すぐに崩れてしまう斜め前髪をしっかりキープするセット方法
Date:2017.01.13
前髪は女性の印象を決める重要なポイントです。中でも斜めに流した前髪はとっても魅力的ですよね!
斜めの前髪は流し方次第で可愛く見せることも美人に見せることも出来ます。顔の輪郭をカモフラージュする効果だってあります。
そんな強い女性の味方である斜めの前髪ですが、キープするのはなかなかに至難の業です…。せっかく出かける前にセットしたのに、目的地に着くころにはもう崩れてしまっていることもあります。
この記事では、斜めの前髪をキープする方法についてご紹介します。
この記事の目次
知らずにやっていたら要注意!セットした前髪が崩れてしまう原因
前髪が崩れるのにはちゃんとした理由や原因があります。それを知らないまま前髪をセットしても、前髪が崩れやすい状態のままなのでキープ力は期待できません…。
ちゃんとやっているつもりでも、もしかしたら知らない間に前髪の崩れやすい原因をつくっているかもしれません。まずは前髪が崩れる原因について知っておきましょう。
前髪の根元に癖がついている
斜めの前髪をつくるとき、どうしても意識しがちなのは前髪の毛先です。確かに毛先を斜めの方向に向けて流しながらセットするのですが、このとき毛の根元に癖がついていると上手く斜めに流れません。
例えば前髪の根元が右を向いているのに毛先だけを左に向けようとするのは難しいですよね?斜めの前髪は絶対に右か左かに毛先を向けなくてはならないので、根元に癖があることで思うようなスタイリングが出来なくなります。
- 塗れた髪の毛を乾かさずに放置していた
- 髪をピンやゴムなどで長時間まとめたままだった
- 寝癖をしっかりなおさなかった
お風呂上りにはすぐに髪を乾かしたり、寝癖はその都度しっかりなおすことを徹底して髪の毛に癖がつくのを防ぎましょう。
湿気で髪の毛が膨らんでいる
雨の日や梅雨の時期など、湿気の多い日は髪の毛が広がります。前髪が広がるとせっかくセットしてもパックリと割れてしまったり、きちんとまとまらずにバーコードのようなバラバラした前髪になってしまいます。
ヘアケアが万全にされていないことで、髪の毛のコンディションにバラつきが出ます。傷んだ髪の毛はより多く水分を吸収するため、湿気の多い日は水分を吸ったり吸わなかったりする髪の毛が出てきて、全体的にまとまらず膨らんでしまいます。
髪の毛の湿気対策は保湿で解決できます!「湿気だから乾かせば良いのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、それは間違いです。乾燥するからこそ水分を吸収しようとするのです。
ですから、湿気の多い時期が予想される場合や髪が傷んでいる場合には潤い成分の強いシャンプーを使ったり、トリートメントを入念にすることで対策をしましょう。
ヘアワックスを付けすぎている
髪の毛のスタイリングに欠かせないのがヘアワックスの存在です。寝癖直しにも使えるワックスは多くの人が利用しています。
でも、「付ければ付けるほどセットがしっかりする」と思ってワックスをベタベタと多めに着け過ぎていませんか?
ワックスは着け過ぎることで髪の毛が重くなり、せっかくセットしても下に垂れてきてしまいます。
毛先を軽く持ち上げる必要のある斜め前髪のセットでは、髪の毛が落ちてくるのは死活問題ですよね。
また、崩れた髪型を再びセットしようとしても、髪の毛に癖を付ける効果のあるワックスが付いていることでなかなかやり直しが上手くいきません。
ヘアワックスは適量を守って使いましょう。
ヘアスプレーを付ける場所が偏っている
セットしたヘアスタイルをカチッと固めてキープする効果のあるヘアスプレーですが、普段どんな風にしてヘアスプレーを使っていますか?
もしも外から見える場所だけにシューっと軽くかけているようなら要注意!ヘアスプレーは髪の毛の外側にも内側にもまんべんなくかけてこそキープ力を発揮します。
まずはセットする前に髪の毛を持ち上げてから内側にスプレーをして、その後で外側からスプレーするなど、見えない場所でも油断せずにスプレーすることで前後左右どの方向からでもヘアスタイルをキープすることができます。
ヘアスプレーを使う時は、髪の毛をセットした後だけではなくてセットする前にもスプレーしましょう。
可愛くてキープ力のある斜め前髪をつくるおすすめのスタイリング方法
しっかりとしたキープ力のある前髪をセットするには、正しい順序を踏んだスタイリングをするのが近道です。
そこで、斜め前髪をセットするときのポイントをご紹介します!
セットの前に一度癖をリセットする
前髪をセットする前に、まずは髪の毛についた癖を一度リセットしましょう。一見癖がついていないように見えても、何本もの束になっている髪の毛にはどこかしらに気が付きにくい癖が隠れています。
癖がついていればセットするときに髪がまとまりにくくなりますし、セットした後のキープ力が落ちてしまいます。しっかりドライヤーでブローしながら癖をなおしましょう。
- 霧吹きで地肌を濡らすようにして根元に水をかける(直接手で濡らしてもOK)
- 濡らした箇所を手でほぐしながら髪に水を馴染ませる
- 流したい方向に向かってドライヤーで風を当て、手櫛を入れつつ乾かす
(癖がついている場合は癖と逆方向に向けて風を当てる)
前髪を内側に軽くカールする
最初から直接前髪を斜めに流そうとすると、後から重力に負けて毛先が垂れさがってきたり前髪が割れる原因になります。
斜め前髪を出来るだけ長くキープしたい場合には、髪を流す前に毛先をカールしてふんわりと浮かせておくのがポイントです。
- ロールブラシorカーラーで前髪の毛先を内側に巻く
- そのまま温風でドライヤーを上から下に当てる
- 次に冷風で同じように上から下に当てる
- ロールブラシorカーラーを取って毛先がカールされているのを確認する
温風と冷風を順番に当てることでよりカールの癖が付きやすくするのがポイントです。
ヘアスプレーのみを使ったセットの仕方
ヘアスプレーのみを使った斜め前髪は、ふんわりとしたナチュラルで女の子らしいヘアスタイルを作るのに向いています。
ヘアアイロンやドライヤーなどで強く癖を付けていないため、前髪がカッチリとし過ぎずエアリーな感じを出すこともできます。
- 前髪を持ち上げて髪の内側にスプレーする
- 流したい方向に向かって手櫛やコームなどで髪を流す
(ロールブラシやカーラーを使ってもOK) - 斜めに流したら今度は外側から前髪にスプレーする
ヘアスプレーを使う時は、必ず髪の毛から20cmほど離した場所からスプレーしましょう。近づけすぎるとスプレーが偏ってキープ力が落ちてしまいます。
ヘアアイロンを使ったセットの仕方
ヘアアイロンには、比較的大きめのストレートアイロンと小さめのコテと呼ばれる二種類があります。
それぞれ髪の毛の量が多い人はストレートアイロン、少ない人はコテと言ったように、自分に合わせて使い分けましょう。
- 内側にカールするようにしてヘアアイロンで前髪を挟む
- 流したい方向とは逆方向に向かって若干内側に巻きながら前髪を引っ張る
(引っ張る方向は「斜め下」ではなく「真横」に近い感じで) - しっかり引っ張ったままアイロンを離す
ヘアアイロンを使うと、セット感があまりなく自然な感じの斜め前髪が出来ます。
ロールブラシ・カーラーを使ったセットの仕方
ロールブラシやカーラーを使ってセットする方法は、比較的髪の毛の量が多い人や前髪が長い人に向いています。
逆に前髪の短い人はブラシやカーラーに髪の毛が上手く巻きつかないので向いていません。
- ロールブラシ・カーラーに流したい方向に向かって前髪の毛先だけを巻きつける
- 前髪の巻きつけた毛先の部分だけを流したい方向に向かってドライヤーでブローする
- 温風と冷風を交互に当ててからブラシ・カーラーを外す
仕上げに毛先に少しだけワックスを
ワックスはあまりベタベタと付け過ぎると、前髪がペタッとしてふんわり感がなくなってしまいます。また、せっかくセットした毛先が落ちてくるのでワックスは少量をセットした毛先だけに付けるのがおすすめです!
- 毛先を少しだけ内側に巻く
- 指先につけた少量のワックスで毛先を軽く斜めに持ち上げる
といった方法で斜め前髪が出来ますよ!
髪型のセット方法はたくさんある!合わないと感じたら違う方法を試してみて
「髪は女の命」という言葉もあるように、髪型次第では女性は全然別人のような印象を与えます。
また、ヘアスタイルが綺麗に決まっている日は自然と自信が湧いてきて、ちょっと元気な一日を過ごせますよね!
もちろんヘアスタイルやセット方法には「絶対にこれが正しい」というような正解はありません。
人の数だけアレンジ方法がありますし、その人の髪質や毛量に合わせたセット方法を臨機応変に考えていかなくてはなりません。
でも、だからと言って何でも良いというわけではなく、「こうした方が良くなる」という王道やコツと言われるものは確実に存在しています。
もしも今納得のいくヘアスタイルになっていないと感じている人は、今回ご紹介した方法を一度検討してみてください。ちょっとでも手助けになれたら幸いです!
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