心のバランスが崩れやすい人は心の姿勢を美しく!心幹を強く!
Date:2018.06.07
体のバランスを整えるには、体の歪みや癖、姿勢の悪さを直したり、体幹を鍛えたりする必要があります。
心にも同じことが言えます。心の在り方、姿勢が真っすぐではなかったり、心の幹の部分が弱かったりすると、心のバランスを崩しやすくなってしまいます。
心の背すじは真っ直ぐに伸びているでしょうか。心の在り方や考え方に偏った癖はないでしょうか。心幹はしっかりと鍛えられているでしょうか。
ストレスや疲れから心のバランスを崩しやすい人は、心の姿勢や癖をチェックしてみてください。バランスを崩してから対処するのではなく、日常的に心の在り方や姿勢を意識してみてください。心の芯の部分を鍛えてみてください。
歪みを正し、弱いところは鍛えることで、ちょっとやそっとでバランスを崩すことのない、強い心を目指しましょう。
この記事の目次
真面目な人は要注意!魅力も半減してしまう「心の猫背」
体の姿勢が悪い人に猫背の人が多いように、心のバランスを崩しやすい人にも「心の猫背」は多く見られます。心が縮こまっていたり、うつむきがちになっていたりするせいで、心がすっかり丸まってしまっている人、いませんか?
人の目を気にしすぎたり、真面目すぎたり、完璧主義であったりする人は、知らず知らず「心の猫背」になっているかもしれません。
タイプ1:重荷を背負ってしまう人
重すぎる荷物を自ら背負うタイプの人は、その重みに耐えきれずに猫背気味になってしまう危険性があります。
- 家族や友人、会社の上司など、周囲の人の信頼に応えなきゃというプレッシャー
- 与えられた役割に対する責任感
- こうあるべき、こうすべきという厳しすぎる理想
など。背負う必要のないものまで背負ったり、必要以上に重く受け止めたりしていませんか?
タイプ2:うつむいてばかりの人
周囲に対して堂々とした態度で挑めない内気なタイプの人も、うつむきがちな姿勢が定着してしまうことで、猫背気味に。
- 自分に自信がない
- 人からどう思われているか不安
- 人前に出ることが恥ずかしい
自信のなさから、うつむきがちになってはいませんか?
「心の猫背」を改善するには?
どちらのタイプにも言えるのが、「こうあらねばならない」「こうすべき」「こうにちがいない」などの固定概念が心に負荷をかけているということ。
- 私が面倒をみなくては!
- ひとりで頑張らなくては!
- もっとできると思われているはず!
- みんなと同じようにしなくちゃ!
- みんなに好かれなくちゃ!
- 完璧にこなさなくちゃ!
- 自分はもっとできるはず!
元来怠け者の性分の人が、自分をやる気にさせるためにあえてプレッシャーをかけるのはよいことですが、もともと真面目な人であるなら、頑張りすぎは禁物です。
- 頑張らない!
- 力を抜いて!
- 鈍感に!
真面目な人にとっては難しいかもしれませんが、自分にとって難しいことを練習するのがトレーニング。少しずつでも意識することが大切です。
美しい姿勢の邪魔をする「心の脂肪」!心もときにダイエットが必要
体にべったりはりついた脂肪は、筋肉や骨の正しい動きを妨げてしまい、結果、体の歪みを引き起こしてしまうと言います。また、お腹が脂肪でたるんでいては、美しいスタイルとは程遠いものに。
心の脂肪も同じこと。心によからぬものをいっぱい溜めこんでいては、美しい姿勢は保てません。
度を超した欲や執着は心の脂肪!
「あれがしたい!これもほしい!もっともっと!自分!自分!」。ともすると、人は欲にかられてしまいがち。
欲の対象は人によって異なります。
- ものすごくほしい物がある
- あれもこれも!ほしい物がたくさんある
- 出世したい!成功したい!名を上げたい!
- お金に執着がある
- 愛する人に愛されたい
- 愛情を独り占めしたい
人の欲や執着は、実にさまざまでキリがありません。
心のダイエットにはコレが効く!
「食事内容を書くだけで痩せる」というダイエット法がありますが、心のダイエットにもこれは有効です。
- 心にこびりついて離れぬ欲
- 欲を出して手にしたもの
- 欲から出た言動
- 消えない執着
自分の中にある、あらゆる欲や執着、それにまつわる美しくない言動も、すべて書き出してみてください。自分の中にどれくらいの欲や執着があるのか、見つめなおす時間が必要です。
食事制限ダイエットで「甘い物は禁止!」「脂ものはダメ!」と制限するように、書き出したリストの中に制限すべき項目を見つけて、ぜひ、心のダイエットも成功させてください。
体幹を鍛えるように、心の幹「心幹」を鍛えることが大切!
スポーツ選手に習って、体幹を鍛えるトレーニングが流行っていますが、体の芯を鍛える体幹トレーニングのように、心も、その軸となる部分を鍛えることが一番大切です。
心の芯を強くすることが重要なのです。簡単に傷つかない心、何事にも動じない心。それがあれば、いつも凛としてまっすぐ、美しい姿勢を保てるはず。
では、心の芯を強くするにはどうすればよいのでしょうか。
自分の最強の味方は自分!自分のことをうんと好きになる
自分を好きになれない人は自分に自信を持てません。
自分に自信がないと、
- 周りの目を気にしすぎる
- 人の意見に振り回される
- 「認められたい!」と人の評価を得たがる
- 「愛されたい!」と人の愛情を欲する
自分が自分を認めていないので、他者にそれを求めることになってしまいます。
心の強い人に「自分のことが好き?」と聞けば、ほぼみんな「大好き」と答えます。自分を過大評価しているのとも、自分に過保護であるのとも違います。
心の芯を強くするには、自分を好きになること。自分を認めてあげること。まずは、そこからです。
自分のことは自分で解決!自立した生き方をする!
人が人に振り回されるのは、自分に足りない部分を他者で補おうとするからでは?あれもしてほしい、これもしてほしい、自分が望む行動をとってほしい…。
そして、思い通りにならないと、失望したり、腹が立ったり、裏切られたと感じたりして、穏やかでいられなくなるのでは?
まずは、「人はひとりで生きるもの」と覚悟を決めて、日常的なこと、すべて自分でできる、自分で解決できるように努力してみてください。
家のことも、仕事上の問題も、自分のことは自分で解決するのが当たり前。誰の助けも借りないで生きることが当たり前の状態であると思うようにします。
「どうして手伝ってくれないの!」「どうして優しくしてくれないの!」という不平不満は減り、何もしてもらえなくても、それが当たり前。助けてくれたり優しくしてくれたりしたら「ありがとう!」と感謝の気持ちを持てるようになります。
人は人。みんな違ってみんないい!大切なのは許容すること
人が他人に振り回されるのは、「人は人。自分は自分。それぞれ違う考えや意見を持った人間である」という当たり前の事実を忘れてしまうから。
ついうっかり、他人も自分と同じ考えを理解できると思ってしまいます。意見がぶつかり、自分の思い通りにならないわかると、また失望。腹が立ったり、裏切られたと感じてショックを受けたりします。
ここで重要なのは、誰も裏切ったりしていないということ。誰も反旗を翻したりしていないということ。ただ、自分とは別の意見を持つ、自分とは異なる人であるというだけです。それを認めて許容することが大切なのです。
心を鍛えるときにも呼吸は大切!
体を鍛える際、呼吸が重要とよく言われますが、心を鍛えるときも一緒です。
何かを考えるとき、心を落ち着かせるとき、自己に問いかけるとき。どんなときでも「息を深く吸い、ゆっくり吐く」の呼吸を心がけてください。
うつ病や自律神経失調症の人は呼吸が浅いと言います。心を整えるのに、呼吸はとても大切なのです。忘れないようにしましょう。
体と心はつながっている!心身ともに健やかに美しく!
体も右側ばかり鍛えていてはバランスを崩すのと同じで、心も、同じ場所ばかりが強くてもバランスを崩してしまいます。
- 我慢しすぎても、欲を出しすぎてもダメ!
- 自分を愛しすぎても、人を愛しすぎてもダメ!
- 自分に厳しすぎても、人に厳しすぎてもダメ!
どちらか一方に偏ることなく、心のバランスがうまくとれるように、少しずつでも鍛えてみてください。ちょうどよい加減に心の均衡がとれてくれば、自ずと、程よい自信も生まれ、幸せオーラも満ちてきます。
体が硬い人は心も頑なな人が多いと言います。心と体は決して無関係ではないようです。心を思うように動かせない人は、ストレッチをするなど体をほぐすことから始めるとよいかもしれません。
逆に、心をトレーニングすることで、心の芯からバランスのとれた、美しいスタイルを手に入れることができるかもしれません。
心も体も健やかに美しく!少しずつでも、意識してみてください。
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