化粧水の適量ってどのくらい?しっかり保湿できる適量の目安は「肌の温度」
Date:2015.12.04
美肌作りのポイントはズバリ、「保湿」ですね。肌に必要な潤いは油分ではなく水分であり、化粧水でたっぷりと潤いを与えるケアがすすめられていますよね。
ところで化粧水の適量ってどのくらいなんでしょう?美容関連の雑誌やインターネット記事を見てみると、「10円玉や500円玉一枚分」とか、「たっぷり」とか書かれてあり、どれだけつけたら十分なのかがよくわかりませんよね。
今後のスキンケアのためにも、化粧水の適量についてよく理解しておきたいところです。十分な化粧水の量について、詳しくみてみましょう!
なぜこれほどまでに化粧水での保湿が重視されるのか?
スキンケアの基本は保湿。これはどの美容関連の記事を見ても書かれてあることですよね。なぜこれほどまでに保湿を重要視するのか、まずはその理由について探ってみましょう。
美肌の要素を決めるのは潤い!
肌の美しさを決める要素の一つが潤い。これは日々の保湿ケアによってもたらされるものです。
潤いのあるお肌は滑らかに見えるのですが、このなめらかさを決めるのが角質層の水分量なのです。保湿が不十分だと角質層も乾いてしまって、肌の滑らかさが失われるのです。
肌トラブルが起こりにくくなる
肌の健康を左右しているのは角質層の水分量。肌の表面は無数の角質細胞から成り立っているのですが、角質細胞の隙間を埋めているのが潤い成分であるセラミド。美容成分としても有名ですよね。
角質細胞同士が潤い成分で満たされていると、外部の刺激を受けにくくなりお肌を健康に保てるのです。ところが角質層の潤い成分が減少すると、角質細胞の間にすきまが生まれて、そこから外部刺激を受けやすくなります。
潤いを与えるだけじゃない!有効成分の浸透を助ける
保湿の主目的は肌に潤いを与えることです。そしてそれ以外にも大切な役割があるのです。それは化粧品の有効成分の浸透を助けてくれることです。
毎日のスキンケアで肌に良いと思われる成分が配合されている化粧品を使っていますよね?ところがせっかくこういった化粧品を使ってもお肌に浸透しなければ、期待するような効果が得られなくなってしまうのです。
適度に肌が潤っていると有効成分の浸透を助けてくれます。それが化粧品の効果を引き出してくれるのです。
肌のトラブルを食い止める!
下記のようなさまざまな肌トラブルは乾燥が原因で起こります。
- シミ
- シワ
- たるみ
それは肌のターンオーバーが上手く機能しなくなってしまうから。ターンオーバーが整うと古い角質と共にトラブルの原因も剥がれ落ちるのです。
保湿を重要視するのはわかったけれど、化粧水の適量ってどのくらい?
保湿の重要性については理解できたけれど、それじゃあ化粧水の適量ってどのくらいなの?と思いますよね。
以前テレビで肌が綺麗な一般人の方のケアが紹介されていたのですが、その方は適度に時間を置きながら化粧水を1時間もパッティングしていたのです。
確かにその女性の肌はとてもキレイでしたが、毎日これだけの時間をスキンケアに費やすのは難しいですよね。本当に必要な化粧水の量はどうやって見極めたらよいのでしょうか。
適量に答えはない?適量は人それぞれ違う!
化粧水をつけるのはお肌に十分な潤いを与えるため。そして人それぞれ肌質も違うわけですから、必要としている水分量も異なるのです。
適量の目安は肌の温度でチェック!
人それぞれ化粧水の適量が違うのはわかるのですが、潤ったというサインはどうやって見分けたらよいのでしょうか。それはお肌の温度でわかります。
これが化粧水がお肌に浸透してきたサインになります。化粧水を適量ずつ手に取りながら浸透させていき、それから温度を計ってみましょう。
肌がヒンヤリしてきたらそれがあなたにとっての化粧水の適量です。
化粧水の付け方次第で浸透力が変わる!化粧水を付けるときのコツと注意点
せっかくの化粧水も付け方次第で浸透力、効果が変わってくるのです。上手な付け方のコツ、注意する点についてまとめてみました。
化粧水はケチらずたっぷり使う
美肌になれることを期待して、美容成分たっぷりの高価な化粧水を購入して使っている方、いますよね。しかしいざ使うとなるともったいなくてちびちび化粧水を使っていたりしませんか?
コットン、手のひらのダブル使いで浸透力アップ
化粧水をつけるときは、手の平であたためて付けると効果的だと言われていますよね。それも一理あるのですが、より浸透力を高めたいならコットンとのダブル使いがおすすめです。
コットンは手のひらと違って衛生的ですから、肌に雑菌がつきにくくなります。
また、
- 小鼻
- 眉間
- 目の周り
といった細かい部分は手のひらだと化粧水が浸透しにくいのです。細かい部分はコットンのほうがよく化粧水が行きわたります。
化粧水が顔全体に行きわたったら、最後に手で顔全体を温めて化粧水の浸透を助ける「ハンドプレス」を行いましょう。
こすらない、たたかない、余計な刺激を与えない
化粧水をつけるとき、肌をパンパンたたいていませんか?また浸透力を高めようとこすったりするのもダメです。
お肌の角質層が傷ついて潤いが逃げやすくなってしまいます。
時間がない時の強い味方、シートパックで潤いチャージ
保湿は化粧水を適量取りながら、浸透させていくというケアを繰り返します。しかし時間がないときは、化粧水をつける時間も十分とれませんよね。
そんなときの強い味方がシートパック。市販のシートパックに化粧水を浸透させて肌に載せるだけでOK。これならシートパックを載せながら他の作業も可能ですし、時間のない朝でも十分な保湿ケアができますね。
保湿ケアの仕上げ!水分の蒸発を防ぐケア
せっかく肌にため込んだ水分を逃がさないために最後に乳液、クリームを使って潤いが逃げないようにケアします。
化粧水の後に美容液や乳液、クリームをつけるなどスキンケアのやり方は人それぞれでしょう。
基本的に化粧水の後に付ける順番は
- 美容液
- 乳液
- クリーム
で油分の少ない物から肌に浸透させていきましょう。
美肌の第一歩は化粧水から!正しい保湿ケアをマスターしてキラキラ肌に
スキンケアに十分な時間をかけられたらいいのですが、忙しい現代女性は他にもやることがいっぱいですよね。
化粧水の適量、正しい付け方をマスターできれば、効率よくスキンケアが行えますよ。まずは自分にとっての化粧水の適量を知り、スキンケアに取り入れてみてくださいね。
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