キウイを食べてダイエット!痩せる理由と効果的なやり方
Date:2019.02.22
甘くてジューシーなフルーツって美味しいですよね。しかし、カロリーや糖質を気にしてダイエット中は控えている方もいるのではないのでしょうか?
そんな方におすすめしたいのがキウイフルーツ!
今回はダイエット中でも罪悪感なく食べられる、いやむしろダイエットしたいときこそ食べたい、キウイについてのお話です。
キウイダイエットで体の中からキレイを目指してみませんか?
この記事の目次
キウイはスーパーフルーツだった!ダイエットや美容に最適
ダイエット効果があるフルーツといえば「バナナダイエット」「リンゴダイエット」などにもなったバナナやリンゴでしょうか。
それらに比べるとほんの少しマイナーな存在なキウイですが、実は栄養価が高いスーパーフルーツなんです!
キウイは栄養バランスが整ったスーパーフルーツ
まずはざっとキウイに含まれる栄養分を見てみましょう。
- ビタミンC…肌ケアやエイジングケアに役立つ
- ビタミンE…抗酸化作用をもつ
- 食物繊維…腸内環境を整える
- カリウム…塩分排出に作用する
- アクチニジン…たんぱく質の分解酵素
- ポリフェノール…抗酸化作用をもつ
- 葉酸…「造血ビタミン」と呼ばれ妊活、妊婦には特に必要になる栄養素
- 有機酸…疲労回復に役立つ
美肌作りやめぐりの良い体作り、さらには妊娠しやすい体作りなど女性にとって嬉しい栄養成分がたっぷりですね。
コロンとした可愛い見た目でサイズも小さいのに栄養バランスが抜群で栄養価が高い。キウイがスーパーフルーツと言われるのも納得です。
キウイは低カロリーでダイエット向き!
キウイはジューシーで美味しくデザートにも使われる、さらに栄養価も高い食材。となると、気になるのがカロリーですよね。
ここでバナナとキウイのカロリーを比較してみましょう。
- バナナ…86kcal
- ゴールドキウイ…59kcal
- グリーンキウイ…53kcal
※100gあたり
バナナとキウイ、同じ栄養価が高い食材でもキウイのほうが低カロリーです。
ダイエット中はカロリーが高いものは摂りたくないけど栄養不足にならないよう気をつけたいもの。栄養バランスが良く低カロリーなキウイはダイエットに最適な食材です。
キウイで痩せる理由は?注目はデトックス&代謝アップの作用
キウイでダイエットができる理由をさらに詳しく見ていきましょう。
2つの食物繊維で便秘予防
おなかが張っていると太って見えますし、便秘気味では体重も増えがち…。効率よくダイエットするには体に要らないものはきちんと排出できる”溜め込まない体“にしておくことが大切です。
腸の働きを良くする栄養成分として代表的なのが食物繊維!食物繊維には以下の2種類があります。
- 水溶性食物繊維
- 水に溶ける繊維質。善玉菌のエサとなり腸内環境を整えます。糖の吸収を抑える作用もあります。
- 不溶性食物繊維
- 水に溶けにくい繊維質。水分を吸収することで大きくふくらんで便のかさを増やします。有害物質を体の外に排出する働きもあります。
キウイはこの両方の食物繊維を含んでいて、なんとその含有量はバナナの3本分と言われているんです。
緑色と黄色のキウイのうち、食物繊維量が多いのグリーンキウイです。
- グリーンキウイ…2.5g(0.7g/1.8g)
- ゴールドキウイ…1.4g(0.5g/0.9g)
※100gあたり
便秘に悩む人を対象にしたある実験では1日2個のグリーンキウイを食べるようにしたところ、消化機能と便通頻度の改善が見られたそうです。
便秘はダイエットを妨げ、ときには肌荒れなどのトラブルも招き美容にも良くありません。キウイの食物繊維で便秘を防ぎましょう。
カリウムを摂ってむくみを防止
塩分の取りすぎやカリウム不足によって体内の
- ナトリウム
- カリウム
のバランスが崩れると、体はナトリウムの濃度を下げようと水分を溜め込むようになります。こうして起こるのが”むくみ“です。
ミネラルの一種「カリウム」はむくみの防止や解消に効果的です。
キウイのカリウム含有量は果物類の中でもトップクラス!身近な果物類と比べてみましょう。
【カリウム含有量】
果物 | カリウム含有量 |
---|---|
バナナ | 360mg |
ゴールドキウイ | 300mg |
グリーンキウイ | 290mg |
イチゴ | 170mg |
ミカン | 150mg |
リンゴ | 120mg |
※100gあたり
バナナに続いてキウイに含まれるカリウムが豊富なことがわかりますね。
むくみがあると実際よりも太って見えてしまうのでダイエット効果も感じにくくなってしまいます。キウイを食べて体の中の老廃物をスッキリさせましょう。
糖や脂質の代謝をアップ!
キウイには「オスモチン」という植物に含まれるファイトケミカルが含まれています。
ファイトケミカル(フィトケミカル)=「Phyto chemical」、つまり植物由来の化学物質です。植物が紫外線や虫などの外敵から身を守るために作り出す物質で強い抗酸化力、抗菌作用があります。キウイの他にはリンゴ、ブドウ、トウガラシなどにも含まれています。ファイトケミカルは5大栄養素(脂質・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル)、「第6の栄養素」と呼ばれる食物繊維に続いて、「第7の栄養素」と位置付けられています。
実はこのオスモチン、脂肪燃焼作用をもつホルモン「アディポネクチン」に似た働きをもっていると考えられているんです。
- 糖
- 脂肪
がエネルギーとして使われます。そのとき同時に「AMPキナーゼ」という筋肉に存在する酵素も活性化するのですが、アディポネクチンは運動をしなくてもAMPキナーゼを活性化する働きをもっています。つまり、アディポネクチンが分泌されていれば、運動していなくても運動時と同じように糖や脂肪が消費されるということ!このことからアディポネクチンは「痩せホルモン」とも呼ばれています。
キウイに含まれるオスモチンにアディポネクチンと同じように脂肪燃焼作用があるかどうかということはまだ研究段階です。しかし、オスモチンがAMPキナーゼを活性化することは分かっています。
オスモチンを摂って体の中の糖質や脂質の代謝を向上させることでダイエット効果もアップするでしょう。
キウイダイエットがもたらす健康&美容効果にも注目!
キウイを食べて得られるのはダイエット効果だけではありません。
キウイ特有のアクチニジンが消化をサポート
キウイには「アクチニジン」というたんぱく質の分解を促進する酵素が含まれています。
アクチニジンを摂ることで肉や魚のたんぱく質が分解されやすくなるので、胃腸の消化吸収が良くなります。胃や腸への負担を軽減できるので胃もたれ防止の効果が期待できるでしょう。
ダイエットしながら美肌も目指せる!
キウイに含まれる「ビタミンC」「ビタミンE」「ポリフェノール」には強い抗酸化力があります。
体内に取り込んだ酸素のうち数%は「活性酸素」に変化します。体の中に活性酸素が増えすぎると細胞にダメージを与えて、
- シミ
- しわ
- たるみ
などの肌老化の原因となる場合があるんです。
抗酸化力が強い食べ物を摂ることで活性酸素の除去にアプローチすることができますよ!
朝キウイと夜キウイ、キウイダイエットのやり方は2通り!
ここからはキウイダイエットのやり方についてご紹介します。
キウイダイエットは「朝キウイ」「夜キウイ」の2通り!
キウイダイエットのやり方はとても簡単。朝か夜、キウイを1個食べるだけでOK!
- 1.朝食代わりに食べる「朝キウイ」
- 朝食代わりにキウイを食べる方法があります。キウイには栄養成分がバランスよく含まれているので、キウイ1個を食べるだけで豊富な栄養素を摂ることができます。キウイだけでは足りない場合は【少なめの朝食+キウイ】を食べましょう。
- 2.夕食メニューにキウイをプラスする「夜キウイ」
- 「夜キウイ」は夕食のメニューにキウイを1個プラスするという方法です。デザートを一品プラスできるようで嬉しいですよね。キウイを食べる分、全体的な量や炭水化物の量を普段より少なめにしても良いでしょう。
日中よりも夜のほうが腸の動きが活発になります。そのためキウイのダイエット効果、特に腸への効果を期待するなら「朝キウイ」より「夜キウイ」のほうがおすすめです。
キウイダイエットの効果を高める一工夫
以下の一工夫をすることでキウイダイエットの効果をより高めることができます。
- 常温の水も一緒に飲む
- キウイを食べるときは常温の水も用意しましょう。キウイだけをパクパク食べるよりも、水と一緒に摂取することで満腹感を得やすくなります。
- ヨーグルトとセットで食べる
- キウイにヨーグルトをかけて一緒に食べると、キウイとヨーグルトの相乗効果で整腸作用がアップします。
美味しいキウイの選び方
キウイをアレンジして食べる方法もありますが、一般的にはそのままシンプルに食べることが多いですよね。だからこそできるだけ食べごろの美味しいキウイを選びたいもの。
キウイの食べごろは縦に走る中心の芯が柔らかくなったときです。基本的に店頭には食べごろを迎えたキウイが並んでいますが、触らずに美味しいキウイを選ぶ方法があるので覚えておきましょう!
- 表面がきれいでうぶ毛がまんべんなくついている
- 薄茶色の皮
- きれいな楕円形
- ふっくらとしている
皮が黒ずんでいたり、形に歪みがあったりするものは避けたほうが良いでしょう。
ゴールデンキウイはグリーンキウイに比べて熟すのが早いので悪くならないうちに早めに食べきるのがおすすめです。
キウイダイエットの注意点
最後にキウイダイエットをする際の注意点をまとめました。
- 寝る直前に食べない
- キウイに限ったことではありませんが寝る直前に食事をするのはNG。夜は食べ物を消化・吸収する消化酵素が減少するのでその分、胃に負担がかかってしまいます。また、消化活動で脳が休まらないので睡眠の質が下がるとも言われます。夜の食事は寝る2~3時間前に済ませるのが理想的です。
- 舌がピリピリする場合がある
- キウイを食べて舌や喉がピリピリ、イガイガする場合があります。これはキウイに含まれる「シュウ酸カルシウム」という物質やたんぱく質分解酵素「アクチニジン」によるもの。キウイを切るときに小さく切ると細胞が壊れてシュウ酸カルシウムが出やすくなってしまうので、なるべく大きめにカットすると良いでしょう。また、たんぱく質分解酵素をほとんど含まないゴールドキウイを選ぶのも対策のひとつです。
舌のピリピリが続く場合はアレルギーの疑いもあります。キウイを食べるのをやめて早めに病院を受診してください。
身近な食材だから続けやすい!キウイでキレイを目指そう
どんなにダイエットや美容に良くても続けられなければ意味がありません。その点、キウイは購入方法も食べ方も簡単です。
- 年中手に入る
- 近所のスーパーで買える
- カットしてスプーンで食べるだけで調理いらず
手軽に買えて簡単に食べられる、これなら忙しい方も面倒臭がり屋さんも続けやすいですよね。
身近なスーパーフード、キウイでダイエットを始めてみてはいかがでしょうか?
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