理想的なスリーサイズ、知ってる?測り方と理想サイズの計算方法
Date:2018.10.22
バスト(B)・ウエスト(W)・ヒップ(H)のサイズを表す「スリーサイズ」。自分はいくつなのか把握していますか?
スリーサイズさえあれば体型が簡単に分かりますし、服や下着を買うときにも大切な指標になります。
自分で自分のスリーサイズを把握していないという人は、ぜひ計測してみましょう。この記事ではスリーサイズの測り方と、理想のスリーサイズはどのくらいなのかをチェックしていきます。
自分一人でもできる。簡単・正しいスリーサイズの測り方
人に手伝ってもらうと確実ですが、別に一人でだってスリーサイズは測れます。自分で正確なスリーサイズを測る方法やコツをご紹介していきましょう。
スリーサイズ計測に必要な物
まずは準備です。スリーサイズを測るのに必要なのは、主に次の2つ。
- メジャー
- 全身が見える鏡
メジャーは手芸用のものでOKです。
鏡は全身がよく確認できるものを用意してください。メジャーの高さが前と後ろでズレていないか確認できないと、正確なスリーサイズが測れません。
メジャーと鏡さえあれば、一人でこっそりスリーサイズを確認できます。床とメジャーが並行になっているのが確認できると、もっと測りやすくなりますよ。
バストの正しい測り方
バストには「トップバスト」と「アンダーバスト」がありますが、スリーサイズの計測で使うのは「トップ」の方です。ちょうど乳頭の位置になります。
バストが一番高くなっている部分を、メジャーを後ろから回して測ってください。
このとき、メジャーが床と並行になっているか、斜めに傾いていないかよく注意してくださいね。
ウエストの正しい測り方
ウエストの計測で測るのは「くびれ」の位置です。お腹が一番引っ込んでいる細い部分を計りましょう。
おへその部分ではなく、おへそよりも2~3cmほど上の部分です。
鏡でみて、最もくびれていると思う細い部分を計測してくださいね。
こちらも後ろからメジャーを回して測ります。ハイウエストで服を着たときのウエスト部分…とイメージすると分かりやすいですよ。
ヒップの正しい測り方
ヒップはお尻の一番突き出た部分のことです。鏡で見て、お尻が最も丸く膨らんでいる部分に合わせて測りましょう。
お尻の後ろからメジャーを回し、メジャーがずり落ちないように指やクリップなどで止めておくと測りやすいでしょう。
ヒップを測るときは足を閉じて真っ直ぐに立ってくださいね。鏡に横向きに立つとお尻の位置を確認しやすいですよ。
体型の確認をするなら同じ時間に測ろう
ダイエット中などは、ダイエットの成果を確認するために継続してスリーサイズを測ることもあるでしょう。
スリーサイズは食事や運動で変動することもあるので、毎回同じ時間帯に測るようにしましょう。
できれば寝起きで何もお腹に入れていない朝のタイミングがおすすめです。朝食前のタイミングで測ったスリーサイズを記録していくと、どれだけの変化が起きたかを正確に確認できますよ。
理想的なスリーサイズはどれくらい?平均や計算方法
実際にスリーサイズを測ってみて、「思ったより太いor細い」という感想を抱くこともあるでしょう。しかし世の女性の平均的なスリーサイズや、理想とされているスリーサイズの基準を知ると、「案外良いかも」と思える結果かもしれません。
理想的なスリーサイズの基準や、平均的なスリーサイズをチェックしてみましょう。
身長から計算する理想のスリーサイズ
同じ体重だとしても、身長が高い人と低い人ではぜんぜん印象が違いますよね。スリーサイズもそれは同じで、身長に合わせた理想的な基準があります。
本人の身長から計算する理想的なスリーサイズの基準を見ていきましょう。
- バストは身長×0.53
- バストの理想的なサイズは、身長×0.53cmです。例えば身長が160cmの人なら、160×0.53=84.8cmということになりますね。
- ウエストは身長×0.39
- ウエストの理想的なサイズは、身長×0.39。例えば身長が160cmの人なら、160×0.39=62.4cmということになります。
- ヒップは身長×0.54
- ヒップの理想的なサイズは身長×0.54。例えば身長が160cmの人なら、160×0.54=86.4cmということになります。
割り出した数字に近いほど、理想のスリーサイズに近いということ。もしも実際のスリーサイズが大きければ太り気味、逆に小さければやせ気味ということになります。健康状態を確かめるのにも使える計算式ですよ。
ヒップ対ウエストの対比で考える方法
バストの大きさはひとまず置いておき、ヒップとウエストの対比から理想の体型を生み出す考え方もあります。顔の大きさや目の大きさ、足の長さ…見た目の美しさを表す「黄金比」という言葉、見たことありますよね?
ウエスト対ヒップの割合は、7:10が理想的な黄金比とされています。
くびれからお尻にかけてのラインがこの黄金比に近ければ近いほど、理想的なスタイルと言えるわけです。
要は「ヒップ×0.7」が理想的なウエストサイズというわけです。ダイエットの目標として、理想のウエストサイズを目標にすると良いですね。
バスト・ウエスト・ヒップの理想割合
バスト・ウエスト・ヒップのそれぞれの割合を出し、その数値から理想の割合を出すことができます。
- バスト÷ウエストの数値
…例:バスト84cmでウエスト62cmの人なら、84÷62=1.35 - ヒップ÷ウエストの数値
…例:ヒップ86cmでウエスト62cmなら、86÷62=1.38
この2つの数値を用意して、バスト÷ウエストとヒップ÷ウエストがどちらも近い数字ならば理想的な体型となります。例なら1.35と1.38ですから、ほぼ理想的と言えますね。
ちなみにこの数値は大きいほど胸もお尻も大きく、小さければ胸もお尻も小ぶりということになります。
例えば1.6くらいになるとボンキュッボンのセクシーな体型、1.3くらいならスレンダー系の体型となります。
年代別の理想的なスリーサイズ
体型は年代によって移り変わるものですよね。年齢を重ねるにつれてスタイルが変化することに注目し、スリーサイズは年代別に変化するという考え方もあります。
年代別に女性が理想としたい、大まかなスリーサイズは次の通り。
身長 | バスト | ウエスト | ヒップ | |
---|---|---|---|---|
20代 | 160 | 85 | 62 | 86 |
30代 | 160 | 83 | 63 | 87 |
40代 | 159 | 84 | 64 | 88 |
歳を増すごとに、ウエストやヒップの数値が上がっているのが分かりますよね。
女性は産後太りや女性ホルモンの分泌量などが年代で変化します。そのため、歳を増すごとに身長が縮んだりウエストやヒップが出たりしやすいのです。
もちろん何歳になっても体型を維持する方はいますが、加齢には逆らいづらいもの。もし年代によって体系が変化したと言う人は、上の理想体型を参考にしてみてくださいね。
日本人女性の平均的なスリーサイズ
いろいろご紹介してきましたが、最後に日本人女性の平均的なスリーサイズをチェックしておきましょう。全員が全員スタイルが良いかと言えば、そういうわけではありません。
- バスト:83.1cm
- ウエスト:63.1cm
- ヒップ:88.2cm
この平均でいけば、ウエストとヒップの比率は7:10に近いものの、バスト÷ウエストの数値がヒップ÷ウエストの数値と離れていて、若干ヒップの方が出ている…という傾向にあります。
理想的なスリーサイズを手に入れるには、痩せることよりもバストアップを意識した方が良い女性が多い…という結果になりますね。
もちろんこれはあくまで平均ですから、どこをどう改善すべきなのかは人それぞれ。痩せることとバストアップ、それからヒップアップ…理想の体型づくりに何が必要なのかを見極めてみてください。
大切なのは痩せることよりバランスの良い体型づくり
理想的なスリーサイズというのは、すなわち
- 豊満なバスト
- 女性らしいくびれ
- 丸みのあるヒップ
の3つを示すものです。この3拍子が揃うだけで、美しく女性らしいスタイルを手に入れることができるのです。
スタイルアップのために注目すべきは、身長や体重よりも体つきのバランス。
「痩せなきゃ」と体重ばかり気にするのではなく、今の自分に足りていない部分は何なのかを意識するようにしてみましょう。理想とする目標サイズが明らかになれば、今すべきことが何なのか、ハッキリ分かるようになりますよ。
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