化粧したまま寝ると5歳老ける!?落とし忘れた翌日の対処法
Date:2018.09.13
疲れたり、仕事で帰りが遅くなるとメイクを落とすのを忘れて寝てしまったという経験はありませんか?
そのまま寝てしまい、慌てて翌朝メイクを落としているという人もいます。
メイクを落とし忘れても、翌朝ちゃんとメイクを落として洗顔をすれば問題がないと思われていますが、化粧をしたまま眠ると肌は老化していきます。
よく「化粧をしたまま寝ると5歳老ける」と言われる程、化粧を落とさずそのままにしておくのは肌にはよくないことです。
もし、メイクを落とすのを忘れて寝てしまった時、どういった対処をすればいいのでしょうか。
また、メイクをしたまま寝てしまうとどういった肌トラブルを起こすのかなどについて紹介します。
この記事の目次
メイクをしたまま寝てはいけない原因は化粧品に含まれる成分にある
メイクをしたまま寝ると良くないと言いますが、何故、メイクをしたまま寝ると良くないのでしょうか。
それは、化粧品に含まれている成分に原因があります。
その1.化粧を長持ちさせるための「防腐剤」
化粧品の多くには、長持ちさせるために防腐剤が含まれています。化粧品に「パラペン」という記載がありますが、このパラペンが防腐剤になります。
最近は、この防腐剤が肌によくないとパラペンを入れない化粧品も増えています。
化粧品が傷まないために含まれる防腐剤ですが、肌に長時間つけているとよくありません。
特に、肌荒れやアレルギーの原因になるため、メイクを落とさないで寝ると肌にはかなりの負担を与えます。
その2.肌いいと思われている「オイル成分」
化粧品には、オイル成分も含まれています。このオイル成分にも、いくつかの種類があります。
- 石油などからできている鉱物油
- 植物から採取した植物オイル
この2つで注意しなければいけないのが、鉱物油です。
オイル成分は肌を保護するのに必要ですが、鉱物油はオイル自体に肌への美容成分などが含まれていません。
そのため、ずっと付けていても何のメリットもありません。
植物オイルの場合、美容成分が含まれているため肌への負担は少ないように感じますが、ファンデーションなどに含まれるオイルの量は限られています。
長時間塗っているからといって、肌に美容成分のオイルが浸透するというわけではありません。
その3.何を使っているか分からない「香料・着色剤」
化粧品、特にアイシャドウや口紅は様々な色があります。
ここ数年、ミネラル自体の色を活かしたものもありますが、カラフルな化粧品には、着色剤が使われているものもあります。
その着色剤は何から採取されているのか、表記だけでは確認ができません。
また、化粧品の香料も同じです。天然オイルなどを使ったものもありますが、多くが香料を使っています。
しかし、この香料も何を使っているのか分かりません。
良く分からない成分長時間付けていると、肌荒れや色素沈着などを引き起こすことがあります。
老け顔の原因になる!?メイクしたまま寝てしまうと肌に影響が出る
メイクをしたまま寝てしまうと、5歳老けるとよく言われます。
検証などによっては、メイクを落とさず寝る行為を1ヵ月続けると、肌年齢は10歳老けるといったものもあります。
それくらい、メイクをしたまま寝ることは肌へかなりの負担を与えているということになります。
メイクをしたまま寝ると、どういった肌トラブルが起こるのでしょうか。
その1.肌へストレスを与えるため、肌荒れを起こしやすくなる
メイクをしたまま寝てしまうと、肌には相当なストレスがかかります。
ファンデーションには油分も含まれていて、肌に密着しやすいようにできています。
肌にファンデーションが密着しているため、皮膚が呼吸できずさらに肌ストレスが高まります。
肌にストレスがかかると、次のようなことが起こります。
- 炎症を起こす
- かゆみが出てくる
- シワができやすくなる
- 肌のハリツヤがなくなる
かゆみや炎症が出てくると、つい触ってしまうためさらに肌状態が悪化してしまうこともあります。
その2.毛穴にメイクや皮脂が詰まり吹き出物やニキビができやすくなる
化粧をする時、顔にファンデーションだけではなく化粧下地など毛穴を埋めるようにいろんなものを塗っています。
メイクを落とさないと、毛穴には次のようなものが詰まった状態になります。
- メイク、化粧下地
- 皮脂
- 汗
- ほこり
毛穴に長時間汚れなどが詰まっていると、毛穴が炎症を起こして吹き出物やニキビができやすくなります。
また、毛穴に長時間上記のようなものが詰まっているということは、毛穴がその間は開いているということになります。
メイクを落とした時、開いた毛穴アはすぐに戻るわけではありません。そのため、毛穴の広がりにも繋がります。毛穴は1度広がると、なかなか閉じません。
その3.化粧品に含まれるオイル成分で肌が乾燥状態になる
上記の化粧品の成分でも紹介しましたが、化粧品にはオイル成分が含まれています。
このオイル成分は肌への密着を高めてくれる働きがあります。
密着力が高いと、空気に含まれる水分なども肌へ付着しないため、表面がサラサラの乾燥状態になります。
長期間、メイクで顔に膜を作ってしまうと、水分を補うことができないため肌は乾燥状態になってしまいます。
その反面、水分が足りないため皮脂の分泌は増えていきます。
皮脂が出ていると、肌が潤っているように感じますが、肌が乾燥しているため皮脂が大量に分泌されます。
「皮脂=潤い」ではないので、メイクを落とさずに寝ていると、皮脂はたくさん出ているのに肌は乾燥でカサカサといった状態になってしまいます。
その4.顔ダニが繁殖して皮膚炎やかゆみが出てくる
皆さんは、「顔ダニ」というものを聞いたことありますか?
顔ダニは肌の表面にいるもので、どんなに丁寧に洗顔をしていても顔ダニはいます。
適度な顔ダニは古い角質などを食べてくれるため、肌を綺麗に保ってくれる働きがあります。
しかし、この顔ダニが繁殖すると皮膚炎やかゆみの原因となります。
顔ダニは、次のようなものをエサとしています。
- 古い角質
- 皮脂
- 汗
メイクを落とさないで寝ると、皮脂や汗が顔に残った状態になります。その皮脂や汗をエサにして顔ダニが繁殖する可能性があります。
また、顔ダニだけではなく、雑菌も繁殖します。雑菌が毛穴に入ると吹き出物ができたり、炎症を起こしてしまいます。
その5.アイシャドウや口紅などの着色剤で色素沈着が起こる
メイクをしたまま寝てしまう場合、ファンデーションだけではなくアイシャドウや口紅なども付けっぱなしということになります。
- まぶた
- 唇
- 目の下
上記のような部分は皮膚が薄いため、とてもデリケートになっています。そのため、長時間メイクを付けっぱなしだとかなりの負担を与えます。
また、着色剤のついたものを長時間つけていると、色素沈着を起こします。
色素沈着を起こすと、次のような症状が出てきます。
- まぶたが黒ずんでくる
- 唇が紫色のようになり血色が悪くなる
- 肌がくすんでくる
色素沈着を黒っぽく見えるだけでなく、血色が悪くなるため顔色が悪く見えてしまいます。
また、唇の色素沈着などは悪化すると口紅を塗ってもくすんだようになることもあります。
その6.肌のターンオーバーが乱れてシミやくすみが出てくる
メイクをそのままにしておくと、角質が溜まってしまいます。また、肌の正常な機能も低下してしまうため、肌のターンオーバーに乱れが出てきます。
肌のターンオーバーは一定周期で行われ、それが乱れてくると古い角質が落ちなかったり肌の再生がうまくいかずに肌トラブルが出てきます。
肌のターンオーバーが乱れると、次のようなところに影響が出てきます。
- シミができやすくなる
- 肌がごわつきくすみが出てくる
- 肌のハリがなくなりたるみが出てくる
1日メイクを落とさないだけで、肌のターンオーバーが乱れることはないと思われているかもしれませんが、肌の周期な1日でも遅れるとごわつきなどに繋がります。
大変!メイクをしたまま寝てしまった翌日のスキンケア方法
疲れてしまい、ついメイクをしたまま寝てしまった!という時、翌日のケアが大事です。
メイクをしたまま寝てしまった時は、起きたらすぐにしっかりとケアをしてあげないと肌年齢は老けてしまいます。
しっかりとケアをして肌を守りましょう。
その1.まずはメイク落とし!クレンジングで丁寧にメイクを落とす
まずは、メイクを洗い落とすことが大事です。
1日メイクを落とさずに寝てしまうと、毛穴にメイクや皮脂が詰まっている可能性があるので、いつもよりも丁寧にメイクを落としてあげることが大事です。
- 部分メイクを専用リムーバーで優しく拭き取る
- クレンジング剤を少し多めに使い顔全体につける
- 指の腹を使ってクルクルと優しくマッサージをしながら馴染ませる
- ぬるま湯で洗い流す
メイクをしたまま寝てしまうと、皮脂は出ているけれど肌は乾燥している状態になっています。
乾燥している肌に刺激を与えると、肌荒れの原因になるので指の腹を使って優しくメイクを落としていきましょう。
その2.ホットタオルで汚れをさらに落とし毛穴を開く
クレンジング剤でメイクは落ちますが、毛穴に皮脂やファンデーションがこびりついていると落ちていないこともあります。
この落とし忘れのメイクをしっかりと取り除くために、ホットタオルを使って毛穴を開かせていきます。
また、ホットタオルを使って顔を温めてあげることで血行も良くなり、顔色も良くなります。
- ホットタオルを作る(タオルを濡らしてレンジで30秒~1分程温める)
- ホットタオルを顔顔に2~3分当てる
たったこれだけでなので、とても簡単です。この時、タオルで顔をゴシゴシと拭いたりせずに顔に当てる程度で十分です。
その3.洗顔フォームの泡で優しく洗顔をする
ホットタオルで毛穴が開いてから洗顔をします。洗顔は、クレンジングと同じように肌に負担をかけないように優しく洗って揚げるのがポイントです。
そのため、いつもよりもモコモコの泡で洗ってあげることが大事です。
- 洗顔フォームでモコモコの泡をたくさん作る
- 泡を顔全体(鼻や口以外)にのせる
- 肌を擦らず、泡の弾力で顔全体を優しく洗う
- ぬるま湯で泡を洗い流す
- 乾いたタオルで押さえるように水分を取り除く
メイクをしたまま寝た翌日は、普段よりも肌がデリケートになっているため、顔を洗う時は、肌を擦らずにたっぷりの泡の弾力のみで洗います。
泡が作りにくい時は、泡立てネットや洗顔用ホイッパーを使ってたっぷりの泡を作るようにしましょう。
その4.化粧水やシートマスクでしっかりと保湿をしてクリームで整える
洗顔の後は、スキンケアが必要です。スキンケアも、いつもよりも念入りにしてあげることが大事です。
メイクを落とし忘れた翌日は、肌がカラカラの乾燥状態になっています。そのため、しっかりと潤いを与えてあげる必要があります。
- 化粧水の浸透をよくするために導入美容液を塗る
- 化粧水を数回に分けて手のひらでプレスしながら肌に浸透させていく
- 化粧水をつけたらシートマスクを付け、5分程そのままにしておく
- 肌に残った美容液を手のひらでプレスしながら顔全体に馴染ませる
- 最後にクリームを薄く顔全体に塗る
化粧水だけでも肌に浸透しますが、導入美容液を使うとさらに化粧水の浸透が良くなります。
また、化粧水もコットンで付けるのもいいですが、手のひらで数回に分けてプレスするようにして付けていくと、たっぷりと浸透させることができます。
その後のシートマスクですが、美容成分がたっぷりと配合されているものを使うとさらに肌に効果的です。
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- ビタミンC
- セラミド
上記のようなものが配合されているパックを使うと、美容液を付けているのと同じ効果が得られるのでおススメです。
クリームは、化粧水などの水分が蒸発するのを阻止するために塗ります。皮脂の分泌が多くクリームではベタつきが気になるという人は、乳液でも構いません。
その5.サプリメントで緊急的に栄養をチャージする
即効性はありませんが、1日でもメイクを落とし忘れると肌の衰えに繋がります。
それを予防するには、外側からのケアだけではなく内側からのケアもプラスしてあげましょう。
特に、肌に欠かせない次のような栄養素を摂取するのがオススメです。
- コラーゲン
- ビタミンC
- ビタミンE
- ヒアルロン酸
メイク落としを忘れた翌日1日だけでは即効性はありませんが、何もしないより栄養をチャージした方が老化を少しでも予防するためには必要です。
その6.翌日はなるべくメイクをするのは避ける
メイク落としを忘れた翌日の肌は、とてもデリケートになっています。スキンケアをしっかりとしても、多少の肌へのダメージはあります。
そのため、翌日はなるべくメイクをするのは避けるようにしましょう。
仕事などでメイクをしなくてはいけない状況の場合、BBクリームとフェイスパウダー、アイメイクもアイシャドウは避けてアイブロウとアイライン、マスカラ程度にするとまぶたへの負担も減ります。
口紅も軽めのリップやグロスのみなどにしてあげるようにしましょう。
その7.しっかりと睡眠を取ってターンオーバーを正常化させる
肌を再生し、肌のターンオーバーを正常にするためには、22時~2時の「美のゴールデンタイム」と言われている時間に睡眠を取ることが大事と言われています。
メイクを落とし忘れた翌日は、肌のターンオーバーも乱れ肌がデリケートになっています。
肌を再生してターンオーバーを正常化させるためには、早めに寝てしっかりと睡眠を取ることが大事です。
女性なら肌には敏感に!メイクをした時に忘れてはいけないこと
忙しかったり、疲れているとそのまま寝てしまい、メイクを落とすのを忘れてしまうことがあります。これは肌にはよくありません。
そうならないためにも、メイクをした時は次のようなことを心がけるようにしましょう。
その1.帰ったらすぐに洗面台へ行ってメイクを落とすと心がける
仕事から帰ったら、まずはソファなどに座って休むという人がいます。
帰って一息ついてしまうと、疲れているとついそのまま寝てしまうこともあります。
日頃から「帰ったらすぐに洗面台へ!」を心がけるようにしましょう。そうすることで、メイクの落とし忘れも予防することができます。
「帰ってすぐにクレンジング剤を使って顔を濡らして…」というのが面倒という人は、今多く販売されているウォータータイプの拭き取りタイプのクレンジング剤をソファのところや洗面台に置いておくと便利です。
自分が帰ってから行動するところのいくつかに置いておくと、メイク落としが目に入り落とし忘れも予防することができます。
筆者がマイカー通勤をしている時は、常に拭き取りタイプのクレンジングシートを持っていて、仕事が終わり車に乗り込んだらすぐにメイクを落とすという方法を取っていました。
「ノーメイクになるのは」と最初は感じましたが、すぐにメイクを落とすことで肌状態は格段に上がりました。
その2.日頃から肌への負担が少ないメイクを心がける
女性は、ほぼ毎日メイクをしています。きちんとメイクを落としていても、毎日メイクをしているとやはり肌への負担は大きくなります。
肌状態を保つためには、日頃から肌への負担が少ないメイクを心がけることも大事です。
- ファンデーションをBBクリームやCCクリームにする
- アイシャドウは薄くつける
- 口紅は色付きリップクリームにする
上記以外にも、肌への負担を下げる方法はたくさんあります。
メイクに凝っていろいろと付けていくと、メイクを落とすのにも時間がかかり面倒になることもあります。
そうならないためにも、日頃のメイク自体を見直すことも大事です。
その3.外側からのケアだけではなく内側からのケアも心がける
メイク落としを忘れた翌日のスペシャルケアでも紹介しましたが、外側からのケアだけではなく内側から肌のケアをすることも大事です。
内側と外側からのダブルでケアをしてあげることで、肌状態も良くなりますしダメージも少なくなります。
内側からのケアをする時、次のような美容成分を摂取するのがおススメです。
- コラーゲン
- ビタミンル類
- ヒアルロン酸
上記以外にも、ホルモンバランスを整えてくれるイソフラボンも摂取すると肌のハリツヤにも繋がります。
また、時々スペシャルケアとしてドラッグストアなどで販売されている美容ドリンクなどをプラスするのもオススメです。
その4.質の良い睡眠でターンオーバーを保つ
肌の良い状態を保つには、睡眠が欠かせません。睡眠不足になると肌がボロボロになったり化粧ノリが悪くなることがあります。
そうならないためにも、しっかりと睡眠を取ることが大事です。
睡眠を取るには、成長ホルモンの分泌が活性化している、22~2時に睡眠を取ることが大事です。
いくら長時間睡眠を取ったとしても、この時間帯を避けて寝てしまうと、質の悪い睡眠となり、肌にはあまりよくありません。
メイクをしたまま寝るのは絶対にダメ!しっかり落として美肌を保とう
メイク落としを忘れて寝ても、1日ぐらいなら問題ないだろうと思っている女性も多くいます。
しかし1日メイク落としを忘れただけで、肌年齢は5歳老けると言われています。
いくらメイクで綺麗にしても、肌自体が老けてしまうと美しくありません。
疲れていたり、仕事帰りが遅いとメイクを落とすが面倒に感じることがあります。
そういう時は、自分に「5歳老けますよ」と言い聞かせてメイク落としを忘れないようにしましょう。
メイク落としを忘れそうな時は、自分の行動範囲にメイク落としを置いたりするなどして、忘れないようにすることが大事です。
面倒と諦めると肌は老けます。いつまでも美肌でいたいなら、帰ったらすぐにメイクを落とす!を心がけるようにしましょう。
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