水の正しい飲み方。適切な量とタイミングで健康、美肌に!
Date:2019.01.28
あなたは一日に、どのくらい水分をとっていますか?水分、特に水は健康のためにたくさん飲んだほうがいいと言われますが、なかなか難しいという人も多いのではないでしょうか。
水を飲む、というのはとても簡単なことですが、飲み方によって健康になったり、むくみなど不調の原因になったりします。
そこで今回は、水の正しい飲み方をお伝えします。一日に必要な量と、タイミングを把握して水を飲んでみましょう。
この記事の目次
私たちの体に必要不可欠な水!効果的に飲む量とタイミングを知ろう
健康効果を期待して水を飲むには、まず一日にどれくらい飲めばいいのか、またどのタイミングで飲むのがいいのかを知ることから始めましょう。
一日に必要な水の量は1.5リットル程度
人間の体は約60%が水分でできており、一日に汗や尿でだいたい2リットル〜2.5リットルの水分を排出するといわれています。つまり、それと同じ量の水分を一日に取り入れる必要があるわけですが、1リットル程度は普通に食事をしていれば摂取することができます。
そして残りの1.5リットルが、「飲む」ことで摂取する必要のある水分ということになります。これはお茶やジュースなどは含まず、水だけでこの量ということになります。
水はカフェインや糖分、脂肪分を含まないので吸収がよく、また体に負担をかけず適切に老廃物を排出することができます。
起床時と就寝前は特に水を飲むことが必要
続いて一日の中で水を飲むタイミングですが、一番大事なのは起床時と就寝前です。寝ている間はたくさんの水分を失うため、その前後は必ず水分補給を行うようにしましょう。
適量はコップ一杯、約200ミリリットルです。これは私たちの体が一度に吸収できる水分量です。ただし夜中にトイレに起きやすい人は、就寝前は少し少なめに飲んだり、早い時間に飲んでおくなど調節をしましょう。
それ以外の時間帯も、一日を通してこまめに飲んでいく必要があります。入浴や運動など、喉が乾きやすい活動の前後は飲みやすいと思いますが、それ以外の時間帯は水分補給がおろそかになりがちです。以下のように、飲む目安を作って習慣をつけましょう。
- 起床時〜正午の間に一日の半分の量を飲む
- 外食で出されたお冷は飲みきる
- コップや水筒を近くに置き、すぐ飲める状態を作っておく
水は体調に合わせて選べばより健康に!軟水、硬水を使い分けよう
市販のミネラルウォーターは、水の硬度によって軟水や硬水などといった種類に分かれます。それぞれ体への効果が異なるので、体調に合わせて使い分けるとさらに健康に役立ちますよ。
軟水は体にやさしい!日常的に飲んで体内の巡りを正常に
軟水はミネラルの成分が少ないため、クセがなく飲みやすいのが特徴です。日本の水は水道水も含めほとんどが軟水であることからも、軟水は日常的に飲む水として一番向いているといえます。
軟水と私たちの体のミネラルバランスは似ています。よって体への負担が少なく、吸収が良いので胃腸が弱っている時や、老廃物を排出して体内の巡りを良くしたい時は特におすすめです。
また、体が内側から潤うと肌の乾燥を防ぐことができ、ターンオーバーが促されます。飲みやすい軟水でたくさん水分補給をすれば、結果的に美容効果も得られることになります。
硬水はダイエットや便秘の味方!
硬水は、軟水よりミネラルを多く含んでいます。ミネラル全般は代謝を上げることに効果があり、中でもカルシウムが脂肪の吸収を抑える性質があることから、ダイエットに適しているといえます。そして、マグネシウムに胃腸を刺激する作用があるため、便秘に効果的とされています。
しかし、硬水はミネラルが豊富なぶん苦味や、口当たりの硬さを感じやすいです。また、胃腸が弱い人や便秘でない人にとっては刺激が強すぎて、下痢などの症状が出る場合があります。体調を見ながら、量を調節して飲むことが必要です。
炭酸水は軟水・硬水の効果に炭酸ガスのメリットが加わる
炭酸水を飲むと、炭酸ガスが血管に入り込んで血管を拡張させます。血流を促すことで代謝を上げるほか、肩こりなど血行不良による症状の緩和が期待できます。また、体内の疲労物質を中和させる働きもあるため、疲労回復にも効果があります。
そのほか、炭酸水には胃腸の働きを整えて消化機能や腸のぜん動運動を促進する効果もあり、食欲のない時に少量を飲むとお腹を空きやすくすることができます。また、炭酸ガスの膨満感を利用して食事前に多めに飲めば、食べ過ぎを防ぐこともできます。
炭酸水も、軟水と硬水があります。よりご自分の体調、体質に適して選びましょう。
メリットを最大限得るために気を付けて!水を飲む時の注意点
水は体への負担が少なく気軽に飲めますが、飲み方によっては体に悪影響を及ぼす場合があります。以下の点に注意した上で、効果的に飲みましょう。
一度にたくさん飲まない
最初の方で、体が一度に吸収出来る水の量はだいたいコップ一杯とお伝えしましたが、飲みすぎた場合は排泄されるだけとなります。水は一度にたくさん飲んでも、あまり効果はありません。一日を通してこまめに飲めるよう、工夫しましょう。
また、腎臓疾患のある人は飲みすぎに注意が必要です。医師から水分制限を受けている場合は、定められた量を守って飲みましょう。
常温または白湯にして飲む
水を飲む時は、常温か白湯で飲むようにしましょう。冷たい水は体を冷やし、胃腸に負担をかけるので日常的に飲むことはおすすめできません。
しかし、実は冷たい水の方が体に吸収しやすいというメリットもあります。冷たい水は運動や入浴で汗をかいた直後など、ピンポイントで飲むのが効果的ですよ。
なお、ミネラルウォーターを温める際は沸騰させないように気をつけましょう。ミネラル成分が失われてしまいます。
水太りの場合でも、水を飲むことを控えない
よく、水の飲み過ぎで起こるといわれる水太りですが、本当の原因は老廃物を体からうまく排出できないことにあります。
水太りの場合も、同じことがいえます。この記事では一日に1.5リットルの水を飲むことを推奨していますが、水太りを解消したい場合は一日2リットルを目指しましょう。さらに軽い運動を取り入れれば、より老廃物を出しやすくできます。
水を飲むことは体調管理の基本中の基本!
「水を飲む」ということは、普段の生活では当たり前すぎておろそかになりがちです。健康のことを考えると、お茶や牛乳など目立った栄養素が含まれる別の飲み物に目が行ってしまいますよね。
しかし、私たちは体の半分以上が水分でできているからこそ、水を飲むことが基本的な体調管理になります。水も軟水や硬水など複数の種類がありますし、うまく活用すればサプリメントのように健康維持に役立てることができます。
毎日1.5リットルの水を飲むことは、はじめは大変に思えるでしょう。しかし当たり前に飲めるようになると、体調やお肌の調子に変化が出ます。ぜひ、今まで以上に意識して水を飲んでみてくださいね。
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