顔の皮が突然めくれはじめた!原因と解決方法
Date:2018.11.22
突然ですが、原因不明の顔の皮めくれがあったことはありませんか。
顔の皮めくれは日焼けした後くらいしかない、という方もいるかもしれません。日焼けの場合は全体が皮向けるのに時間がかかり、まだらになったり赤みがまだ残っていたりするため、たいていの場合日焼けが原因と分かるものです。
しかし時には日焼けもしていないのに顔の皮がむけることがあります。すぐに皮膚科などの病院に行きたいですが、忙しいくて行けない人も多いはず。
皮がめくれる原因は、生活習慣・季節の変化・化粧品などの原因が考えられます。
疾患や疾病でない限り、過去の状況や行動に何かしらの原因がある可能性が高いです。このページで顔の皮がめくれる原因を見つけて、きちんと対処しましょう。
この記事の目次
顔の皮めくれは乾燥のせい!どうして顔が乾燥するの?
顔の皮がめくれたり粉をふいたりする原因は乾燥です。
乾燥と聞くと、単純に水分が不足しているように思えます。しかし、それは微妙に違います。
その証拠に、乾燥している肌に化粧水などで肌に水分を加えても、すぐに乾燥してしまいます。肌の乾燥とは、水分不足なのではなく、水分をとどめておく細胞の力が弱まっているという意味です。
健康な肌は、角質層が水分や油分をきちんと保持しています。空気が乾燥していても、肌細胞がバリアとなり水分の蒸発を抑えます。
対して皮がめくれるほど乾燥した肌は、細胞の力そのものが弱まっているため、いくら水分だけを与えても、すぐに乾いてしまいます。砂漠に水をまくようなものなので、ほとんど無意味です。
顔の皮がめくれるのは乾燥が原因です。ではなぜ角質層の水分を保持する能力が衰えてしまったのでしょうか。
肌ケアの摩擦で角質がはがれた
スキンケアやメイクの時、肌を強くこすってしまうと、肌細胞がダメージを受け角質がはがれやすくなります。
角質そのものを損なうと、肌の水分保持能力は随分と低下します。スキンケアやメイクのときは、できるだけ肌に刺激を与えないように行いましょう。
顔ヨガやマッサージなども、乳液やクリームをしっかり塗り摩擦を少なくしてから行うようにしてください。
乾燥しやすい季節だから
日本の四季は魅力的ですが、夏から冬へと劇的に代わる気温や湿度は肌に大きくダメージを与えます。
湿度が高い夏から空気が乾燥する秋に変わっても、肌はすぐに切り替えられません。季節に追いつけず肌は乾燥しやすくなっています。
もともと顔の肌が敏感である
もともと刺激に弱い肌を持っている方は、普通肌の方よりも乾燥しやすく、顔の皮が剥けやすいです。
日焼けや化粧品によるダメージをなるべく減らしつつ、保湿をしっかり行ってあげましょう。
洗顔のしすぎ
古い皮脂を洗い流す洗顔は、美肌に必須の肌ケアです。古い皮脂をそのままにしておくと酸化し、肌にくすみを与える原因になります。
しかしだからといって洗顔をしすぎてしまうと、今度は水分を保持するために必要な角質さえ洗い流してしまいます。洗顔は短時間でほどほどに洗ってあげることが大切です。
ホルモンバランスが崩れている
月経のある女性は、1ヵ月の間にホルモンのバランスが大きく変化します。ホルモンバランスの変化は体調だけではなく肌にも影響を与えます。
ホルモンバランスが乱れやすく、体調的・心理的にもつらいのであれば、婦人科など専門医へのご相談をおすすめします。
上記が原因で肌は乾燥します。1つの原因によって乾燥することは少なく、多くの場合は、複数の原因が重なり乾燥することが多いです。
ターンオーバーが原因の顔の皮めくれは美肌のサイン?
ターンオーバーによる細胞の入れ替えのための皮めくれは、美肌によいと考えている方が時々います。
確かに古い皮脂が新しい皮脂細胞に押し出され肌細胞が入れ替わるターンオーバーは、美肌に必須の肌のはたらきです。
ターンオーバーが原因で、目で見えるほど肌がめくれる場合は、なんらかの肌トラブルを疑った方がよいでしょう。ただしもともと肌に疾患をかかえている場合は、治癒の過程で自然と皮がめくれることもあります。
またターンオーバーは早ければ早いほうがよいと思っている人もいますが、ターンオーバーは早すぎても遅すぎてもいけません。
遅すぎると古い角質が残り、肌がくすみしわが目立つようになります。早すぎると未熟な細胞が完成する前に表面上に出てしまい、肌は乾燥しやすくなります。
早すぎるターンオーバーもまた、顔の皮めくれの原因になり得ます。
ターンオーバーによる皮めくれは肌によいから放っておいてはいけません。他の皮めくれと同様に、きちんと保湿しケアしてあげることが大切です。
保湿と生活習慣がポイント!顔の皮めくれを改善する方法
顔の皮めくれを改善するためには、肌の水分量を戻すことが必要です。肌の水分量を取り戻すポイントは2つです。
- 現在の表皮を保湿し皮をめくれにくくする
- 次の肌細胞を成熟させる
すでにカラカラになってしまっている表面の肌細胞は、いくら水分を与えても潤うことはありません。だからといって、水分や油分を与えることが無駄なのかというと、そうでもありません。
まず現在の表皮である肌細胞を水分と油分でしっかりと保湿すると、肌へのダメージを減らすことができます。肌へのダメージを減らせれば、皮はめくれにくくなり、さらなる皮めくれなどの、これ以上の悪化を食い止めることができます。
また乾燥した肌より、保湿された肌のほうが、皮めくれは目立ちません。
皮がめくれにくくなれば、表皮の下で次の肌細胞が成熟することができます。成熟した肌細胞は、水分や油分をしっかりと保持します。
ターンオーバーにより古い肌細胞が新しい肌細胞と入れ替わるころには、顔の皮めくれも改善します。
さて、では次の肌細胞が成熟し、顔の皮膚が正常にターンオーバーされるまで、私たちにどんなことができるのでしょうか。
睡眠をしっかりとる
成長ホルモンによって肌は修復されます。睡眠をしっかりとって、肌を作る時間を確保してあげましょう。
栄養バランスが整った食事を摂る
肌は口にする食べ物によって作られます。肌細胞を作るうえで大切なのはタンパク質です。豆製品・肉・魚もしっかり食べるようにしましょう。
洗顔ダメージを減らす
意外と肌へのダメージを与えるのが洗顔です。
- 熱いお湯は使わない
- 洗顔料をしっかり泡立てる
- 長時間泡を顔に乗せない
- シャワーではなく手を使って洗い流す
- 十分に洗い流す
上記の点に注意して、1日2回以上洗顔しないようにしましょう。
洗顔後の保湿は丁寧に行う
洗顔したばかりの肌は乾燥しています。十分な保湿で、顔の皮がめくれるのを食い止めましょう。
- 洗顔後の肌に、化粧水をしっかりとなじませる
- 手のひらに10円玉程度の大きさ乳液を出す
- 乳液を両手で挟んで温める
- 顔の内側から外側に向かって伸ばす
- 丁寧なハンドプレスでなじませる
- 目尻のキワや口もとのキワは指先を使ってプレスする
- 乾燥しやすいところは重ね塗りを行う
また洗顔後だけではなく、メイク前の保湿もこのぐらい丁寧に行ったほうがよいです。
外出先での保湿も心がける
長時間の外出や職場の乾燥しているなどの方は、外出先の保湿もこだわったほうがよいです。
化粧直しのさい、乳液による保湿も同時に行うとよいでしょう。
- ミスト化粧水を顔にまんべんなくふきかける
- コットンにしみ込ませた乳液やクリームで、ファンデーションを落とす(化粧落とし目的)
- 新しいコットンに乳液やクリームをしみ込ませ、肌にのせる(保湿目的)
- 丁寧なハンドプレスでなじませる
- ファンデーションを塗り直す
- フェイスパウダーで仕上げる
化粧品の成分に気を配る
皮がめくれている顔の皮膚は敏感です。
化粧水や乳液は肌をケアするために作られていますが、乾燥を加速させる成分が含まれているものもあります。顔の皮めくれが改善するまでは、刺激が強い化粧品は避けるようにしましょう。
- エタノールなどのアルコール
- ブチルパラベン
- 美白化粧品
- ビタミンC誘導体
- ハイドロキノン
上記の成分は刺激が強かったり、乾燥をまねいたりする成分です。避けたほうがよいでしょう。保湿重視で選ぶのであれば、セラミドやグリセリンなどの成分がおすすめです。
乾燥を加速させる?めくれた顔の皮を無理やり剥くのはやめよう
はがれかけの顔の皮は目立ち向きたくなりますが、ガマンしましょう。はがれかけている皮膚でも、その下では未熟な肌細胞が育っています。
自然にはがれるのならよいのですが、無理やり剥くのは避けましょう。
顔の皮がめくれる多くの原因は乾燥です。
- メイク前の保湿
- 外出中の保湿
- 洗顔後の保湿
この3つの保湿に気を付ければ、時間はかかりますが乾燥による皮のめくれは改善します。
ただし肌の病気などが原因の場合は、保湿だけで改善させるのは難しいです。乾燥による皮めくれではなさそうと感じたら、すぐにでも皮膚科を受診しましょう。
顔の肌の皮めくれは、体調や季節によって避けられない場合も多いです。
丁寧な対処で多くの場合は改善するので、顔の皮がめくれたからと落ち込む必要はありません。焦らずにじっくりと肌と向き合いましょう。
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