手ごわい魔の二歳児の特徴と根気よく乗り越える方法
Date:2019.02.14
自我が芽生え何でも自分でやりたがり、イヤイヤ期とも言う『魔の二歳児』。ほとんどの子供が通る成長過程でもあり、第一反抗期とも言われています。
この魔の二歳児になると、言葉でうまく伝えられず、そしてまだ思った通りにできずに、イライラして癇癪を起こすことが多くなります。ママとしても、急いでいる時に待つことができず手を出してしまうことで、さらに二歳児の機嫌を損ねる結果に。
仕方ないと思ってはいても、毎日同じことを繰り返し心折れてしまいそうになることもあるでしょう。しかし、明けない夜はありません。根気よく対応できるように魔の二歳児の特徴を理解して、上手に乗り越えられる方法をご紹介しましょう。
ただのわがままじゃない!魔の二歳児の特徴を知っておこう
魔の二歳児の行動の特徴を把握し、単なるわがままではないことをしっかりと理解して接することが大事です。
イヤイヤと反抗する
何をしてもイヤイヤ、言葉を発すれば「イヤ」の一点張り。何にでもイヤと自己主張し、反抗するようになります。場所は関係なく、どこでもイヤイヤと駄々をこねてママを困らせることに。
あまのじゃくになる
Aと言えばBと言い、Bと言えばAと言う、というように真逆の反抗をするようになり、親の言うことに耳を貸さなくなります。
自分で何でもやりたがる
自分で何でもかんでもやりたくなり、親が手助けしようとすると嫌がります。できないことも自分でやると言ってきかなくなり、収拾がつかない事態になることも。
独り占めする
あれもこれも独り占めしようとします。思い通りにならないと、お友達に危害を加えることも。
癇癪を起こす
自分で何でもやろうとしますが、まだ思うようにできないギャップでイライラし癇癪を起こすことになります。
魔の二歳児を乗り越えるには、ゆったりとした気持ちがキーポイント
魔の二歳児にはイライラしますが、怒っても逆効果です。さらに状況を悪化させてしまい、ますます収拾がつかないことになってしまうでしょう。
ここは、上記魔の二歳児の特徴を理解した上で、「いつかは終わる成長に必要なこと」と腹を据え「仕方ない」と観念して冷静に対応しましょう。
気をそらせる
イヤと言っていることから、注意を他に向けるように誘導してみましょう。抱っこしたり、歌を歌ったりと心を落ち着かせ、今までのイヤイヤから気をそらせるのです。
- ここぞの時は、テレビやスマホを活用する。
- 好きなおやつをちらつかせる。
- 外出して気分転換する。
- 絵本を読んだりと気を紛らわせ、気分が変わるまで待つ。
- 「よーいドン!どっちが早いかな?」など遊びを取り入れてみる。
- くすぐって一緒に大笑いする。
じっくり付き合う
「私がやった方が早い」と思うことでも「急いでいるのに」という時でも、なるべく時間を取って笑顔で待つ余裕を持ちましょう。納得できるまで自分がやりたいことをやったら、満足するはずです。
そのためには、いつもりより早くに支度をして時間に余裕を持つことを心がけておきましょう。時間にゆとりがあれば、イライラせずに見守ることができますよ。
- 「とことん付き合うんだ」と覚悟する。
- 予定が変更になることを想定しておく。
- 延期や中止は当たり前と思う。
- 時間に余裕を持つ。
- できたら大いに褒める。
言い聞かせる
「二歳児だから聞いてもしょうがない」とは思わずに、どうしてイヤなのか言い分を聞き、ちゃんと認めてから言い聞かせることも必要な時があります。
子供の気持ちを理解した上できちんと説明してあげましょう。「ちゃんと聞いてくれる」という安心感が尖った心をほぐすはずです。
- なぜダメなことなのか、理由を説明する。
- まずは、子供の気持ちを尊重する。
- 頭ごなしに叱らない。
- 泣き叫んでいる場合は、落ち着いてから言い聞かせる。
- 「こうしたからこうなったんだよ。」と、原因と結果を結び付けて話す。
嫌がることを無理にさせない
イヤイヤと言っていることを受け入れて、無理強いしないようにしましょう。例えばおむつを替えたくない場合など、羽交い絞めにしてまで替える必要はなく、漏れても気持ち悪くても本人が替えてほしいと言うまで待つのです。
根気がいることで時間がある時にしかできませんが、常に予定通りにいかないものだと割り切って対応するしかないのです。
- 危険が及ばない限り、受け入れて見守る。
- 子供のタイミングを待つ。
- 「やらなくても死なない」と開き直る。
選択させる
何でも反抗する場合、選択制をとってみましょう。「AとB、どっちにする?」と本人に選ばせることで、自分で選んだという自主性を壊すことなくママも二択の心の準備ができます。
例えば、「服を着なさい」ではなく「この服とこの服、どっちにする?」という具合に、本人に決めさせるよう問いかけるのです。
- 選択させることで満足させる。
- どちらも選ばない場合は、それで良し。
- 同じものでも2択で選ばせる。
ママが冷静になる
ご飯もイヤ、歯磨きもイヤ、お風呂もイヤ、歩くのもイヤ、何でもイヤイヤ言う魔の二歳児に、耐えられずイライラして怒鳴ってしまい、何であんな怒り方しちゃったんだろうと後悔する前に、ママが冷静になることが大切です。
- 深呼吸する。
- 他人の子供だと思うと、冷静になれる。
- 大人の都合で怒らない。
- 「こういうものだ」と諦める。
ママがリラックスできる時間を作る
魔の二歳児にイライラすることも多いでしょう。そうなると、ママがイライラ期に入ってしまいます。心の余裕がないと、仕方ないとわかってはいてもついイライラしてしまうもの。ママがイライラしたら、余計魔の二歳児がイヤイヤして悪循環に。
5分でも10分でも一人の時間が持てるならば、家の用事ではなくリラックスタイムに当ててみてください。心にゆとりが生まれると、多少のことなら許せるようになり魔の二歳児への接し方も変わってきますよ。
- 休日は30分だけでもパパに預ける。
- じいじばあばに数時間でも預ける。
- 家事の手を抜く。
- ママのストレス発散の手段を作る。
魔の二歳児は成長の証!きちんと理解して向き合おう
日によって、イヤイヤの対象が違ったり、全てがイヤだったりと、魔の二歳児に振り回されて怒ってイライラしている自分にも疲れてきますよね。そして、毎晩かわいい我が子の寝顔を見ては反省するの繰り返し。そんな永遠に続くんじゃないかと憂鬱な日々から脱却するには、ママ自身が変わらなくてはならないのです。
ゆるく根気よく手を抜きながら、待つことを意識して向き合いましょう。そして、がんばるママの休息時間を確保することでリフレッシュできれば、子供の可愛さ愛おしさが改めて認識できる余裕ができ、「明日からまたがんばろう!」と気力が湧きます。
言葉でうまく伝えられるようになると、魔の二歳児の時期は終わりを迎えます。いつかは終わる「成長の証」であると自分に言い聞かせて、いい思い出になる日までゆるくも根気よくも、たまには手を抜いて向き合っていきましょう。
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