんの洗顔はとっても気持ちがいい「甘やかし洗顔」で
乾燥肌さんの多くがデリケートな肌を持っています。だからこそ洗顔料も洗顔方法も低刺激が推奨されます。
トラブルに悩むことが多く気をつかう乾燥肌。洗顔でも同じく気はつかいますが、ご紹介した方法なら低刺激ですし、泡で洗っているときは本当に気持ちが良くて、まるで甘やかされているよう。
スクラブやメンソール入り洗顔料の刺激的な爽快感とは違う意味で「さっぱり」をくれる、優しい洗顔です。
気持ちよく存分に甘やかす、乾燥させない洗顔をぜひ体験してみてくださいね。
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