水ファンデーションのメリットや使い方。肌に優しくナチュラル!
Date:2017.04.04
「水ファンデーション」ってご存知ですか?もしかすると、水おしろいと聞けばわかるという人も多いかもしれません。
周りで水ファデーションを使っている人を見たことがないという人も多いかもしれませんが、実は昔からある化粧品です。
名前のとおり、水のようなファンデーションなので年配女性がよく使っていましたが、ここ数年は大きな化粧品会社でも水ファンデーションを販売しています。
そして、今年に入り人気ロック歌手がSNSで自分のメイクの様子をアップしたところ、水ファンデーションを使っていることが分かり、ファンなどの若い女性が水ファンデーションを取り寄せて使っているという現象も起きています。
これから、また人気が出てくるかもしれない水ファンデーションについて気になることを調べてみました。
この記事の目次
水ファンデーションとは化粧水がベースのファンデーション
そもそも、水ファンデーションとはどういうものなのでしょうか?
簡単に言うと、化粧水の中にファンデーションのパウダーが混ざっているファンデーションです。
名前のとおり、水のようにサラサラとしたテクスチャーで、リキッドファンデーションよりももっと水っぽくなっています。
ファンデーションのような塗った感がないため、ナチュラルな仕上がりになるのも水ファンデーションの特徴です。
水ファンデーションの主な成分は化粧水
水ファンデーションの主な成分は、化粧水です。
そのため、ファンデーションを塗ったといった仕上がりではなく、まるで化粧水をつけたような軽さに仕上がるというのが特徴です。
化粧水成分は商品によって違いますが、美容液成分を多く含んだものや肌に優しいオーガニックの化粧水を使ったものなど様々です。
しかし水分が多いため、水ファンデーションによっては保存料が含まれているものもあります。
化粧水のような軽い仕上がりなので、敏感肌の人でも使えそうですが、保存料が含まれているとアレルギーや肌荒れを起こす可能性もあります。
気になる人は購入前にどういうものが配合されているかチェックしておきましょう。
水ファンデーションは油分が含まれていないのでベタつきがない
普通使っているファンデーションには、ほとんどのものに油分が含まれています。しかし、水ファンデーションには油分が含まれていません。
そのため、ファンデーションをつけた後にベタつきが残りません。
汗をかきやすい夏やオイリー肌の人は皮脂で化粧がベタベタになることもほとんどありません。
また、油分が含まれたファンデーションを吹き出物やニキビができている時に付けると悪化することがあります。
しかし、水ファンデーションは油分が含まれていないのでニキビができている時でも使用することができます。
水ファンデーションは他のファンデーションに比べてカバー力は低い
普通のファンデーションは油分が含まれているため、テクスチャーに多少粘度があります。
そのため、肌に塗るとある程度の厚みができるので、カバー力が高くなります。
その一方で水ファンデーションは油分が含まれていないためテクスチャーは化粧水のように軽くなっています。
粘度がなく、油分がなくさっぱりとしたつけ心地ですが、他のファンデーションに比べてカバー力が低くなります。
しかし、ここ数年は水ファンデーションでもくすみや毛穴をカバーできるようなものも出てきています。
水ファンデーションにも向き・不向きがある
化粧水のようにサラッとした水ファンデーションですが、向いている人・向いていない人というのがあります。
水ファンデーションが向いている人、向いていない人とはどんな人でしょうか。
- 敏感肌の人
- ナチュラルメイクにしたい人
- 化粧直しをする時間がない人
- 吹き出物やニキビなどで普通のファンデーションが使えない人
- 季節の変わり目などに肌状態が変わる人
- 肌に負担をかけたくない人
- オイリー肌の人
- 超乾燥肌の人
- しっかりメイクが好きな人
- シミやクマなど隠したい部分がたくさんある人
水ファンデーションは化粧水しか配合されていないので、保湿力はそこまで高くありません。
そのため、超乾燥肌の人が水ファンデーションを使うと浮いたような仕上がりになることがあります。
肌に負担がないファンデーションですが、肌質によっては不向きなこともあるので、自分の肌に合っているかをまず見極めましょう。
いいとこだらけ?水ファンデーションのメリット
水ファンデーションには、向き・不向きがあります。でも、それより気になるのがメリットとデメリットです。
メリットが多ければ、使ってみようかなという気持ちにもなります。水ファンデーションにはどんなメリットがあるのでしょうか。
その1.化粧崩れをほとんど起こさないので化粧直しがいらない
メイクで1番気になるのが、化粧崩れです。
しっかりとメイクをしても夕方になるとメイクが崩れてしまい、メイク直しをするのが大変という経験をしたことがある女性も多いと思います。
メイク崩れの原因は、皮脂とファンデーションが混ざり合うことで起こります。
ファンデーションに油分が含まれていると、皮脂と油分が混ざり合うためドロドロに崩れてしまいます。
しかし、水ファンデーションは油分が含まれていません。含まれているのは、化粧水などの水のみです。
そのため、皮脂が水ファンデーションとは混ざり合わないため、化粧崩れを起こしにくくなります。
化粧崩れを起こさないので、化粧直しもほとんどいりません。
マスクなどが当たって化粧が落ちた場合、落ちた部分に水ファンデーションを重ね塗りすれば、また綺麗に仕上げることもできます。
その2.つけ心地が軽いため、メイクをしたという圧迫感がない
水ファンデーションは、油分が含まれず水分のみのため、とにかくつけ心地が軽いのが特徴です。
顔に水ファンデーションを塗っても、時間が経ったら「メイクしたかな?」と思うくらいです。
ファンデーションを塗ると、顔に圧迫感があるという人もいますが、そういった症状もほとんどありません。
メイクの時に顔にいろいろと付けたくない人には、水ファンデーションはオススメです。
その3.水なのにフィット感が強い
水ファンデーションを手に取ると分かりますが、本当に化粧水のようにサラサラとしたテクスチャーなので使う時に心配になることがあります。
しかし、肌につけると薄付きなのにフィット感が強いので化粧直しもほとんど必要ありません。
また、薄いシミや顔のくすみであれば、水ファンデーションもカバーすることができます。
その4.厚塗りにならないのでツヤ肌に仕上げることができる
ファンデーションを塗る時、気になるのが厚塗りです。
ファンデーションが厚塗りになると顔全体がのっぺりとしてしまい、ツヤ感がなくなってしまいます。
水ファンデーションは、薄付きなうえに水分を含んでいるのでツヤ感のある肌に仕上げることができます。
また、ファンデーションに化粧水が含まれているので適度な保湿力はあります。
水ファンデーションは化粧水に粉ファンデーションが混ざったものなので、化粧水を塗ったようなツヤ肌を簡単に作ることができます。
また、マットに仕上げたい場合はこの上にフェイスパウダーをつけると、マット肌に仕上げることもできます。
使う前に知る!水ファンデーションにもデメリットはある
水ファンデーションは、肌に優しいなどメリットばかり目立っていますが、もちろんデメリットもあります。
水ファンデーションを使う前には、メリットだけではなくデメリットも知っておくことが大事です。
その1.塗り方にコツがいるので慣れないと難しい
水ファンデーションは、他のファンデーションに比べると粘度がありません。そのため、リキッドファンデーションのような付け方をすると、流れてしまいます。
また、油分が含まれていないので手のひらに出してのんびりしていると乾いてしまい、綺麗に付けることができません。
その他にも、化粧水のようなテクスチャーなため細部に付けにくいということもあります。
その2.薄付きなので他のファンデーションに比べてカバー力が落ちる
水ファンデーションは、化粧水と粉ファンデーションだけのため薄付きに仕上げるがメリットです。
しかし、薄付きのため他のファンデーションに比べるとカバー力が落ちるのがデメリットです。
顔の赤みや薄いシミであれば水ファンデーションでもカバーできますが、濃いシミなどは水ファンデーションだけではカバーするのが難しいのが現状です。
しかし、以前は毛穴カバーも難しいと言われていましたが、毛穴カバーができる水ファンデーションも販売され始めたようです。
その3.乾燥肌の人は白浮きしやすくなる
水ファンデーションは油分が含まれていないため、保湿効果はあまり高くありません。
そのため、乾燥肌の人が肌に直接水ファンデーションを付けると白浮きしたり、しっかりとファンデーションが密着せずにファンデーションが落ちやすくなります。
乾燥肌の人は、水ファンデーションを付ける前に保湿力のある化粧下地をつけるなどすると、白浮きは予防できます。
ポイントを抑えよう!水ファンデーションの上手な塗り方
水ファンデーションは、普通のファンデーションのように塗ると失敗することがあります。
そのため、ポイントを抑えて上手な塗り方を覚えましょう。そうすることで、崩れないツヤ肌に仕上げることができます。
その1.容器をしっかりと振ってファンデーションを混ぜる
水ファンデーションは、化粧水と粉ファンデーションでできています。
そのため、そのまま使うと、化粧水だけ出たり、粉ファンデーションだけ出たりすることがあります。
水ファンデーションを使う前には、容器をしっかりと振って化粧水とファンデーションが混ざるようにしましょう。
少し時間がかかりますが、綺麗な仕上がりにするためには時間をかけてしっかりと混ぜることが大事です。
その2.水ファンデーションは蒸発するので少量ずつ出して塗る
水ファンデーションは油分が含まれていないため、蒸発しやすくなっています。
そのため、1度に多くの量のファンデーションを出して塗っていると、乾いてしまうので注意が必要です。
ファンデーションは少量ずつ出して塗っていくようにしましょう。また、塗る順番も大事です。
- 頬など面積の広い部分は、内側から外側に向かって塗る
- 額は中心から外側に向かって塗る
- 目元・口元・鼻などの細かい部分は指を使って馴染ませる
- 顔の輪郭(フェイスライン)は手に残ったファンデーションを馴染ませる
- スポンジやパフを使って顔全体に馴染ませて余分なファンデーションを取り除く
この方法で塗ると綺麗に仕上がりますが、手で塗るのが難しいと感じる場合は、スポンジを使うと初心者でも綺麗に仕上げることができます。
また、水ファンデーションは化粧下地は使わないでも塗ることができますが、もっと肌に密着させたい人や、肌が乾燥しやすい人は化粧下地を使うようにしましょう。
しかし、水ファンデーションの種類によってはどの化粧下地でも相性がいいというわけではありません。
自分が使う水ファンデーションのラインで化粧下地がある場合は、それを使うようにしましょう。
その3.化粧崩れしたくない時にはフェイスパウダーを使う
水ファンデーションは、他のファンデーションに比べて化粧崩れしにくいですが、さらに化粧崩れしないようにするにはフェイスパウダーを使います。
買う前に覚えておきたい、水ファンデーションの選び方と注意点
水ファンデーションは、肌にいいという噂があるため使ってみたいなと思うかもしれません。
しかし、水ファンデーションにも注意点があります。また、選び方にもポイントがあります。
水ファンデーションを選ぶときは化粧水に含まれる成分をチェックする
水ファンデーションは化粧水が入っていますが、商品によって化粧水の成分が違います。
化粧水の成分によっては肌に合わないこともあるので、購入する際は化粧水の成分をまずチェックしましょう。
また、水ファンデーションは化粧水と粉ファンデーションのみという印象がありますが、商品によっては次のようなものが入っている場合があります。
- 界面活性剤
- 防腐剤
- 保存料
- 乳化剤
- 香料
上記のようなものが肌に負担を与える場合もあるので、入っているかのチェックをするようにしましょう。
水ファンデーションはとにかく乾燥に注意が必要
水ファンデーションは、化粧水と粉ファンデーションのみなので乾燥しやすいのが特徴です。
これは肌につける時もそうですが、保管する時も注意が必要です。
ちょっと蓋が開いているだけでも化粧水が蒸発し、粉ファンデーションだけ残ってしまうことがあります。
使った後や使っている途中、長い時間蓋を開けっ放しにするのは控えるようにしましょう。
【実体験!】水ファンデーションを使っている使用者の声
実は、筆者である自分も水ファンデーションを使っています。といっても、毎日使っているわけではありません。
- 肌荒れをしている時
- 季節の変わり目で肌状態が不安定な時
- 休日で近くに外出する時
こういう時に、水ファンデーションを使っています。特に重宝しているのが、季節の変わり目です。
今までは季節の変わり目はメイクをせず、ダテめがねやマスクをして顔を見えないようにしていました。
しかし、マスクを取った時にノーメイクというのはあまりよくないかと思い、教えてもらった水ファンデーションを使うようにしました。
水ファンデーションは化粧崩れをほとんどしませんが、マスクをしていると崩れやすくなります。
そのため、化粧下地を付けてから水ファンデーションを薄くつけ、軽くフェイスパウダーを付けていました。それだけでほぼ化粧崩れはしなくなりました。
また、オイルや余分なものが入っていないので、肌状態が不安定でも肌荒れなどはしませんでした。
肌への負担が少ない水ファンデーションは持っておくと便利
女性は、ホルモンバランスや季節によって肌状態が変わりやすくなります。肌状態が悪くても、仕事へ行く時はメイクをしなくてはいけません。
そういう時は、水ファンデーションを上手に使うと肌に負担をかけずにメイクができます。
水ファンデーションは、肌トラブルを起こした時でも使えるファンデーションです。緊急時のために1本持っておくと便利なアイテムです。
「肌に負担をかけたくない」「ナチュラルな仕上がりにしたい」という人も、1度水ファンデーションを試してみましょう。もしかすると、手放せないアイテムになるかもしれません。
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