NEATダイエットのやり方とコツ。運動も食事制限もなしで痩せる!
Date:2017.10.16
「姿勢を正すだけで痩せる」と言われても、「そんな簡単なことで痩せるの?」と疑う女性も多いことでしょう。
疑う前に、まずは一日、自分の姿勢をチェックしてみてください。一日中きれいな姿勢を保てている人はどのくらいいるでしょうか。
背筋をまっすぐに保つ、足をきれいに伸ばす、などを維持することは、慣れていない人にとっては思った以上に大変な運動になると思います。楽々できる!と思って始めるとあっさり挫折することも。
そこで、姿勢を正したり、日常の動作を使って痩せるNEATダイエットをするにあたっての注意点、成功のためのポイントを紹介したいと思います。
この記事の目次
NEAT「非運動性活動熱産生」ダイエットって何?
NEAT(ニート) とは「非運動性活動熱産生」を英語表記した「Non-Exercise Activity Thermogenesis」の頭文字を並べた言葉。特別な運動をすることなしに、日常生活の中で消費されるエネルギーのことを言います。
NEATダイエットとは、日常の立つ・歩く・座るなどの姿勢を良くしたり、こまめに動いたりすることで徐々に筋肉をつけていき、代謝のよい体づくりをするダイエットのことです。
1日の総消費エネルギー量を見た場合、運動して消費するエネルギーよりもNEATによる消費エネルギーの方が多くなります。
もちろん個人差はありますが、よほど日常的に長時間運動をする方でない限り、NEATは消費エネルギーの多くを占めているため、NEATを意識し、NEATを増やすことがダイエットにつながるのではないかと言われています。
具体的なトレーニング方法~こまめに動く~
こまめに動くことを意識する。それもNEATダイエットに入ります。
- 日常よく使うものを手の届く範囲に置かずに、いちいち取りに行く
- テレビのリモコンを使わずにテレビ本体まで操作しに行く
- こまめに掃除をする
- 床はモップではなく雑巾がけにする
- エスカレーターではなく階段を使う
- バスで行くところを徒歩や自転車に変える
- よく噛んで食べる
など、挙げればきりがないですが、とにかく動きます。わざと効率が悪くなるように動くのもよいです。
噛むという行為にもエネルギーはちゃんと使われています!よく噛めば満腹感も得られやすいので、痩せたければしっかり噛んで食べましょう。
具体的なトレーニング方法~姿勢を正す~
もうひとつの方法は、姿勢を正すこと。
私の経験で言えば、姿勢を正すというトレーニングは、体のラインがきれいに見える痩せ方をするように思います。
筋トレのようにどこか一部に筋肉がつきすぎることもないですし、インナーマッスルが鍛えられて内臓が正しい位置に納まるからか、ウエストのくびれもきれいに出ます。
- 踵をそろえ、足先は軽く開きます
- 猫背にならないように、両肩を少し後ろにひくイメージで胸をはります
- 頭は上へ、両肩は下へ、というイメージで首、背筋を伸ばします
(顎が上がらないように。少し引き気味くらいで) - お尻をキュッと締めます(自然とお腹も締まります)
座っている時も、上半身は立ち姿のキープ方法と同じ要領で姿勢を正します。脚は決して組まず、膝をしっかり揃えて座ります。
細かいやり方は覚えなくてもよいと思います。鏡で見てみて、一番美しいと思う立ち姿をキープする、自分なりの方法を見つけても大丈夫ではないでしょうか。
NEATダイエットは簡単?簡単じゃない?どっち?
日常の行動を使った運動ということで、手軽で簡単と評判のNEATダイエットですが、誰もが成功するかといえば、そうでもないのが実情です。
ただ、手軽で簡単なのも本当。では、一体何が良くて何が悪いのでしょうか。
手軽で簡単!NEATダイエットのおすすめポイントは?
食事制限ダイエットだけでは、筋肉が落ち、代謝が悪い体となって、余計に太りやすくなってしまいますし、不健康です。ぜひともトレーニング系のダイエットをとり入れたいものですが、運動が苦手な人にとっては継続が難しいですよね。
その点、NEATダイエットは、
- 激しい運動をしなくても良い
- 難しいやり方・手順を覚えなくても良い
- お金がかからない
- トレーニングのための時間をわざわざ割かなくても良い
という良さがあります。
手軽で簡単!なのに挫折?NEATダイエットの落とし穴とは?
手軽で簡単、誰にでもできるダイエットなのに、長く継続できない人も多くいます。それはなぜか。
- トレーニングのための時間が決まっていないため、つい忘れてしまう
- 一日にやるべき運動量が明確でないため、やる気の持続が難しい
- すぐに体重に反映されるものではないので、達成感が得られにくい
しっかりとした意志がなければ、中途半端になってしまう危険性があるのです。
また、やってみると、意外に体力を使うことがわかり、しんどくなって挫折してしまう、という人も。
NEATダイエットを成功させるために気をつけたいこと
せっかく日々の生活の中で、痩せる体をつくることができるのに、中途半端にやめてしまってはもったいないですね。
挫折しないためにも、少しやり方を工夫するようにしましょう。
動くことが苦手な人は一度にあれもこれもと欲張らない!
とにかくこまめに動くように、姿勢を正すように、と言われているようで、あれもしなきゃ、ほら動かなきゃ、シャキッとしなきゃ、と思いがちですが、急にたくさんやろうとするのは無謀です。
普段ダラダラと過ごしている人は特に、姿勢を正す、それひとつだけでも、かなりの運動量に感じるでしょう。
体力・筋力に自信がある人は別として、まずは「こまめに動く」、「姿勢を正す」どちらか一方に集中してやってみることです。
毎日続けていると、動くことに体が慣れてきたり、姿勢を正すための筋肉がついてきたりして、やり始めた当初ほど苦にならなくなってくるはずです。
そうしたら、やるべきことを増やしてください。段階を踏んで続けることが、無理なく長く続けるコツです。
さらに細かく、自分の中で無理のないノルマを決める
「こまめに動く」をやると決めたにせよ、「姿勢を正す」に決めたにせよ、どちらも毎日「これだけのことはする」というだいたいの目標を決めておくことをおすすめします。
「気づけばやる」や「ずっとやり続ける」は、結局グダグダになってしまうことが多いので、目標としない方がよいです。
簡単にこなせるようになってから、ひとつずつ増やしていけばいいのです。少しずつこまめに動く項目を増やす。正しい姿勢を保つ時間を徐々に長くする。そのすべてを楽々こなせるようになることが最終目標です!
おすすめは「姿勢を正す」ダイエット。痩せる以外にも得点が!
私の個人的なおすすめは「姿勢を正す」ダイエットです。体のラインもきれいになるため、やる気が持続しやすいです。
また、姿勢を正すことを意識すると、痩せる以外にもうれしい効果が現れます。
- 腰痛改善
- 肩凝り改善
- 所作が美しく見え、好印象を抱かれやすくなる
立ち居振る舞いの美しい人は意外に少ないもの。姿勢が美しい、ただそれだけで、存在感が増すかもしれませんよ。
大切なのは意識。頑張り続ければ必ず苦にならない時が来る
動くのが苦手な人、筋肉が少ない人は、最初のうちは辛いかもしれません。ただ、続けていれば必ず筋肉はついてきて、動くのも姿勢を正すのも、苦じゃなくなる時が来ます。
うっかりやるのを忘れてしまう、ということも、最初のうちはよくあるでしょう。
「ついテレビをリモコンで操作してしまった!」
「気づけば猫背になっていた!」
それも、長く続けていれば、いつの日か意識しなくてもできる日がやってくるでしょう。ただ、そう癖づくまでの間は、忘れないように強い意志と工夫が必要になります。
- リモコンは電池を抜いてしまう(リモコンごと隠してしまう)
- すぐ目につく場所に「姿勢!」と書いたメモを貼っておく
- 一定時間ごとにアラームを鳴らして意識させる
効果は短期間では望めないかもしれませんが、続けていれば必ず報われます!ぜひ、挑戦してみてくださいね。
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