酵素ダイエットの効果あり説と効果ない説。酵素ドリンクで痩せられる?
Date:2018.12.03
ファスティングや置き換えダイエットに利用する人も多い酵素ドリンクは様々な種類が販売されており、試してみたことがあるという人も多いでしょう。
酵素ダイエットは、体内の酵素を増やし、その酵素の働きを利用して痩せるダイエット法ですが、そんな酵素ダイエットの効果を否定する説もあります。
また、一方で続けて飲んでいるうちに痩せられたという人も多くリピーターが多いのも事実。実際のところ酵素ダイエットって本当に効果があるのでしょうか。
そこでここでは酵素ダイエットは本当に効果的なのか…。酵素ダイエットの否定説と、肯定説についてご紹介します。
これから酵素ダイエット始めたい人も、今まさに酵素ダイエット中だという人も両方面からの情報を知って酵素の働きや体に与える影響をきちんと理解しておけば、健康な体づくりにもきっと役立ちますよ。
この記事の目次
酵素の働きを活かしたダイエット。酵素ドリンクが人気!
ダイエットに影響する酵素には、
- 代謝酵素
- 消化酵素
があり、これらを体内に補給することでダイエット効果が期待できます。
しかしその方法で酵素を補おうとすると、普段からただでさえ野菜不足になりがちだという人や、忙しくて食事に気を使っていられないという人が多い現代ではなかなか継続が難しいでしょう。
そこで簡単に摂取できる酵素ドリンクが人気になっています。酵素ドリンクは美味しく、継続しやすいという口こみも多くみられます。
ファスティングや食事の置き換えとしてダイエットに利用する場合が多いですが、そのような方法で摂取カロリーが減っても、酵素ドリンクなら
- 必要な栄養素はある程度カバーできる
- 空腹を感じにくく挫折しにくい
- 糖分が含まれているため低血糖になりにくい
- 腸内環境が改善され便秘になりにくい
などといったダイエット中に陥りやすいトラブルを防ぐこともできるため、比較的成功率が高いダイエットとも言われています。
しかし、一方で酵素ドリンクは効果がないという説もあります。
効果がない説。「酵素ドリンクは効果がない」と言われている根拠とは?
それでも、酵素ドリンクで痩せることが出来たという人も実際には多いですよね。ではいったい、酵素ドリンクは効果がないというその根拠とはどういうものでしょうか。
酵素ドリンクには酵素が入っていない
酵素ドリンクは清涼飲料水という位置づけになっています。日本の食品衛生法により清涼飲料水は加熱処理して殺菌を行わなければ出荷することはできません。
酵素は熱に弱いという特性があり、そのため販売されている酵素ドリンクは熱処理により酵素が死滅しており、酵素の働きは期待できないという理論。
酵素として体内に吸収されない
酵素は体内に入っても、強力な胃酸に触れると溶けてしまうため腸に辿り着く前にその効果は失われてしまいます。
つまり、体外から摂取した酵素には消化酵素や代謝酵素といった働きは期待できないという理論。
そもそも酵素は体外から補給する必要はない
わたしたちの体には、必要な酵素が体内で作り出せるシステムがきちんと備わっているため、食材から酵素を必要以上に摂取しようとしなくても良いともいわれています。
また、体外から摂取した酵素は分解されてしまうため体の中でしっかりと働いてくれる酵素は、わたしたちの体の中でしか作り出すことができない、といった理論。
酵素は体外から補給するというよりも体内で生成するという表現の方が正しいのかもしれませんね。
他の発酵食品と同じ効果でしかない
酵素ドリンクが発酵食品だということには違いありません。同時に味噌や納豆、ヨーグルトやチーズといった発酵食品と同じ位置づけということです。
発酵食品は腸内環境を整えてくれたり、肥満を防いでくれたり、ダイエットのサポートには欠かせない食材でもあります。そのためダイエットに有効であることは確か。
しかし、それであれば酵素ドリンクにこだわる理由はなく、高価な酵素ドリンクを継続して買い続ける必要性というものはない、ということになります。
効果あり説。リピーターが多く、売れているのは効果があるから?
効果がない根拠を知ると、現在発売されているたくさんの酵素ドリンクは、飲み続けても何の意味もないのか…。と思ってしまいますね。では実際に酵素ドリンクで痩せられた!という人や、リピーターも多く売れ続けているのは何故でしょうか。
熱や酸に強い酵素も存在する
酵素の種類はとても多く、体内に13000種類以上の酵素があると言われています。しかしこれら全ての酵素の特徴は把握されていません。
通常酵素は酸や熱に弱く胃酸で分解されたり、熱処理によって死滅してしまったりしますが、酵素の中には酸や熱に強い酵素も存在しており、酵素ドリンクの中にも酵素は含まれているという理論。
発酵エキスや酵母菌が体内で酵素を作る
新鮮な野菜や果物を発酵熟成して作られる酵素ドリンクには発酵エキスや酵母菌が含まれています。それらは熱に強く、また体内での酵素生成をサポートしてくれる働きがあります。
つまり、酵素ドリンクを摂取することで体内の酵素を増やすことができるという理論。
ダイエット方法が間違っている
酵素ドリンクには糖分が多く含まれています。そのため、いつもの食事+酵素ドリンクというやり方で酵素ドリンクを飲んでしまうと、痩せるどころか逆に太ってしまう可能性もあります。
つまり酵素ドリンクは摂取カロリーを抑えるために利用するような飲み方をしなければ効果は得られないという事です。
酵素ドリンクでは効果が得られなかった…という人の中には、酵素ドリンクを飲むだけで痩せることが出来る、と思い込んで間違った飲み方をしてしまっている人も少なくありません。
酵素ドリンクは体内での酵素生成に役立つ飲料
酵素ドリンクは手軽に酵素を摂取できるという印象も強いですが、製造過程により酵素が死滅している場合が多く、酵素ドリンクといえども酵素は含まれてないと考えた方が良いかもしれませんね。
酵素ドリンクには酵素は含まれていないものの、体内で酵素を生成するために必要な酵母菌や乳酸菌、野菜エキスなどが入っています。つまり酵素ドリンクを飲むと体内で酵素が生成されやすくなるということなのです。
酵素ドリンク自体に脂肪を燃焼してくれる効果やエネルギーを消費してくれる効果はありませんが、痩せやすい体質を作るためには効果的と言えそうですね。
また、酵素ドリンクは糖分が多く含まれておりカロリーは高めになっているので、ファスティングや置き換えダイエットに利用するのが理想的な飲み方です。
是非あなたのダイエットに上手に活用して酵素ドリンクの効果を実感してみて下さいね。
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