混合肌のスキンケア方法、保湿重視で肌状態を改善しよう
Date:2018.11.02
顔の肌の中でオイリーな部分と乾燥している部分がどちらも存在している「混合肌」。
「皮脂ケアと乾燥ケアのどちらに重きをおいたケアをすればいいのか」もしくは「手間はかかるけれどパーツごとに違うケアを行うべきなのか」、など何かと悩ましい肌質でもあります。
混合肌になってしまっている時は、肌が弱っていたり敏感になっていたりするため適切なスキンケアを行って肌質を改善していく必要があります。
今回は混合肌な肌質を緩和もしくは改善していくためのスキンケア方法やスキンケアアイテムの選び方などについてご紹介していきます。
この記事の目次
混合肌の肌状態を知るとスキンケアのポイントが分かる
混合肌の肌状態を知ることで、スキンケアで意識していきたいポイントを知ることができます。
まずは混合肌とはどのような肌の状態なのか、どのようなケアをすることが必要なのかといった大まかな部分を見てきましょう。
パーツによって必要なケアが異なる
混合肌とは名前の通り、パーツによってオイリー肌とドライ肌の部分がどちらも存在している状態です。
そのため対オイリー肌・対ドライ肌とどちらかに特化したケアをしていると、顔の肌全体のコンディションが整いにくくなってしまうことがあります。
混合肌では次のような肌状態が入り混じっていることが多いです。まずは自分の肌がどのような状態なのかを見極めて、パーツごとにポイントケアをプラスしたりケアを少し変えてあげたりすることで混合肌を改善しやすくなります。
- オイリー肌とドライ肌
- オイリー肌と普通肌
- 乾燥肌と普通肌
パーツごとの肌状態として、Tゾーンはオイリー肌になりやすくフェイスライン付近のUゾーンは乾燥肌になりやすいという傾向があります。
これらを参考にして、まずは自分の肌がどのような状態にあるのかをパーツごとにしっかりと把握することから始めましょう。
一時的な場合が多いため念入りなケアを
自分の肌タイプが混合肌であると思っている方もたくさんいらっしゃると思いますが、実は混合肌は一時的な肌の状態であることも多いです。
今回は「スキンケア」の方に焦点を置いて、混合肌の改善へのアプローチ方法をご紹介していきます。
肌はおよそ1か月周期で生まれ変わると言われているので、混合肌の場合も「今すぐに改善される」とは思わずに、少なくとも1か月くらいは今期強くケアを続けてみましょう!
混合肌になった時のスキンケア手順を知ろう
まず初めに、混合肌の場合のスキンケアはどのような手順で行っていくとより効果的であるのかについて見ていきましょう。スキンケアの流れは、一般的な手順ですが大まかには次のようになります。
- クレンジング
- 洗顔
- 化粧水
- 乳液・クリーム
混合肌において皮脂が多いように感じる部分も、実は乾燥が原因となっている場合があるため、特に「保湿」を重視したスキンケアを意識するようにしましょう。「混合肌向け」というアイテムを使用することも一つの手段です。
混合肌のスキンケア1:クレンジング・洗顔
それではさっそく手順別に具体的なポイントを見ていきましょう。まずはクレンジングや洗顔といった「落とす」ケアからご紹介していきます。
スキンケアをする上で化粧や肌の汚れをしっかりと落とすことはとても重要なので、しっかりとポイントを押さえておきましょう。
メイクはしっかり落とす
「疲れてメイクを落とさずに寝てしまった…!」なんて日もしれませんが、スキンケアまではできなくてもできる限りメイクを落として洗顔をするところまでは確実に行うようにしたいものです。
しかしメイクをしたまま寝てしまうことも肌に負担ですが、混合肌で肌が敏感になっている場合などは、クレンジングをすることが肌の負担になってしまうこともあります。
そのため、できるだけ肌に優しいけれどしっかりと落ちるクレンジング料を選ぶことが必要です。
うるおいが残る洗顔を選ぶ
クレンジングや洗顔などによって必要以上に肌の水分を奪ってしまうことは、肌の乾燥を悪化させてしまう原因となります。
洗顔を行った後に肌が突っ張るような使用感の洗顔料は、少し強すぎる場合があるのでもう少しソフトな洗い心地のものに変えてみましょう。
また、ダブル洗顔が不要なタイプのクレンジングを選んで肌への負担を減らすこともおすすめです。
クレンジングや洗顔を行う際にはできる限り肌を擦らないように気を付け、33~35℃程度のお湯で洗い流すようにするとより肌に優しく落とすケアを行うことができます。
混合肌のスキンケア2:化粧水
しっかりとメイクや汚れを落とすことができたら、次は「保湿ケア」について見ていきましょう。
まずはスキンケアをする方の多くが使うであろう「化粧水」でのポイントについてからご紹介していきます。
まずは乾燥をしっかりケア
冒頭でも少し触れたように、混合肌などでもよくみられる「オイリー肌」な部分は実は肌の乾燥が根本的な原因となっている場合も多くあります。
そのため化粧水でもしっかりと保湿ができる「しっとりタイプ」のアイテムなどを選ぶことがおすすめです。
肌への優しさと浸透力を重視
混合肌の場合の化粧水選びでは保湿力の他に「肌に優しいもの」「浸透力の高いもの」といったポイントがあります。
まず「肌に優しいもの」という点では、刺激を感じやすい状態になっている肌にできるだけ刺激を与えないようにすることが肌の負担を減らして、肌の状態を整えやすくします。
「浸透力」の観点では保湿を重視した化粧水を選ぶ際に、より浸透力の高いものを選んだ方が肌内部までしっかりと潤いを届けることができるため、より効果的に肌の乾燥に働きかけることができるんです。
このように、化粧水を選ぶ際には「保湿力」「低刺激性」「浸透力」の3つをキーポイント②選ぶことがおすすめです。
混合肌のスキンケア3:乳液・クリーム
化粧水の次は乳液やクリームについて見ていきましょう。
乳液はパーツの状態に合わせて塗る
混合肌の場合はパーツごとに肌質が異なるため、肌全体に均等な厚さで乳液やクリームなどを塗ってしまうと、特にTゾーンなどでべたつきを感じやすくなってしまうことがあります。
またジェル状の乳液など、皮脂ケアが得意な乳液なども販売されているため、オイリー肌に傾いているときや特に皮脂が気になる夏場などは、そのようなアイテムも上手に活用していくと、肌状態の改善やべたつきの不快感を緩和することができます。
1か月ごと程度のスパンで肌の状態や使っている乳液などを見直してみると、いつも肌の状態にあったケアをしていくことができるのでより効果的です。
特に乾燥するときにはクリームを
「クリームは使わずに乳液でスキンケアを終了する」という方も多いと思いますが、特に乾燥している部位や季節などには、部分的にでもクリームを使って保湿をすることが効果的です。
混合肌のスキンケア4:美容液
最後に混合肌の時に取り入れたい美容液についてご紹介していきます。
混合肌の場合には「保湿力」を補ってくれるタイプの美容液がおすすめです。保湿タイプの美容液が混合肌にどのように働きかけてくれるのか、その選び方などについて見ていきましょう。
導入美容液で水分の入りが変わる
混合肌の場合にぜひ取り入れたい美容液が「導入美容液」と言って、化粧水の前のスキンケアの一番初めに使うタイプの美容液です。
この導入美容液には、「肌の表面を柔らかくしてれる」「肌表面のpHを調整してくれる」といった働きがあり、次に使用する化粧水や乳液などの効果をより得やすい土台作りをしてくれます。
導入美容液にはテクスチャーや得られる効果の違いなどによって、様々なアイテムがあります。得たい効果や好みの質感など、自分に合ったものを選んでみましょう。
乳液状の美容液で保湿力アップ
化粧水の後などに使用する一般的な美容液では混合肌の場合、保湿力などを補ってくれるタイプのものがおすすめです。
美容液に配合されていることの多い成分の中でも、次のような成分が配合されているものを選ぶと、混合肌の改善に効果的にアプローチすることができます。
美容液成分 | 効果 |
---|---|
コラーゲン ヒアルロン酸 |
肌の保水力を高めて乾燥ケア |
セラミド | 細胞間脂質を補いバリア機能を高める |
ビタミンC誘導体 | メラニン色素の働きを抑えてダメージ回復 |
自分の肌の状態を見極め、必要に応じて美容液でのケアもプラスしていきましょう!
肌状態にあったスキンケアで混合肌を改善しよう!
今回は「混合肌の方のスキンケア」について、その方法やスキンケアアイテムの選び方などについてご紹介してきました。
混合肌は改善することのできる肌質ですが、肌が敏感で不安定な状態になっていることも多いです。
なるべく肌に負担をかけないよう、肌の状態にあったアイテムを活用しつつ優しいケアを心がけて、肌質を改善していきましょう!
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