30代で転職!未経験は厳しい?スキルなし・キャリアがないなど状況別におすすめ転職サイトも紹介
30代で転職したいものの、「スキルがない」「フリーターなので誇れるようなキャリアがない」と悩み、転職に踏み出せない方もいるでしょう。
30代は「20代転職よりも厳しい」というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、30代でも転職は可能です。
転職サイトを利用すれば、30代の求人も多々あります。中にはスキルがない方でも転職できる、未経験OKの求人も紹介されているので、ぜひ転職サイトを活用しましょう。
今回は30代におすすめの転職サイトや転職エージェントおすすめ一覧、30代の転職を成功させるポイントなどをご紹介します。
30代で転職を考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
転職したい30代におすすめ!転職サイト・転職エージェント一覧
転職したいと思ったらまず登録しておきたい、30代におすすめの転職サイト・転職エージェントをご紹介します。
まだ転職するかどうか悩んでいるなら、相談だけでもOK。まずは相談して、少しでも前に進んでみましょう。
自分の状況に合わせた、転職サイト・エージェントを確認してみてくださいね。
おすすめ転職エージェントをチェック!
リクルート エージェント | doda | 就職カレッジ | ビズリーチ | JAC リクルートメント | キャリアスタート | リクルート ダイレクトスカウト | レバテック キャリア | Geekly | |
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特徴 | 転職成功実績No.1 | 業界最大級の求人数 | 20代におすすめ | 高年収目指すなら! | ミドルクラス転職 | 第二新卒・ニート | ハイクラス転職 | ITエンジニア限定 | ITで年収アップ |
求人数 (非公開含む) | 約60万件 | 約14万件 +非公開求人 | 非公開 | 約7.3万件 | 約2.5万件 | 非公開 | 約10万件 | 約1.5万件 (公開求人のみ) | 約3.2万件 |
対応 エリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 首都圏・都市部 | 全国 | 東京・大阪・名古屋・福岡 | 一都三県 |
年齢 | 全年代 | 全年代 | 18歳~39歳 | 20代~45歳 | 30~50代 | 10代~35歳 | 20~30代 | 全年代 | 20~50代 |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
【30代おすすめ転職サイト】リクルートエージェント
リクルートエージェントは人材紹介会社大手の「リクルート」が運営を行っています。2023年3月時点の公開求人数は約35万件と、豊富な求人が大きな魅力です。
キャリアアドバイザーに相談すれば、非公開求人も含めた求人から、条件に合う求人を探してくれます。履歴書の添削や面接のアドバイスなども受けられるため、スキルやキャリアに自信がない30代の方にもおすすめです。
また、面接の日程調整や条件交渉もキャリアアドバイザーが行うので、在職中の方もスムーズに転職活動を進められます。30代で初めて転職する方にもおすすめしたい、転職エージェントです。
【30代おすすめ転職サイト】type転職エージェント
type転職エージェントは転職支援実績が31万人以上を誇る、転職のノウハウが豊富な転職エージェントです。
転職のサポートを長年続けてきた実績や、30代の転職に関する知識があり、以下のような転職相談会も開催しています。
- 女性のための転職相談会
- 今後のためのキャリア相談会
- 忙しい方のための転職相談会
また、キャリアアドバイザーが希望条件やキャリアなどを聞き、適した求人を紹介してくれます。「転職したいけど、30代でスキルがない」という方の相談も乗り、スキルや強みを見つけ出してくれるので、転職の心強い味方といえるでしょう。
【30代おすすめ転職サイト】doda
dodaは2022年4月現在、約13万件の求人を公開しています。
条件をこまかく設定し、求人を探すことが可能です。転職サイト・転職エージェントでは珍しく「社員の平均年齢」を設定できるので、30代にチェックを入れて求人を探すのも良いでしょう。
また、次の条件でも求人を検索できます。
- 職種未経験歓迎
- 業種未経験歓迎
- 学歴不問
- 社会人経験10年以上歓迎
エージェントサービスを利用すれば、キャリアアドバイザーが未経験でも学歴に自信がない方でもサポートしてくれます。企業から直接オファーが届く、スカウトサービスも利用可能です。
30代のハイクラス希望者におすすめの転職サイト3選
30代で転職し、年収アップやキャリアアップを狙う人もいるでしょう。
ここでは、ハイクラスを希望する30代におすすめの転職サイトを紹介します。
【JACリクルートメント】は30代の転職実績が豊富
JACリクルートメントはハイクラスおよびミドルクラスの転職に特化した、転職サイトです。
JACリクルートメントを通じて転職した30代は多く、2017年の転職実績では半数近くを30代が占めています。年間でおよそ67,000人が登録し、支援実績が増えている点も安心感が高いといえるでしょう。
日本では千代田区に本社を構え、以下11ヶ所に支店を設けています。
仙台市・さいたま市・横浜市・静岡市・浜松市・名古屋市・京都市・大阪市・神戸市・広島市・福岡市
また、日本を含め12カ国に拠点があり、転職して海外で活躍したい30代の方にもおすすめです。
求人は大手企業をはじめ、外資系、メガベンチャーなど、さまざまなハイクラス求人をそろえています。30代向けの求人も多く、さらには無料の転職サポートも受けられるので、ハイクラス転職を目指す方はぜひ活用してみましょう。
登録後はさらに、スカウトも受けられます。約800人のコンサルタントがいろいろな角度で求人を紹介し、複数の選択肢を提案してくれるのも魅力です。
【ビズリーチ】は年収1,000万円以上の求人が3分の1以上
ビズリーチは知名度の高い、ハイクラス向けの転職サイトです。「株式会社ビズリーチ」が運営し、本社は渋谷区、オフィスを大阪市・名古屋市・福岡市・静岡市・広島市に構えています。
求人の3分の1以上が年収1,000万円以上の求人で占めており、ハイクラスな職場に転職したいなら、登録して損はないでしょう。
会員登録を済ませるとヘッドハンターまたは企業からスカウトが直接届くため、求人をわざわざ探す必要がないのもおすすめポイントです。
また、自分で求人を検索し、応募することも可能です。ハイクラスの転職に不安がある方は、ヘッドハンターの転職サポートを受けると良いでしょう。
2018年6月時点において、ビズリーチを利用して転職した方の60%が35歳以上でした。30代でハイクラス転職を成功させるなら、ビズリーチは利用しておきたい転職サイトです。
【リクルートダイレクトスカウト】はスカウトで効率良く転職できる
リクルートダイレクトスカウトは大手人材紹介会社、「株式会社リクルート」が運営している転職サイトです。
年収800万円から2,000万円のハイクラス求人を多数取り扱っており、30代向けの求人も多くあります。大手企業はもちろん、海外で活躍できる求人もあり、さまざまなキャリアアップに応じた求人を検索可能です。
登録した後は、ヘッドハンターや企業から届くスカウトを待つだけのため、「求人を見る時間がない」という30代にもおすすめします。
また、企業からスカウトが届くと、企業と直接連絡できます。間に誰もはさまず、効率良くコミュニケーションを取りたい人にもおすすめです。
30代女性におすすめの転職サイト
30代女性が転職したいとなると、結婚や子育てなど、さまざまなライフイベントをネックに感じるかもしれません。
30代女性をサポートしてくれる、おすすめの転職サイトを以下で紹介します。
【30代女性おすすめ転職サイト】type女性の転職エージェント
type転職エージェントは、女性の転職を18年以上サポートしてきた実績があります。女性の転職におけるノウハウを豊富に持っているため、30代女性の方にもおすすめです。
「転職する時期をはっきりとは決めていない」と転職するか悩んでいる段階でも利用できます。アドバイザーに転職で気になること、転職活動のスケジュールなどを相談してみましょう。
ただし、東京都や神奈川県、千葉県、埼玉県の転職に強く、他の地域の求人は少ないので、注意が必要です。1都3県で転職を考えている30代女性の方に適しています。
【30代女性おすすめ転職サイト】女性の転職ならパソナキャリア
パソナキャリアも、女性の転職支援を行っています。コンサルタントが一人ひとりの悩みを丁寧に聞き、その人に合った求人を紹介してくれます。
求人検索では女性ならではの条件を設定でき、たとえば以下に設定しての検索が可能です。
- 未経験可
- 学歴不問
- 女性が活躍中
- 産休育休制度有
- 産休育休実績有
20代や30代など、年代別の職種ランキングも紹介されているので、参考にしながら転職活動を進めるのもおすすめです
30代前半におすすめの転職サイト2選
30代前半で転職を考えている方には、次の転職サイトがおすすめです。
【リクルートエージェント】は約43万件の求人を公開
リクルートエージェントは「株式会社リクルート」が運営している、大手転職サイトです。
トップクラスの求人数を誇り、2023年8月26日時点で公開求人は約43万件、非公開求人は約32万件にのぼります。30代を対象にした求人も豊富なため、検索でチェックしてみましょう。
転職サポートが充実し、応募書類の添削や面接対策などをキャリアアドバイザーが行います。リクルートエージェント独自の職場情報を提供してくれるのも特徴です。
キャリアアドバイザーによるサポートも含め、利用料金は一切かかりません。完全無料で、内定後もしっかりサポートしてくれます。
拠点は以下のように、全国各地に構えています。
東京本社(千代田区)・ 西東京支社(立川市)・ 宇都宮支社・ さいたま支社・千葉支社・横浜支社・京都支社・大阪支社・神戸支社・名古屋支社・静岡支社・北海道支社・東北支社(仙台市)・中四国支社岡山オフィス・中四国支社広島オフィス・ 福岡支社
オフィスに訪問し、対面でキャリアアドバイザーと面談することも可能です。「すぐに転職したいわけではない」「とりあえず相談したい」といった方も、気軽に利用してみてください。
【doda】はスカウトサービスもエージェントサービスも利用可
dodaは「パーソルキャリア株式会社」が運営を行う転職サイトです。
2023年8月26日時点で、非公開求人を含み約24万件の求人を取り扱っています。職種が大変幅広く、企業はもちろん、公務員や教師などの求人も公開中です。
求人の検索画面で社員の平均年齢を「30代」に設定できるため、同世代と働きたい方はぜひ検索してみてください。
dodaの大きな特徴が、スカウトサービスもエージェントサービスも利用できることです。どちらも無料で、気軽に利用できます。
スカウトサービスは企業からオファーが届き、場合によっては「面接確約オファー」が届きます。仕事が忙しく、求人を検索する時間がない方におすすめのサービスです。
転職のプロともいえるキャリアアドバイザーが、30代ならではの悩みにも応じてくれるので、転職活動する際、ぜひ頼ってみてください。
30代後半におすすめの転職サイト
30代後半の方は前半に比べると、転職に不安があるかもしれません。ここでは、30代後半におすすめしたい転職サイトをまとめました。
【30代後半おすすめ転職サイト】リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラス向けの転職エージェントです。年収800万から2,000万円の求人を豊富に取り扱っています。
国内企業以外にも、グローバル企業や海外メインの営業職などの求人も応募が可能です。登録した後はスカウトを待つだけなので、働きながら転職活動したい30代後半の方にもおすすめします。
ヘッドハンターが仕事を提案してくれるので、これまでのキャリアを活かし、転職してステップアップしたい方にぜひ利用してほしい転職エージェントです。
【30代後半おすすめ転職サイト】JACリクルートメント
JACリクルートメントは、30代から50代向けの転職エージェントです。キャリアを積んだ、30代後半の方におすすめします。
課長やマネージャークラス、役員クラスといったハイクラスの企業を探しやすく、一度は聞いたことがあるような、大手企業や海外企業の求人も扱っています。コンサルタントが、非公開求人や独占求人を紹介することも可能です。
世界11カ国にも拠点を構え、海外での転職を検討している方のサポートも行っています。タイミングによっては企業説明会や相談会を開催しているので、こまめに最新情報をチェックすると良いでしょう。
【30代後半おすすめ転職サイト】パソナキャリア
パソナキャリアは知名度の高い転職サイトの1つで、幅広い求人を取り扱っています。30代が応募できる求人の他、年収800万円以上のハイクラス求人も扱い、求人の7割は非公開求人です。
転職後の年収アップ率は67.1%にのぼるため、転職で年収アップやキャリアアップを目指す方にもぴったりの転職サイトといえます。
未経験可の仕事を探す30代におすすめの転職サイト
30代で転職を考えたときに「スキルがない」「キャリアがない」「長年フリーターで自信がない」と悩む方もいるでしょう。
未経験OKの仕事を探している30代には、次の転職サイトをおすすめします。
【30代未経験おすすめ転職サイト】JAIC(ジェイック)
ジェイックは、未経験やフリーター、第二新卒のサポートに特化した転職エージェントです。
39歳まで支援可能で、30代限定の就職講座を受けることも可能。30代で経歴に自信がない人におすすめの転職エージェントと言えます。
また取り扱い求人はすべて正社員求人で、書類選考なしで面接に進むことができます。「学歴ではなく人物重視」を大切にしており、「いつも書類選考で落とされてしまう」という人にもおすすめです。
【30代未経験おすすめ転職サイト】エンエージェント
エンエージェントは人材会社大手の「エンジャパン」が運営している転職エージェントです。
サービスに申し込むと担当者が付き、転職の対応を行ってくれます。求人の紹介から面接対策、入社時期の調整まで、転職に関するいろいろなサポートをお任せできます。
適性診断とキャリア面談を行い、初めて転職する方も丁寧にサポートするので、大変心強いです。「30代未経験で転職は厳しいかも」と考えている方も、思わぬキャリアやスキルに気づくかもしれません。
【30代未経験おすすめ転職サイト】Spring転職エージェント
Spring転職エージェントはハイクラスやミドルクラスの転職に定評があり、未経験の方にもおすすめです。
「未経験ITエンジニア転職サービス」を提供し、ITエンジニア未経験の30代でもチャレンジできます。IT業界における経験が豊富なコンサルタントが寄り添い、転職までサポートします。
また、求人検索のこだわり条件に「未経験可」の欄があるため、未経験者向けの求人を探しやすいのもポイントです。スキルがない方やキャリアがない方も、意外と早く転職先が見つかるかもしれません。
30代のフリーターにおすすめの転職サイト・エージェント
ここでは、30代のフリーターの方におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。
JAIC(ジェイック)就職カレッジ
JAIC(ジェイック)は、18年以上、フリーターや中退者の就職支援を行ってきた「株式会社ジェイック」が運営する、就職・転職支援サービスです。
ジェイックが提供するサービスのひとつに「就職カレッジ」があります。
「就職カレッジ」は18~35歳の方を対象としたサービスで、以下のような就職活動初心者や社会人経験が少ない方の就職・転職をサポートしています。
【主な対象者】
- 就職活動が思うように進まない方
- フリーターやニートの方の初めての就職
- 第二新卒として転職したい方
- 大学を中退して就職したい方
「就職カレッジ」には、国家資格を持った就職アドバイザーが多数在籍しています。
登録すると、専任のアドバイザーが経営基盤の安定した多数の企業のなかから求職者が安心して長く働ける企業を紹介してくれるので、学歴や職歴に自信のない方や正社員就業の経験がない方でも前向きに就職・転職先探しができるでしょう。
実際に、「就職カレッジ」の利用者の入社後定着率は92.2%と非常に高い水準となっています。
「就職カレッジ」の大きな特徴が無料の就職講座です。
就職講座では就職・転職を成功させるためのノウハウはもちろん、ビジネスマナーも学べます。社会人としての基本を身に付けることで自信を持って新たな会社での勤務もスタートできるはずです。
また、「就職カレッジ」の参加者であれば、書類選考を飛ばして最大20社の企業との面接ができます。
企業はすべてジェイックが取材をした優良企業で、未経験者の可能性に期待している会社なので、経験の少なさを理由に断られる心配がありません。
取り扱い求人の地域は東京、神奈川、埼玉、千葉、宮城、大阪、愛知、広島、福岡など。期間限定で取り扱っている地域や求人が少ない地域もあるので、地方で転職したい場合は事前に問い合わせておくと良いでしょう。
特徴 | ・未経験の就職・転職に強みを持っている ・社会人の基本から就職・転職活動のやり方まで学べる就職講座がある |
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キャリアスタート
キャリアスタートは「キャリアスタート株式会社」が運営する就職・転職支援サービスです。
キャリアスタートが提供する「第二新卒・既卒事業」のサービスには、これまでに68,000名の登録者がいます。
以下のように、多数の正社員就業・転職を実現させてきた実績があるので、正社員として働いたことのない方や職歴・スキルの自信がない方におすすめです。
【キャリアスタートの転職成功事例】
- 飲食業のアルバイトからIT業界の正社員へ転職
- フリーターから大手メーカーの事務職へ転職
- フリーターからルート営業職へ転職
キャリアスタートは、キャリアアドバイザーから仕事を紹介してもらうエージェント型のサービスです。
求職者には丁寧なヒアリングを行い、登録企業にはインタビューや調査を徹底するなどして、双方にとってのベストマッチングを目指します。実際に入社後の定着率は92%と非常に高くなっているので、ミスマッチの少ない転職が実現します。
単に面接練習をするのではなく、求職者の長所・短所、応募先の企業に合わせた面接トレーニングを徹底的に行います。
これによって86%という高い内定率と平均1ヶ月の内定獲得実績を実現!選考対策がしっかりできるキャリアスタートなら、スピード転職がかなう可能性も高いです。
キャリアスタートなら、なかなか内定が獲得できなかった方や面接に苦手意識を持っている方でも、面接官の評価につながる選考対策ができるでしょう。
特徴 | ・マッチング率の高い転職が実現する ・求職者の特徴や応募先に合わせた面接対策ができる |
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リクルートエージェント
リクルートエージェントは「株式会社リクルート」が運営する転職エージェントです。
取り扱い求人数は業界最多級で、他社と比較しても圧倒的な求人数を誇っています。
【求人数】
- 公開求人数…約422,000件
- 非公開求人数…約315,000件
(2023年8月時点)
以下のように多種多様な職種・業界の求人情報を取り揃えている総合型エージェントなので、他社では良い案件が見つからなかった方でも、希望に合った求人に出会える可能性が高いでしょう。
職種 | ・営業・販売 ・経営・企画・マーケティング ・事務系(経理・総務・人事) ・IT・エンジニア ・電気・機械・科学エンジニア ・医療・医薬品・化粧品 ・コンサルタント ・建築 ・土木技術 |
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業界 | ・IT・通信業界 ・Web・インターネット業界 ・機械・電気業界 ・化学・素材業界 ・商社 ・物流・運輸業界 ・小売・卸売・サービス業界 ・旅行・エンタメ業界 ・マスコミ・広告業界 ・人材業界 ・コンサルティング業界 ・金融・保険業界 ・不動産・建設業界 ・医療・医薬業界 ・インフラ・官公庁・その他 |
転職支援サービスに申し込むと、リクルートエージェントが保有している膨大な求人情報のなかから、求職者の希望やスキルにマッチした求人を厳選して紹介してくれます。
加えて、応募書類の添削や面接対策、業界・企業情報の提供など、転職活動をフルサポートしてもらえるので、初めての転職活動もスムーズに進められるでしょう。
各業界に精通していて、転職支援の実績が豊富なキャリアアドバイザーのサポートがあれば、合格率も向上するはずです。
また、全国各地に拠点があり転職希望地に限らず利用できることも、リクルートエージェントの強みです。
転職の相談だけでも受け付けているので、「自分のアピールポイントが分からない」「転職の方向性が定まっていない」という方もぜひ相談してみましょう。
特徴 | ・業界最多級の求人情報を取り扱っている ・全国に16の拠点を展開している |
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エンジニア・IT業界で30代におすすめの転職サイト・エージェント
ここでは、エンジニア職やIT業界への転職を考えている30代の方に向けて、おすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。
Direct type(ダイレクトタイプ)
ダイレクトタイプは、「type転職エージェント」「女の転職type」の運営会社「株式会社キャリアデザインセンター」による、ITエンジニア向けのスカウト転職サービスです。
一般的な転職エージェントでは、キャリアアドバイザーから求人を紹介される形で転職先を探します。
その点、ダイレクトタイプは求職者の経験、スキル、希望条件に興味を持った企業から直接スカウトが届きます。
登録すればスカウトを待つだけで良いので、現職が忙しい方でも効率良く転職活動が進められるでしょう。
登録企業は業界を代表する有名企業から、今後の成長が期待できるスタートアップまでとさまざま。「どんな会社からどんなスカウトが届くか」によって自分自身の市場価値を知ることができます。
また、iOS限定になりますが、充実の機能を搭載したアプリ版も登場しています。
職務経歴サクサク作成機能 | ITエンジニア向けの職務経歴書を簡単に作成できる機能です。 |
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検索機能 | 「開発言語」「技術環境」「使用ツール」「職種」「ポジション」「こだわり条件」といった検索条件から求人を探せます。 |
気になる・見送り機能 | 気になる求人をリスト管理できる「気になる機能」と興味のない求人をアーカイブできる「見送り機能」があります。 |
相性診断機能 | クイズに回答するだけで自身の特性が分かる機能です。自己診断の参考にできます。 |
転職活動をサポートするツール・コンテンツが充実しているダイレクトタイプなら、忙しい方でも空いた時間に気軽に転職先を探せるでしょう。
特徴 | ・ITエンジニア向けのスカウト転職サービス ・充実した機能を搭載したアプリ(iOS限定)が利用できる |
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GEEKLY(ギークリー)
GEEKLY(ギークリー)は「株式会社Geekly」が運営する、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントです。
10,000件以上のIT転職への支援実績があり、一般的な総合型転職エージェントにはない業界に特化した転職ノウハウを有しています。
公式ホームページに掲載されている公開求人数は約21,000件。(2023年8月時点)加えて、非公開のIT求人やギークリーにしかない独占求人も多数保有しているので、登録すれば、他社にはない魅力的な案件に出会える可能性も高いでしょう。
ギークリーの特徴としてあげられるのがマッチング率の高さです。
ギークリーには「エンジニア」「デザイナー」「ゲームプロデューサー」など、職種別に専門のコンサルタントが在籍しています。
登録後の面談では、コンサルタントが求職者の経験やスキルを丁寧に確認。求職者の特性を見極めたうえで強みを活かせる職場を厳選して紹介してくれるので、ベストマッチングの転職が実現します。
以下のように、書類選考や面接など対策が充実していることもギークリーの特徴です。
書類選考対策 | IT・Web・ゲームなど業界別に専門のコンサルタントが業界や企業の特性に合わせた添削を行います。専門の書類作成チームが求職者に代わってレジュメを作成することもできます。 |
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面接対策 | 過去の面接内容や企業が求める人物像など、応募企業ごとの面接の傾向を踏まえたうえで必要な対策についてアドバイスを行います。 |
特に応募書類の添削サービスには力を入れており、30~60分という短時間での作成も可能です。
実際に、書類選考の通過率は2.6倍と非常に高い実績があるので、「IT転職で上手な自己アピールの方法が知りたい」「書類選考がなかなか突破できない」という方はぜひギークリーを利用してみてください。
また、81%の利用者がギークリーを介した転職で年収アップを実現!
これらのことから、ギークリーはIT・Web・ゲーム業界へ転職したい方はもちろん、転職で収入を上げたい方やスピーディーな転職をしたい方にもおすすめのサービスと言えるでしょう。
特徴 | ・IT・Web・ゲーム業界の転職支援に強い ・IT転職のプロによる応募書類の添削サービスが受けられる |
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レバテックキャリア
レバテックキャリアは「レバテック株式会社」が運営する、IT・Web業界のエンジニアやクリエイター専門の転職エージェントです。
公式ホームページでは、多数のITエンジニア求人・デザイナー求人を掲載しています。
【公開求人数】
- ITエンジニア求人数…約19,000件
- デザイナー求人数…約3,000件
(2023年8月時点)
レバテックキャリアの強みは内定率の高さです。
職務経歴書の作成の際には、アドバイザーや現役エキスパートエンジニアによる徹底的な添削が行われます。企業のニーズに合わせてアピールポイントを強調することで、書類通過率がぐっと向上します。
面接対策も企業ごとに実施。まずは、レバテックキャリア独自のオリジナル資料によって、各企業がエンジニア・クリエイターの採用活動で重視するポイント、過去の質問例、見送りとなった理由などの情報を提供してもらいます。
続いて、資料の内容をもとに面接官へ効果的なアピールができるよう模擬面接を実施します。
このように、企業ごとにしっかりと選考対策を行うことで、内定獲得率を高めているのです。
また、レバテックキャリアなら、表からでは分からないリアルな職場情報も入手できます。
以下のように、自分ひとりでは収集しきれない情報を事前に入手できれば、転職後のミスマッチも防げるでしょう。
【提供してもらえる職場情報の事例】
- マネジメントの方法
- 職場の雰囲気や社員の様子
- チームの特性やスキル
- 通常期と多忙期それぞれの残業時間
- 福利厚生について
- キャリアアップ体制
さらに、レバテックキャリアでは無料の個別転職相談会も開催しています。
「転職すべきか迷っている」「年収アップをするにはどうしたらいい?」といった悩みや疑問もプロのアドバイザーに1対1で相談できるので、転職やキャリアで悩んでいる方は相談してみてはいかがでしょうか。
特徴 | ・IT・Web業界のエンジニアやクリエイターの転職に強みを持っている ・応募先ごとに書類選考や面接の対策ができる |
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30代の看護師におすすめの転職サイト2選
看護師に特化した転職サイトは複数あり、どれを利用しようか悩む人もいるでしょう。
30代におすすめの看護師転職サイトを、2つ厳選して紹介します。
【ナース人材バンク】は職場の人間関係や雰囲気も教えてくれる
ナース人材バンクは、「株式会社エス・エム・エス」が運営する看護師向けの転職サイトです。
全国の求人を掲載し、最寄り駅・路線から求人を探せます。「病院」「クリニック」「企業」「保育園」「介護施設」など、いろいろな施設形態の求人があるのも特徴です。
求人を探す際は条件選択だけではなく、フリーワードでの検索も可能です。「30代」と入力すると、30代の看護師が活躍している求人が多数出てきます。
登録すれば、キャリアパートナーが求人を紹介します。電話やメールの他、LINEなどでも連絡が可能です。
【マイナビ看護師】は看護師が転職できる施設形態が充実
マイナビ看護師は「株式会社マイナビ」が運営を手掛ける、看護師対象の転職サイトです。
会って話すことにこだわっており、基本的には対面で面談を行っています。オフィスは以下のように、全国17ヶ所に構えています。
銀座オフィス・新宿オフィス・大阪支社・北海道支社・名古屋支社・宮城支社・神奈川支社・埼玉支社・群馬支社・静岡支社・新潟支社・京都支社・神戸支社・岡山支社・広島支社・福岡支社・鹿児島支社
面談は予約制のため、注意しましょう。なお、Webでの面談も可能です。対面で話さず、電話やメールで求人の紹介だけ行ってもらうこともできます。
2023年8月26日時点の求人数は、約56,000件です。30代を対象にした求人も豊富にあり、「正社員」「契約社員」「パート・アルバイト」など、お好みの雇用形態で求人を探せます。
「病院」「クリニック・診療所」「美容クリニック」「訪問看護ステーション」「保育施設」といった、施設形態が充実している点も魅力です。
30代の薬剤師におすすめの転職サイト2選
30代で転職を考えている薬剤師の方には、以下の転職サイトをおすすめします。
【ファルマスタッフ】は12ヶ所の支店で相談を受付中
ファルマスタッフは医療従事者の人材紹介を手掛ける、「株式会社メディカルリソース」が運営する薬剤師向け転職サイトです。
地域密着でサービスを展開しており、支店は以下の12ヶ所にあります。
札幌支店・東北支店(仙台市)・大宮支店・船橋支店・東京支店(千代田区)・横浜支店・名古屋支店・京都支店・大阪支店・神戸支店・広島支店・九州支店(福岡市)
面談で顔を見て相談できるため、細かい悩みも伝えやすいでしょう。コンサルタントが相談にのり、病院や薬局などの雰囲気も教えてくれます。
2023年8月26日時点の求人数は約47,000件で、各都道府県の薬剤師の求人をすぐさま検索できます。
30代を対象にした求人はもちろん、「土日祝休み」「転勤なし」「在宅」「教育制度あり」など、希望に合わせた求人を確認可能です。
コンサルタントに相談して求人を紹介してもらう他に、LINEで新着求人を知らせてもらうことも可能です。
【ファーマキャリア】はオーダーメイドで求人を作成
ファーマキャリアは薬剤師に特化した転職サイトで、「エニーキャリア株式会社」が運営を行っています。
転職における希望条件を聞き、オーダーメイドで求人を作成するのが大きな特徴です。希望する条件に合わせ、転職したいエリアで条件の良い求人を作成し、提案します。
公開している求人もあり、2023年8月26日時点では約31,000件を公開中です。「土日休み」「ブランクあり可」「残業なし」「託児所あり」「扶養内勤務」など、細かい条件を設定できます。
また、ファーマキャリアは、優秀なコンサルタントが担当する点も特徴です。大手人材紹介会社においてトップレベルの方々で主に構成され、質の高い転職サポートを受けられます。
30代で初めて転職する薬剤師の方も、中にはいるでしょう。丁寧にサポートするファーマキャリアなら、安心して相談できます。
30代での転職がおすすめな理由4つ
30代は、転職におすすめの年代です。なぜ30代での転職がおすすめなのか、理由を4つ解説します。
ライフプランが具体的に決まるため求人を探しやすい
30代は結婚や出産、子育てなど、ライフプランが具体的に決まりやすい年代です。
以下のようにライフプランに応じて求人を探しやすいため、30代の転職はとてもおすすめです。
- 結婚して扶養内で働く予定なので、「扶養内OK」の求人を探す
- 出産の予定があるため、「託児所あり」の職場を中心に探す
- 子育てしやすい「残業なし」「土日祝休み」の職場を選ぶ
このように、ライフプランが具体的に決まると、求人を探す際の条件も決まります。
30代で結婚や出産を予定している方は、転職サイトで求人を絞りやすいでしょう。
今まで培った経験やスキルが評価されやすい
30代は20代よりも今までに培った経験やスキルが多く、転職に活かしやすい年代でもあります。面接で経験やスキルをアピールし、しっかりと伝えましょう。
特に、同じ業界・職種に転職したい場合、これまでの経験やスキルを大いに活かせるため、転職が成功しやすいといえます。アピールが上手くいけば年収アップにもつながるので、30代での転職はおすすめです。
なお、厚生労働省の調査によると、今の職場を選んだ理由として以下を挙げていました。
- 仕事の内容に満足できるから
- 条件(賃金以外)が良いから
- 技能や能力が活かせるから
これらは30〜34歳、35〜39歳の上位3つを占めていました。
30代後半は、「技能や能力が活かせるから」を選んだ人が40.8%と非常に多くいました。自分のスキルを活かした上で、仕事の内容・条件の良い職場に転職する人が多いといえるでしょう。
30代の有効求人倍率は高い状況にある
厚生労働省の「年齢別労働市場関係指標」によれば、30代の有効求人倍率は以下の通りです。
年 | 30〜34歳 | 35〜39歳 |
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2019年 | 2.23 | 2.15 |
2018年 | 2.42 | 2.34 |
2017年 | 2.47 | 2.41 |
30代の有効求人倍率は比較的高く、求職者数よりも求人数が多い状況にあります。
40代、50代と年齢が上がるほど有効求人倍率は低い傾向にあるため、30代の方が転職に有利です。30代で「いずれは転職したい」と考えているなら、早めに転職活動を行うことをおすすめします。
未経験の業界・職種にもチャレンジしやすい
40代や50代に比べると、30代は未経験の業界・職種にもチャレンジしやすいといえます。
一般的には年齢が上がるほど、未経験の仕事に転職するのは難しいです。年齢やこれまでのキャリアを考えると、30代は未経験の業界・職種に転職するラストチャンスといえるでしょう。
もし「未経験だけどチャレンジしたい」「これまでとは違う業界だけど働いてみたい」という業界・職種がある人は、ぜひ転職を前向きに考えてみてください。
当然ながら、30代後半よりも30代前半のほうが、未経験の仕事に転職しやすいため、なるべく早いうちの転職がおすすめです。
30代・30歳からの転職は厳しい?未経験・スキルなしなど状況別解説
30代の転職では、「30歳からでも転職できるのか」「30代からの転職は厳しいのではないか」 など、さまざまな不安があるでしょう。
ここでは30代転職のメリット・デメリットに加え、「30代未経験での転職」「30代女性の転職」など状況別に解説します。
30代転職のメリットは?まだキャリアアップが目指せる!
30代は結婚や出産、子育て、介護など、さまざまなライフイベントが重なりやすい年代です。30代で転職する場合、ライフイベントを考慮して転職先を探せるのはメリットといえるでしょう。
また、30代はまだまだキャリアアップを目指せる年代でもあります。
- 家族のために年収をアップさせたい
- ハイクラスな現場で活躍したい
こういった希望も、30代の転職ならまだ間に合います。40代転職はよほどのスキルがないと、正直なところ厳しいです。これからの人生を考えると、30代の転職には大きなメリットがあると言えます。
また30代は仕事にも慣れてきて、新しい業界へチャレンジする転職自体が「楽しい」と思える人もいるかもしれませんね。
転職後の平均年収950万円以上のリクルートダイレクトスカウトでは、企業から直接スカウトが届き年収アップも夢ではありません。
30代が転職するデメリットは?厳しい?後悔するかも?
20代はまだ経験が浅く、即戦力として見られないケースが多々あります。
しかし、30代は即戦力として期待され、入社後に思わぬプレッシャーを感じるかもしれません。プレッシャーやストレスで転職したことを後悔する可能性があるのは、デメリットといえるでしょう。
30代未経験・フリーター・スキルなし・キャリアがない場合の転職
30代はある程度の経験やスキルを積んでおり、即戦力として期待されます。未経験の業界や職種でも、活かせるスキル・資格があれば転職が成功する確率はアップします。
ただし業界未経験者やフリーターの方は年齢が上がるにつれて、転職が困難です。ですが40代以上と比較すると、30代は未経験者やフリーターでも転職が成功しやすいと言えますから、転職を検討しているなら今がチャンス。
30代後半や40代になって後悔しないよう、早めの決断が重要です。
30歳からの転職は不利?35歳限界説
30歳からの転職は20代よりも厳しい、難しいというイメージもあるでしょう。しかし30代は20代より、社会人経験もスキルもあるため、転職に有利な年代といえます。
ただし、年齢が上がると、これまでの経験やスキルをシビアに見る傾向があり、企業や業界によっては不利になってしまいます。
転職エージェントに相談することで、思わぬスキルが見つかる可能性もあるので、不利とは思い込まないことも大切です。
30代女性でスキルなし・子持ちでも転職は可能!ただ厳しい場合も
30代でスキルなしの女性の方でも、転職できる可能性はあります。スキルがあるけど気づいていない、という可能性も考えてみましょう。
「私にはスキルがない」と転職を諦めてしまう前に、転職エージェントを利用し、スキルやキャリアの棚卸しをするのがおすすめです。「実は活かせるスキルがいくつもあった」というケースも大いにあります。
スキルや性別に縛られすぎないことも重要です。転職活動が思うように進まない場合は条件を広げ、多くの求人をチェックしてみましょう。
また30代女性で子持ちの場合、転職できないということはありませんが、企業側から敬遠されてしまう可能性は少なからずあります。
どんな状況でも、自分に合った転職エージェント・転職サイトがあります。うまく活用して、転職成功を目指しましょう。
未経験・スキルなしでも大丈夫?30代が転職する際の注意点
30代の転職における注意点は以下の通りです。
年収にこだわりすぎないこと
未経験の仕事に就いた場合やスキルなしキャリアなしの場合はもちろん、キャリアがあっても転職先での年収が下がる可能性があります。
特に未経験やスキルなしの30代転職の場合は、年収にこだわりすぎずに経験値アップやスキルアップを目的に転職先を決めましょう。
転職の目的によって転職先に求めるものはそれぞれ異なりますが、転職によって自分の目的は叶えられるのか、年齢を重ねても自分が活躍できる職場かなど年収以外の待遇や条件、会社の雰囲気など総合的に判断しなければいけません。
転職先の上司が年下の可能性がある
実績やキャリアが評価され前職と同等かそれ以上の待遇で転職できるケースもありますが、30代の転職のほとんどは前職の実績やポジションがリセットされ、転職先では年齢関係なく新人として扱われます。
もちろん上司が年下の可能性もありますし、もしかしたら会社内では最高齢かもしれません。
転職すれば、その会社の歴は一年目の新入社員です。実年齢は関係なく、転職先では先輩である上司の
指導に謙虚な姿勢で従わなければスムーズに仕事が行えなくなってしまいます。
特に新しい業種や職種の転職先に入る際は、プライドは捨てる覚悟が必要です。
転職活動の長期化も覚悟しておく
30代未経験、スキルなしの転職活動は、経験者やスキルありの30代よりも不利な状況であると言えます。
よって、「未経験可」の求人であっても応募者の中に経験者やスキルありの人がいたら、なかなか内定をもらえない状況に陥る可能性があるのです。
転職活動期間なしで転職先を決める30代も一定数いますが、1/3の30代が3ヶ月以上かかっているのが現実です。
未経験やスキルなしの30代であれば、その1/3の中に入る確率が高くなると言ってもよいでしょう。
自分の市場価値を客観的に把握する
自分の転職市場における価値を見誤っていないか、客観的に測れているかは転職活動において重要な視点です。
20代の将来性や伸びしろなどのポテンシャル部分ではなく、30代は現在の自身の市場価値の把握が大切なのです。
しかし実際は自分の市場価値はいかほどなのか、自分が転職市場でどれほどの価値があるのかわからない人は多いでしょう。
自分の市場価値を知るためには、以下の方法があります。
- オンラインの市場価値診断ツール
- 転職サイト・転職エージェントに登録する
未経験やスキルなしの場合は市場価値が低く捉えられてしまうことを想定した企業選びとなってしまうため、現職中に実績を作ったり資格取得などスキルを高めたりすると市場価値が高まるでしょう。
自分の価値を過小評価しても過大評価しても転職に失敗するリスクが高くなるため、適正な価値を把握する必要があります。
転職時期は慎重に見極めるべき
転職時期は安易に決めるべきではありません。自分が転職したい業界の転職市場の動向にアンテナを常に張っておき、企業が積極的に採用を行っている時期を見極めましょう。
もし転職活動を始めた時期が採用活動が一段落した時期だった場合、思うような求人が見つからなかったり採用活動が活発な時期よりも採用のハードルが高くなってしまったりと不利になる可能性が高くなります。
また、現職の退職の時期も併せて考えておかなければなりません。「転職先が決まったから辞めます。」というわけにはいきませんよね。
会社の繁忙期を避け、余裕を持って引継ぎができる時期があるはずです。
同じ業界に転職するなら場合は悪い噂も流れかねないので、「立つ鳥跡を濁さず」とスマートに退職できる時期を見極めましょう。
30代が転職活動でアピールしやすいポイント
企業側が30代転職者に求めているのは、即戦力としての貢献です。
30代の転職は、これまで培ってきたスキルや経験、実績をアピールすることで成功すると言っても過言ではありません。
30代転職を勝ち取るためには、以下にあげる即戦力になり得る裏づけをアピールことが重要になってくるでしょう。
【アピールポイント1】学ぶ意欲や姿勢
応募先が同じ業界や職種であっても、新しい職場でも積極意的に学ぶ意欲や姿勢をアピールしましょう。
30代の社会人と言えば安定を求める傾向にありますが、採用する企業側は学習意欲が高くチャレンジ精神がある30代を求めています。
応募職種に役立つ資格の取得や自主的に学んでいた経験をアピールすれば、「入社後も新しい知識を進んで習得し成長していける」という説得力につながるはずです。
即戦力になることはもちろん、積極的に新しい職場で活躍したいという意気込みを学ぶ意欲や姿勢でアピールすることが大切なのです。
【アピールポイント2】マネジメントやリーダーの経験
30代の転職では即戦力を求められる傾向が高く、マネジメントやリーダーなど責任ある立場の経験が重宝されます。
企業は、部下や同僚など人をまとめられる能力がある人材を30代転職者に求めています。
社会人経験が10年ほどある30代ともなると、何かしら責任ある業務を任されてきた経験があることが多いでしょう。
役職でなくても後輩の育成や研修の指導経験などでも構わないので、先頭に立って導いたという経験があればアピール材料になります。
【アピールポイント3】社会人生活で構築した人脈
30代ともなると10年ほどの社会人生活を送っており、私生活も含め多くの人と関りさまざまな人脈を築いてきたことでしょう。
入社してその人脈を使う使わないは別にして、仕事の能力とは別に人とのつながりを大切にし企業の利益につなげるパイプを作れる人材は大変重宝されます。
人脈を構築できている人は、広い視野を持ちチャレンジ精神を持って前進するというフットワークが軽く物怖じしないという特徴もあり、企業にとって有益な人材と言えます。
面接で人脈について直接的にアピールするのではなく、今までの仕事の経験からつながった業界や人間関係をさりげなく伝えましょう。
【アピールポイント4】コミュニケーション能力
30代の転職に限らず、企業はコミュニケーション能力が高い人材を求めています。
仕事は多くの社員が連携して進めていくものであり、社員間のコミュニケーションが円滑であれば、業務もスムーズに運ぶと言えるでしょう。
それなりの社会人経験を積んだ30代であれば、余裕を感じさせるコミュニケーションができるかどうかで面接での印象が大きく変わるはずです。
面接では以下のポイントでコミュニケーション能力を見極めます。
- 相手の言うことを正しく理解する能力
- 伝えたいことを適切に表現し、相手に理解してもらう能力
また、コミュニケーション能力をアピールするには、「聞く力」「伝える力」「人と協力する力」に言い換えることが有効です。
例えば、「傾聴力を持って会話ができる」「わかりやすく説明するのが得意」「価値観の異なる人とも分かり合える」など自分らしいコミュニケーション能力のアピールの仕方を考えておきましょう。
30代転職で重視すべき企業に求めるポイント4つ
30代の転職はキャリアにおける転機であることが多く、覚悟を持って始める人が多いはずです。
最後の転職にしたいと考えている人が多いため、慎重に企業を見極めたいもの。
ここでは、30代転職で企業に求める重視すべきポイントについて紹介します。
ワークライフバランスはとれるか
30代は結婚や出産などライフステージの変化が多い世代で、人生の分岐点とも言えます。
家庭を持った場合、配偶者の仕事や育児、子どもの教育方針、親との同居などにより働き方や勤務地を変える必要が出てくることもあるでしょう。
よって30代の転職は、プライベートと仕事の両立=ワークライフバランスがとても重要だと言えます。
具体的にどんな人生を送りたいか、どんな日々を過ごしたいかをイメージしてみましょう。
そして、それを実現するために一番大切なことは何かを考えてみます。
例えば、「子供の成長に携わって家族との時間を大切にしたい」という人は、そのために時間や収入がどの程度必要か、転職先に求める条件をまとめてみましょう。
さまざまな状況を考えて企業選びをしなければならず求める条件も複雑化してくるため、優先条件を明確にすることをおすすめします。
将来性がある企業か
先述の通り、30代はライフステージの変化が多い世代でありプライベートで責任が重くなる時期と言えます。
家庭を持った場合、教育費やマイホームの購入資金など人生においてさまざまなお金がかかる時期だと言ってもいいでしょう。
よって、会社の将来性は転職時の重大な判断材料となり、転職先の企業が将来的に成長する見込みがあるかどうかを確認する必要があるのです。
【会社の将来性を確認するポイント】
- ここ数年間の成長度合い
- 業界全体の動向
- 会社のビジョンや目標を社員が把握しているか
- 慢性的な人手不足や離職率が高くなっていないか
以上はある程度の予想となりますが、実際のところはどうなるかはわかりません。
よって、会社に使われる存在ではなく、会社を使って成長するつもりで俯瞰的に企業研究することをおすすめします。
やりがいがある企業か
30代の転職を機に、定年まで勤められる会社や安定した収入が得られる会社を求める人は多く、転職先に「やりがい」を求める傾向が強くなります。
仕事にやりがいを求めることで、長期的に働きたい、つらくてもがんばれるなど仕事に対する意欲やモチベーションを維持することができます。
やりがいを感じられれば、どんな仕事でも楽しいと感じられるかもしれません。
何にやりがいを見出せるかは、人によって異なるものです。接客にやりがいを感じる人もいれば、一人もくもくと作業することにやりがいを感じる人もいます。
自分はどんな会社でどのような仕事をこなすことにやりがいを感じられるのか、さまざまな角度から分析し整理してみましょう。
自己分析ができていれば、自分がやりがいを感じる仕事が明確になり、企業とのマッチング率も高くなるでしょう。
これまでの経験やスキルが活かせるか
30代の転職では、前職の経験やスキルが活かせる仕事の方が採用率は上がります。
30代でも未経験の分野に転職することは可能ですが、給料が低かったり転職活動が長期化したりするデメリットも。
しかし、今の仕事の経験やスキルが活かせる企業であれば、即戦力として採用される確率が高くなるのです。
これまでの経験やスキルによって給料アップやポジションアップを期待できるでしょう。
当てはまったら要注意!30代転職で失敗しやすい人の特徴
30代の転職に失敗しやすい人の特徴は、以下の通りです。
30代ならではの特徴もあるので、自分は当てはまっていないか確認しておきましょう。
転職理由があいまいな人
転職したい理由が「なんとなく辞めたい」「とにかく新しい職場に変わりたい」とあいまいな人は、30代転職に失敗しやすいと言えます。
企業が30代の転職者に求めているのは、マネジメント能力やリーダーシップ、実績からの即戦力です。
よって、自分が転職先でどのような貢献ができるか自分の強みや経験を把握し、転職したい理由を明確にしておかなければなりません。
また今後、転職先での自分のキャリアと企業の成長を絡めて将来の展望を描けているかも重要です。
面接でも転職理由や今後の目標を必ず聞かれるので、あいまいな答えをしてしまうと内定を逃すことになるでしょう。
「とりあえず今の職場から逃げたい」という人もいるかもしれませんが、なぜ逃げたいのかの理由をしっかりと考え、どうして転職したいのかを明確にしなければ前に進めないでしょう。
ネガティブな感情からくる転職したい気持ちをポジティブな転職理由に変換して、現状からの逃避が目的の転職から脱却することが大切です。
転職理由が年収を上げるためだけの人
現職の給料や年収に不満があり、収入を上げたいだけの理由で転職したい人は、30代転職に失敗しやすいと言えます。
給料面だけ見て転職先を決めると仕事内容や人間関係でつまずきやすくなり、転職を後悔することになるかもしれません。
自分のやりたいことや力が発揮できることを含め業務内容や待遇、会社の雰囲気など給料だけでない条件もしっかり確認しましょう。
年収にばかりこだわりすぎると企業選びでの妥協やそのほかの条件での妥協により、転職後ギャップに苦しむことになりかねません。
転職で年収アップを考えているならば、今までの実績や経験を評価してくれる企業選びをすることをおすすめします。
その際も年収だけを基準にせずにほかの条件も吟味しましょう。
プライドが高く自分のやり方を曲げられない人
30代の転職では、プライドが高く過去の職歴を引きずり自分のやり方を曲げられない人は、失敗しやすいと言えます。
転職先で年下が上司になる可能性もあり、仕事を教わったり指示を受けたりする場面もあります。
前職で役職に就いていたとしても転職先では新入社員なので、転職先でのやり方や雰囲気に自ら馴染んでいかなければなりません。
これまでのキャリアや実績を活かすためには、まずは転職先のやり方を受け入れ、よい人間関係を築く柔軟性が必要なのです。
転職先に前職のルールを持ち込むなど自分のやり方を曲げられない人は、転職先での印象が悪くなって人間関係もうまくいかず、活躍するどころかお荷物になる可能性があります。
プライドが高い人はこれまでのキャリアや職歴を気にする傾向があるため、面接時に横柄な態度や発言をし、内定を逃すことも。
プライドを持つことは大切ですが、30代の転職では一から出直すくらいの気持ちで新鮮な気持ちと素直な対応を持って転職活動に臨みましょう。
自己分析不足の人
30代ともなると、それなりの経験と実績を求められ即戦力として期待される年代です。
よって30代の転職は、自分の強みや特性を理解して企業にアピールする必要があります。
しかし自己分析ができていなければ、自分のスキルや経験値に合致した仕事や自分が活躍できる企業に出会うことが難しくなってしまうのです。
自己分析は、自分の転職市場での市場価値を把握し、自分が本当にやりたいことを見極めることができる転職活動に欠かせないもの。
自分がこれまでに積んできた経験やスキルなどのキャリアの棚卸しをし、自分が得意とすること、強み、弱みを分析しなければ、自分の能力を活かせる仕事ややりたい仕事がわかりません。
これらの自己分析ができていないと、企業選びの時点で失敗する可能性もあります。
自分が貢献できる企業と企業が求めている人材をマッチさせるには、しっかり自己分析をすることが重要だと言えるのです。
自分は当てはまる?30代転職で成功しやすい人の特徴
30代の転職に成功しやすい人の特徴は、以下の通りです。
自己分析ができている人
30代の転職では、自分のこれまでの経験や実績、スキルなどを棚卸しして自分の強みや特性を理解している人が転職に成功すると言えるでしょう。
また、自分の得意なことや意欲が湧くことを明らかにしておくことで、自分に合っている業界や職種を絞り込むことができます。
自分で自己分析をするには、以下の手順をおすすめします。
- これまでの経験を洗い出す
- 強みとスキルを整理する
- 自分の特性・価値観を客観視する
- 今後目指したい目標・ビジョンを描く
そのほかにも無料で診断できる自己分析ツールは多くあるので、「自己分析ツール」で検索してみましょう。
自分の強みや弱みを把握し客観的に自分を評価する自己分析ができれば、企業のニーズを含め自分にとって最適な転職先を見つけることができるはずです。
さらに自分の欠点や弱点まで自己分析できれば、それに対処するための計画を立てることもできるのです。
自分の強みやPRポイントだけでなく、欠点や課題ポイントを正しく把握し客観視できていることがより重要と言えるでしょう。
転職の軸がぶれない人
30代の転職を成功させるには、ぶれない転職の軸を持つことが大切です。
転職によって何を達成したいのかの目的が明確であれば、スムーズに転職活動をすることができます。
転職の軸とは、転職先を決定する上で最も重要視する条件であり、例えば以下のような転職で達成したい目的のことです。
- 新しい挑戦がしたい
- ワークバランスを充実させたい
- 自分の専門知識やスキルを活かしたい
- 社会貢献がしたい
など
転職の軸がしっかり決まっていれば、転職後のミスマッチも防げるでしょう。もし転職後に不満が生じたとしても、転職で実現したいことが叶えられたのならば乗り越えられるはずです。
情報収集&企業研究ができている人
30代の転職を成功させるには、情報収集は欠かせません。
いくら実績やスキルを持っていても、転職先の社風や雰囲気に合わなかったり仕事内容にミスマッチがあったりしたら、転職が失敗となってしまいます。
入社することがゴールではなく、その会社で満足感を持って働き続けることが転職成功であると言えるため、事前の企業研究は大変重要と言えるのです。
企業概要や事業内容、求める人物像を把握することはもちろん、実際に働いている人の話を聞いたり企業の説明会に参加したりと転職市場の把握や企業の内部情報など転職活動に関するあらゆる情報収集や企業研究は、転職成功には必須です。
情報収集や企業研究ができていれば、多くの選択肢の中から納得のいく企業に出会える確率は高くなるでしょう。
情報収集や企業研究を進めれば、企業がどんな人材を求めていて、企業に貢献するにはどのような準備をすればよいのかがわかり、将来のキャリアプランにも活かすことができるのです。
企業や条件にこだわりすぎない人
30代転職を成功させるには、最初から企業や条件をガチガチに決めてしまわないようにしましょう。
企業のブランドや待遇などの条件にこだわりすぎてしまうと、応募する求人の幅が狭まり応募できる求人が限られてしまいます。
応募の時点では志望度が低い企業でも調べていくうちに魅力的な企業だとわかり、一気に入社意欲が高まることも少なくありません。
企業に求める条件は大切なものですが、あまりにもこだわりすぎてしまうと、多くの企業との出会いの機会をなくし自分の可能性を狭めることになってしまうのです。
応募企業のニーズに合わせて条件調整するくらいの柔軟性があれば、新天地である転職先で新たな機会が開ける可能性が高まります。
絶対に譲れない条件と必要に応じて妥協できる条件を整理して優先順位をつけておき、柔軟に対応できるフットワークを身に着けておきましょう。
30代向けの転職サイトを利用するメリット5つ
30代向けの転職サイトを利用するメリットは、次の5つです。
効率よく求人をチェックできる
転職サイトを使えば、効率よく求人をチェックできます。
30代向けの転職サイトを利用すると、30代の求人に絞って検索が可能です。さらに、30代の転職に関する情報もまとまっているため、自分で調べる手間も省けます。
また、エージェントサービスを利用できる転職サイトなら、求人を見る必要もありません。キャリアアドバイザーがあなたの代わりに求人を探し、紹介してくれます。
効率よく求人をチェックできる分、企業の情報収集や履歴書を書く時間を増やせるので、転職が成功する確率がアップします。大きなメリットといえるでしょう。
マイペースに転職活動を進められる
転職サイトで求人をチェックした後、自分で応募することも可能です。
多くの転職サイトでは、登録した情報をもとに簡単に応募できます。サイト内のメッセージツール、メール、LINEなどでスキマ時間に応募でき、マイペースに転職活動を進められるでしょう。
転職サイトの中には、登録した情報をもとにスカウトが届くところもあります。「良い求人があれば転職を考える」という方も利用でき、具体的に転職する時期が決まっていない人にもおすすめです。
自分ですぐに応募したい人、求人だけ見たい人など、転職サイトはマイペースに転職活動できるようなサービスを展開しています。
無料で転職のサポートを受けられる
転職サイトの多くで、エージェントサービスを受けられます。エージェントサービスでは、主に次のような転職サポートを行っています。
- 求人の紹介
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接対策
- 年収などの条件交渉
- 入社日の調整
応募先への連絡を担当のキャリアアドバイザーが代行するのは、大きなメリットです。年収の交渉も代わりに行うので、思っていたよりも高収入の職場に転職できる可能性もあります。
履歴書や面接へのアドバイスも行っているので、転職が成功するか不安な30代の方はぜひ転職サイトを利用しましょう。
また、キャリアアドバイザーは転職に関するさまざまな情報を得ており、30代の転職状況も詳しいといえます。30代ならではの悩みにも、的確に応えてくれるでしょう。
転職のサポートは基本的に無料で、費用をかけることなく転職活動を進められます。仕事や家事などで忙しく転職活動がなかなか進まない方は、転職サイトを利用してみてください。
好条件の非公開求人に応募することもできる
エージェントサービスが付いている転職サイトを利用すると、非公開求人に出会えるのもメリットです。
非公開求人とは、企業の公式サイトや転職サイトなどには公開されていない求人を指します。以下のような理由で、公開していません。
- 有名企業の求人で、公開すると応募が殺到してしまう
- すぐに人員を確保したいので、条件が合う人だけに紹介
転職サイトに登録しないと非公開求人は紹介されず、応募もできません。非公開求人は、企業が提示する条件に合う人のみに紹介されます。
非公開求人は好条件のものが多く、中には高収入の求人もあります。非公開求人に応募できるよう、転職サイトを積極的に利用してみましょう。
転職で年収アップしやすい
転職サイトの大半で、年収を指定して求人を検索できます。「今よりも給料が高いところに転職したい」という希望があれば、希望年収で求人を絞り、検索してみてください。
転職サイトのエージェントサービスを利用し、年収の交渉を頼むことも可能です。希望している額よりも、年収がアップするケースもあるでしょう。
転職サイトで紹介される非公開求人は、年収が高い職場が多いのもポイントです。年収アップを狙うなら、エージェントサービスに登録し、非公開求人を紹介してもらうことをおすすめします。
なお、厚生労働省の調査によれば、30代で転職した後の賃金の変化は以下の通りでした。
賃金 | 30〜34歳 | 35〜39歳 |
---|---|---|
増加した | 48.6% | 40.6% |
減少した | 32.8% | 37.7% |
変わらない | 18.4% | 20.5% |
30代前半も30代後半も転職後に賃金が増加した人が多く、特に30代前半の方が48.6%と割合が高いという結果でした。
転職サイトを積極的に活用し、30代で年収アップする確率を高めましょう。
30代転職の成功ポイントは?転職サイト・エージェントを活用しよう
30代の方が転職を成功させるためのポイントをまとめました。詳しく見ていきましょう。
30代転職の成功ポイント【1】経験・スキル・資格を整理
30代はこれまで、いろいろな経験を積んできたはずです。少なからず経験やスキル、資格があるため、
- これまでの経験を転職先でどう活かせるのか
- どういったスキル・資格があるのか
こういった点を一旦整理しましょう。
これまでに積み重ねてきた経験やスキルを活かし、未経験の業界や職種に転職できる可能性もあります。今までの仕事を振り返り、転職に有利な経験やスキルがないか整理してみましょう。
30代転職の成功ポイント【2】希望条件を明確にし優先順位を決定
転職先に求める希望条件やその優先順位を決めて転職活動の軸を確立させれば、今後何があってもぶれずに活動を進めることにつながります。
転職先に求める希望条件を思いついたままノートに書き出してみましょう。
そこから優先したい条件の順に番号をつけて、箇条書きにまとめてみます。
- 転職先に何を一番重視しているか
- 転職に至る動機を解消できる条件
- これだけは譲れないという条件
- 勤務地
- 通勤時間
- 雇用形態
- 勤務時間
- 残業時間
- 待遇
- 休日の条件
- 職場の雰囲気
- 繁忙期の体制
- 人間関係
など。
以上を可視化することで、希望条件を明確にすることができ、優先順位も把握することができます。
30代転職の成功ポイント【3】転職エージェントも利用
転職エージェントを利用すると、キャリアアドバイザーが非公開求人も含めた求人を探してくれるので、転職サイトよりも多くの求人を確認できます。
また、キャリアアドバイザーは求人の紹介の他にも、
- 企業とのやり取り
- 書類の添削
- 面接対策
などを行ってくれます。転職の知識が豊富なため、30代の転職におけるノウハウも豊富です。
転職サイトも転職エージェントも無料で利用可能です。転職サイトだけではなく、転職エージェントも積極的に利用しましょう。
30代転職の成功ポイント【4】転職サイト・エージェントを複数併用
転職サイト・転職エージェントはいくつもあります。1つだけの利用だと確認できる求人が限られてしまうため、30代に適した転職サイトと転職エージェントを3社ほど利用するのがおすすめです。
どの転職エージェントを利用するか迷う方は、次の記事を参考にしてくださいね。
30代転職の成功ポイント【5】応募企業の幅を広げる
30代の転職でこれまでの経験が活かせる求人であれば、選考が有利に進む確率は上がります。
しかし、今までのスキルや経験を活かせるのは、同業界や同職種だけとは限りません。
業界や職種を絞り込みすぎずに応募企業の幅を広げてみることで、求人の選択肢が増えるはずです。
視点を変えてほかの業界や職種で自分の力が活かせるかどうかを考えてみてください。思いもよらない求人にたどり就く可能性も。
30代の転職でキャリアアップしたいならば、必ずしもこれまでの業界や職種にこだわる必要はないでしょう。
30代転職の成功ポイント【6】企業が求める人物像を把握する
企業が30代の中途採用者に求めていることは、転職後すぐに活躍できる即戦力と言えます。
内定を勝ち取るためには即戦力になることを前提に、応募企業の求める人物像にマッチしていなければなりません。
企業が求める人物像の多くに当てはまる要素は以下の通りです。
- 積極性
- 柔軟性
- 外向性
- 緻密性
- 配慮・サービス性
- 機敏性
求められている人物像を把握できれば、社風や業務にフィットする考え方や経験をアピールして高評価を得られるはずです。
30代転職の成功ポイント【7】転職の失敗パターンを把握しておく
30代の転職でありがちな失敗パターンをあらかじめ把握しておくことで、事前に回避することができます。
30代の転職でありがちな失敗パターンは以下の通りです。
- 想像していた業務と違った
- 実際の労働条件や雇用条件が違った
- 社風や人間関係が合わなかった
- 残業が多かった
- 自分のスキルが足りなかった
- 前職に戻りたいと思ってしまう
など
あらゆる30代転職の失敗パターンを把握しておき、入念な準備と対策をすることが転職成功のカギとなるといっても過言ではないのです。
30代転職の成功ポイント【8】前職の批判をしない
前職での不満が転職の理由となる場合がほとんどですが、退職理由として不平不満からの前職批判をしないように気をつけましょう。
転職理由は面接で必ず聞かれることですが、前職を批判するような発言をすると、「採用しても同じように批判するかもしれない」「うちに馴染めないかもしれない」と定着性を懸念されてしまう可能性があります。
また、パワハラなど明らかに会社側が悪いことで退職したとしても、否定的な発言はあまりよい印象を与えることはありません。
今目の前にある転職や将来に向けて目標や意欲をアピールし、前職の経験を活かした前向きな姿勢であることを前面に押し出すことが重要なのです。
30代転職の成功ポイント【9】転職する時期を見極める
30代の転職にはタイミングが重要です。
自分の市場価値が最も高く採用活動が活発な時期であれば、求人の選択肢が多くベストな時期と言えます。
自分のキャリアや経験を考慮して、自分にとってプラスになる時期に転職をする判断をしなければなりません。
応募企業が求めるスキルや実績が必要な場合は、自分が任されたプロジェクトや責任ある業務を滞りなく遂行させた後がベストタイミングでしょう。
また、30代の転職であれば、役職に就いて経験値を上げてから転職活動に取り組むとマネジメント経験が有利に働くことも。
さらには、しっかりと仕事の引き継ぎ期間を考慮することも忘れずに。
同僚や取引先などになるべく迷惑をかけずにスムーズに退職することが社会人としてのマナーです。
30代対象の転職サイトの選び方3つ
30代を対象にした転職サイトは、今や数えきれないほどあります。どれを選べばよいか迷う人もいるかもしれません。
ここでは、30代対象の転職サイトの選び方を3つお伝えします。
求人数が多いか確認する
30代向け転職サイトは多数ありますが、サイトによって求人数は違います。自分の希望に合う求人に出会うために、なるべく求人数が多い転職サイトを選びましょう。
求人数が少ない転職サイトを選んでしまうと、希望に合う求人がなかなか見つからず、転職活動が長引く恐れがあります。
求人が多いほど、転職における選択肢が広がるのも嬉しいポイントです。思わぬ好条件の求人にめぐり会えることもあるでしょう。
エージェントサービスがある転職サイトを選ぶ
初めて転職する30代の方は特に、エージェントサービスがある転職サイトを選ぶのがおすすめです。
エージェントサービスを利用すると、キャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれます。転職の相談にのり、あなたに合う求人を探して紹介します。
また、書類選考が通過するように、履歴書や職務経歴書の添削を行うのも魅力です。面接対策や条件交渉も行うため、1人で転職活動を進めるよりも転職できる確率が高まります。
キャリアアドバイザーは30代における転職のノウハウが豊富で、とても頼りになる存在です。ぜひエージェントサービス付きの転職サイトを利用しましょう。
希望に応じた特化型転職サイトを選ぶ
転職サイト選びに困ったら、リクルートエージェントやdodaといった総合型の転職サイトと、特化型の転職サイトを選びましょう。
同じ30代でも、転職に希望する条件、活かしたい資格は違います。転職サイトの特徴をチェックした上で、自分に合う特化型の転職サイトも利用しましょう。
【30代転職】転職サイト利用時の注意点は?
転職サイトを利用しても転職活動が上手くいかず、なかなか転職できないケースもあります。
30代で転職サイトを利用する場合には、以下の点に注意しましょう。
キャリアアドバイザーと相性が合わない場合も
転職エージェントではキャリアアドバイザーが転職の相談に乗ってくれますが、相性が合うとは限りません。当然ながら、キャリアアドバイザーによって経験値は異なり、技術には差があります。
30代の転職を成功させるには、キャリアアドバイザーとの相性も重要です。転職の相談をする中で、
- 自分とは合わない
- 話がなかなか通じない
などと感じたら、キャリアアドバイザーを変更してもらいましょう。
「変更の申し出は、なかなか言いづらい…」という人は、他の転職エージェントの登録も検討してみましょう。
エージェントが変われば紹介される求人も変わりますから、より理想の転職先に出会える可能性が高まりますよ。
紹介された求人が適切か冷静に考える
キャリアアドバイザーはあなたの希望条件やキャリア、強みなどを把握した上で、求人を紹介してくれます。
しかし、転職エージェントは求職者の転職を成功させてようやく報酬を得るため、キャリアアドバイザーの中には、内定が早く決まりやすい求人を紹介する方もいるようです。
求人を紹介されても、本当に自分が転職したいと思えるか、冷静になって考えましょう。キャリアアドバイザーが紹介したからといって、絶対に応募する必要はありません。
他の転職サイトで応募した求人に応募しない
転職サイト・エージェントに複数登録すると希望条件を踏まえての紹介となるので、共通に保有する求人の紹介を受ける可能性があります。
重複応募してしまうと転職サイト・エージェントに迷惑をかけるどころか、企業側の印象も悪くなってしまうでしょう。「管理能力がない」「配慮がない」人材として不採用になる可能性が高くなってしまいます。
よって、求人に応募する際には企業名や求人情報、応募時期などを把握し、どの転職サイト・エージェントから応募したのかをしっかり管理しましょう。
提示された企業情報を鵜呑みにしない
独自の調査や実績から企業情報に精通している転職エージェントは多く、転職エージェントに登録するメリットでもありますが、提示された情報全てをそのまま鵜呑みにしないようにしましょう。
個人が調べても知り得ない情報はありがたいですが、更新していない古い情報の場合もあるので、いつの情報かを明確に提示してもらいましょう。
また、自分なりに調べて客観的に情報の裏付けをし、整理することが大切です。
登録には個人のメールアドレスと電話番号を使う
転職サイト・エージェントに登録するには、個人情報が必要です。在職しながら転職活動をしている場合、間違っても在職中の会社のメールアドレスや電話番号を登録しないようにしましょう。
仕事で使っているメールアドレスや電話番号を登録してしまうと、現職の業務に支障をきたしかねません。
例えば、会社のパソコンにスカウトメールが届いたり、業務中にキャリアアドバイザーから電話がかかってきたりと望まないトラブルを招く可能性があります。また、仕事のメールに紛れて転職エージェントからの連絡が埋もれてしまうかもしれません。
履歴が残る会社のパソコンやスマホは転職活動には使わず、現職と転職活動の線引きをきちんとしましょう。
30代が転職サイト・エージェントの転職支援サービスを利用する流れ
30代で転職サイト・エージェントの転職支援サービスを利用する場合は、以下の手順で進めていきましょう。
ここからは、手順ごとに詳しく解説していきます。
ステップ1.サービスへの申し込み
転職サイト・エージェントのサポートを受けるには、サービスへの申し込みが必要です。
多くの転職サイト・エージェントではWeb申し込みに対応しています。公式ホームページにアクセスして申し込みを行いましょう。
申し込みの際には、以下のような個人情報の登録が求められます。
【入力が必要な項目】
- 氏名
- 生年月日
- 電話番号
- メールアドレス
- 転職希望時期
- 希望勤務地
- 現在の仕事の状況
- 現在の職種
- 現在の年収
転職サイト・エージェントは、1社だけでなく複数併用すると選択肢が増えるのでおすすめです。
それぞれの特徴やキャリアアドバイザーとの相性もあるので、いくつか利用してみて最終的に1~2社に絞ると良いでしょう。
ステップ2.キャリアアドバイザーと面談
申し込み完了後には、キャリアアドバイザーと面談を行います。
「対面式」「オンライン」「電話」など面談形式はサービスによって異なります。
親身なサポートを受けたい方は、担当キャリアアドバイザーに直接会える対面式の面談を行っているサービスを選びましょう。アクセス可能な場所にオフィスがあるか、事前に確認しておくことをおすすめします。
Web面談や電話面談は、現職が忙しい方や遠方にお住いの方など、オフィスへの来社が難しい方に向いています。オフィスに足を運ぶ手間を省けるので、スピーディーに転職活動を開始したい方も利用しやすいでしょう。
面談の内容
転職サイト・エージェントの利用が初めてだと、「面談では何をするの?」「どんなことを聞かれるの?」と不安になる方もいるでしょう。
以下に、一般的な面談の内容とそれぞれのポイントをまとめたので参考にしてください。
【キャリアアドバイザーとの面談で行うこと】
内容 | ポイント |
---|---|
自己紹介 | 双方の自己紹介を行います。担当キャリアアドバイザーのこれまでの転職支援実績や得意とする職種・業界についても確認しておきましょう。 |
キャリアの棚卸し | これまでの仕事内容や職務経歴を伝えます。合わせてこれまでに培ってきた経験・スキルを洗い出して強みやアピールポイントも整理します。 |
転職理由や今後のライフプラン・キャリアプランの共有 | 転職のきっかけや目的、仕事観、今後のライフプラン・キャリアプランをキャリアアドバイザーと共有します。転職の方向性や今後のキャリアビジョンが決まっていない場合は、キャリアアドバイザーからのアドバイスを受けましょう。 |
転職先への希望条件の確認 | 「年収」「仕事内容」「勤務時間」「休日」「福利厚生」「教育制度」など、転職先に求める希望条件を具体的に伝えてキャリアアドバイザーと共有します。「絶対に譲れない条件」「できれば叶えたい条件」というように、優先順位をつけて説明しましょう。 |
面談のための事前準備
キャリアアドバイザーは、求人紹介はもちろん、転職に関するさまざまな疑問や質問にアドバイスをくれたり選考対策を行ってくれたりと、転職活動のパートナーとも言える存在です。
そんなキャリアアドバイザーとの面談は、転職の成功を左右する重要な時間になります。
最適な提案やサポートを受けるためにも、以下のような事前準備を行い、必要なことを漏れなく伝えられるようにしましょう。
【面談の事前準備】
- 履歴書や職務経歴書を持参する
- 転職先に求める希望条件や転職の目的を決めておく
- 必要なサポートや転職・キャリアに関する質問を整理しておく
面談には履歴書や職務経歴書を持参しましょう。
自分自身の情報をまとめておくと面談をスムーズに進められます。担当のキャリアアドバイザーに事前に送付しておくと、担当者のほうでも必要なサポート内容や提案すべき案件について考えられるので、初回面談がより充実したものになるでしょう。
転職先に求める希望条件やその優先順位、転職で実現したいことなどを明確にしておくことも重要です。
こちらもデータにまとめて事前に送付しておくと、具体性のある条件面の確認ができます。場合によっては、求人の紹介や企業情報の提供など、案件の提案までしてもらえるかもしれません。
「面接が苦手なので特に面接のサポートをお願いしたい」「今後のキャリアプランで悩んでいる」など、サポートに関する希望や転職・キャリアに関する悩みも、伝え忘れることのないようにあらかじめ整理しておいてください。
ステップ3.求人紹介
面談の後は、キャリアアドバイザーから求人の紹介を受けます。
良い求人がある場合
希望に合う求人や気になる求人があれば、担当キャリアアアドバイザーに確認して詳細情報を確認しましょう。
転職サイト・エージェントでは、以下のような求人票には掲載されない職場情報を把握していることも多いです。
- 人材を募集した背景
- 実際の残業時間
- 職場の雰囲気
- 休みの取りやすさ
- 上司になる方の人柄
- 教育制度やスキルアップの体制
サービス側でも把握していない情報は、キャリアアドバイザーが職場に確認を取ってくれます。
ぜひ積極的に質問をして自分に合う職場かどうかをしっかり見極めましょう。
興味の持てる求人がない場合
紹介された求人のなかに良い案件がなければ、無理に応募する必要はありません。断ることもできるので、担当のキャリアアドバイザーにその旨を正直に伝えましょう。
そうは言っても、キャリアアドバイザーに対して失礼な態度や言い方で断ってしまうのは良くありません。
以下に、求人を断る際の注意点を紹介するので参考にしてください。
【求人を断る際の注意点】
- 断りたい意思は早めに伝える
- 断る理由を明確に伝える
- 紹介に対する感謝を伝える
- 次の紹介を依頼する
応募するかどうか、しっかり検討するにはある程度の時間も必要かもしれませんが、求人を断る意思を固めたら、できるだけ早く担当キャリアアドバイザーに連絡を入れましょう。
求人を断る際には、「収入面は魅力的ですが、土日休みという条件にどうしてもこだわりたい」というように、明確な理由を伝えます。
合わせて、「さまざまな案件をご紹介いただきありがとうございます」「土日休みという条件に合う案件を再度お探しいただけないでしょうか」などと、紹介に対するお礼の言葉とともに次の提案を依頼すれば、相手を不快にさせこともないでしょう。
求人を断ること自体に問題はありませんが相手への配慮は忘れずに行いましょう。
ステップ4.応募~書類選考
応募先を決めたら、「履歴書」「職務経歴書」などの応募書類の作成に入りましょう。
大切なのは、自分自身の強みをしっかりアピールする書類を作ることです。
一般的に、転職サイト・エージェントの転職支援サービスでは応募書類に関するアドバイスを行っています。自信がない場合は、キャリアアドバイザーに添削を依頼して、納得のいく内容に仕上げましょう。
志望動機や自己PRの欄で応募先のニーズにマッチするアピールができれば、選考突破率も向上します。
ステップ5.面接対策~面接
書類選考を通過したら、いよいよ面接です。
面接は内定獲得を左右する重要な選考です。そのため、転職サイト・エージェントではさまざまな面接サポートを行っています。
【転職サイト・エージェントが行っている面接対策】
- 過去の面接の質問や選考の傾向についての情報提供
- 面接でのマナー・身だしなみに関する指導
- 模擬面接の実施
- 面接への動向
- 面接後のフォロー
提供している面接対策はサービスによって異なるので、特に面接に自信がない方は、転職支援サービスへの登録前に面接対策の充実度をチェックしておくことをおすすめします。
弱点を補うようなサポートがあれば、内定獲得へぐっと近づけるでしょう。
ステップ6.条件交渉
転職サイト・エージェントの転職支援サービスでは、求職者自身では言い出しにくい条件の交渉も行っています。
条件の内容は求職者によって異なりますが、転職での交渉の主な条件は以下の通りです。
【転職の主な条件】
- 年収
- 各種手当
- 休日
- 入社日
- 入社後の仕事内容・ポジション
給与面や待遇面は転職先を決定する重要な条件です。「入社してからどんな仕事をどのような立場で行うか」という点もしっかり確認する必要があります。
絶対に交渉が成立するとは限りませんが、交渉力の高いキャリアアドバイザーが対応すれば希望が通るかもしれません。
ただし、交渉を成立させるには交渉のタイミングが重要です。
キャリアアドバイザーがベストなタイミングで交渉できるよう、条件への要望や気になることがあれば早めに伝えておきましょう。
ステップ7.内定・退職手続き
無事に内定が決定したら、入社の準備と合わせて現職の退職に向けて行動していきましょう。
「どうせ辞めるから」と投げやりになるのは禁物です。社会人として良識ある行動をしてお世話になった会社を円満退社しましょう。
退職までに必要な行動と全体のスケジュール
スムーズに退職するには、退職の申し出や後任者への引き継ぎなどを就業規則に則ってきちんと進めていくことが重要です。
以下に、退職に向けて必要な行動と全体のスケジュールをまとめました。
【退職までに必要なこととスケジュール】
時期 | 必要な行動 |
---|---|
退職の2ヵ月前~ | 直属の上司に退職を申し出る |
退職の1ヵ月前~ | ・上司と話し合って退職日を決定する ・退職届を提出する ・後任者へ業務の引き継ぎを行う |
退職の2週間前~ | ・社内外のお世話になった方へ挨拶をする ・取引先などに後任者を紹介する |
退職日 | ・改めて社内外へ挨拶をする(または挨拶状を送付する) ・引き継ぎの確認をする ・貸与物を会社へ返却する |
(※時期はあくまでも目安です)
「民法」第627条では退職の2週間前までに退職の意思表示をすれば良いとありますが、円満退社のためにも、就業規則で定められている期日までに退職を申し出ましょう。
「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。」
引用元: e-Gov法令検索「民法」第627条
相手は直属の上司が原則です。事前にアポを取ったり会議室を予約したりしておくと、他の社員に聞かれることなく落ち着いて話ができます。
また、多くの会社では「退職届」の提出が求められます。
会社規定のフォーマットがある場合もあるので、就業規則を事前に確認しておくと良いでしょう。
退職届とは、退職することが確定したのち、退職を会社に対して届け出るための書類のことです。
引用元:doda 退職願・退職届の正しい書き方や出すタイミング【社労士監修】(テンプレート・手書き版・封筒の書き方見本あり)
退職届が受理された後は、業務の引き継ぎを行います。
「引き継ぎのスケジュールを立てる」「引き継ぎ資料を作成する」「退職後の連絡先を後任者と上司に伝えておく」などして、退職後も職場全体が業務をスムーズに進められるような引き継ぎを心がけてください。
社内外へお世話になった方への挨拶と後任者の紹介も忘れてはいけません。
取引先へ挨拶する際、退職理由を尋ねられる場合がありますが、具体的な理由を話すのは避けたほうが無難です。
退職日当日には、改めて退職の挨拶メールを送付しましょう。社外の方で直接挨拶できなかった方に対しては、挨拶がメールとなってしまったことをお詫びする一言を添えると丁寧です。
30代の転職で転職サイト・エージェントに断られたときの対処法
転職サイト・エージェントに申し込んだ際、以下のような理由から利用を断られる場合があります。
【転職サイト・エージェントに利用を断られた際に考えられる理由】
- 経験やスキルが不足している
- 転職回数が多い
- ブランクの期間が長い
- 年齢が高すぎる
なかには、「紹介できる求人がない」などサービス側の都合で断られるケースもあります。
そこでここからは、30代の転職で転職サイト・エージェントに断られてしまった場合の対処法について紹介します。
対処法1.希望条件を見直して再度依頼する
転職サイト・エージェントに断られた理由が、「希望に合う求人がなく紹介が難しい」ということであれば、希望条件を見直して、再度同じ転職サイト・エージェントに申し込んでみましょう。
やたらと希望条件が多かったり高望みな条件だったりすると、「自分を客観視できていないのでは?」という懸念から採用につながりにくい人材と判断される可能性があります。
そのため、条件の見直しでは、自分自身の市場価値と希望条件がマッチしているかどうかを確認することが大切です。
自己分析やキャリアの棚卸しをしっかり行い、自分の強みを客観視してみましょう。
自分の経験・スキルと合った条件を提示することで、利用を受け入れてもらえるかもしれません。
対処法2.他の転職サイト・エージェントを利用する
転職サイト・エージェントが転職支援を行う基準はさまざまです。たとえ1社の転職サイト・エージェントに利用を断られたからといって、すべてのサービスが受け入れてくれないわけではありません。
まずは、他の転職サイト・エージェントの利用を検討しましょう。
30代の転職活動におすすめの転職サイト・エージェントは、求人数が豊富で全国に拠点を持つ大手のサービスです。取り扱い求人数が多ければ、転職先の選択肢が増えるので、多数の求人を比較・検討できます。
また、転職サイト・エージェントには大きく分けて2つの種類があります。
総合型 | 幅広い職種・業種の求人を取り扱っているサービス |
---|---|
特化型 | 特定の業界・職種、年齢などに特化して転職支援を行うサービス(例:「IT・Web業界」「看護師専門」「20代向け」など) |
特化型の転職サイト・エージェントの場合、サービス側が対象としている人材と求職者の経歴や仕事の条件のミスマッチが理由で断られてしまったということも考えられます。
特化型の転職サイト・エージェントへ利用を申し込む際には、あらかじめ公式ホームページで「対象」「取り扱い求人の傾向」などを十分に確認しておきましょう。
以下に、特化型の転職サイト・エージェントを選ぶ際にチェックするべきポイントを紹介するので参考にしてください。
【チェックポイント】
- 転職したい職種・業種・エリアの求人情報を取り扱っているか
- 転職したい業界や職種への転職支援実績があるか
サービスによっては「転職成功事例」として利用者の体験談を掲載しているところもあります。経歴や年齢、希望する職種など、自分の状況と似たような事例があるかどうか確認するのもおすすめです。
対処法3.転職サイト・エージェントを使わずに転職先を探す
複数の転職サイト・エージェントから利用を断られてしまった場合は、転職サイト・エージェントを介さずに転職活動を行いましょう。
具体的なやり方として、ここでは以下の転職活動方法を紹介します。
【転職サイト・エージェントを使わない転職活動方法】
- 企業に直接応募する
- ハローワークを利用する
直接応募する
転職サイト・エージェントを使わない転職方法として、直接応募するというやり方があります。
直接応募は、その名の通り、企業に直接応募するという方法です。
具体的には、まず企業のホームページにアクセスして「求人案内」「採用情報」といったページを確認します。
人材を募集していれば、応募方法に関する詳細が記載されていたり「応募フォーム」が設置されていたりするので、内容に従って応募手続きを進めましょう。
直接応募には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | ・採用担当者の好印象につながりやすい ・転職活動がスピーディーに進む |
---|---|
デメリット | ・転職活動のすべてを自分自身で行わなければならない ・第三者の視点がないので客観的な評価が難しい |
転職サイト・エージェントを介さず、求職者自ら採用情報を確認して応募するという行動によって、熱意を示すことができます。
志望動機や自己アピールで「ここで働きたい」という気持ちを伝えることができれば、採用担当者に与える印象もぐっと良くなるでしょう。
また、企業側が転職サイト・エージェントを利用して採用活動を行うと、「求人掲載料」「紹介手数料」などのコストがかかりますが、応募者が直接応募してきた場合、そうした費用がかかりません。
そのため、「コストをかけずに人材を採用できた」と、直接応募したことを喜んでくれる企業もあります。
もうひとつのメリットは、転職・採用活動が比較的スピーディーに進むという点です。
転職サイト・エージェントを利用すると、仲介役となるキャリアアドバイザーの存在によってワンクッション入ります。その点、直接応募では求職者と採用担当者とが直接コンタクトを取り合えるので、応募や選考に関する連絡もスピーディーに進むでしょう。
デメリットとしては、人材募集を行っているかどうかの確認や応募に関する連絡、書類作成、面接対策、条件の交渉など、転職活動のすべてを自分自身で行わなければならないということがあげられます。
また、直接応募では転職サイト・エージェントのキャリアアドバイザーのような存在がないので、最適な転職先かどうか、自分自身で判断する必要があります。
転職活動の進め方で悩んだときも、自分自身で解決しなくてはなりません。
ハローワークを利用する
「直接応募のように完全にひとりで転職先を探す自信はない」「公的機関を通じて転職先を探したい」という場合は、ハローワークを利用した転職活動がおすすめです。
ハローワーク(公共職業安定所)は、仕事をお探しの方や求人事業主の方に対して、さまざまなサービスを無償で提供する、国(厚生労働省)が運営する総合的雇用サービス機関です。
引用元:厚生労働省 ハローワーク
ハローワークの主な業務は、人材を求めている企業に対し求職者を紹介することです。そのため、求職者は一般的な転職サイト・エージェントと同じように無料で転職活動ができます。
ハローワークで受けられるサービスは職業紹介だけではありません。
以下のように幅広い業務を行っているので、転職活動におけるさまざまなサポートを受けることも可能です。
【ハローワークが提供するサービス】
求職者と企業の斡旋業務 | ・求人の紹介 ・自己分析のサポート ・職業訓練関連の相談 ・履歴書作成のサポート ・面接対策 ・紹介状の発行 ・相談窓口の対応 |
---|---|
手続き関連の業務 | ・雇用保険の資格の変更等に関する手続き ・失業等給付の受給手続き ・事業主を対象と下各種助成金の支給に関する手続き |
このように、ハローワークでは選考を突破するためのサポートが受けられます。
「自分の経歴でどんな求人に応募できるのか」「転職活動で分からないことがある」など、幅広い相談に乗ってもらえるので、悩みや疑問があればぜひアドバイスを求めましょう。
以下に、ハローワークを利用するときの流れを紹介します。
【ハローワークでの転職活動の流れ】
手順 | 詳細 |
---|---|
【1】求職申込みの手続きを行う | 求職申込みの手続きは、ハローワークに出向いて行う方法と自宅のパソコン等から行う方法の2通りがあります。ただし、オンライン登録の場合、本登録のための来所が必要です。 |
【2】「ハローワーク受付票」を受け取る | 利用登録者には「ハローワーク受付票」が発行されるので、ハローワーク利用時には必ず提示してください。(求職者マイページのホーム画面から表示させることもできます) |
【3】求人検索をする | ハローワークに設置されているパソコンを使って求人を探します。 |
【4】求人情報の詳細を確認する | 気になる求人票があれば、求人票を印刷して求職相談窓口に持って行き、詳細情報を確認しましょう。求人票に記載されていない情報は、職員を通じて企業に問い合わせることもできます。 |
【5】求人に応募する~書類を作成する | 応募先を決めたらその旨を職員に伝えます。職員によって「面接日の調整」と「紹介状の発行」が行われます。(紹介状には応募先企業の住所、面接日時などが記載されています)紹介状を受け取ったら、履歴書と職務経歴書を作成します。 |
【6】面接を行う~採用まで | 紹介状に記載されている会場へ行き、採用面接に臨みます。面接後、採用が決定すれば採用通知が届きます。 |
転職サイト・エージェントを介さずに転職活動をする方も多い
ちなみに、厚生労働省による「令和2年転職者実態調査」では、転職サイト・エージェント以外の方法で転職活動を行う求職者も多くいることが分かっています。
転職活動の方法 | 割合 |
---|---|
求人サイト・求人情報専門誌・新聞・チラシ等 | 39.4% |
ハローワーク等の公的機関 | 34.3% |
縁故(知人、友人等) | 26.8% |
企業のホームページ | 15.1% |
民間の職業紹介機関 | 14.8% |
転職サイト・エージェントが利用できないからといって、転職活動ができないわけではありません。
さまざまな方法を用いて自分にとっての最適な転職先を見つけたいものですね。
30代で就労について悩んでいる方におすすめの公的支援サービス
ハローワーク以外にも、30代の転職活動におすすめの公的支援サービスがあります。
- わかものハローワーク
- 地域若者サポートステーション
- ジョブカフェ
転職サイト・エージェントの利用に向かない方やハローワーク以外の公的機関を使って転職活動したい方は、他の公的支援サービスの利用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
わかものハローワーク
わかものハローワーク(支援コーナー、支援窓口)では、おおむね35歳未満の正社員就職を目指す方に向けにサポートを行っています。
ハローワーク内に設置されていますが、具体的な支援内容や規模はそれぞれ異なるため、正確な情報が知りたい場合は、各都道府県労働局やハローワークへ問い合わせましょう。
以下に、サービス・サポートの事例を紹介するので参考にしてください。
【わかものハローワークが提供するサービス・サポートの事例】
- ひとりひとりの状況に合わせた「支援プラン」の作成
- 全国各地の求人情報の検索
- 職業相談や職業紹介、アドバイス
- 就職に役立つ各種セミナーの受講
- 履歴書や職務経歴書などの作成相談・添削
- 面接指導
また、「長時間労働をさせられる」「残業代が支払われない」など、ブラック企業が疑われるような場合は相談も可能です。
地域若者サポートステーション(サポステ)
地域若者サポートステーションは、「サポステ」と呼ばれる支援機関です。
- 「働きたい気持ちはあるが働く自信が持てず就職活動に踏み出せない」
- 「就職したいけど人とのコミュニケーションが苦手できちんと働けるか心配」
- 「人間関係が原因で前職を辞めてからブランクが空いてしまった」
このような、仕事や働くことに対してさまざまな悩み・不安を抱えている15~49歳の方を対象に、無料で就労支援を行っています。
運営会社は、厚生労働省が委託した、若者支援の実績・ノウハウを有する民間団体など。働きたい気持ちを後押しして職場に定着するまでサポートしてくれるので、なかなか一歩踏み出せずにいる方はぜひ利用してみてください。
若年者のためのワンストップサービスセンター(ジョブカフェ)
「若年者のためのワンストップサービスセンター」は都道府県が主体的に設置する、若者向けの就職支援施設です。
現在46の都道府県が設置していて、通称「ジョブカフェ」と呼ばれています。
「ワンストップ」という名前のだけあって、若者が自分に合った仕事を見つけるための多彩なサービスを1ヶ所で無料で受けることができます。
【サービスの事例】
- 就職セミナー
- 職場体験
- カウンセリングや職業相談
- 職業紹介
- 保護者向けのセミナー
オンラインで参加可能なセミナーを開催していたりサテライトという出張所を設けていたりと、地域によってさまざまな取り組みを行っているので、気になった方は気軽に利用してみましょう。
30代の転職サイト・エージェント選びに関するよくある質問と回答
ここでは、30代の方が転職サイト・エージェントを選ぶ際、疑問に思いやすいことをまとめました。
前向きに転職活動に臨むためにも、分からないことや気になることは事前に解消しておきましょう。
30代の転職サイト・エージェント選びのポイントは?
30代の方が転職サイト・エージェントを選ぶ際にチェックすべきポイントを紹介します。
【サービス選びのポイント】
- 保有求人数が豊富にあるか
- 希望する職種・業種の求人の取り扱いがあるか
- 希望するサポートが受けられるか
- どのような転職支援実績があるか
- 担当のキャリアアドバイザーとの相性はどうか
取り扱っている求人数が多ければ、それだけ転職先の選択肢が増えます。
さまざまな求人を比較検討するためにも、「保有求人数がどれだけあるか」「非公開求人や独占求人の取り扱いはあるか」など、しっかり確認しておきましょう。
「求人の内容」もサービス選びでは重要なポイントです。
どれだけ多くの求人情報を取り扱っていても、自分の希望する職種や業界の求人がなければ思うような転職はできません。
「未経験に特化」「看護師専門」「ハイクラス向け」など、転職サイト・エージェントによってそれぞれ得意分野があります。希望する条件にマッチした求人を取り扱っているサービスを選ぶようにしてください。
合わせて、「希望するサポートを提供しているかどうか」もチェックしておきましょう。
例えば、スピーディーな転職を実現するためにオンライン面談を行っているサービスもあれば、直接会って時間をかけて面談を行って丁寧にサポートをするサービスもあります。
公式ホームページで、「どのようなサポートを提供しているか」「サポートで大切にしていることは何か」などを確認しておくと、希望に合ったサポートが受けられるでしょう。
公式ホームページでは「どのような業界・職種の転職支援実績があるか」といったことについてもよく見ておきましょう。
転職した業界・職種への転職支援実績が十分にあれば、希望の転職にもぐっと近づけるはずです。
担当のキャリアアドバイザーの良し悪しも、転職活動に大きく影響します。
転職エージェントの場合、キャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動を進めます。「話が一方的でコミュニケーションが取りづらい」「専門分野に詳しくなくキャリアの相談ができない」など、相性が悪いとスムーズな転職活動ができません。
30代でも未経験分野への挑戦はできる?
結論から言うと、30歳を過ぎてからでも未経験分野へチャレンジすることは可能です。
しかし、30代の転職では即戦力やマネジメント能力が重視される傾向があります。
将来性のある20代であればポテンシャル採用が期待できますが、社会に出て10年近く経っている30代の場合、これまでに培ってきた経験やスキルが採用基準となるケースが多いのが実情です。
特に30代後半になると、未経験者が応募できる求人が一気に減少すると言われています。
そのため、未経験分野へチャレンジしたいのであれば、できるだけ早く行動することをおすすめします。
また、「販売から営業へ」「人事から総務へ」というように、未経験の職種でも前職に近い業界・職種を選ぶと採用される可能性も高まるでしょう。
30代で転職を成功させるポイントは?
30代の転職はその後のキャリアに大きく関わります。そのため、「なんとなく」「とりあえず」で進めてしまうのは良くありません。
以下に30代で転職を成功させるためのポイントを紹介するので、参考にしてください。
【30代で転職を成功させるポイント】
- 転職の目的を明確にする
- 自分の市場価値を理解する
- 働きながら転職活動を行う
まずは「なぜ転職したいのか」「転職によって何を実現したいのか」という点を明らかにしましょう。
「年収を上げたい」「専門スキルを身に付けたい」など、転職の目的が明確になっていると会社選びの基準になるので、自分に合った職場かどうか見極めやすくなります。
また、自己分析やキャリアの棚卸しを丁寧に行って、自分の市場価値を客観的に理解しておくことも大切です。
30代で転職を成功させるには、採用担当者に「採用する価値のある人材」と思ってもらわなくてはなりません。自分の市場価値を正しく知っておけば、強みを最大限アピールできるでしょう。
転職エージェントでは、担当のキャリアアドバイザーがキャリアの棚卸しを一緒に行ってくれるサービスがあります。
自分ひとりではどうしても主観的になってしまいがちです。第三者の視点があれば、客観性のある自己分析ができるはずです。
「仕事が忙しいから」「転職活動に集中したいから」といった理由から退職してから転職先を探す方もいますが、30代の転職は在職中の転職活動がおすすめです。
すぐに希望条件を満たす転職先が見つかれば良いですが、転職活動が長引いた場合、収入が途絶えてしまうかもしれません。
その点、在職中なら一定の収入を得ながら転職先が探せます。
サポートが手厚い転職エージェントを利用すれば、応募先との連絡、入社条件の確認や交渉など、細かい対応はキャリアアドバイザーが代行してくれます。現職が忙しい方でも効率良く転職活動が進められるでしょう。
転職回数は何回から不利になる?
30代で2度ほどの転職ならば、悪い印象はないと言えます。
採用する会社によって異なりますが、30代で3回以上転職をしている場合は「転職回数が多い」部類になってしまうことも。
ただし、近年はキャリアアップの手段として転職をするケースが当たり前となっており、転職の回数よりも求職者の人柄やスキル・経験を採用の判断基準にする場合が多くなっています。
逆に、一つの職場を短期間で辞めている場合は、具体的な退職理由を考えておきましょう。
転職の回数が問題というよりも、転職したことの中身が重要になってくるのです。
強く引き止められた場合はどうすればいい?
30代は責任ある仕事を任されたり会社の利益を左右する役割を担っていたりする年代です。
責任あるポジションや専門性の高いスキルを持っているなど、会社への貢献度が高ければ高いほど転職することを引き止められることもあるでしょう。
給料や待遇の改善などの条件を提示されたり、退職日を引き延ばされたりと強い引き止めに合う可能性もあります。
円満に退職したい場合は、とにかく話し合いを続けるしかありません。
退職交渉をする際には、最初からあいまいな言い回しはせずに「別の業界に行きたい」「現職にはない業務に携わりたい」など現職では叶えられない確固とした転職の意思表示をする必要があります。
退職交渉は、会社の就業規則を確認してから引き継ぎにかかる期間を想定し、「退職の意思表示」と「退職日の調整」をセットに進めるようにしましょう。
強い圧をかけられたり脅迫じみた引き止めに合い退職の話が進展しない場合は、各都道府県の労働基準監督署や労働局に相談することをおすすめします。
内定をうまく断る方法は?
内定通知を受け取ったものの、「複数社から内定をもらった」「もっと条件の合う会社を探したい」などと、内定を辞退したいこともあるでしょう。
内定を断る場合は内定通知から3日、検討したい場合は「慎重に検討させていただきたい」と遅くても1週間以内の期日を決めて担当者に電話で直接伝えることがマナーです。
内定辞退が決まったら、できる限り早く辞退の連絡を入れることがうまく断る秘訣です。
担当者不在で電話連絡がつかない場合は、メールで内定辞退を伝えても構いませんが、その際はメールでの連絡になった謝罪を一言付け加えましょう。
メールの返信が来ない場合は、再度メールを送るか電話で内定辞退が伝わっているか確認する必要があります。
競合他社に転職したい!注意点は?
転職活動を開始する前に、就業規則に「退職後の競業避止義務」がないか確認しておきましょう。
競業避止義務とは、競合する会社に自社商品の情報やノウハウが流出し不利益を被らないために設定されているもので、社員に対して退職後も一定期間負うことを求める企業も少なくありません。
よって、在職中の転職活動では、在職企業の重要な情報を漏らさないように気をつける必要があります。
また、退職の際には無用なトラブルを回避するためにも、できるだけ転職先の企業名を明かさない方が得策です。
同業界の場合、どこかで現職の同僚と出会う機会もあるため、円満退職を心がけましょう。
離職期間が長いけど転職を有利にするにはどうすればいい?
離職期間が長いことは、多くの企業にとって転職活動が不利に働くことにつながります。
しかし、離職期間中いかに有意義に過ごしていたのかをアピールすることで、転職が有利に運ぶ可能性もあるのです。
離職期間を振り返り、自分には必要な期間だったと納得した上で、身に着けたスキルや経験を活かし、どのように貢献できるのか今後のビジョンを企業側にしっかり伝えれば、離職期間のマイナスイメージをカバーすることができるでしょう。
転職を成功させるためには離職期間中に何をしていたのかが重要であり、自分自身の強い意志で主体的に行動していたと伝えることが大切なのです。
30代の転職を成功させるなら転職サイト・エージェントを活用しよう
30代は年齢が気になり、転職に悩む方が少なくありません。しかし、転職サイトをチェックすると、30代が応募できる求人はたくさんあります。
人気が高く競争率の高いホワイト企業への転職も30代だからと言って遅くはないのです。
30代が対象で未経験者歓迎の求人もあるので、高卒・大卒関係なくフリーターやスキルなしの方も転職サイトを活用し、転職活動を進めましょう。
転職サイトや転職エージェントを上手く併用して、条件に合う転職先を探し、転職を成功させましょう。
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