
肩と首のこりで悩む女性向けセルフケアで日常生活が楽に!
Date:2016.05.09
女性が普段から痛みを感じている体の場所は「肩こり」「首のこり」なのです。
何年も、何十年も肩や首のこりと付き合って生活を送っている人もたくさんいますが、少しでも緩和させることによって、日常生活がとっても楽になります。
肩や首のこりの原因を知りながら、少しでもこりが緩和できる方法をご紹介します。
血行不良で起こる首や肩のこり…現代病ストレートネックが原因かも!
肩こりや首のこりの原因は、さまざまな理由で発症してしまいます。
パソコンでの作業が仕事であるデスクワークや、首を下に傾けて作業をし続ける職人さんなどは、猫背など姿勢が悪くなりやすく、更に同じ姿勢で長時間過ごすっことによって筋肉が固まってしまい、血行不良になってしまいます。
血行不良になってしまうと、筋肉に届くはずの酸素が減ってしまい、更に筋肉が硬くなってしまい肩や首のこりといった症状になってしまいます。
そして現代病とも言われている首がまっすぐになってしまっている「ストレートネック」が原因で、肩や首が凝ってしまうという症状です。
本来は首の骨が自然と手前のほうに反っているいるはずが、首の骨がまっすぐになってしまっている状態の事です。
遺伝でストレートネックの人もいますが、パソコンやスマートフォンなどをよく使用した結果、ストレートネックになってしまっていたという人が急増している現代病の一つです。
ストレートネックの場合、首にかかる衝撃を吸収できずに肩や首に大きな負担がかかってしまいます。
自分は肩こりなのか、首のこりなのかを知ろう!
肩こりと首のこりを一緒にしてしまいがちですが、それは間違いです。
よく耳にするのが、下記のような言葉…。
「肩こりで辛いから肩こりに効くマッサージやストレッチを行ったけれども、全然効果がなかった。実は肩ではなく首のこりからだった」
こういったケースが意外と多いのです。
どうして肩と首のこりを間違えてしまうのかというと、体重の8パーセントと言われている頭を首の付け根の部分で負担しています。
この負担によって首が凝ってしまうのですが、その際に首ではなく肩のこりだと勘違いしてしまうからです。
要するに、肩こりの原因が首の筋肉のこりから来ているということです。
しかし肩から首にかけての筋肉が硬くなってしまうこりは、肩こりと言われてしまうことが多いです。ですから首と肩の筋肉を同時にほぐすことで、こりが徐々に解消されていきます。
さらに首と肩のこりの違いとして、首にはいくつもの神経がめぐっている箇所です。
首のこりによって神経が圧迫されてしまうと、
- 頭痛
- めまい
- ふらつき
- 緊張型頭痛
- 自律神経失調症
などの首以外の全身にも症状が出てしまいます。
慢性的に頭痛やめまいなど神経からの異常がある場合は肩こりではなく首のこりといったケースが多いです。
自分は今、こり以外に何か不調があるか無いかを感じとることで、肩こりが原因なのか首のこりが原因なのかがわかるようになります。
ストレートネックを改善するだけで肩と首のこりは解消できる!
肩こりや首のこりが少しでも緩和されたら、もっと私生活が楽になりますよね!
肩こりや首のこりを緩和させる軽いストレッチをお伝えする前に、まず自分がストレートネックなのかを知りましょう。
整形外科に行ってレントゲンを撮ってもらい、医師にストレートネックなのか違うのかを知ることができますが、簡単に自分でも見極めることができます。
- 背筋を伸ばした正しい姿勢のまま、壁に背中をつけて立ちます
- そのままあごを引いて後頭部が壁につくか、つかないかを確かめる
- 後頭部がつかない、またはつけるのがきつい場合ストレートネック
もしストレートネックであれば、それを改善するだけで肩こりや首のこりがだいぶ緩和されます。
ストレートネックの改善方法
ストレートネックの改善方法は、自宅で簡単にできます。
用意するものは家にあるバスタオル1枚です。
- バスタオルを広げて、縦半分に折り曲げる
- 縦半分に折り曲げたバスタオルをさらに横半分に折り曲げる
- クルクルとしっかりとバスタオルを巻く
- しっかりとクルクルに巻いたバスタオルを首の下に置いて仰向けに寝転ぶ
- この時、後頭部が少し床から浮くぐらい
- 無理はせず、最初は3分ぐらい。徐々に5分から10分ぐらいに時間を伸ばす
ストレートネックの人が日常生活で気をつけなければいけないのが『姿勢』です。
必要な時以外はなるべくスマートフォンやパソコンを使用しないように、意識して生活をしましょう。
使用するときも一工夫として、背筋を伸ばした状態で椅子に座った顔の正面の高さに、パソコンやスマートフォンの画面に合わせることで首が下に向かず、正しい姿勢で作業ができます。
そして歩くときもすぐ下を見るのではなく、まっすぐ前を向くように歩きましょう。
自宅で簡単!ツボやストレッチで首や肩のこりを改善!
肩こりや首のこりを緩和させるために、自宅で簡単にできるツボを指圧する方法とストレッチがあります。
このストレッチも無理をせずに行いましょう。痛いと思うところで止めるのではなく気持ちがいいと思う感覚がするところで止めましょう。
さらに今回紹介するツボを指圧するときやストレッチを行う際には、お風呂上がりなど体が温まり血行が良いときに行うか、ホットタオルなどで首、肩を温めてから行いましょう。
あとはゆったりとした呼吸を意識してくださいね!
首のこりに効くツボを指圧
首の後ろ側、ちょうどうなじのところに『風池』『天柱』といった首のこりに効くツボがあります。
このツボを円を描くように息を吐きながら5秒間、指圧します。これを5回ほど繰り返します。
首のこりに効果的なストレッチ
首のこりに効果的なストレッチをご紹介します。
- 息を吐きながらゆっくりと頭を前に倒す
- 息を吐ききったら吸いながら頭を起こし、息を吐きながらゆっくり頭を後ろに倒す
- 息を吐ききったら吸いながら頭を起こし、息を吐きながらゆっくり頭を右に倒す
- 息を吐ききったら吸いながら頭を少し後ろにずらし、左前の首筋が伸びるようにする
- 息を吐ききったら吸いながら頭を起こし、逆側を行う
この首のこりに効くストレッチは思いっきりやらず、ゆっくりと痛みを感じない、伸びているなと感じるように行います。
首と肩こりに効果的なストレッチ
このストレッチは首だけではなく、肩こりにも効果的なストレッチです。
- 肩や腕には力を入れず、姿勢を正した状態で立ちます
- 肩を前に5回、後ろに5回ゆっくりと回します
- この時腕を上げたり、腕に力を入れたりしない。腕は脱力したまま肩だけ回す
肩こりに効果的なストレッチ
次に、肩こりに効果的なストレッチを2種類ご紹介します。
- まっすぐに立ちます
- 両手を組んで天井へと手のひらを上に返しながらゆっくり伸ばします
- 1呼吸したら腕を下ろし元の姿勢へと戻します
- 両手を組み、胸の前から水平に正面へ手のひらを正面側に返しながら伸ばします
- この時背中を少し丸めながら伸ばします
- 1呼吸したら元の姿勢に戻します
- 両手を後ろに組んで、肩甲骨を寄せるように斜め下へと伸ばす
- 1呼吸したら元の姿勢に戻します
- まっすぐに立ち、両腕を上に伸ばします
- 息を吐きながら肘が90度になるまで腕を下げます
- この時肩甲骨を寄せるようにする
- 息を吐ききったらまた両腕を上に伸ばす、これを3回繰り返します
朝起きてから行うと体がとてもスッキリして、気持ちの良い状態で1日をスタートできる効果もあります。
肩こり、首のこりがひどくて毎日湿布を貼って過ごしている人の中には「冷湿布と温湿布のどちらがいいのかがわからない!」と思っている人もいますが、基本的に湿布を貼ったとき自分にとって気持ちが良いと思う方を貼ってください。
湿布に含まれている成分の効果は、温湿布と冷湿布ではさほど違いはありません。
お手軽グッズも活用して肩と首のこりを撃退!
マッサージなどもいいですが、少しでもつらいこりを和らげるための市販のグッズを使用したセルフケア方法を紹介していきます。
じんわり効く温熱シート
使い捨てカイロで、身体のこっている部分を温めるという方法もありますが、低温やけどの危険性もあります。どうせなら、こりのために開発された温熱シートを利用した方が、効果も感じやすく安全です。
夜、ひとりで過ごすリラックスタイムに、お気に入りのお茶などを飲みながら活用すると、じんわりとした温かさでこりが癒やされていきます。
ドラッグストアなどでいつでも手に入りやすいこともメリットです。
ゲルマニウムや磁気のネックレス
ゲルマニウムや磁気を使ったネックレスは、衣類で隠すことが出来るのであれば、職場にいる時も身に付けていられます。
こういった商品に対して、本当に効果があるのか疑問を持っている方も多いと思いますが、効果を感じている口コミも見かけます。
血行を良くしてくれる作用がありますので、一度試してみるのも良いかもしれません。
レンジで温めるホットバッグ
レンジで温めることで、繰り返し使用出来るタイプのホットバッグもあります。
ホットバッグによる温熱療法は、
- 整形外科でのリハビリ
- 整骨院
- 鍼灸院
でも利用されていますので、自宅でも手軽に行えれば便利です。
ひもがついているタイプですと、首~肩だけでなく、背中や腰にもより便利に使うことが出来ます。
また、お米、米ぬかやあずきなど、自然の素材を使ったタイプもあります。これらは、よりやさしい温かみが感じられます。
自分に合った改善方法で肩こりや首のこりを緩和させよう!
肩こりや首のこりを緩和させるにしても自分は肩こりなのか、首のこりなのかを知ることが大切です。
さらに自分の姿勢はどうなのか、自分はどストレートネックではないのかなど、自分の体の状態を知ってから、自分に合った改善方法を選び実践して下さい。
そして慢性的な肩こりや首のこりで悩んでいる人は整形外科や鍼、接骨院などに行って見てもらったり、治療をしてもらうことも大切ですので1度行ってみてくださいね!

Sponsored Link