黒豆の優れた効果効能。黒豆で病気を予防し健康的に綺麗になれる!
Date:2018.03.12
黒豆といえばお正月のおせち料理の印象がありますよね。黒豆はお正月に少しつまむだけで、普段はあまり食べることはないという人も多いでしょう。
しかし、黒豆は栄養が豊富に含まれた優れた食品でありその効能効果は様々です。お正月の時期だけしか食べないという人は体にとって損をしているかもしれませんよ!
- 健康診断の結果がよくなかった
- 健康的にダイエットしたい
などというお悩みはありませんか? そんな人は特に黒豆を毎日の食事に摂り入れてみましょう。
そこでここでは黒豆の効果効能についてご紹介します。栄養豊富な黒豆が、あなたの悩みに応えてくれるはずです。
この記事の目次
ダイエット効果を得られる黒豆の効能
カロリー控えめで食物繊維が多く含まれる黒豆は少量でお腹が満たされ結果的に一日の摂取カロリーを抑えることができます。また黒豆にはダイエット効果が期待できる成分も多く含まれています。
オリゴ糖と食物繊維で便秘を解消
腸内環境を整えてくれるオリゴ糖と食物繊維の働きが腸を綺麗にしてくれます。腸が綺麗になることで、代謝がアップし、エネルギーも消費されやすくなります。
黒豆にはこのオリゴ糖と食物繊維がタップリと含まれているため便秘の改善にも効果的です。
サポニンやアントシアニンの作用で脂肪をため込まない!
黒豆に含まれサポニンは、体に脂肪が吸収されるのを抑える作用があります。
また黒豆に多く含まれるアントシアニンも内臓脂肪の吸収を抑える作用があります。これら二つの成分を摂取し続けることで体に脂肪が蓄積されるのを防いでくれます。
むくみを防いでくれるカリウム
塩分の摂り過ぎなどで体がむくんだ状態になってしまうと体の代謝も落ち、不要な老廃物が体の中から排出されにくくなってしまいます。それが肥満へと繋がってしまいます。
黒豆には、体の中に溜まった余分な塩分を排出してくれる作用があるカリウムも多く含まれているためむくみ解消にも効果的なのです。
美肌効果が得られる黒豆の効能
黒豆にはダイエット効果だけでなく、美肌になれる成分も多く含まれています。ダイエットと同時に美肌も実現できてしまう黒豆は特に女性には嬉しい食材と言えますね。
潤いのある肌や、気になるニキビの改善・予防などにも黒豆の栄養成分が効果を発揮してくれますよ。
コラーゲンの生成を補助してくれるイソフラボン
コラーゲンは美肌に欠かせない成分ですが、年齢とともに減少してしまうものです。
黒豆にはそんなコラーゲンの生成を補助してくれるイソフラボンが豊富に含まれているため、美肌に必要な潤いを保ち、しわやたるみを防いでくれる効果があります。
腸内環境が整うことでニキビの改善にもつながる
黒豆に含まれる食物繊維やオリゴ糖で、腸内環境を改善することはダイエットにも繋がりますが、ニキビや肌荒れにも効果的だと言われています。
また、ニキビに効くと言われている
- ビタミンB
- ミネラル
- サポニン
これらの成分が黒豆には多く含まれています。特にサポニンには
- 抗菌
- 抗酸化
- 抗炎症
などの作用があり、ニキビを防いでくれる効果が期待できます。
健康効果が得られる黒豆の効能
ポリフェノールは生活習慣病の原因になる活性酸素を抑える働きがあります。黒豆にもポリフェノールが豊富に含まれ、がんや心臓病など病気を防いでくれる効果が期待できます。
ポリフェノールは黒豆だけでなく大豆にも多く含まれているものですが、大豆には含まれていない、黒豆だけに含まれるポリフェノールがあります。
黒豆だけに含まれるアントシアニンとプロアントシアニジン
イソフラボンやサポニンといった成分は黒豆だけでなく大豆にも含まれる成分です。
しかし、
- アントシアニン
- プロアントシアニジン
これら二つの成分は大豆には含まれておらず、黒豆だけに含まれるポリフェノールです。
これらの成分は、強力な抗酸化作用を持っています。そのため、体の中に増えすぎてしまった活性酸素を抑え、活性酸素が原因となり起こる
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
など、大きな病気の予防に効果的なのです。
血液と血糖値の改善
黒豆に含まれるビタミンEには血液をサラサラにする効果があります。
また、アントシアニンに糖代謝を促す働きがあることから食事の前に摂取しておくことで、血糖値の上昇を防ぐことができます。アントシアニンを継続的に摂取し続けることで、高血糖の改善が期待できるのです。
血圧を改善するプロアントシアニジン
プロアントシアニジンは悪玉コレステロールの酸化を防いで高血圧を下げる働きがあります。血圧の上昇を抑えることで、
- 動脈硬化
- 糖尿病
- 心臓病
- ガン
などを予防することができると言われています。
ホルモンバランスを整える効果を得られる黒豆の効能
女性は閉経前後の更年期や、月経前になるとホルモンバランスが崩れて、
- イライラ
- 頭痛
- 腹痛
- だるさ
- 吐き気
- 生理不順
- 不妊
など、様々な症状を発症してしまうことがあります。ホルモンバランスを整えることで、それらの症状の緩和に繋がります。
大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た作用があるため、これらの予防に効果的だと言われています。
黒豆の煮汁は栄養の宝庫!栄養の7割が煮汁に含まれる
このように、豊富な栄養を含み美容効果や健康効果に非常に効果的な黒豆ですが、黒豆に多く含まれているアントシアニンなどの成分は、水溶性で調理することで溶けだしてしまいます。
つまり、黒豆の煮汁にこそ栄養がタップリ含まれているということです。黒豆の栄養を効率よく摂取するためには煮汁もしっかりと頂くようにしたいですね。
黒豆煮汁の作り方
黒豆の煮汁を作って朝起きたときや空腹時に飲むことがおススメです。作り方は簡単なので是非試してみて下さいね。
※材料
黒豆…125g
水…適量
- 1、黒豆を水洗いして、たっぷりの水につけて一晩置く。
- 一晩つけておくと透明だった水が赤紫色の状態になります。また、水につけることで黒豆が2倍程度に膨らむので、水から豆が出てしまわないように、かならずタップリの水につけておくこと。
- 2、一晩おいた状態の黒豆と、黒豆をつけておいた水を鍋にいれ火にかける
- 赤紫色の煮汁が黒っぽい色に変化するまで煮ます。煮出している途中に、泡のようなものが出てきますが、それは脂質の代謝を促すサポニンという成分です。取り除いていわないようにしましょう。
- 3、煮汁を容器に移し、粗熱がとれたら冷蔵庫で保存する
- 飲む時は人肌程度に温めて飲みます。起床時や空腹時に飲むことで栄養が吸収されやすくなりますよ。また、日持ちは2、3日程度です。その期間中に飲み切るようにしましょう。
糖尿病に効果的な成分(トリプシンインヒビター)は熱に弱いため、糖尿病の人は温めずに飲む方がより効果的です。
煮た後の豆には大豆たんぱくなどの成分がありますので、豆も頂きましょう。
しかし、豆にはカロリーがありますので、肥満や糖尿病の人は特に食べ過ぎには注意しましょう。
大豆より黒豆!黒豆のパワーで健康的に。
黒豆は大豆にはないポリフェノールの効能で様々な美容効果や健康効果を得ることが出来ます。
黒豆に含まれるアントシアニンが大豆以上の栄養を与えてくれます。しかし、豆腐や大豆など大豆食品はよく食事に摂り入れているという人も多いですが、黒豆はお正月のおせちでしか食べる機会がない、という人も少なくないでしょう。
食事で摂取しにくいという人は、煮汁にして飲むのもおススメです。食べるよりも効率的に黒豆の栄養を吸収することが出来ます。
黒豆は大豆よりも栄養豊富な健康食品。是非積極的に摂り入れてあなたの美容や健康を保ちましょう。
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