コエンザイムQ10の美肌効果と副作用。サプリや食品での摂取方法
Date:2016.08.04
コエンザイムQ10はコスメやサプリメントでおなじみのアンチエイジングに効果的といわれている成分です。
ドラッグストアやインターネット上でも見た事がある、という方も多いのではないでしょうか。
コエンザイムQ10は脂溶性の成分で食品にもごく少量含まれているといわれていますが、食品だけで補うというのは非常に難しいので、サプリメントなどで体外から摂取する必要がある成分です。
別名をユビキノンといい、どちらかというとコエンザイムQ10の方がなじみがあるといえますが、どのような働きをしてどのようなサプリメントがおすすめなのかも見て行きましょう。
コエンザイムQ10は体のすべての細胞膜に存在するビタミン様物質
コエンザイムQ10はビタミン様物質で、体の全ての細胞膜に存在しているものです。
体の部位によって特に多く存在している事があり、良く動く臓器では大変重要な役割を担っている事が分かっています。
しかしコエンザイムQ10は20歳ごろをピークにして減少し、40歳ごろには体内では不足状態になってしまいます。それを補うためにも何らかの形で摂取する事が重要なものです。
コエンザイムQ10についての研究は、
1975年 ウィスコンシン大学のF.L.クレーン教授によって発見
1958年 カールフォルカーズ白紙が化学構造について解明
1978年 ミトコンドリアとコエンザイムQ10の関係について研究したピーターミッチェルがノーベル賞を受賞
と進んでいます。
コエンザイムQ10が多く含まれている臓器は大切な臓器
コエンザイムQ10が多く含まれている臓器には、
- 心臓
- 肝臓
- 卵巣
- 精巣
があります。
特に心臓には多く含まれていて、体内のエネルギーの生産に重要な役割を担っています。補酵素としての働きもあり、細胞内でのエネルギー生産の全てに関わっているといわれています。
簡単にいえばコエンザイムQ10は人間が生きて行くためには必要不可欠で、エネルギー生産に深く関与しているミトコンドリアの中に多く含まれていてなくてはならない存在として知られています。
また、コエンザイムQ10は強い抗酸化作用があるといわれていて、体内に十分にコエンザイムQ10が存在していれば、
- 血管
- 脂質
の酸化防止にも役立ちます。
コエンザイムQ10の抗酸化物質としての働き
コエンザイムQ10は強い抗酸化物質としても知られています。
抗酸化物質というのは、体を老化させる原因になる体の酸化を防止する働きがあり、体の酸化との関係が深い活性酸素を抑制する効果があります。
活性酸素はエネルギー産生の副産物として作られる他、激しい運動、疲労、ストレスなどが原因で発生します。
コエンザイムQ10は高い抗酸化作用で活性酸素を分解する以外にも、活性酸素の除去に使われ、抗酸化力を失くしたビタミンEを再生する働きもあります。
細胞の酸化を防ぐ事で、
- がん
- 生活習慣病
- 肌の劣化
- 体の老化
からも体を守る事ができます。
こうした効果があるので、サプリメントやコスメなどにも多く利用されていて、体の内側と外側から摂取するという考え方が主流になっています。
コエンザイムQ10は美容とアンチエイジングにも効果的
前述した抗酸化作用によって、肌の細胞を活性酸素から守るので、
- 肌のターンオーバーを促して古い角質と新しい角質が入れ替わる事を促進
- シミやしわの解消
- たるみの改善
- 日焼け後の肌を早く落ち着かせる
といった効果も期待できます。
美容のためにも細胞レベルで働きかけてくれるので、細胞自体が活性化する事が期待できます。
同時にアンチエイジングも期待できますから女性にとっては願ってもない嬉しい成分といえますね。
コエンザイムQ10は加齢に伴う疲労にも効果的に働く
年齢を重ねると徐々に減り始めるコエンザイムQ10は、40代の頃には体内では不足の状態になる事は先に述べた通りです。
その結果、ミトコンドリアのエネルギー生成が滞りますので、疲れやすくなり、疲れも取れにくくなります。
こうした症状は誰でも経験する事ですが、女性としてはいつでも若々しく元気はつらつな日々を送りたいものです。
そのためサプリメントなどでコエンザイムQ10を補う事によって改善するという方法が望ましいです。
エネルギー生成が成されるだけではなくてそもそもが抗酸化物質なので、免疫力もアップしますから、感染症にもかかりにくくなり、かかったとしても回復力が高まり、早く完治するようになる事が期待できます。
コエンザイムQ10はメタボなどのダイエット対策になる
コエンザイムQ10は実はダイエットにも大きな注目を集めています。食事から摂取したカロリーの燃焼を促進する効果が期待できるので、ダイエットのお供としても活用したい成分です。
食事から摂取した栄養素を利用してエネルギーを作り出す時に、
- 糖
- 脂肪
を代謝しつつエネルギー源に変換するので、単純に体が元気になるという効果を実感しやすくなります。
エネルギーが作られると基礎代謝もアップしますから、寝ている間のエネルギー代謝も活発になる事が考えられます。
また、血流量も増やしてくれるので、
- 冷え性の改善
- むくみの改善
にも関与しているといわれています。
コエンザイムQ10は心臓の機能も活発にしてくれる!
コエンザイムQ10は心臓に多く存在している事は前述した通りで、コエンザイムQ10を補う事によって心臓の機能を高めてくれる効果があります。
そもそもコエンザイムQ10は本来心臓病の治療薬だった事もあり、具体的には鬱血性心不全の症状に効果的だとされていたものです。
心臓のポンプの働きも正常に整っていくので
- 不整脈
- 低血圧による諸症状
にも効果があるといわれています。
したがって運動を伴うダイエットをしている場合にもより効率的に体内の血液循環が行われるようになるので、一層のダイエット効果が期待できるといえます。
コエンザイムQ10はさまざまな食品に微量だけど含まれている
コエンザイムQ10は食品にも少量ながら含まれているのでサプリメントだけに頼らずに食品も意識すると効果的です。
食べ合わせも考える事で美容と健康にも良い食生活を送る事ができます。
コエンザイムQ10が含まれている代表的な食材はコレ
コエンザイムQ10が含まれている食材は幅広くあり、動物性の食材では、
- いわし
- さば
- 豚肉
- 牛肉
- レバー
- モツ類
- かつお
- まぐろ
- イカ
などがあります。植物性の食材では、
- ピーナッツ
- 大豆
- ブロッコリー
- ほうれん草
などがあります。
他にも油分では、
- ごま油
- 大豆油
- なたね油
があります。
コエンザイムQ10は熱に強く加熱調理で損失がありませんので、これらの食材を上手く使って食べる事によって取り入れる事ができます。
また、脂溶性の補酵素なので、油と一緒に摂取するようにすれば、吸収率が高まります。
コエンザイムQ10の過剰摂取や副作用について解説!
コエンザイムQ10は基本的に体内にある成分なので、上限値などは設定が難しいといわれています。
元々体内にある成分なので安全性は高いと考えられており、体質に合わないなどの副作用もほとんど無いです。
しかし注意しなければならないケースとして薬との関係があります。甲状腺機能が低下している時にチーラヂンSという薬を飲んでいる時には注意が必要です。
この薬との併用では血圧が上がったという例がある他、妊婦さんに対しての安全性は確認されていないので、過剰摂取や目安量以上のサプリメントの摂取は控える事がおすすめです。
また安全性が高いからといってサプリメントを目安量以上に摂取するような事があると、添加物まで多く摂取する事になりますからサプリメントに記載されている目安量は守る事が必要です。
サプリメントを摂取する時はコエンザイムQ10の種類を見て判断
コエンザイムQ10は食品からも摂取ができますが、微量なのでサプリメントから摂取する事がおすすめです。
しかしコエンザイムQ10のタイプが2種類あるので、その特徴を良く考えてサプリメントを選ぶ必要があります。
酸化型と還元型の違いを知って賢くサプリメントを選ぼう
コエンザイムQ10には
- 酸化型(ユビキノン)
- 一旦体内で還元型に変換されてから効果を発揮する
- 還元型(ユビキノール)
- 体内に存在する構造、体内で抗酸化作用を発揮する
の2種類があります。
どちらもタイプでも小腸で吸収されますので、効果というのはそう大差ないのですが、効率でいえば還元型の方が良いです。
おすすめなコエンザイムQ10のサプリメントはコレ!
コエンザイムQ10のサプリメントでは代表的なものとして次のようなものがあります。
サントリーコエンザイムQ10+セサミンE
http://www.suntory-kenko.com/supplement/main/43323/
ステラの贅沢CoQ10(還元型)
http://stella-s.com/coq10/lp/
アラプラスCoQ10美シリーズ
https://www.5-ala.jp/lpo/coq10/112015/pc/011117.html?utm_source=ggl&utm_medium=cpc&utm_campaign=q10_bra
どのサプリメントも初回限定のお得なお試しコースがあるので、それらを利用するとお得です。全ての商品が初回限定なら送料無料なので、安心して利用する事ができます。
コエンザイムQ10を摂取する時に注意したい成分
コエンザイムQ10は元々体内にあるものだという事は分かりましたが、服用する薬がある場合には注意したいものがあります。
高脂血症治療薬のスタチンにはコエンザイムQ10の体内濃度を下げてしまう働きがあるといわれていて、同時に摂取する時には注意が必要になります。
コエンザイムQ10は美容と健康のためには欠かせない成分
コエンザイムQ10は美容と健康には必要不可欠な存在で、人間の生命活動には欠かせないものです。
健康に生きて行くためにも、美容やアンチエイジングのためにも非常に重要な役割を担っているので、積極的に食事で摂取する事はもちろん、サプリメントも適量を併用する事がおすすめです。
サプリメントには目安量が異なりますから、できるだけ1日の摂取量を守り、過剰摂取にならないようにバランスよく摂取する事を心がけたいものです。
さまざまな美容成分と併せて摂取すれば、女性としての輝きもますますアップするといえます。
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