頬の毛穴開きを治す方法!スキンケアを見直して毛穴レスな肌
Date:2019.08.02
頬のプツプツとした毛穴開きがあるとガッカリしますよね。「毎朝、メイクで頑張って隠している」という女性も多いのではないでしょうか?
残念なことに、顔の毛穴は加齢とともに開きやすくなります。若いころと同じスキンケアを続けていたり、「ちょっとくらいなら」とケアをサボったりしていると目につくようになるのも当然なのです。
頬の毛穴が開いてみかんのようになった肌は、メイクでごまかすのではなく、正しいケアをすることが美肌への近道!30代に入ったらそろそろ毛穴開きの正しいケア方法を知っておきましょう。
今回は頬の毛穴開きの原因や治し方をお伝えします。適切なケアをして毛穴レスな肌を目指しましょう!
この記事の目次
頬の毛穴開きが目立つ原因は肌のたるみと乾燥にあった!
頬は顔の中でもっとも面積が広い部分なので、肌悩みがあると隠すのも一苦労ですよね。厄介な頬の毛穴開きにしっかりアプローチするために、まずは毛穴開きの原因を知っておきましょう。
肌のたるみ
頬の毛穴開きの原因としてまずあげられるのが肌のたるみです。
- コラーゲン繊維
- エラスチン繊維
- ヒアルロン酸
によって保たれています。
これらの成分は加齢や紫外線の影響を受けて減っていきます。すると、肌が毛穴周りの皮膚を支えきれなくなるので、本来丸い形をしている毛穴がしずく型や楕円形に広がり、毛穴が広がって見えてしまうのです。
また、表情筋の衰えも肌のたるみを引き起こす要因です。
肌の乾燥
頬の毛穴開きを目立たせるもうひとつの原因が肌の乾燥です。
肌の水分は角質層内の肌の三大保湿因子「皮脂膜」「細胞間脂質(セラミド)」「天然保湿因子(NMF)」によって保たれていますが、これらも加齢とともに減っていきます。
潤っている肌はキメがふっくらとして整っているので毛穴が目立ちにくいですが、乾燥肌はキメが粗くなるので毛穴が目立ちやすくなるのです。
- 間違ったスキンケア
- 不規則な生活
などによる肌のターンオーバーの乱れによっても起こります。
方法1.スキンケアは保湿重視!潤いで満たして乾燥させない
ここからは頬の毛穴開きを治す方法を紹介しています。
まずは毎日のスキンケアを見直してみましょう。
30代になったら乾燥やたるみに働きかけるスキンケアにシフトする、これも毛穴開きを改善するための方法のひとつです。
セラミド配合の化粧品を選ぶ
角質層内の水分量を保持できなくなった肌には、保湿成分配合の化粧品を使って徹底的に潤しましょう。
- NMF(天然保湿因子)の成分に近い「アミノ酸」
- 皮脂膜の成分に近い「スクラワン」
- 細胞間脂質の成分に近い「セラミド」
肌の乾燥対策にはこれらの保湿成分がおすすめですが、特に効果的なのが「セラミド」配合の化粧品です。
スキンケア商品に配合されるセラミドには「ヒト型セラミド」「植物性セラミド」「合成セラミド」「天然セラミド」の4種類があり、もっとも乾燥対策に有効なのは「ヒト型セラミド」。
ヒト型セラミドは保湿力、浸透力が高いタイプで乾燥肌、敏感肌、アトピー肌の方でも使える低刺激の成分です。以下、7つの種類に分類されています。
種類 | 働き |
---|---|
セラミド1 | 水分保持 外部刺激からのバリア |
セラミド2 | 水分保持 |
セラミド3 | 水分保持 シワを軽減 |
セラミド4・5 | 角質のバリア機能の向上 |
セラミド6 | 水分保持 ターンオーバーの促進 |
セラミド7 | 皮膚常在菌のバランスの調節 |
保湿効果が高いのはセラミド1・2・3・6です。スキンケア商品を選ぶ際はぜひチェックしましょう。
たるみ毛穴に効果的なスキンケア成分の化粧品を選ぶ
たるみ毛穴には「ビタミンC誘導体」「レチノール」という成分が配合された化粧品がおすすめです。
- ビタミンC誘導体
- 強い抗酸化作用で紫外線などの外的刺激から肌を保護する、コラーゲンの生成を手助けするといった働きをもっています。ビタミンC誘導体には「リン酸アスコルビルMg」「リン酸アスコルビルNa」「アルコルビルグルコシド」などの水溶性と「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)」などの油溶性の2種類があります。
- レチノール
- レチノールとは簡単に言うとビタミンAのこと。コラーゲンやエラスチンなどの生成を促進すると言われていて、エイジングケアの商品に配合されることが多いです。ただし、人によっては肌のカサつきを感じることもあるようです。高配合のものは避ける、違和感があったら使用を中止する、など使用する際は注意してください。
方法2.洗顔の仕方や紫外線対策、日頃の肌ケアを見直す
続いて”落とす”スキンケアや紫外線対策に目を向けてみましょう。
洗顔の仕方やクレンジング、UVケア…頭では「ちゃんとやらなきゃ」を分かっているものの面倒に感じてついサボってしまっているケアはありませんか?それが積み重なって頬の毛穴開きを目立たせているのかもしれません。
肌に負担をかけない洗顔を行う
洗顔の目的は肌にとって要らない汚れを落とすことですが、洗いすぎやゴシゴシ洗いなどの間違った洗い方は毛穴開きの原因となる肌乾燥のもと!
肌が乾燥しないよう、肌にダメージを与えないよう、正しい洗顔を行いましょう。
- 洗顔料をよく泡立てて優しく洗う
- 洗顔料が少なかったり、きちんと泡立てないまま顔にのせたり…これでは肌と手との間で摩擦が起きて肌にダメージを与えてしまいます。大切なのは適量の洗顔料を取り出したら、泡立てネットなどを使ってしっかり泡立ててから顔に乗せること!なるべく指が肌に当たらないように泡をクッションにして優しく洗いましょう。
- ぬるま湯でしっかり洗い流す
- 40℃前後の熱すぎるお湯での洗顔も肌への刺激です。肌にとって必要な成分を奪ってしまわないよう、32~34℃の少し冷たく感じる程度のぬるま湯で洗い流しましょう。肌に洗顔料が残らないよう、最低でも20回はすすぎましょう。
- 自分の肌に合った洗顔料を使う
- どんな洗顔料を使うかも大切なポイント。洗浄力が高すぎる洗顔料の使用は肌汚れだけでなく健やかな肌を保つための皮脂までも奪ってしまう可能性があります。肌の汚れだけをきちんと落とせる、自分の肌質に合った洗顔料を選びましょう。特に乾燥が気になる方は保湿成分やオイル成分配合のものがおすすめです。
毛穴周りに汚れが溜まらないようにする
毛穴が開いているとそこに汚れが溜まりやすくなります。また、開いた毛穴に肌汚れやメイク汚れが残っているとますます毛穴が開きは進行します。
また、洗顔やクレンジング前にスチーマーやホットタオルを使って毛穴を開くひと手間を加えると毛穴汚れがしっかり落とせます。洗顔前に湯船に浸かってお風呂の蒸気をスチーム代わりにするのも良いでしょう。
- タオルを水で濡らしたら、固く絞ります。
- おしぼりにように丸めてラップでくるみます。
- 電子レンジで1分温めたら完成です。
取り出すとき、顔にのせるときはやけどをしないよう十分に注意してください。
紫外線対策を徹底する
紫外線は肌にもっとも悪影響を及ぼすと言われており、米国皮膚科学会によるとなんと肌老化の約80%が紫外線による影響と考えられているのだそうです。
頬の毛穴開きを治すためにも、肌老化を早めないためにも、紫外線対策はしっかりと行いましょう。
- 年間通して日焼け止めを必ず塗る
- 紫外線は常に降り注いでいるので、紫外線が強い季節や晴れの日だけでなく、季節問わず日焼け止めを必ず塗りましょう。また、室内にいても紫外線はベランダや窓から降り注ぎます。少しの時間だからと油断せず日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。
- UVケア効果が高い化粧品を使う
- 化粧下地やファンデーションなど、毎日使う化粧品にUVケア効果が高いものを選ぶのもおすすめです。
- 「飲む日焼け止め」を飲む
- ここ数年、注目を集めている「飲む日焼け止め」を取り入れるのも良いでしょう。天然成分のものや国内メーカーのものを選ぶと安心です。ただし、飲む日焼け止めだけで紫外線予防ができるというわけではありません。日焼け止めの使用と合わせたUVケアとして取り入れてみてください。
方法3.表情筋を引き上げる習慣を取り入れてたるみを防ぐ
表情筋はその名の通り筋肉なので、まったく動かさないでいるとたるんでしまいます。顔の筋肉を引き上げるマッサージやストレッチを取り入れて顔のたるみを防ぎましょう。顔のたるみを防ぐことは毛穴開きの予防にもつながります。
たるみを引き上げるフェイスマッサージ
スキンケアを行いながら、頭皮や顔のたるみを引き上げるマッサージを取り入れてみてはいかがでしょうか?
美容液やクリームを塗るついでに行っても良いですが、リフトアップ効果があるクリームやマッサージオイルを使うとより効果的です。
【額~フェイスライン】【目の下~頬】【頬~フェイスライン】の3パーツに分けて説明していきます。
- まずは額を引き上げていきます。左右の人差し指~小指の指先を使って、額の真ん中からこめかみに向けて縦長の円を描くようにしてマッサージしましょう。
- 人差し指の側面を額の生え際に当てぐっと持ち上げ、3秒間キープします。
- 鼻の横~口角~フェイスラインへと滑らせるようにして下ろします。
- 左右の人差し指、中指、薬指の3本で、あごの先から耳の下へとぐっと引き上げます。
- 人差し指と中指で耳を挟み、耳の前後を持ち上げるようにして引き上げます。
- 首の側面~鎖骨へと指先を滑らせて老廃物を流します。(4)~(6)を3回繰り返します。
- 続いて目の下です。目頭からこめかみに向けて指先を優しく滑らせて、頬全体を持ち上げます。
- 小鼻の横~頬骨~もみあげへと指先を滑らせます。
- そのまま指を開いて、人差し指と中指で耳を挟んで耳の前後を引き上げます。
- 首の後ろ~鎖骨へと指先を滑らせて老廃物を流します。(2)~(4)を3回繰り返します。
- 左右の人差し指を鼻の横に置き、親指をあごの下にセットします。人差し指の側面で頬全体を持ち上げるようにして耳方向へと引き上げます。このとき、親指はあご先~フェイスラインを滑らせるようにして引き上げます。
- そのまま顔の側面~首の横~鎖骨へと指先を滑らせて老廃物を流します。(1)~(2)を3回繰り返します。
フェイスマッサージの効果を高める頭皮マッサージ
フェイスマッサージの前に頭皮マッサージを加えると血行促進効果、リフトアップ効果が高まります。
- 最初に頭皮全体をほぐしていきます。手のひらの付け根部分を耳の上に当て頭頂部に向けて移動させながらマッサージしましょう。
- 次に首の後ろの生え際をほぐします。左右の人差し指~小指の4本の指先で揉みほぐしましょう。
- 続いて額の生え際です。同じく、4本の指先で縦・横にストレッチするように小さく円を描くようにしてほぐしましょう。そのまま頭頂部へ頭皮を引き上げるようにして流します。
あいうえおストレッチ
「あいうえおストレッチ」という表情筋のストレッチ方法があります。
口で「あ」「い」「う」「え」「お」の形を作ります。「い」「え」のときは口を横に引きがちですが、頬の筋肉を上方向へと引き上げるように動かしましょう。表情筋を動かすよう意識して、1回3セットを目安に行いましょう。
ポイントは大きく口を動かすことです。
声を出さずにできるうえに道具も要らないので、仕事や家事の合間など気が付いたときに取り入れてみてください。
日頃から表情筋を動かすよう意識する
「表情筋」はその名の通り、喜怒哀楽などのさまざまな表情を表す大切な筋肉ですが、普段の生活の中で使われているのはその30%にも満たないと言われています。
日常生活の中で表情筋をできるだけ動かすよう意識してみましょう。
- よく噛んで食べる
- きちんと咀嚼することは健康面だけでなく顔のリフトアップにも効果的です。頬やフェイスラインが動くことで咀嚼筋のひとつ「咬筋」が鍛えられるので、顔のたるみ防止につながります。食事をするときは頬やフェイスラインの筋肉をしっかり動かすよう心がけてみてください。
- 表情豊かでいるよう意識する
- 楽しいときは思いっきり笑う、会話をするときはしっかり口を動かす…など表情豊かでいることを意識してみましょう。笑顔が素敵な方や表情豊かな女性は同性の目から見ても魅力的に映るもの。表情筋も鍛えられて一石二鳥です。
方法4.抗酸化作用が高い栄養素を摂って体の内側からケア
活性酸素は肌老化を加速させる大きな要因。その活性酸素と戦ってくれるのが以下のような抗酸化作用が高い栄養素です。食事やサプリメントで外から補うことで体内の活性酸素の除去に役立ちます。
- ビタミンA
- 皮膚や粘膜、目の健康を保つために必要なビタミン。細菌やウイルスから体を守るためにも欠かせない栄養素です。緑黄色野菜やレバーやうなぎに多く含まれています。
- ビタミンC
- 皮膚や血管の老化を防いでくれる抗酸化ビタミン。コラーゲンの合成にも働きかけ、肌にハリや弾力をもたらしてくれます。また、シミを防ぐなどの美白効果も期待できます。レモンやキウイなどの柑橘類、アセロラ、イチゴ、ピーマン、さつまいもなどに含まれています。
- ビタミンE
- 抗酸化作用が非常に高いビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれています。血流改善効果も高く、これによって細胞の新陳代謝が促されることで肌のハリや弾力アップにもつながります。アーモンドや落花生などのナッツ類やかぼちゃなどに含まれています。
- ポリフェノール
- ポリフェノールは植物の苦みや渋み、色素の成分となっている栄養素で自然界には5000種類以上存在していると言われています。強力な抗酸化作用をもっていますが、その効果は長時間持続しないので継続的に外から補ってあげることが大切です。ベリー類や緑茶や紅茶などに含まれています。
毛穴が目立たない美肌は毎日のケアと習慣でコツコツ育てる
若いころとは異なったサインを肌が出し始めたら、放置せず適切なケアをすることが大切です。化粧品をグレードアップさせたり、エステなどでプロの手を借りたり…お金をかけて対策を講じるのも有効ですが、毎日のケアを見直すことも忘れずに行いましょう。
美肌は一日にしてならず!自分の肌ときちんと向き合いながら、コツコツ毛穴が目立たない美肌を育てていきましょう!
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