コーヒーの肌への効果効能と美肌になる飲み方
Date:2017.10.26
コーヒーはカフェインが含まれているから、体にはよくない、というイメージがありませんか?
確かに飲み過ぎればよくないこともあります。
しかしそれはどんな食品であっても同じこと。コーヒーに限ったことではありません。
実はコーヒーは飲み方次第で美肌を作るのにも役立つ飲み物だったんです!コーヒーの肌への効果効能と、美容効果を高めるための飲み方も合わせてご紹介しますね。
コーヒーの肌への効果効能
コーヒーには脂質やタンパク質といった栄養素以外に、
- カフェイン
- ポリフェノール(クロロゲン酸)
- トリゴネリン
などが含まれています。
これがどのように肌に良い効果をもたらすのでしょうか。
ポリフェノールの美白効果
コーヒーというとカフェインを思い浮かべる方も多いと思いますが、最近ではコーヒーのポリフェノールが注目を浴びています。
クロロゲン酸というポリフェノールがシミを予防するのに役立つんです。
クロロゲン酸はコーヒーの
- 色
- 香り
- 味
の元になっている成分で、強力な抗酸化作用を持っています。
体内に活性酸素が増えると、その刺激から肌を守ろうとしてメラニン色素が作られます。これが沈着するとシミになってしまうんですね。
ですからメラニンをいかにして作らないようにすることが大事なのですが、コーヒーのクロロゲン酸がそれを防いでくれるというわけです。
1日2杯のコーヒーでシミが予防できるそうですよ!たった2杯でいいなんて、コーヒー好きの方なら軽くクリアできますね。
外に出る時間が多いなど、紫外線をよく浴びる人はコーヒーを飲んでから出た方がいいかもしれません。
抗酸化作用でアンチエイジング
コーヒーのクロロゲン酸は活性酸素を除去して細胞が錆び付くのを防いでくれるので、シミはもちろん、シワの予防にも役立ちます。
肌が酸化するとコラーゲンも劣化するし、シワの原因にもなります。細胞が錆び付くということは、肌には全くいいことがないと思ってください。
だからこそ、ポリフェノールの抗酸化作用が肌にいい働きをしてくれるんですね。クロロゲン酸は肌の老化を予防し、アンチエイジングに役立ちます。
カフェインによる新陳代謝促進作用
カフェインは中枢神経を刺激するので心拍数が上がります。それによって新陳代謝が促進され、お肌にも良い効果をもたらすと考えられています。
利尿作用で肌もデトックス
コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があります。それによって老廃物を排出しやすくすることが出来るので、デトックスに役立ちますね。
余計なものを排出できれば巡りの良い身体になるので、肌も当然酸素や栄養素が行き渡るようになり、くすみなども改善されるでしょう。
ポリフェノールがニキビも抑える
ポリフェノールにはニキビを防ぐ働きも期待されています。
というのも、ニキビの原因の一つには、毛穴に詰まった皮脂や角質が角栓となり、それが酸化することでアクネ菌が繁殖しやすくなる、ということがあるからです。
そこで役に立つのがポリフェノールの抗酸化作用です。皮脂などの酸化を防いでニキビを予防してくれるのです。
クロロゲン酸は、シミやシワの予防だけでなく、ニキビも出来にくくしてくれる優れものなんですね。
血流アップでくすみを改善する可能性
琉球大学の研究によりますと、カフェイン入りのコーヒーを飲んだ人と、カフェイン抜きのコーヒーを飲んだ人の指の血流を比較したところ、カフェイン入りのコーヒーを飲んだ人の方が30%も高かったそうです。
また、顕微鏡で指先の血液循環を調べたら、血管内皮機能が向上していることも分かりました。血管の内側の細胞が丈夫になるということです。
カフェインは自律神経の交感神経を刺激するので、血管を収縮させて血流をアップさせる効果も期待できます。
血流が良くなれば、全身に酸素や栄養素が行き渡るようになるので、肌のくすみの改善効果が期待できますね。
リラックス作用で美肌作り
コーヒーが好きな人は、その香りを嗅いだだけでリラックスするのではないでしょうか。
ストレスは美肌の大敵!ストレスがたまると活性酸素が増えるので、それが肌荒れの原因になります。
便秘を解消して肌荒れを防ぐ
カフェインには胃腸の働きを良くする作用があるので、これが便秘の解消に役立つと考えられています。
便秘になると肌荒れがひどくなる人は多いでしょう。老廃物などがたまればガスもたまりますし、有害物質が発生して、それが肌荒れの原因となります。
コーヒーで便秘を解消することで美肌を作る効果が期待できます。
美肌効果を高めるコーヒーの飲み方
コーヒーで肌が荒れる、という話を聞いたことがありませんか。それは飲み方を間違えているからです。
実際、コーヒーは飲む量やタイミングに気をつけないと、美肌どころか肌が荒れてしまったり、健康を損なうこともあるので気をつけてください。
ここでは、美肌効果を高めるための正しい飲み方についてご紹介します。
何度かに分けてこまめに飲む
ポリフェノールは体内にためておくことができません。せいぜい3~4時間で体外に排出されてしまうため、一度にたくさん飲まず、こまめに飲むほうが持続性が高くなるんです。
ですから、コーヒーを飲むなら朝食後、ランチの後、3時のおやつの時など、こまめにの飲んだ方がいいんですよ。
カフェインが苦手な人、寝つきの悪い人などはカフェインの覚醒作用で睡眠に影響が出たら困るので、夕方以降は飲まない方がいいでしょう。
1日3杯までにしておこう
コーヒーに美肌効果があるからといって、たくさん飲めばいいということではありません。コーヒーは1日の摂取量を考えて飲んだ方が良さそうです。
飲み過ぎは覚醒作用で眠れなくなったり、交感神経が活発になりすぎて、かえって血行が悪くなってしまう可能性もあります。
また、カフェインの利尿作用によって過剰に水分が失われてしまうと肌が乾燥する危険もあります。
カフェインの量から考えますと、1日3杯くらいまでにしておきましょう。紅茶やお茶よりもカフェインが多いので、飲む量には気をつけてくださいね。
コーヒーは朝食後に飲もう!
コーヒーは飲むタイミングにも注意してください。胃が空の状態で飲むと胃に刺激が強すぎるため、空腹時は避けてください。
飲むなら食後の方がおすすめです。
砂糖やミルクを入れすぎない
砂糖をたっぷり入れたりミルクを入れると、全く違った飲み物になってしまう可能性もあります。
特にミルクは問題。牛乳などフレッシュなものを使えば良いのですが、常温保存できるミルクはミルクではないからです。
アンチエイジング対策として飲むならブラックの方が良いでしょう。
ブラックが苦手なら牛乳か豆乳を入れましょう。
砂糖の代わりに「コーヒーオリゴ糖」を入れるのもおすすめです。コーヒーオリゴ糖は飲み終わったコーヒー豆の粕から発見されたオリゴ糖で、胃で消化されずに腸まで届き、腸の善玉菌の餌になるからです。
缶コーヒーよりドリップコーヒー
缶コーヒーはミルクや砂糖がたっぷり入っていること、また、ブラックコーヒーも出ていますが、ドリップコーヒーよりもカフェインが多いんです。
カフェインに美肌効果があるのは事実なんですが、摂りすぎは逆に肌にも身体にも良くありません。
どうせ飲むなら、缶コーヒーではなく豆から淹れて飲みましょう。
カフェインが苦手な人はカフェインレスで
そうはいってもカフェイン飲料が苦手な人もいると思いますし、赤ちゃんへの影響などを考えると妊娠中はあまり飲みたくないですよね。
でもコーヒーは好きだし、ポリフェノールでアンチエイジングしたい!という時には、カフェインレスのコーヒーを利用しましょう。
それならカフェイン中毒や「眠れなくなる」という心配もありません。
ビタミン類も一緒に摂る
一部のウェブサイトの情報で「コーヒーがビタミンCを破壊する」という記述を見かけますが、結論から言うとコーヒーでビタミンCが破壊されることはありません。
長野短期大学の「コーヒーの中のビタミンCの安定性」という実験結果があるのですが、熱湯で淹れたコーヒーにビタミンCを添加しても、その残存量にほとんど変化がなかったということです。
ただし、飲み過ぎれば利尿作用によって水溶性ビタミンは排出されやすくなってしまう可能性はあるので、適量を守って飲みましょう。
コーヒーで美肌を作るには飲み方次第!
コーヒーの利尿作用は確かに顔のむくみをとったりする働きもありますが、摂り過ぎれば肌が乾燥してしまいます。
アンチエイジングに良いからと、飲むタイミングを考えないで飲んでしまうと、胃を悪くして美肌どころではなくなる可能性もあります。
コーヒーの美肌効果を期待するなら、飲み方が大事なんです。でも、飲み方さえ気をつければ、コーヒーは肌にも健康にもダイエットにもよい飲み物です。
飲む量やタイミングなどに気をつけて、美肌作りに役立ててくださいね!
Sponsored Link