ダメージを受けた髪のケア方法!ポイントは栄養補給と保湿
Date:2018.02.14
髪がキレイというだけで女性の魅力は二割増し。「お手入れが行き届いている」「女性らしい」など好感度も高いです。
髪の毛は死んだ細胞で一度傷んだら元に戻らないと言われますが、実はまったく改善できないかといったらそうではありません。
ケア次第では手触りを良くしたりまとまりやすくしたりということができるんです。
今回はダメージを受けてしまった髪の毛のケア方法についてあれこれ集めてみました!
この記事の目次
ダメージヘアは低刺激のシャンプーで優しく洗うのが鉄則!
まずは毎日行うシャンプーでできるケア方法からみていきましょう。
アミノ酸シャンプーに変える
傷んだ髪を少しでも修復したいと思ったら、一番手っ取り早く変化を感じられるのがシャンプーを変えることです。
では傷んだ髪にどんなシャンプーが適しているのかということですが、ここでシャンプーの種類をみてみましょう。
- 高級アルコール系シャンプー
- ドラッグストアなどで安く売られているシャンプーの多くはこの種類です。合成界面活性剤を主成分としており、洗浄力・脱脂力が非常に高いため、泡立ちがよくスッキリとした洗い上がりです。その分、頭皮や髪への刺激が強く場合によっては頭皮トラブルを起こしフケやかゆみを招くこともあります。
- 石けんシャンプー
- せっけんを主成分としたシャンプー。アルカリ性のため、髪のキューティクルが開き髪がゴワつくことがあります。また、洗浄力も強いので乾燥肌や敏感肌の人が使うと刺激になることもあります。
- アミノ酸シャンプー
- アミノ酸洗浄成分を主成分としたシャンプー。洗浄力がマイルドで頭皮に適度な皮脂を残すことができるので乾燥肌や敏感肌の人でも安心して使用できます。デメリットとしては他の種類に比べてお値段が高めという点です。
傷んだ髪に洗浄力が強すぎるシャンプーは不向きです。
ダメージがさらに進行してしまったり、余計な頭皮トラブルを起こしたりと、リスクが高まるので避けましょう。
- 低刺激
- 高い保湿力
- マイルドな洗い心地
のアミノ酸シャンプーをおすすめします。
髪や頭皮を優しく洗うことができるアミノ酸シャンプーなら必要な皮脂まで奪ってしまうということが防げます。
ただし、“アミノ酸”と名前がついていても実際の主成分がアミノ酸ではない、”アミノ酸配合シャンプー”もあるので選ぶ際には注意が必要です。
- アミノ酸配合シャンプー
- 実際の主成分は合成界面活性剤やせっけんでアミノ酸の配合量が少ないシャンプー。成分表の最初のほうに「ラウリル硫酸」「ラウレス硫酸」「スルホン酸」というワードがあるものはアミノ酸配合シャンプーです。※成分表は配合量の多い順番に書かれています。
本物のアミノ酸シャンプーを求めるなら「ココイル~」「~ベタイン」というワードがあるものを選ぶと良いでしょう。
シャンプーのやり方を見直す
普段、当たり前のようにしているシャンプーこそがダメージの原因だった…ということもあります。
改めて正しいシャンプーのやり方を確認しておきましょう。
- 1.シャンプーの前にブラッシング
- まずはブラッシングで頭皮を刺激して頭皮や髪についている汚れを浮かせましょう。それだけでも汚れが落ちやすくなるのでシャンプー時の髪への負担を軽くすることができます。髪が絡んでいる場合は手を使って優しくほぐします。
ブラッシングは頭皮の血行を促進したり、頭皮の皮脂を髪に与えてツヤを出したりと、美髪作りに嬉しい効果をもたらしてくれます。
- 2.予洗いで落とせる汚れを落としておく
- 髪や頭皮を濡らしていきます。1~2分かけて髪の表面だけでなく内側や頭皮まで水分を含ませたら、しっかりとすすいでいきましょう。お湯で落とせる汚れをこの段階で落としておくことでシャンプーの量も少なく済みます。
- 3.シャンプーを泡立て頭皮を洗う感覚でもみ洗い
- シャンプーを手にとったら、すぐに髪にのせずに、両手である程度泡立ててから髪にのせます。うなじ部分から洗いはじめ、徐々に頭頂部へ広げていきます。頭皮を洗うような感覚で指の腹で頭皮をもむように洗いましょう。
スタイリング剤や皮脂汚れが強いときは二度洗いをしましょう。
- 4.髪は泡でなでるように洗う
- 頭皮を洗い終えたら、最後に髪の根元から毛先へと手ぐしを通すように優しく洗います。泡の力を使って軽くなでるような感覚です。キューティクルが剥がれるので髪同士をこすりあわせるのは絶対に避けてください。
- 5.すすぎは丁寧に
- シャンプーが頭皮や髪に残ると頭皮トラブルを招きかねません。すすぎはしっかりと丁寧に行いましょう。
また、シャワーの温度にも注意してください。
コンディショナーで髪をコーティングしてから洗髪する方法
通常、シャンプー→コンディショナーの順番で洗髪しますよね。
そこでおすすめしたいのがコンディショナーで髪をコーティングしてからシャンプーをする方法です。
コンディショナーの成分が膜となって髪を保護してくれるのでシャンプー時に髪にかかる負担を軽減させることができます。
- ブラッシングをして髪全体をしっかりと濡らします。
- コンディショナーを適量手にとり、毛先を中心になじませていきましょう。
- コンディショナーを一度洗い流します。
- 通常通り、シャンプー・コンディショナーを使います。
栄養補給が大切!トリートメントやヘアマスクで保湿&補修
シャンプー後に使うコンディショナーやトリートメント。
メーカーによっては区別していないものもありますが、一般的にはこのような違いがあります。
- コンディショナー:髪をダメージから守るもの
- トリートメント:髪のダメージを補修するもの
ダメージのない髪ならコンディショナーでも事足りるでしょうが、傷ついた髪を補修したいなら、ぜひ補修効果のあるトリートメントを使いましょう!
ここではトリートメントやヘアオイル、ヘアマスクなど、シャンプー後のケアについて説明していきます。
トリートメントで栄養補給する
トリートメントにもいろいろ種類がありますが、おすすめはシャンプーと同じくやはりアミノ酸トリートメントです。
そんな弱った髪の毛にアミノ酸トリートメントを使うことでタンパク質を補うことができるんです。
- 加水分解ケラチン:髪の内部を補強し髪にハリ、コシを与えてくれるタンパク質
- 加水分解コラーゲン:髪を保湿し柔らかくしてくれる動物以来のコラーゲン
などの成分が含まれているものを選びましょう。
また、最近注目を集めているオーガニック系トリートメントもおすすめです。
- オーガニック系トリートメント
- 有機栽培によって作られた植物由来の天然成分が主成分のもののことです。基本的に化学成分や添加物が入っていないので低刺激で頭皮環境を整える効果があり、植物エキスなどが豊富なものは保湿効果も高いです。
トリートメントはシャンプーとセットで使うことでより高いヘアケア効果を発揮するので合わせて使ってみてください。
他にも以下のような成分が保湿力が高いのでダメージヘアには効果的です。
- マカデミアナッツ油:マカデミアの種子から採れる成分で髪の手触りを良くする効果があります。
- グレープシードオイル:ブドウの種子を圧搾して抽出されるオイルで髪に潤いを与えます。
- 天然シアバター:傷んだ髪を保護、保湿してくれ、ツヤも与えてくれます。
- シルク:保湿性に優れており頭皮や髪を健康に保つ効果があります。
スチーム効果を使ってトリートメント効果をアップさせる方法
トリートメントはそれだけでもダメージ補修効果が高いヘアケア剤ですが、髪のダメージがひどいときは、
- ホットタオル
- シャワーキャップ
を使ってさらにその効果を高めましょう。
スチームの効果でトリートメント成分を髪の内部まで届けることができます。
- タオルを濡らしてしっかりと絞る。
- おしぼりのように丸めラップで包みます。
- 500ワットの電子レンジで30秒ほど温めます。
※熱めのお湯にタオルを浸し絞ったものでもOKです。
- シャンプー後の濡れた髪をしっかりと絞ります。タオルドライをしても良いので、しっかりと水分を取り除きましょう。
- トリートメントを手にとり、髪の根元は避け、ダメージの多い毛先を中心に優しく揉みこむように塗りましょう。量の目安は髪を軽く絞ったときに指の間から少し出るくらい。ダメージが気になる部分は少し多めに。
- 全体に塗ったら髪の一本一本に成分が行き渡るよう、手ぐしで優しく梳かすようにして成分をなじませていきます。
- ホットタオルを巻いて10分ほどおきましょう。(シャワーキャップでもOK)
- 時間が経ったらしっかりとすすいで終了です。
ヘアケア効果の高いオイルを使ったヘアパック
椿油、オリーブオイル、ホホバオイルなどヘアケア効果の高いオイルを使ったオイルパックという方法があります。
- オイル
- ラップ
- 髪を濡らす前にしっかりとブラッシングをします。
- たっぷりのオイルを手にとり、地肌から髪全体にかけて丁寧になじませていきましょう。
- 全体になじんだらラップでくるみます。ヘアサロンでしてもらうように、全体をカバーするように包んでください。
- 湯船に入ったりボディケアをするなどして30分ほど放置します。
- 時間が経ったらオイル成分が髪や頭皮に残らないようしっかりと洗い流します。その後は普段通り、シャンプーの手順に入ってください。
オイル&トリートメントを使った”リバースケア”のやり方
「ツルツルになる」「天使の輪ができる」など、SNSを中心に話題になっている”リバースケア”というヘアケア方法をご存知でしょうか?
リバースケアとは【オイル→トリートメント→シャンプー→トリートメント→ホットタオル】という順番で行うスペシャルケアです。
普段とまったく違った順番で行うヘアケア方法ですが、オイルやトリートメントさえあればできますから、気になる人はぜひやってみてくださいね。
- 椿油などのヘアオイル
- トリートメント
- シャンプー
- 乾いたタオル
- ホットタオル(乾いたタオルをお湯で濡らしてもOK)
- しっかりとブラッシングを行います。
- 乾いた髪にヘアオイルをなじませていきます。ダメージが気になる部分は重点的につけましょう。
- 乾いたタオルを頭に巻いて10~20分ほど待ちましょう。
- オイルがついた状態の髪にトリートメントをつけていきましょう。
- 38~40度くらいのお湯で軽く洗い流します。完全に洗い流すのではなくオイルが少し残っているくらいがベストです。
- シャンプーを手のひらで泡立てたら、うなじの部分から頭頂部へ(下から上へ)洗っていきます。髪よりも頭皮を洗う感覚で、地肌にベタつきが残らないようしっかりと洗い流してください。
- 再度、トリートメントをつけていきます。
- ホットタオルで全体を包み5分ほど放置します。
- 時間が経ったら洗い流して終了です。
ヘアマスクで週に2~3度のスペシャルケア
一般的にヘアマスクはヘアトリートメントの一種とされていますが、ダメージ補修効果や保湿効果はトリートメントよりも高いアイテム。
乾燥が気になる季節やより徹底したダメージケアをしたいならぜひヘアマスクを使ったスペシャルケアを取り入れてみてください。
ヘアマスクにもいくつか種類があります。
- 特に傷みがひどいなら「ケラチン」「パンテノール」配合のものを
- 「ケラチン」にはキューティクルの凹凸を埋め髪を保護、補修してくれる効果があります。「パンテノール」には高い保湿力と補修効果があり、髪にツヤやハリを与えてくれます。
- 乾燥ケアをしたいなら植物性オイル配合のものを
- オイル配合のヘアマスクは保湿効果が抜群!ホホバオイル、ヒマシオイル、シアバターなどがあります。
良質な成分になればなるほどお値段も高くなります。ダメージの状態や髪質に合わせて適切なものを選びましょう。
続いて使い方です。
- 使用手順・使用方法
- シャンプー→トリートメント→ヘアマスク→コンディショナー(リンス)の順に使用します。ヘアマスクをなじませた後は、ホットタオルやシャワーキャップで全体を覆って10分ほど置きましょう。
- 頻度
- ヘアマスクはスペシャルケアとして取り入れれば良いので、頻度は週に2~3回で十分。
ダメージを受けた髪の内部まで補修成分を浸透させることができますよ。
洗髪後のヘアケア!傷んだ髪はコーティングしてすぐに乾かす
ここからはお風呂の外でできるヘアケアの方法です。
ミルクタイプのアウトバストリートメントを使う
お風呂の外で使うアウトバストリートメント。
オイル、ミルク、ミストタイプと大きく分けて3種類あり、一般的には以下のような特徴があります。
- オイル:熱、乾燥ダメージから髪を守る。
- ミルク:油分と水分のバランスが良く保湿力が高い。
- ミスト:保湿成分が溶けているので浸透しやすいが保湿力は弱め。
傷んだ髪に最適なのがミルクタイプです。
保湿力が抜群のミルクタイプは髪につけると、
- 成分がキューティクルの凹凸に入り込んで髪を内側から補修する。
- 髪の内部にまで成分が浸透するので長時間潤いが保てる。
- 乾燥による広がり、パサつきをおさえる。
- 髪を柔らかくする。
など嬉しい働きをしてくれます。
以下のようにドライヤーの前後に使ってダメージから髪を守りましょう。
- 100円玉程度の量をとり、両手のひらに伸ばしながらなじませます。
- 髪の内側から優しく握るようにしながらつけていきます。
- ドライヤーで乾かしましょう。
- 髪を完全に乾かしたら、再度同じようにヘアミルクをなじませます。
※使用量は商品や髪の長さによって異なります。
ドライヤーを正しく使うこともヘアケアになる
お風呂あがりの濡れた髪を自然乾燥させている人もいますが、実はこの方法、ダメージを進行させるNG行為!髪や頭皮の潤いがどんどん逃げていってしまいます。
濡れた髪はドライヤーを正しく使って手早く乾かすのが鉄則です。
正しい髪の乾かし方をおさらいしておきましょう。
- 手順1.タオルドライ
- 濡れた髪は最初にタオルで水分を取り除きます。こすったりせずに”拭き取る”イメージで、傷みやすい毛先はタオルで挟んで軽く叩くようにして水分をとります。吸水性の高いタオルがおすすめです。
- 手順2.アウトバストリートメントをなじませる
- 髪を保護するアウトバストリートメントを毛先を中心にもみこむようになじませます。
- 手順3.温風で8割ほど乾かす
- 髪の毛ではなく頭皮を乾かすイメージでドライヤーの温風をまんべんなく当てていきます。全体の8割程度まで温風で乾かします。
- 手順4.最後は冷風で仕上げる
- 残りの2割は冷風を頭頂部から下に向けて当ててキューティクルを引き締めながら乾かします。
- キューティクルの流れに沿って髪の上から下へと風を当てる。
- ドライヤーの熱が同じ箇所に集中しないようにする。
- ドライヤーと髪は20㎝ほど離して使う。
- 髪を激しく動かすと傷つくのでドライヤーを動かす。
- いろいろな角度から温風を当てる。
風量のあるドライヤーを使う
ドライヤーを使って乾かすのが鉄則とは言っても、ドライヤーの熱風もまた髪にとっては大敵。
「じゃあどうすればいいの?」という声が聞こえてきそうですが、注目すべきは”風量“です。
風邪によってキューティクルを引き締めながら乾かせるので髪の内部に潤いが保てます。
また、ドライヤーを使う時間が短くて済むので、それだけ髪同士の摩擦のダメージを防ぐこともできます。
ドライヤーのダメージを少しでも軽減したい人や買い替えを考えている人は、一度お使いのドライヤーを見直してみるのも良いかもしれません。
本気でダメージ補修したいなら毎日コツコツのケアが大切
今回は洗髪時のケア方法を中心にご紹介しましたが、
- 摩擦を避ける
- 紫外線対策をする
など日常生活でも髪がダメージを受けないよう気をつけることも忘れずに行いましょう。
だからこそ、本気でダメージ補修したいなら、とにかく早くヘアケアを始めることとそのケアを毎日コツコツと続けていくことが大切です。
今日からダメージに負けない美髪作り、始めてみてはいかがでしょうか?
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