ブーム再び消しゴムはんこ!彫って楽しい!押してかわいい!
Date:2019.01.01
人気テレビ番組で取り上げられたことでブーム再来の「消しゴムはんこ」。手軽に始められるとあって、主婦を中心に人気拡大中です!
購入すると結構なお値段のはんこも、自分で作ってしまえば、低予算で、なおかつ自分好みの世界にひとつだけのマイはんこを手に入れることができます。
彫る作業も、押す作業も楽しいうえに、ポンっとはんこを押すだけで、いろんなものを素敵にアレンジすることができます。
ブーム真っ只中の今なら、消しゴムはんこに必要な道具も100均でそろえることができるので、「私でもできるかな~」くらいの気持ちでも、気軽に始めることができますよ!
この記事の目次
気軽にトライ!身近な道具でできる「消しゴムはんこ」!
「消しゴムはんこ」とは、ズバリ、消しゴムを彫って作ったはんこのこと! 家にある普通の消しゴムをホリホリしても、消しゴムはんこを作ることができます。
ただ、彫りやすさや耐久性を考えると、消しゴムはんこ用に作られた消しゴム版を使って彫るのがおすすめです。
消しゴムはんこに必要な道具
消しゴムはんこの道具としては、
- 消しゴムはんこ用の消しゴム
- トレーシングペーパー
- シャープペンシル(または鉛筆)
- デザインカッター(または彫刻刀)
- 普通のカッターナイフ
- カッターマット
- お掃除用のねりけし
- インク
と挙げれば随分たくさんありますが、消しゴムと鉛筆とカッターとトレーシングペーパーがあれば、彫ることはできます。
私が使っている道具はコチラ。
普通のカッターとカッターマット、消しゴム台(はんこの持ち手)は100均で買ったものです。
消しゴムはんこ用の消しゴムは、
100均のものも練習用にいくつか持っていますが、気合を入れて彫りたい場合は、ヒノデワシ株式会社の「はんけしくん」を使用しています。私はまだ使ったことがありませんが、消しゴムの老舗メーカーSEEDの「ほるナビ」も人気です。
トレーシングペーパーは100均です。付箋タイプのものをたまたま持っていたので、これを使っていますが、貼るタイプじゃない普通のトレーシングペーパーで構いません(「はんけしくん」はトレーシングペーパー1枚付属)。
100均でもそろえることができる!でも…
今はブームのおかげか、消しゴムはんこに使用する道具も、100均ですべてそろえることができます。消しゴムはんこ用の消しゴムも100円で売っています。
消しゴムはんこ用の消しゴムと一口に言っても、彫り味はメーカーによりさまざまで、彫りやすさも人によって好みや相性があり、どこのものがいいとは一概に言えません。
私ははんこに持ち手をあまりつけないので、消しゴムに厚みがほしくて「はんけしくん」を使っています。100均のものはどうしても薄いものが多いので。
以前、100均で厚みのあるものを見つけ、購入したことがあるのですが、一年ほど放置していたところ、消しゴムが変形(反って)しまいました。
写真の消しゴム、実は両方100均で買ったもの。どちらも同じ時期に購入し、同じ場所で保管していたものです。違いは厚みと、生産国。右側の変形したものはメイド イン チャイナでした。やはり国産が安心なようです。
デザインカッターも、以前100均のものを使っていたのですが、使っているうちに刃がグラグラ。デザインカッターの刃の根本は、刃を交換できるように緩めることができるようにはなっているのですが、硬く締めてもすぐに緩んできてしまい…。
100均商品は当たりハズレがあるので、私のものがたまたまハズレだったのかもしれませんが、デザインカッターはやはり安心して使えるものが欲しかったので、今はOLFAを使っています。
意外に簡単?誰にでもできて奥が深い消しゴムはんこの魅力!
消しゴムはんこが人気になった理由のひとつに、彫りやすさがあります。木材や石材と違って、柔らかい消しゴムは力が弱い女性でも、簡単に彫ることができるのです。
硬い材質を彫る彫刻と違って、デザインカッターひとつでも、スルスルと彫ることができるので、極めれば、彫り跡もとても美しく仕上げることができます。
ザクッと紹介!消しゴムはんこの作り方
消しゴムはんこを作る流れは以下の通り。
- 図案をシャープペンシルでトレーシングペーパーに写します。
- トレーシングペーパーを裏返し、消しゴムに転写します。
- 適度な余白を残し(完成サイズに)、カッターナイフでカットします。
- 図案にそって、デザインカッター(彫刻刀)で消しゴムを彫ります。
- 消しゴムかすや鉛筆跡をねりけしできれいにします。
- 試し押しして、彫り残しがなければ完成です!
彫り方の詳細は、動画で見た方がわかりやすいです。ほるナビの株式会社シードのサイトには「けしごむスタンプの作り方 WEB実演」の案内がありますので、参考にするとよいでしょう。
http://seedr.co.jp/
ほかにも、いろいろな消しゴムはんかーさんたちが動画をアップしてくれていて、とてもわかりやすいです。デザインカッター一本で彫る人、彫刻刀を使う人、彫り方もさまざまなので、自分に向いている彫り方を見つけましょう。
どんな彫り方でも、ひとつ共通しているのは、彫り残すラインに対して、斜めに刃先を入れること。
①の方向に入れたら次は反対側の➁の方向から。彫り跡がV字になるようにします。残るラインを上辺に台形のような形で残します。はんこがポロっと欠けたりしないように、土台をしっかり残すのです。
彫刻刀派の人は三角刀で一気にV字に彫っていきますが、私は細かく動かしやすいデザインカッターで彫っています。手数は多いですが、どんな狭い場所でもこれ一本で掘り進められるので、慣れれば彫りやすいと思います。
消しゴムはんこの押し方
彫るのも楽しい消しゴムはんこですが、押す作業もまた違った楽しみがあります。押すセンスによって、同じはんこでも違った出来栄えになったりもします。
インクパッドに向かってグリグリとスタンプを押しつけてインクをつけるのではなく、手に持ったはんこに対して、上から軽くポンポンと叩くようにインクをつけてくださいね。
濃くつけたり、薄くつけたり、グラデーションをつけたり。インクのつけ方によっても、押したイメージが随分と変わります。押し方も工夫してみてください!
簡単にできるのに奥が深くてハマる人続出!
消しゴムはんこは簡単にできます。押したときに、まずまず図案通りになっているというレベルであれば、すぐにでもできます。このある程度なら、すんなりできるというところが、消しゴムはんこの人気の理由のひとつでもあります。
初心者が完成までたどり着くことができないくらいに難しいものは、器用な人でなければ続きませんが、消しゴムはんこは、そんなに器用でなくても、ある程度の完成度であれば作り上げることができるので、誰もが楽しめるのです。
普通、簡単にできるものは、器用な人にとっては簡単すぎるため、物足りなくてすぐに飽きてしまう人も多いものですが、消しゴムはんこは奥が深い!
- 細かい図案
- 複数な構図(複数のはんこの組み合わせ)
- 彫り跡の美しさを追求
はんこを押すだけでかわいくなる!消しゴムはんこの使い道
はんこのかわいさ、美しさ、温かさは、独特のものがあります。ただ、片隅にポンッとはんこを押しただけで、さえない雑貨が素敵アイテムに変身することも!
消しゴムはんこは日常生活の中で、実にいろいろな使い道があります。それも人気の理由のひとつですね!
手作りはんこでオリジナリティあふれる年賀状を!
年賀状というと、子供が小さいうちは家族写真をプリントしたものが人気ですが、子供の成長とともに写真の数も減っていき、イラストを印刷しただけの味気ない年賀状になっていく人も多いようです。
また、家族写真入りの年賀状は、独身の友人や子供のいない夫婦に宛てると、「寂しい気持ちになる」と言われることも。
そこでおすすめなのが、手作り消しゴムはんこを押した、かわいくて温かみのある年賀状。送られる側も、毎年、どんな年賀状が届くのか楽しみになりますね!
カレンダーやスケジュール帳にマイスタンプ!
スケジュール帳についているシールや、スケジュール用の市販のスタンプって、意外に欲しいものがない!と思うことありませんか?
スケジュールはその人の生活スタイルにより、記したい内容もさまざまです。「あー、どうしてこのスタンプがないんだろう」と思っている人も多いはず。
そこで消しゴムはんこです。どんなにローカルなイベントでも、家族内でしか通用しない決め事も、自分で好きに作ることができます!
スケジュール用のはんこはとても小さいので、持ち手をつけた方が押しやすいですが、今は100均でも消しゴムはんこ用のスタンプスティックが売っています。スケジュール用の小さなサイズのものを売っているところもありますよ。
無地の封筒も、ただの画用紙も、素敵に変身!
学校に提出用の無地の事務用封筒も、ただの画用紙も、無地のメモ帳も、片隅にポンっとはんこを押すだけで、グンとかわいい印象になります。
学校に提出する封筒などは、かわいい柄つきのものは避けますが、だからといって事務用封筒はかわいくないもの。
提出用にいろいろとはんこを用意して、ちょっぴりかわいくアレンジすれば、お子さんが女の子の場合は喜んでもらえるかと思います!
子供のお名前スタンプに!
幼稚園や小学校に入る際、持ち物にたくさん名前を書くのが大変なので、お名前スタンプを購入した方も多いのではないかと思います。
私も幼稚園入園時に購入したくちですが、いろんなサイズのものを揃えたため、結構な出費になりました。
今なら迷わず、消しゴムはんこを彫ります!どんなサイズも、どんな絵柄も、好きに彫り放題!字体も、かわいい手書きフォントをネットで探して、それを下敷きにしてなぞれば、字が下手な人でも、かわいいお名前スタンプが自作できます。
子供がいるお母さんは、消しゴムはんこもいろいろ使い道があって、作り甲斐があります。本読みカードや連絡帳のチェック印なども、手づくりしたいですね!
インク次第でいろんな素材に
はんこというと紙に押すイメージですが、布用インクを使えば、お子さんの服にも、カバンの布地にも押すことができます。
布用のインクでは、株式会社ツキネコのバーサクラフト(versacraft)シリーズが人気です。中でも、消しゴムはんこ作家のこまけいこさんセレクションや、津久井智子さんプロデュースの「そらまめ」は、色味もかわいくて素敵です!
無地の布で作ったティッシュケースやちょっとしたカバン、ブックカバーなども、布用インクではんこをペタペタ押すだけで、ぐんとかわいく変身!刺しゅうが苦手でも、素敵に手作りの布小物が出来上がります!
同社のステイズオン(StazOn)は、プラスチックや金属、ガラス、陶器などにも押せるオールマイティなインクです。お子さんのプラスチックの持ち物にも、ガラスのボトルにも、どんなものにも押すことができるので持っていると便利です!
また、肌用のインクを使えば、ボディペインティングやタトゥーのように、好きな模様を体にスタンプすることも!
インク次第で、どんな使い方もできるので、彫りたいものもどんどん増えていきますね!
気楽にやるもよし、極めるまでやるもよし!楽しみ方いろいろ
私は何を始めるにしても、形から入ってしまう性質なので、消しゴムはんこも道具を揃えてはウキウキ。肝心の技術がなかなかついてきませんが、寝食を忘れるくらいに彫る作業は楽しく、なんとか時間を見つけては細々と彫り続けています。
私とは逆に、必要最低限の道具しか持たずに(器用な人は普通のカッターひとつで)、素晴らしい作品を彫っている方もいます。
自分で使うはんこを好きに作って楽しむ方もいれば、作品を販売したり、教室を開くまでになる人もいます。
学び方も人それぞれで、ネットや書籍を活用して独学で学ぶ人もいれば、消しゴム作家さんの開く教室で学ぶ人もいます。
通信教育もあるようです。消しゴムはんこの「はんけしくん」商品メーカー公式の通信講座では、基礎講座・中上級講座すべてを修了すると「はんけしくんインストラクター」としての認定を受けることもできます。
始め方もいろいろ、学び方もいろいろ、楽しみ方もいろいろ。自分に合ったやり方で、楽しい消しはんライフをぜひ始めてみてください!
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