唇の血色を良くする方法。青いなら冷え改善、黒いなら保湿でケア
Date:2019.12.19
どんなに顔のパーツが整った美人さんでも、血色の悪い唇をしていると魅力は激減。「どこか体調でも悪いの?」と心配の方が勝ってしまいます。
唇の血色が悪い理由は、唇の荒れの他にも体調不良などが関係しています。自分の唇に今どんなケアが大切かを考えて対処することが重要。
青ざめているのか、黒ずんでいるのか…唇の血色を良くする方法を、唇の状態別にチェックしていきましょう。
この記事の目次
青い・白い唇は体調不良に注意。冷えや不健康を改善すべし
青っぽいor白っぽい、血の気の失せた唇をしている人は体調不良が起因しています。寒いと肌や爪が青ざめるように、唇も青ざめます。
青白い唇には次のような方法で血色を良くしていきましょう。
とにかく身体を温め、冷やさない
なんだか寒々としたイメージの通り、唇が青ざめているときは身体が冷えているサインです。青い唇を元のピンク色に戻すには、身体を温めて血流を促すことが一番。
冷房を弱めたり薄着を控えたり、温かい物を飲んだりして身体を冷やさないように注意しましょう。暑いと感じても、冷たい食べ物・飲み物は控えた方が賢明。
デスクワークのときは足先から冷えやすいですから、ひざ掛けを使うのもおすすめです。毎日シャワーだけではなく、しっかり湯船にお湯を張って浸かるなど、身体の温まりやすい習慣づけを繰り返して冷え体質を改善していってくださいね。
リップマッサージで血行を促す
唇は皮膚が薄い部分ですから、血流の悪さが特に分かりやすく表れます。血行不良による青い唇は、リップマッサージで血の気を取り戻してあげましょう。
- 唇にリップクリームを塗る
- 上唇の中央から口の端に向けて、クルクルとらせんを描くようにマッサージする
- 下唇の中央から口の端に向けて、クルクルとらせんを描くようにマッサージする
何も塗らずにマッサージするのはNG。唇の表面を傷つけて色素沈着の元になります。唇は表面が薄くデリケートなので、やさしくマッサージしてあげてくださいね。
リップクリームを塗ってからマッサージをすることで、血行を促すのと同時に保湿も行えます。クリームの代わりにワセリンを使ってもOK。スクラブで角質を落としながらマッサージするのもおすすめです。
栄養のある食べ物を摂取する
青い唇って不健康そうなイメージですよね。実際その通りで、栄養バランスが崩れているせいで体調が悪くなっているとき、唇の色が青くなっていることがあります。
鉄分やビタミン類をバランス良くしっかり摂ることが、唇を健康的な色に導きます。
- 鉄分…ほうれん草、レバー、大豆製品、あさり、海藻類など
- ビタミンA…レバー、うなぎ、にんじん、チーズ、卵など
- ビタミンC…ブロッコリー、ピーマン、いちご、レモン、みかんなど
- ビタミンB2…牛乳、ヨーグルト、卵、納豆、うなぎ、カレイなど
野菜と魚介類と肉類、それから乳製品や卵をバランス良く使って食生活を整えていきましょう。特に青い唇の人は、鉄分不足から血行不良になっていることもあります。女性は貧血を起こしやすいですから、鉄分に注意してくださいね。
適度な睡眠と運動をする
生活リズムの乱れで体調が崩れてしまい、血行不良を起こして唇が青ざめている可能性があります。毎日適度な睡眠と運動が取れていますか?やばいぞ、と少しでも思った人は要注意。
質の低い睡眠は唇を青ざめさせたり、クマをつくったりします。夜更かし気味の人は早寝を心がけましょう。寝る前のスマホやカフェインの摂取は避け、寝室や寝具の環境を見直してみてください。
また、良質な睡眠は適度な運動で得られます。インドア派やデスクワークの人も、毎日少しで良いので歩いたりストレッチをしたりといった習慣をつけましょう。運動は血行不良も改善します。
適度に身体を動かし、適度に眠る生活ができていれば、身体が健康になって唇の血色も良くなっていきますよ。
蒸しタオルと保湿でケア
血行を促す方法として、蒸しタオルを使ったリップケアもおすすめです。
蒸しタオルで唇を温めてからリップクリームを塗ると、クリームが浸透しやすくなって唇の状態が改善されます。
よく温めて血流を促すことと、潤いを与えて唇を保護してあげることが唇の血色を保つ秘訣です。リップクリームを塗る際は、前述のマッサージをしてあげるのも効果的です。
白い唇は貧血を疑うべし
「青い」を通り越してむしろ「白い」に近い唇は、貧血の疑いがあります。本人の体質的な貧血や、何かの病気のサインとして現れる貧血の症状かもしれません。
あまりに唇の白さが改善されない場合は、病院で貧血の治療をしてもらうのが一番です。
貧血は悪化すれば取り返しのつかないことが起きます。思いつく限りのことをして事態が改善されないと感じたら、一度専門家に相談してみてください。
黒っぽい唇は傷ついているサイン。ケアで労わって
唇が黒ずんでいる人は、唇の表面がいろんな理由で傷ついているサインです。唇を舐める癖や薄皮を剥く癖、メイクの落とし残しなどが原因。
ダメージの蓄積された黒ずみ唇には、以下の方法で対処しましょう。
こまめにリップを塗って保湿
唇が傷ついて色素沈着を起こしてしまう一番の理由は、唇が乾燥していることです。唇は皮膚が薄くてバリア機能が弱い箇所ですから、乾燥で大ダメージを受けます。
リップクリームは縦方向に塗るのが正解。1日に3~5回程度、こまめに塗りましょう。
リップクリームを横方向にスライドさせて塗るやり方は間違いです。唇の繊維は縦方向にできていますから、横に塗ると繊維を裂く形になり、唇を傷つけやすくなるので要注意。
- 化粧品…治療目的ではなく保湿や予防目的で使われるもの
- 医薬部外品…正確には医薬品ではないが、有効成分が配合されており、予防に使われるもの
- 医薬品…薬品として予防・治療に使われるもの。唇の荒れが酷いときに使う
毎回メイクはしっかり落とす
リップメイクはメイクを大きく左右する要。だから濃いめになりやすく、クレンジングで落とし残すこともよくあります。
メイクの落とし残しは唇の黒ずみになる要因です。リップ専用のリムーバーを使うか、肌に優しいジェル・クリーム・ミルクタイプのクレンジング剤を使いましょう。
落とし残しはもちろんNGですが、ゴシゴシ擦ったり洗浄力の強いクレンジング剤を使っては、唇を傷つけてしまいます。「優しくしっかり落とす」が目標。クレンジングの後はしっかりリップクリームで保湿してくださいね。
スクラブで古い角質を落とす
唇の黒ずみは古い角質が溜まっていることが理由。古い角質を落とすリップスクラブで、くすみを取り除き血色を取り戻しましょう。
やり過ぎるとかえって唇を傷めるため、リップスクラブは週に1回程度の頻度を守ってください。
- 唇を湿らせる
- 適量のスクラブを唇に載せる
- クルクルとらせんを描くように、唇を指の腹で優しくマッサージする
- ぬるま湯でスクラブを落とす
- リップクリームでしっかり保湿する
市販のスクラブを使っても良いですが、砂糖を使ってスクラブを自作してもOK。自作する場合の手順は次の通りです。
- 砂糖スプーン1杯、オイルスプーン1杯、はちみつスプーン1/2杯を混ぜる
- よく混ぜて通常のスクラブと同じように使う
リップパックでスペシャルケア
フェイスパックと同じように、唇もパックで保湿してあげましょう。バリア機能がUPし、唇のターンオーバーが促されて血色の良いプルプル唇に近づけられます。
- 唇にリップクリームやワセリン、ハチミツなどを塗る
- ラップで唇を覆い、10分程度放置する
- ラップを剥がして完了
お風呂に入りながらリップパックを行うと、身体も温まった状態なのでリップパックの効果がUPします。リップパックにはオイルを使ってもOK。家にあるアイテムを使ってパックしましょう。
紫外線対策で唇を守る
唇の黒ずみは紫外線によるダメージの可能性もあります。紫外線ダメージを受けると唇のバリア機能が下がる上、乾燥しやすくなったりメラニン色素で黒ずみが発生しやすくなります。
UVカット効果のあるリップクリームを使って、紫外線から唇を守りましょう。帽子や日傘も唇のUV対策としておすすめです。
日焼けを防いでリップケアを繰り返していれば、唇が元の綺麗なピンク色に戻りますよ。
唇を傷つける習慣を克服する
無自覚の間に唇を傷つけ、黒ずみを発生させる原因を作っている人は多くいます。習慣をどうにかしない限りは、いくらケアをしても唇の血色は改善できないので注意しましょう。
- 唇を舐める
- 薄皮を剥く
- 唇を噛む
- 口を擦る
とにかく必要以上に唇に触れないのが大切。何かを飲んだり食べたりした後は、唇を擦るのではなくポンポンと押さえるように拭きましょう。
その他、考え事をするときに唇を触る癖がある人などもいるでしょう。何気ない癖で唇の血色を悪くしていることに注意してくださいね。
赤い唇は風邪や脱水の疑い。水分補給と体調管理が大切
血色が良いのか悪いのか、不自然に真っ赤な唇をしていることはありませんか?通常、唇はナチュラルなピンク色をしているのが健康な状態です。
唇が真っ赤になっている状態は、脱水症状や風邪、感染症などの疑いがあります。
まずはよく水分を取って様子をみてみましょう。もしも風邪や感染症の兆候が見られたら、すぐに病院へ行ってください。
ストレス溜まってない?心のケアで唇の調子も整う
唇の色は精神的な状態にも大きく関わってきます。不安やストレス、緊張を抱えているとき、唇の血色が悪くなりがちです。
自由に好きなことをする時間を作ったり、ストレスを発散したりして、メンタルケアも重視してみてください。
唇の血色の悪さは心の健康があまりよろしくないときのサインでもあります。基本的なリップケアをしつつ、自分を少し甘やかしてあげてくださいね。時間をかけて温かい飲み物を飲むだけでも、随分心が落ち着きます。
メイクにも限界がある。血色の良い唇で元気な美人になる
唇の血色の悪さは、もちろんリップメイクでほとんど誤魔化してしまえます。しかしメイクも剥がれればそれまでです。
すっぴん状態で血色の良い唇を維持できていれば、ナチュラルメイクでも自宅でも、常に自分に自信を持っていられます。
健康に気を付けたりスキンケアをしたりと、自力で唇の血色を良くする方法はたくさんあります。自分の唇の色をよくチェックして、まずは血色の悪い原因を見つけて対処法を考えましょう。
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唇の血色が悪いのに困っていたけれど、いろんな改善法が知れてよかった!