25歳を過ぎたら「肌老化」は始まっている!肌老化の原因
Date:2019.07.16
若い頃は、特に何も気をつけつけていなくても肌には潤いがあり、メイクを落とさずに寝てしまったとしてもそれほどのダメージを感じたことはなかったでしょう。
そういった若さに甘んじて肌のケアを怠っていると、小さなダメージが積み重なり、加齢以外でも「肌老化」を加速させてしまいます。
25歳を過ぎると始まると言われている「肌老化」は、自分で食い止めることができるのでしょうか?
肌の調子が変わってきたら、「肌老化」のサインかもしれません。ここでは、気づかない内に始まっているかもしれない「肌老化」の仕組みと原因をご紹介しましょう。
肌老化って何?肌老化が始まっているサインをチェック!
「肌老化」とは肌が老化することですが、肌の構造がどのようになることが「肌老化」なのでしょうか。ここでは、肌の構造と肌老化のサインを見ていきましょう。
肌の構造と「肌老化」
肌は、表皮層と真皮層の二層で構成されています。肌の細胞が生まれ変わるサイクルであるターンオーバーを繰り返し、表皮細胞は角質細胞となって剥がれ落ち新しい肌に生まれ変わります。
「肌老化」とは、年齢を重ねる毎にこのターンオーバーのサイクルが長くなることで、角質細胞が剥がれにくくなり肌表面が硬く厚くなってしまったり、メラニン色素も排出されずシミやくすみとなってしまう現象のことを言います。
また、表皮を支えている真皮層は毛細血管やリンパ管などが張り巡らされているので、酸素や栄養素を運び、老廃物を流す役割をしています。この真皮を作っているコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンが破壊されてしまうことも、肌のハリや弾力が失われてしまう「肌老化」につながるのです。
「肌老化」チェック!
以下の項目に当てはまったら、「肌老化」は始まっていますよ。
- 肌の乾燥が気になり始めた
- 笑いジワが消えない
- 顔に布団の跡が残る
- 肌の毛穴が目立つようになった
- 首のシワが目立つようになった
- シミが増えた、大きくなった
- 夕方になるとファンデの筋ができる
- 吹き出物ができる
加齢による老化だけじゃない!「肌老化」の原因
肌は何もしなければ年齢を重ねる毎に老化していきますが、さまざまな原因によってその老化のスピードは大きく変わってきます。ここでは、私たちの肌にダメージを与える原因をご紹介しましょう。
紫外線
目に見えない紫外線は家の中にいても浴びる可能性があり、紫外線によっておこる老化現象を「光老化」と言います。
紫外線を浴びると肌は強い刺激を受けることになり、肌を守ろうと角質を厚くしてしまうのです。角質が厚くなった肌は硬くなりカサカサに。
また、紫外線はメラニンを生成するメラノサイトを刺激するので過剰にメラニンを生成させてしまいまい、そのままダメージを強く受けた部分にシミとして現れてしまうのです。
肌の糖化
体内で糖化が進むと、肌の生まれ変わり機能であるターンオーバーを低下させるため、肌の乾燥を引き起こしシミやしわができやすくなり、肌のハリもなくなりたるみを生み出します。また、糖化した肌は黄色くくすみ老けた印象をもたらします。
この糖化生成物は、コラーゲンを固めてしまうので肌のハリのなさやたるみの原因となるのです。
- 炭酸飲料
- 揚げ物
- コーヒー
- アルコール
- 炭水化物
- 甘い食べ物 など
肌が糖化しないためにも、以上の食べ物をなるべく控えるようにしましょう。
皮膚の乾燥
加齢や紫外線によって肌の潤い成分である以下の角質保湿成分が減少して、肌の乾燥を引き起こします。
- 細胞間脂質
- 皮脂
- 天然保湿因子
皮膚が乾燥すると、肌の表面が乾いて角質が剥がれやすくなり細胞間に隙間ができ、この隙間から表皮の水分が蒸発し皮膚が薄く固くなった結果、シワができてしまうのです。
細胞の酸化
私たちの体の細胞は、食べ物や金属などと同じように酸化しダメージを受けています。金属がサビて変色するのは、酸化しているからです。このサビの原因となる活性酸素によって、皮膚の細胞は酸化し真皮のコラーゲンが硬くなり肌の弾力がなくなってしまいます。
- 紫外線
- 大気汚染
- 喫煙
- ストレス
- 添加物や脂質が多い食べ物
皮膚の菲薄化
歳を重ねる毎に女性ホルモンの分泌量が減少し、真皮層のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少し、真皮層が薄くなります。また、表皮細胞の機能低下により細胞分裂が減少し表皮も薄くなるのです。
皮膚が薄くなると、皮脂を分泌する力も弱くなって乾燥を招き、肌のやわらかさが失われ、シワやくすみ、たるみが目立ってしまうのです。
間違ったスキンケア
良かれと思い込んで行っている間違ったスキンケアも「肌老化」を促進してしまいます。以下のスキンケアを行っているならば、今すぐ改善しましょう。
- ゴシゴシ洗っている
- 汚れが落ちる気がして、ゴシゴシ洗っていませんか?強い力で肌を刺激すると、摩擦により角質を剥がしすぎてしまうことに。
- 何度も洗顔する
- 一日に何度も洗顔すると、肌の潤いの元である皮脂膜も洗い流してしまうので気をつけましょう。
- 合成界面活性剤入りアイテムを使用している
- 合成界面活性剤入りのクレンジングや洗顔フォームは、洗浄力が強く角質層のタンパク質や皮脂膜まで洗い流してしまい肌の乾燥を誘発してしまいます。
- ピーリングしすぎ
- 角質をポロポロ取り除くピーリングは、ツルツル感が気持ち良く肌がキレイになったような気がしてたくさんやりたくなります。しかし、やりすぎてしまうとターンオーバーを早めすぎてしまうことになりどんどん角質が硬く厚くなってしまい逆効果に。
「肌老化」の原因を知って、肌の老化を最小限に食い止めよう!
以上、「肌老化」の原因が加齢以外にも自らが気をつけることで「肌老化」のスピードを遅くすることができるとわかりました。
年相応の美しさと言うものはありますが、実年齢以上に老けて見えるのは悲しいですよね。肌の老化は仕方のないものですが、日常生活を改めることでずいぶんと肌の調子も変わってくるでしょう。
5年後10年後の年齢以上の美肌のために、改善できることは改善して、「肌老化」の進行を食い止めましょう。
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