抹茶はダイエットにぴったりのお茶。痩せる仕組みと取り入れ方
Date:2019.10.04
お菓子やドリンクのフレーバーとして人気の抹茶は、日本に昔から存在する伝統的なお茶の種類。爽やかで独自な味も魅力的ですが、美肌やアンチエイジング、ダイエット効果があることでも知られています。
抹茶ダイエットとは、抹茶の力を借りて代謝を上げたり、太りにくい体質をサポートする方法のことを言います。
飲む他にもお菓子や料理に混ぜたりして、身体の内側から抹茶で痩せ体質を作ることができるのです。この記事では、抹茶ダイエットの効果と実際のやり方についてご紹介していきます。
この記事の目次
成分が優秀!抹茶がダイエット向きだと言われる理由
お茶にもたくさんの種類がありますが、その中でどうして抹茶がダイエット向きとしてピックアップされているのでしょうか?よく勘違いされていますが、抹茶と粉末緑茶は全くの別物です。
カテキンやカフェインを含んでいるのは抹茶にも緑茶にも共通の特徴ですが、抹茶は緑茶よりもカフェインが溶けるのが遅いという点で大きく異なります。
後ほどご説明しますが、カテキンはダイエット効果を大きくアップさせる成分。加えてカフェインの吸収がゆっくりになり、カフェインの効き目が持続しやすいという面を持つ抹茶は、お茶の中でもかなりダイエット向きと言える存在なのです。
代謝UP・ストレス解放。抹茶で得られるダイエット効果
抹茶を飲み続けるのが抹茶ダイエットのルール。極めてシンプルなやり方ですが、抹茶を飲み続ける、もしくは摂取し続けることで、身体にこんなダイエット的効果がもたらされます。
糖の吸収を抑えて脂肪をつきにくくする
抹茶に含まれているカテキンは、ポリフェノールの一種。食べ物や飲み物で摂取した糖の吸収を妨げる作用を持っています。
吸収された糖は消費されなかった分が脂肪として蓄積されます。糖の吸収を遅らせて血糖値の上昇を緩やかにすることは、身体に脂肪を付きにくくさせるのです。
糖はお米やパン・麺類、お菓子などを食べることで多く吸収されます。食後は血糖値が上がりやすいですから、食前に抹茶を飲んで糖の吸収に備えておきたいですね。
脂肪の燃焼を促進させる
カテキンには糖の吸収を抑える他、脂肪の燃焼を促進させる効果も含まれています。皮下脂肪や内臓脂肪など、身体の内側にある目に見えない脂肪に強力なパンチを与えてくれますよ。
カテキンの摂取は肝臓の脂質代謝を高め、脂肪をエネルギーとして消費させやすくします。ですからカテキンの摂取は肥満予防によく挙げられています。
内臓脂肪の気になる人にほど、カテキンはおすすめの成分。抹茶を飲んだ後に運動をすれば、さらに脂肪の燃焼効率は高まります。
血圧を下げて血液をサラサラにする
カテキンが持っている健康効果は、巡ってダイエット効果にも影響します。カテキンには血圧を下げて、血液をサラサラにする働きが認められています。
カテキンは血圧の急激な上昇を抑える他、悪玉コレステロール値を下げるという働きも持っています。
血圧自体が低下する上、血液がドロドロになるのを防いで血流を良くしてくれるため、代謝が上がったり身体の調子が良くなったりと、快適なダイエットをサポートしてくれるようになるのです。
神経の覚醒を促して代謝を上げる
抹茶には緑茶と同様にカフェインも含まれています。カフェインと言えば神経を覚醒させ、眠気を抑える働きがあることで有名ですよね。
カフェイン摂取後は神経が活発になり、脂肪が優先的に燃焼されます。移動したりエクササイズをしたりする前には、カフェインを摂取することで効果を増せるというわけです。
また、抹茶はカフェインの持続が長いという特徴もあります。テアニンによってカフェインが溶けだすのが遅れますから、摂取後はゆったりと効果が持続し、その間ずっとエネルギーの消費効率をサポートし続けてくれるのです。
リラックスを促してストレスを緩和
抹茶の旨みはテアニンという成分によるものです。このテアニンにはアミノ酸がたっぷり含まれており、神経をリラックスさせて気分を穏やかにしてくれます。
ストレスによるドカ食いやリバウンド、ダイエットの断念などを防ぎ、ストレスフリーなダイエットをサポートしてくれます。
ダイエットが続かないと悩んでいる人や、ストレスが体型に現れやすい人にほど、抹茶ダイエットはおすすめの方法ですよ。
食物繊維で腸内環境を整える
抹茶には食物繊維がたっぷり含まれているのも特徴の1つ。腸内環境を整えてこんなダイエット効果を発揮してくれます。
- 便秘の予防・解消
- 食べた物の消化・吸収を促進
- 代謝を高める
食物繊維が足りていないと感じたとき、食事と一緒に抹茶を飲むと腸内環境を整えるのに役立ちますよ。
今日から始められる抹茶ダイエットのやり方
実際に抹茶をダイエットに活かすには、どのように使っていけば良いのでしょうか?抹茶ダイエットの基本のやり方は次の通り。
朝に摂取して1日の代謝を上げる
抹茶を摂取するタイミングですが、基本的には朝がおすすめです。正確には運動や活動をする前のタイミングで抹茶を摂るというやり方が効果的。
運動による脂肪の燃焼やエネルギー消費を手助けするのが抹茶ダイエットの本領。ですから朝に抹茶を摂取して1日を開始すると、いつもの行動でいつも以上のダイエット効果が期待できるというわけです。
抹茶は飲んでも食べてもOK
抹茶は飲み物として使うのが一般的ですが、抹茶を摂取できるなら食べ物に使ってもOKです。
- 水やお湯に溶かす
- 牛乳や豆乳、乳酸菌飲料に溶かす
- パスタやトーストの味付けに使う
抹茶にもいろんな使い方があります。わざわざお茶を点てる必要はないのでご安心くださいね。
ただし高カロリーの飲み物・料理に抹茶を使っても、あまりダイエット効果は期待できません。
いくら抹茶が代謝を上げても、カロリーを多く摂れば無意味です。あくまで「ダイエット中」であることを念頭に置いて、抹茶を食事に活かしてください。
1杯2gで1日2~3杯
抹茶の摂取量は1日に6g程度が限度です。それ以上はカフェイン過多になるおそれもあります。
1杯分の飲み物に入れる抹茶は2g程度。小さじ1杯が適量です。1日3杯飲むか、料理の味付けやお菓子作りに使って数回に分けて摂取しましょう。
毎日使っても飽きない抹茶のアレンジ方法
抹茶をただ飲むだけでは飽きてしまいそう…という人のために、抹茶のアレンジ方法をいくつかご紹介します。
抹茶×豆乳ドリンク
豆乳に抹茶を混ぜるだけの簡単なレシピです。豆乳に含まれるイソフラボンが女性ホルモンの働きをするため、美しく痩せたい人におすすめの飲み方。
豆乳65ml程度に抹茶2gを混ぜて飲みましょう。豆乳は温めても冷やしてもOK。こちらも朝食時や朝食前のタイミングで飲むと、ダイエット効果が期待できます。成分無調整豆乳を使ってくださいね。
抹茶入りのスムージー
スムージーに抹茶を混ぜて飲むと、他の食材も一緒に摂れて栄養補給とダイエットの両方が叶います。
- フルーツ類
- 野菜類
- ヨーグルト
- 牛乳or豆乳
- 抹茶
お好みでこれらをミキサーでスムージーにしましょう。野菜類は小松菜、フルーツ類はりんごやバナナがおすすめです。
抹茶は基本通り小さじ1杯(2g)程度でOK。甘さを足したいときはハチミツをプラスして、朝食と一緒にいただきましょう。
冷たい抹茶バナナオレ
ダイエット中におやつが欲しいとき、スイーツ気分が味わいたいときにおすすめのレシピです。
- 抹茶:2g
- バナナ:1本
- 牛乳or豆乳:130ml
- ハチミツ
これらをミキサーにかけて完成です。バナナは冷凍したものを使うと、腸内環境を整えやすくなります。冷たくなってスイーツ感も増すのでおすすめです。
お菓子作りのときに混ぜる
抹茶はお菓子作りの味付けに定番の材料です。ダイエット中は低カロリーのメニューに混ぜて、ストレスフリーなダイエットをサポートしましょう。
- パウンドケーキ
- クッキー
- シフォンケーキ
ただしお菓子作りに使う時は、油や砂糖が多くなるレシピに注意してください。バターは無縁バターを、砂糖はきび砂糖やハチミツを使うなどして代用するとカロリーを抑えられますよ。
抹茶でストレスフリー&美味しく痩せ体質をゲット
お菓子やドリンクでなじみ深い抹茶がダイエットに効果的だなんて、嬉しい情報ですよね。元から抹茶味の好きな人は、ストレスフリーにダイエットができるチャンスです。
ただし「抹茶味」と銘打ったメニューの中には、抹茶風の味付けや抹茶に砂糖を加えたものも存在します。
あくまでダイエットに効果的なのは抹茶であって、「抹茶味」「抹茶風」ではありません。本気で抹茶をダイエットに活かすなら、抹茶そのものを活用していきましょう。
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